アウェイクニング

評価７４点（１００点満点）
イギリス発のホラー作品だがアメリカ映画のようにおどおどしい場面や音響効果で脅すような手法ではなくいかにもクラシックな基調。
時は１９２１年、第一次大戦後の英国、冒頭で「人の心が求めているがゆえに幽霊は存在する」というようなコメントが出てくる。
英国人は幽霊好きと言われるように幽霊の出現する噂のある屋敷が逆に高値がついたりなんていうお話もあるぐらい。
ここに登場するのが超自然現象を科学の力で解明するという才女フローレンス、いわゆるゴーストバスターみたいな芯の強そうな女性、依頼があり学校の寄宿舎で
起こった生徒の死が絡む幽霊事件の調査に。
そして見事事件を解明、でも本題はここから始まってゆくのだ。
彼女が絶対に信じなかった超自然現象を自身で体験し、そして彼女の秘めていた心の闇が、閉ざされていた記憶が開かれてゆくことになろうとはヒロイン自身も
想像していなかった流れ。
映像の色彩を少しおとして旧時代の建物や調度品にうまくマッチさせながらフローレンスの闇を開いてゆく展開はなかなか面白いし最後にその全てが解明され、
観ている側を納得させるようなつくりになっている。
ちよっと難くせをつければ別の心の闇を持っているロバートとフローレンスが惹かれあってゆく辺りが少し雑、別に本編に影響を与えるほどの関係ではないだけに、
少し違和感を覚えてしまう。
でもこんなお話、実際にあったとしても不思議ではないという気がしてくる。

舞台は1921年、第一次大戦後のイギリス。この頃、死者と話ができると言う占い師がいたが、。超常現象と呼ばれる出来事のインチキを見破るスペシャリストのフローレンスが、警察に協力して悪を暴いていた。

そんな彼女の元へ、ルークウッド寄宿学校の校長から、校内でたびたび目撃されるという少年の幽霊について調査してほしいとの依頼を携えて一人の教師が訪れる。しかも、その幽霊のせいで生徒が一人亡くなったとの事。

一時は断ったローレンスだが、気になり出向くことにする。

ローレンスは幽霊はいないから、悪戯をする犯人を捕まえるべく準備を始める。メイドはローレンスの大ファンだと言うので手助けを依頼。
そして調査の結果、生徒の死は厳格な喘息持ちの教師が原因であると判明。長期休みになると生徒は家に帰り、学校には教師とメイドとローレンス。そして一人だけ事情があって帰れないトムが残る。

これで一件落着かと思ったら、実はこれからがこの映画の見せ場です。え〜〜〜〜〜〜！と叫んでしまいそうな、ドンデン返しに驚きです。
ローレンスが忘れていた幼い頃の記憶がよみがえり、真相が明らかになる。寄宿学校はもと個人の屋敷だった。その住人がなんとローレンスだったのです。

さて、どんなドラマが起こるのでしょう。そして結末は甘く切ない終わり方です。ちょっと目頭が熱くなる…そんな映画でした。

　面白かった。
雰囲気がいい。怖くはないけれども、この時代に女性が知的な職業を持つということが、イギリスでも特異な目で見られていたことがわかる。どこの国でも同じようなものだ。

幽霊が実際にいたのだが、その幽霊と主人公の関係が解き明かされる終盤は、なかなかの見所だと思う。

こけおどしではない、じっくりと見せるホラーとして、十分に鑑賞に堪える。　　ツタヤだけの映画も、内容が濃くなってきた。

どうなんでしょうね？？？
この手の映画、わりと好きなんだけど・・・・。
イマイチ印象弱かったです・・・。

ホラーという割にはそんなに怖くなかったけど・・・。
ダークファンタジーっていうほうがあっているかも・・・。

ストーリーはそこそこ面白かったですね。
今、思えば付箋もあったし・・・。

ラストはどっちともとれますよね・・・。
まあそこがミソかもね・・・。

ちょうど良いホラーってとこかしら？

私が好きなタイプの「どんでん返しゴシックホラー」でした。

イギリス＆時代背景＆登場人物：女性（レベッカホールとイメルダスタウントン）
というのが良かった。

満足しました。

レベッカホールって美人顔じゃないと思うけど、この存在感魅力あるわ〜。
素敵でした。