七年目の浮気

マリリン・モンローが、妻の留守中に、二階に住んで来たら？
紳士のほとんどは、その魅力にメロメロになりますよね。
マリリン・モンローって、溶けかけたソフトクリームみたい！！
急いで舐めないと溶けちゃいます。
舐めない殿方がいるでしょうか？

1955年作品。ビリー・ワイルダー監督作品。
もともとは舞台劇だとの事です。

浮気心に悩むシャーマン(トム・イーウェル)は実に妄想癖のある
インテリの理屈っぽい男性です。
結婚して7年目。ちょうど妻と息子を避暑地に送ったその日に、
ブロンドの美女が、アパートの二階に、現れます。
やはり二階の住人の留守番です。
それから、2〜3日間、シャーマンは夢見心地の天国と、
浮気心との戦いと、浮気がバレるのを恐れるエレベーターの上下、
アップダウンの時間を過ごす事になるのです。

妻の留守中に、二階にマリリン・モンローですよッ！！
【コレは非常事態宣言】です。

もちろん有名な地下鉄の換気口からの風で、モンローのスカートが、
大きく巻き上がるシーンも・・・。
健康的なお色気シーンでした。

小心者で真面目な男性と天真爛漫で無邪気な女性の思いのずれが．リアルで面白かった。主演二人のやり取りが馬鹿っぽくて愛らしい。

守るべきものが多い男性は臆病でマイナス思考になってしまうものなのかもしれないが．傍目からみると真剣になれば真剣になるほど．馬鹿っぽく見えるし可愛らしく思える。マリリン演じる女性も誘惑しているようで．単に利用しているだけのようにも見える。でも．全然悪女には見えず．愛らしく魅力的だった。

傍目から見るとコメディだけど．当事者にとったら気が気ではないだろう。でも．何故他人の恋愛はこんなに面白いのだろう！でもあんなに独り言を言う人はめったにいないと思うけど(笑）

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　奥さんと息子を避暑地に送り出して、つかの間の1人の生活を楽しんでいるお父さんが、上の階にやってきた美人さんに悶々とする話。

　ビリー・ワイルダー監督らしい浮気とかドロドロした関係をオシャレに作るのが得意な作風ですが、今回は元は舞台だけに限られた空間での会話劇を中心に展開していって小さい世界。しかも主人公のお父さんの妄想を延々と映し出していいくのが辟易としてしまいました。
　独り言を延々と見せていきますが、1人友だちを配置しちゃえば、2人の関係性でいくらでも面白くなりそうですが、説明を独り言で見せていくのとかきつかったです。

　ヒロインのマリリン・モンローの一挙手一投足が可愛くてそれを見るだけで楽しかったです。主人公のネガティブな妄想と真逆の位置にいるキャラクターで、ヒロインだけが魅力的だったのが救いでした。

　奥さんと子どもを持つお父さんが、羽を伸ばしたいんだな。と勉強になるくらいで、それがずっと続くのが結構キツい映画でもありました。

結婚7年目の夫でない者にとっては、
その心情推して知るべきなのかもしれないが、
あまりにも妻の手のひらで転がされている
はかなき夫に笑ってしまう。

このころの時代、31歳の妻は38歳の夫から見て
魅力を感じない中年女であるが、二十歳そこそこの
若い女性からすると、永遠の「青年」もただの
「おっさん」に見られるのは古今東西問わずなのか
と思い、またこれも笑える。

結局は、小人閑居して不善をなすというより、
小人閑居して妄想し元鞘に戻るのかな。
マリリンのあまりに有名なスカートが舞い上がる
シーンは、ＮＹの暑さの賜物。

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コメディはコメディでも、もう少しシリアスな部分があるかと
思っていましたが、全編通して結構バカバカしいお話。

家族総出でバケーションではなくて、仕事で夫だけ残って
妻子だけが避暑に出かけちゃうなんて・・・
なんだか羨ましいような、ちょっと変なような。
ま、実家が離れている場合だと夏休みに妻子が実家に・・・
っていうのは日本でも普通のことかな。

マリリン・モンローが22歳と言う設定なのだけれど
見た目はもっと大人に見えるのに、中身は天然で幼く思える
ちょっぴり不思議な女性の役なのですね。

主人公のリチャードは妄想癖のある中年男。
あんまり妄想モードで突っ走るから、もしやこれって
すべてが彼の妄想でマリリン演じる謎の女性も
妄想の中で作り出されたキャラかと思ってしまうくらい。

すごく面白いってほどではないけれど
キュートなマリリンと有名なスカートがめくれあがるシーンを
観るためだけでも十分価値があると思いますね。