女の香り

喜怒哀楽‥さまざまな感情が交叉し、韓流の王道が盛り込まれながらも、都会的にスマートに展開していく作品です。
キム・ソナの見事なプロポーションと演技が光ります。キム・サムスンと同一人物かとは思えない仕上がりに、「女優」を感じます。
シンデレラストリーでありながら、屈曲したバックグラウンドに、視聴者の様々な思いが移入し、どんどん惹き込まれていき、
虜にさせます。
最後は、「なるほど…」という結末で、見応えありです。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

日々を地味に無難に生きてきたアラサーOLの主人公がガンと宣告され、生き方を見直すお話。
一番よかったのは、ありがちな悲しいお涙頂戴のラストではなかったこと。

一見の価値ありです。
やはりキム・ソナのドラマには今のところハズレが無い。すばらしい。
兵役帰りのイ・ドンウクも大人になっててかっこよかった。
この2人が初めてタンゴを踊るシーンはかなりドキドキしました。

余命半年と宣告され、傷心のヨンジェは冒頭で沖縄へ一人旅に出るのですが、キム・ソナの日本語のうまさに驚きです。

さて、余命半年と宣告されたら・・・あたしなら何するかなぁ。
ヨンジェはバケットリストを作って、ひとつずつ実行していくんです。
“いつかしたい”と思っていることを今する。
これって大事なことかも。
小さなことでも、ひとつずつ行動していくことで未来が変わるのは確か。

ヨンジェがファンという設定で、JYJのジュンスが本人役でゲスト出演てのも一興。

キムサムスンのキム・ソナさんもマイガールのイ・ドンウク氏も好きでしたが、今回は微妙でした。まず、＜厄介な仕事をおしつけられても我慢して引き受ける小心者＞のヨンジェですが、幼なじみのウンソクに出会った時にお漏らしちゃったウンソクの思い出を話すところが全くデリカシーの無い人だなと感じました。会社ではセクハラ上司と後輩にペコペコしているのに...本当はコレなの？というところで初回からがっくり。＜ある日突然、余命半年を告げられ、人生を見つめ直していく姿を描いた＞という設定に興味を持ちましたし、死ぬ前に色んなことをするのは良かったとは思いますが、<感動のラブストーリー>というところまでは辿り着きませんでした。「女の香り」というタイトルもなんだか変でした...し。

ふとつけたテレビがきっかけで見始めたこのドラマ。正直今まで「韓流」には興味を覚えなかったけど、あっという間にはまってしまいました。放映時間の都合で、見逃した分をDVDで見返していますが、すでにジャンキーのように、女の香りにドップリはまっています。ヨンジェとの関係が深まっていくにつれ、ジウク・ウンソク両者の変わりっぷりにもキュンキュンだし、笑いあり、涙あり・・子供の頃、のめりこんでいた少女マンガを見ているよう。久しぶりにドラマの世界に入り込んで毎回ヤキモキしてしまいます。

単なる若い子のお遊び恋愛ごっこでは無い所は良いです。が、ガンの方たちはそんなに元気ではありません。

抗がん剤が効いているときも効かなくなった時も同じように痛いし外に出てあんな元気にはしていられないのです。

ドラマなので本当のことを描いたらドラマにはならないのでしょうがないんですけどねぇ。