カーズ　２

「今度は日本が舞台らしい」という程度の前知識で見たのですが
まさかのスパイものでした！
しかも主人公がレーシングカーじゃなくてレッカー車！

いつもどおり作品の質が高くて、十分面白かったんですが
私はあまり好みじゃなかったです…
というのは、今回の主人公、メーターの顔がどーも好きになれなくて。
あと性格も…どうみても脇役的なキャラを主役に持ってくるのはキツイかな。
いやこれは、単に好みの問題だと思いますが。

日本のシーンは楽しかったですね。ほぼちゃんとした日本を描いてたし。

ブルーレイ映像はすばらしくきれいでした。
「くまのプーさん」の予告編が入っていたのですが、ハチミツがありえないくらい美しく
プーさんに興味無いのに見たくなってしまいました。

「１」のほうが良いです。
視覚的には「２」のほうがダイナミックで派手。
スパイを扱うので、敵とのバトルが楽しいし。
スパイカーのアイテムも心躍るし。
それに車化した世界を覗けるのも面白かった。
世界各国での色んな車たちの生活。
細かい設定が素晴らしいです。
そのへんは楽しめるけど、肝心なとこ。
ハートに訴えてくるものが薄い。
基本的にアニメーションは、人が演じていない。
だからこそ人が演じているもの以上にハートに訴えてくるものがないと響かない。
そういうものがある作品は「トイストーリー」しかり、「モンスターズ〜」しかり素晴らしい。
このシリーズも「１」にはそれがあったと思うが・・・残念。
テーマは良いのに、そのテーマを上手く伝え切れていない気がしました。
友情。
その伝え方。
心情の移り変わり。
アップ＆ダウン。
後悔と改めて見えてくるもの。
メーターは憎めないヤツですが、もう少し何とかなればなぁ・・・・
「応援したくなるヤツ」と「自業自得だぜ」のバランスが悪い。
ピクサー作品には必ずといっていいほどある「心潤う歌」が、今回は登場しなかったのも痛い。
「２」、続編という高いハードルを越えるために。
軽量化を図って、大事なものまで失ってしまったか？
動きはイイだけにね・・・
・・・・なんて、書いてきましたけど。
それはあくまでも「１」とか、傑作シリーズの「トイ〜」と比べればであって。
コレはコレで、楽しめるレベルには達しています。

新キャラで良かったのはフランチェスコ。
ジョン・タトゥーロがハマリ役で演じてます。

特典映像がステキです。
あのトイストーリー・シリーズの続編が、ショートストーリーで楽しめる。
「トイストーリー３」のその後が観れる！。
これがとても素晴らしく。
「カーズ２」本編より断然ステキ。
楽しくて心がホッコリして、オチまでついて。
ケンとバービーが益々大好きになりますねぇ。
これ観ただけでも価値はありました。

冒頭のシーンなんて、007に出てくる車みたい。
水・陸・空どこでも自由自在なんだから。

これって、小さい子が観ても楽しめるのかしら？
けっこう、内容が難しかったように思うけど。
世界各地の名所や風景が見られるし、登場する車の車種も半端じゃない。
今回の主役は、レーサーのライトニング・マックィーンよりも、オンボロのレッカー車のメーターなのかな。
マックィーンとメーカーは親友なんだけど、田舎者のメーターは、マックィーンに恥をかかせたり、迷惑をかけてしまう。
そんなメーターにちょっぴり苛立ち、邪険にしてしまうマックィーン。
申し訳ない思いで、メーターは、ラジエーター・スプリングスに帰ろうとする。
メーターは見かけは悪いけれど、車には詳しく、その知識の豊富さを見込まれて、スパイの仲間入り。
その後の活躍も目覚ましく、一連の事件の黒幕を暴き、イギリスの女王から「メーター卿」の称号を授かる。
まあ、メーター本人は、さほど名誉にも思ってないみたいだけれど。
この時の女王が、ちゃんと王冠をしていて気品があって優雅だった。
面白いと思ったのは、欠陥車の事を英語ではレモンというらしい。
日本語吹き替えでは、ペッパーと呼ばれていた。
ペッパー＝コショウ→故障とかけているらしい。
ところどころで睡魔に負けて、何度も巻き戻ししながらの鑑賞。
ボーナスのトイ・ストーリー「ハワイアン・バケーション」は、かなり嬉しいおまけだった。

3DBDスーパーセットを購入しましたが諸事情で最初にDVDで鑑賞しました。
先ず、最初に言ってしまうと子供にみせたいと思うのは一作目だけで二作目は「どうだろう？」と言う疑問符が浮き出すと言うのが正直な感想です。
妙に「生々しく」死のイメージが描き込まれています。
無論オッサンやヒネタ学生には称賛されるクオリティーと「あるままに生きる…無理強いせずに」と言うメッセージは感じます。
ともかくメカには本来必要ない露骨な「死」の表現が多過ぎます。
前作ではラジエタースプリングスの創設者が既に他界して銅像になってる位の表現で錆びだらけでボロボロでも車って死なないんだなって雰囲気しか醸し出していなかったのに今回は序盤から死「車」出まくり！。
車世界でも「死」が唐突に訪れるんだなぁと言う刹那が語られています。
これって本当に「必要」な表現なのかなぁ？。
基本は、過酷なレースの合間にメーターや仲間の元に帰って休暇を楽しむマックウィーンがちょっとした事から事件に巻き込まれ、これまたアメリカン諜報員に間違えられたメーターが大活躍して助けると言う「メーターの作り話」の延長版の様な話です。
珍しくオマケも充実しており、トイストーリートゥーンは3の後にウッディ達がいかに「バケーション」を送っているかが楽しめます。
ハワイと言うキーワードを聞いて、てっきり映画化が流れたバズが迷子になる話が短編化されたのかと思いましたが以外な人物が主役だったので驚きました。
もう一つのオマケのカーズトゥーンの最後のセリフは次回作の「プレーンズ」への布石として有るらしく少しばかり 鬱陶しかったです。
ともあれ、アクションや台詞回し、微妙な謎解き落ちなど見応えの有る質の高い作品でした。
…でも休日に家族で観ると妙な「生臭さ」は感じてしまうかも知れませんね。

マックイーンとメーター、ワールドツアーに行くんですね〜！！！

日本、イタリア、フランス・・・と世界をまわるマックイーンに
メーターが同行するわけですが、
メーターの言動にいらついたマックイーン
途中で喧嘩して別れてしまう。

メーター君不在ながら各地をまわり続けるマクックイーン
一方メーターは何やらスパイに間違えられたのか
陰謀に巻き込まれる・・・！？

車の燃料となる石油と代替燃料、エコカーなどのタイムリーなネタも折り込み
ちょっとしたスパイアクションのようなストーリーにもなっていて
テンポもよく、ベースはマックイーンとメーターの友情物語として筋が通っている。
ピクサーの完成度にまた感心してしまう１本でした。

１も面白かったけど、
その頃は車の擬人化に慣れてなかった（汗

本作はもう、完全に車達が心を持った生き物に見えました♪


東京の描写で「爆音楽」って看板が見えたのが
笑ってしまいました。
なんの看板だろ・・・？