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プラトーン / トム・ベレンジャー

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「プラトーン」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

実体験を基に描かれた、O・ストーン監督によるベトナム映画。クリス・テイラーがベトナムにやって来たのは1967年。大学を中退してまでベトナムに志願したのは、次々と徴兵されてゆく彼と同年代の若者たちのほとんどが、少数民族や貧しい者たちだった事に対する義憤からであった。だが、いきなり最前線の戦闘小隊に配属されたテイラーにとって、戦争の現実は彼の想像をはるかに超えた過酷なものだった……。

「プラトーン」 の作品情報

作品情報

製作年:

1986年

製作国:

アメリカ

原題:

PLATOON

受賞記録:

1986年 アカデミー賞 作品賞
1987年 ベルリン国際映画祭 監督賞
1986年 ゴールデン・グローブ 作品賞(ドラマ)

「プラトーン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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6〜 10件 / 全101件

何回も観てしまう

投稿日:2006/12/15 レビュアー:neko

プラトーンが好きだと思った事はないのだけれど、気付くと何回も観てしまっています。
少しだけ出演するジョニー・デップを眺める楽しみもあるし、正義感溢れるエリアス(ウィレム・デフォー)にちょっとうっとりしたり、寡黙で冷静で冷血なバーンズ(トム・ベレンジャー)がまたちょっと格好よく感じたり。
あどけない顔で狂気に満ちていくバニー(ケヴィン・ディロン)もまた魅力的。
・・・もちろん重い戦争映画だという事は分かっていますが。
新兵テイラーの目を通してベトナム戦争がどんなものであったか、をリアルに描き出します。
撮影前に実際に行ったという訓練のせいか、この映画の出演者たちは皆一様に役に入り込んでいます。エリアスはエリアス、バーンズはバーンズ、本当にその人物であったかの様な・・・。
そしてシーン、シーンの見せ方も印象的です。マニーが殺された後の皆の表情、上空からの森の美しさ・・・、真っ暗闇での恐怖・・・、ラストの腕を掲げるラーの姿、小隊をまかされるオニール、・・・見事な焦燥感です。

特典映像も豪華ですね。
監督の解説はとても興味深かったです。まるで映画かの様に夢中で観ました。
出演者たちのインタビューもあり充実してます。ジョニー・デップも出演してますよ。

・・・余談ですが、この映画を観て姉と一緒にウィレム・デフォーとジョニー・デップに手紙を出しました。そしたらウィレム・デフォーからお返事きましたよ。今でも大切に飾ってあります。
今から十何年前の話ですが・・・。
ミーハーな話でごめんなさい。
とにかくおすすめの映画です。

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音声解説、の話

投稿日:2006/05/23 レビュアー:ぶわつ

 DVDを観(買い)始めて丸6年になります。思えば最初の頃、DVDを選ぶ基準は「特典映像」の有無にあったように思います。やはり物珍しさが勝っていたんでしょう。それも最近では特典映像の有無なんて殆ど意に介さなくなって(あれば観ますが)、単純に作品そのものが観れたらいいやってスタンスになっているのですが、そんな中で、製作者たちの「音声解説」だけはあったら嬉しいなと思っています。
 音声解説といっても、例えば『ザ・セル』のターセム監督のように、泳げないのに泳げると嘘をついた新人女優に対する恨み言を延々と述べ立てる不快なものとか、『フレンチ・コネクション』のように、ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダーのそれぞれ別撮りインタビューを流しているだけの(話の内容はいい)拍子抜けなものなんかもあり、全ていいとは言えませんが、少なくとも中途半端なメイキング観ているよりはよっぽど面白いと感じています。
 個人的に気に入っているのは『ゴーストバスターズ』。これは、音声解説にセッティングすると、画面中央下に解説者たちのシルエットが出てきます。あたかも彼らがスクリーンを前に作品を観ながらあれこれ喋っているという雰囲気が伝わってきてすごく好きです。なかなか洒落ていると思います。これはまた機会があればご覧下さい。話の内容も愉しいですよ。
 で、本作『プラトーン』の話になるわけですが、本作におけるオリバー・ストーン監督の音声解説もなかなかいいのです。本作が、大学を中退し自ら志願兵としてベトナムの戦地に赴いた監督の実体験を元にしたものであるってのは有名な話ですが、音声解説ではよりリアルな話を聴くことが出来ます。例えば劇中チャーリー・シーン演じる主人公が他の新兵達と、便所の(ドラム缶に溜めた)排泄物を焼く場面がありますが、これもやはり監督が経験したことだそうです。もちろんこれだけに留まらず、本作で描かれる多くの出来事、人物に監督の体験が色濃く反映されていることが伺え、より深く本作を受け止めることが出来ると思います。
 作品そのものと共に、一見の価値アリです。

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生きざまと、死にざまと

投稿日:2011/05/28 レビュアー:蒼生



実は、幼い時「今、ベトナムで戦争をしている」と知って、
ショックを受けたことをよく覚えています。
幼さゆえか、私は『戦争』を、世界中で終わった過去のことと思い込んでいて
そのとき世界のどこかでまだやっているなんて考えてもいなかったのです。

そして数十年。
ふと気づけば、ベトナム戦争とはどういう戦争だったのかということを
正確に知らないことに思いあたり、調べました。
恥ずかしながら、アメリカがベトナムを占領しようとして戦争をしていたのだと
思い込んでいたのです。なぜか。

この映画を観ようと思ったのは、デフォーが出演しているから、ただそれだけです。
『処刑人』でインパクトのある人だなーと思い、強く印象に残っていて、
最近『インサイドマン』を観て、あまりのイメージの違いに興味を持って、
今作を観る気になりました。
ベトナム戦争ものは、何となく敬遠していたのですけれど。

デフォーと敵役の俳優さん、普通に考えたらイメージが逆のような気がします。
でも、敢えてかどうかわかりませんが、こう配役したことが
私としては、このほうがいいと思えました。
普段は悪役のほうが好きだったりするんですが。
多分、敵役が卑怯者だからだと思います。
悪と卑怯はまた別、というか、卑怯は悪の中のひとつだと思いますが、
ヘンな理論ですが、あくまでツクリモノ限定で、
気持ちよく楽しめる悪と、耐えられない悪が、ある、ということも
今回気づきました。

見るからに悪っぽいのに実は善人で部下思いで、正しいエリアス。
いい味でした。さすが、と思いました。
『処刑人』とはまた違う彼。
そういう状況じゃないのに見とれていました。

私は目的があったので、観てよかったってくらい、満足ですが、
題材が題材ですので、やるせない作品だと思います。
戦争とは、国や歴史が熟していくためには、
どうしても必要だったのか、必要なのか、これが唯一無二か。
問いたいです。誰に尋ねればいいのかさえもわからないけれど。


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これでベトナム戦争が分かった気にならないで欲しい、と思う

投稿日:2009/09/08 レビュアー:bokensdorf

ベトナム戦争を描いた映画というと制作年から
1978 カミングホーム
1979地獄の黙示録
1986プラトーン
1987フルメタルジャケット
という順になる訳だが、この「プラトーン」は一番つまらないね。何故かと言うと視点が「アメリカの田舎の大学生の眼」だからで、要するにシロウトが戦争に行ってびっくりしました、というような映画だからである。長い事出資者が現れなかったのもよく分かる。特典でウィリアム・デフォーがいみじくも言っていたが「オリバー・ストーンていうのは『よーしこいつに金を出してみよー』って思わせる感じの男じゃないんだね」【私訳】なのである。

だからこの映画がアカデミー賞なんか取って自分たちがびっくりしたというのも分かる気がする。日本人には共感するところなんか無いだろう、こんな作品。だからレビューも極少だし、はっきり言って日本の人にはジョニー・デップが出てるくらいの話題しか振れない映画である。

これでベトナム戦争が分かった気にならないで欲しい、と思う。この映画はあくまでシロウトが体験した戦争の現場、という映画であって、職業軍人が戦略戦術を再現した映画でもないし、ベトナム戦争のポリティカルな背景を暴いた(そういう映画がついに出てこなかったのが不思議だが)映画でも無い、ということを知っておいて欲しい、と思います。

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ベトナム戦争のドキュメンタリーを観るつもりで ネタバレ

投稿日:2007/10/21 レビュアー:退会済

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アカデミー賞などの多くの賞を受けた大作にもかかわらず、
ここでのレビューの少なさにもちょっと驚きました。
テーマがベトナム戦争という事もあり、若い方にとっては
わざわざ観てみようという気にはならないのかもしれませんが
私にとっては、歴代ベスト10に入るとても好きな映画です。

”プラトーン”を辞書で引くと、「歩兵小隊」とあります。
タイトルの通り、ベトナム戦争を国家や指揮官の立場からでなく
名もなき一歩兵の視線から描いています。
その名もなき一歩兵とはオリバー・ストーン監督自身です。

ベトナム戦争が「誰の為に」「どんな意図で」戦われたのか、
といった政策的な事柄はストーリーに出てきません。
ある意味、捨て駒である最前線の歩兵小隊の一兵卒が、
この戦争をどんな気持ちで戦ったかを描いています。

オリバー・ストーン監督自身の体験をベースに作られたもので
事実の誇張や歪曲、脚色というものは最低限に抑えられて
いるので、なおさら戦争というものの悲惨さ、虚しさ
といったものがストレートに伝わってきます。

特典のメイキングでは実際に戦場にいた時の監督の写真や
実際の戦場の映像も出てきます。
登場人物の設定も監督が所属した小隊の兵士をモデルに
していると知り、さらにドキュメント的なリアルさを感じます。

トム・ベリンジャー演じるバーンズ軍曹と、
ウィレム・デフォー演じるエリアス軍曹の確執も一つの大きな
テーマとなっていますが、所詮は寄せ集めの歩兵小隊では
極限の精神状態の最前線に置かれればこういった内輪の
対立も当然あったのでしょう。

退役軍人であるデイル・ダイ大尉(本名)がハリス大尉役で
軍事アドバイザーという立場で出演していたり、
出演者たちに実際にジャングルで歩兵訓練を受けさせる
(しかも当時、軍事革命の最中にあったフィリピンで、
 実際に使われている兵器などを使用した実践的な訓練)
というエピソードも、この映画がただものではないという事を
示しています。

映画本編はもちろん、メイキングも何度も観ていますが、
この作品はベトナム戦争を美化するものでもなければ、
反戦メッセージを訴えかけるものでもありません。
現実として戦われたベトナム戦争が、そしてその最前線が
どんなものだったかを映像として残し、共有したいという
監督の強い意志によって作られたものです。

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6〜 10件 / 全101件

プラトーン

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何回も観てしまう

投稿日

2006/12/15

レビュアー

neko

プラトーンが好きだと思った事はないのだけれど、気付くと何回も観てしまっています。
少しだけ出演するジョニー・デップを眺める楽しみもあるし、正義感溢れるエリアス(ウィレム・デフォー)にちょっとうっとりしたり、寡黙で冷静で冷血なバーンズ(トム・ベレンジャー)がまたちょっと格好よく感じたり。
あどけない顔で狂気に満ちていくバニー(ケヴィン・ディロン)もまた魅力的。
・・・もちろん重い戦争映画だという事は分かっていますが。
新兵テイラーの目を通してベトナム戦争がどんなものであったか、をリアルに描き出します。
撮影前に実際に行ったという訓練のせいか、この映画の出演者たちは皆一様に役に入り込んでいます。エリアスはエリアス、バーンズはバーンズ、本当にその人物であったかの様な・・・。
そしてシーン、シーンの見せ方も印象的です。マニーが殺された後の皆の表情、上空からの森の美しさ・・・、真っ暗闇での恐怖・・・、ラストの腕を掲げるラーの姿、小隊をまかされるオニール、・・・見事な焦燥感です。

特典映像も豪華ですね。
監督の解説はとても興味深かったです。まるで映画かの様に夢中で観ました。
出演者たちのインタビューもあり充実してます。ジョニー・デップも出演してますよ。

・・・余談ですが、この映画を観て姉と一緒にウィレム・デフォーとジョニー・デップに手紙を出しました。そしたらウィレム・デフォーからお返事きましたよ。今でも大切に飾ってあります。
今から十何年前の話ですが・・・。
ミーハーな話でごめんなさい。
とにかくおすすめの映画です。

音声解説、の話

投稿日

2006/05/23

レビュアー

ぶわつ

 DVDを観(買い)始めて丸6年になります。思えば最初の頃、DVDを選ぶ基準は「特典映像」の有無にあったように思います。やはり物珍しさが勝っていたんでしょう。それも最近では特典映像の有無なんて殆ど意に介さなくなって(あれば観ますが)、単純に作品そのものが観れたらいいやってスタンスになっているのですが、そんな中で、製作者たちの「音声解説」だけはあったら嬉しいなと思っています。
 音声解説といっても、例えば『ザ・セル』のターセム監督のように、泳げないのに泳げると嘘をついた新人女優に対する恨み言を延々と述べ立てる不快なものとか、『フレンチ・コネクション』のように、ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダーのそれぞれ別撮りインタビューを流しているだけの(話の内容はいい)拍子抜けなものなんかもあり、全ていいとは言えませんが、少なくとも中途半端なメイキング観ているよりはよっぽど面白いと感じています。
 個人的に気に入っているのは『ゴーストバスターズ』。これは、音声解説にセッティングすると、画面中央下に解説者たちのシルエットが出てきます。あたかも彼らがスクリーンを前に作品を観ながらあれこれ喋っているという雰囲気が伝わってきてすごく好きです。なかなか洒落ていると思います。これはまた機会があればご覧下さい。話の内容も愉しいですよ。
 で、本作『プラトーン』の話になるわけですが、本作におけるオリバー・ストーン監督の音声解説もなかなかいいのです。本作が、大学を中退し自ら志願兵としてベトナムの戦地に赴いた監督の実体験を元にしたものであるってのは有名な話ですが、音声解説ではよりリアルな話を聴くことが出来ます。例えば劇中チャーリー・シーン演じる主人公が他の新兵達と、便所の(ドラム缶に溜めた)排泄物を焼く場面がありますが、これもやはり監督が経験したことだそうです。もちろんこれだけに留まらず、本作で描かれる多くの出来事、人物に監督の体験が色濃く反映されていることが伺え、より深く本作を受け止めることが出来ると思います。
 作品そのものと共に、一見の価値アリです。

生きざまと、死にざまと

投稿日

2011/05/28

レビュアー

蒼生



実は、幼い時「今、ベトナムで戦争をしている」と知って、
ショックを受けたことをよく覚えています。
幼さゆえか、私は『戦争』を、世界中で終わった過去のことと思い込んでいて
そのとき世界のどこかでまだやっているなんて考えてもいなかったのです。

そして数十年。
ふと気づけば、ベトナム戦争とはどういう戦争だったのかということを
正確に知らないことに思いあたり、調べました。
恥ずかしながら、アメリカがベトナムを占領しようとして戦争をしていたのだと
思い込んでいたのです。なぜか。

この映画を観ようと思ったのは、デフォーが出演しているから、ただそれだけです。
『処刑人』でインパクトのある人だなーと思い、強く印象に残っていて、
最近『インサイドマン』を観て、あまりのイメージの違いに興味を持って、
今作を観る気になりました。
ベトナム戦争ものは、何となく敬遠していたのですけれど。

デフォーと敵役の俳優さん、普通に考えたらイメージが逆のような気がします。
でも、敢えてかどうかわかりませんが、こう配役したことが
私としては、このほうがいいと思えました。
普段は悪役のほうが好きだったりするんですが。
多分、敵役が卑怯者だからだと思います。
悪と卑怯はまた別、というか、卑怯は悪の中のひとつだと思いますが、
ヘンな理論ですが、あくまでツクリモノ限定で、
気持ちよく楽しめる悪と、耐えられない悪が、ある、ということも
今回気づきました。

見るからに悪っぽいのに実は善人で部下思いで、正しいエリアス。
いい味でした。さすが、と思いました。
『処刑人』とはまた違う彼。
そういう状況じゃないのに見とれていました。

私は目的があったので、観てよかったってくらい、満足ですが、
題材が題材ですので、やるせない作品だと思います。
戦争とは、国や歴史が熟していくためには、
どうしても必要だったのか、必要なのか、これが唯一無二か。
問いたいです。誰に尋ねればいいのかさえもわからないけれど。


これでベトナム戦争が分かった気にならないで欲しい、と思う

投稿日

2009/09/08

レビュアー

bokensdorf

ベトナム戦争を描いた映画というと制作年から
1978 カミングホーム
1979地獄の黙示録
1986プラトーン
1987フルメタルジャケット
という順になる訳だが、この「プラトーン」は一番つまらないね。何故かと言うと視点が「アメリカの田舎の大学生の眼」だからで、要するにシロウトが戦争に行ってびっくりしました、というような映画だからである。長い事出資者が現れなかったのもよく分かる。特典でウィリアム・デフォーがいみじくも言っていたが「オリバー・ストーンていうのは『よーしこいつに金を出してみよー』って思わせる感じの男じゃないんだね」【私訳】なのである。

だからこの映画がアカデミー賞なんか取って自分たちがびっくりしたというのも分かる気がする。日本人には共感するところなんか無いだろう、こんな作品。だからレビューも極少だし、はっきり言って日本の人にはジョニー・デップが出てるくらいの話題しか振れない映画である。

これでベトナム戦争が分かった気にならないで欲しい、と思う。この映画はあくまでシロウトが体験した戦争の現場、という映画であって、職業軍人が戦略戦術を再現した映画でもないし、ベトナム戦争のポリティカルな背景を暴いた(そういう映画がついに出てこなかったのが不思議だが)映画でも無い、ということを知っておいて欲しい、と思います。

ベトナム戦争のドキュメンタリーを観るつもりで

投稿日

2007/10/21

レビュアー

退会済

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アカデミー賞などの多くの賞を受けた大作にもかかわらず、
ここでのレビューの少なさにもちょっと驚きました。
テーマがベトナム戦争という事もあり、若い方にとっては
わざわざ観てみようという気にはならないのかもしれませんが
私にとっては、歴代ベスト10に入るとても好きな映画です。

”プラトーン”を辞書で引くと、「歩兵小隊」とあります。
タイトルの通り、ベトナム戦争を国家や指揮官の立場からでなく
名もなき一歩兵の視線から描いています。
その名もなき一歩兵とはオリバー・ストーン監督自身です。

ベトナム戦争が「誰の為に」「どんな意図で」戦われたのか、
といった政策的な事柄はストーリーに出てきません。
ある意味、捨て駒である最前線の歩兵小隊の一兵卒が、
この戦争をどんな気持ちで戦ったかを描いています。

オリバー・ストーン監督自身の体験をベースに作られたもので
事実の誇張や歪曲、脚色というものは最低限に抑えられて
いるので、なおさら戦争というものの悲惨さ、虚しさ
といったものがストレートに伝わってきます。

特典のメイキングでは実際に戦場にいた時の監督の写真や
実際の戦場の映像も出てきます。
登場人物の設定も監督が所属した小隊の兵士をモデルに
していると知り、さらにドキュメント的なリアルさを感じます。

トム・ベリンジャー演じるバーンズ軍曹と、
ウィレム・デフォー演じるエリアス軍曹の確執も一つの大きな
テーマとなっていますが、所詮は寄せ集めの歩兵小隊では
極限の精神状態の最前線に置かれればこういった内輪の
対立も当然あったのでしょう。

退役軍人であるデイル・ダイ大尉(本名)がハリス大尉役で
軍事アドバイザーという立場で出演していたり、
出演者たちに実際にジャングルで歩兵訓練を受けさせる
(しかも当時、軍事革命の最中にあったフィリピンで、
 実際に使われている兵器などを使用した実践的な訓練)
というエピソードも、この映画がただものではないという事を
示しています。

映画本編はもちろん、メイキングも何度も観ていますが、
この作品はベトナム戦争を美化するものでもなければ、
反戦メッセージを訴えかけるものでもありません。
現実として戦われたベトナム戦争が、そしてその最前線が
どんなものだったかを映像として残し、共有したいという
監督の強い意志によって作られたものです。

6〜 10件 / 全101件