ラブ・ダイアリーズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ゆみゆみさん、教えてくださってありがとう。

「パパとママはどんな恋をしたの？」
「私はどうやって生まれてきたの？」
という娘マーヤ（アビゲイル・ブリスリン）の疑問に答えて、父ウィル（ライアン・レイノルズ）が語った自分の恋愛遍歴。
ウィルのお話に登場する３人の女性（アイラ・フィッシャー、エリザベス・バンクス、レイチェル・ワイズ）はみなそれぞれに素敵ですし、
「threesomeってなんなの？」というマーヤの素朴な疑問や、「パパが煙草を吸ってたなんて！」という驚きの表情もとてもかわいらしいです。

ウィルの語る物語は、ＮＹを舞台にした１５年にも渡るロングスパンのラブストーリーで、さながら「恋人たちの予感」の現代版のようです。
ウィルは、ビル・クリントンの選挙キャンペーンの仕事していたのですが、クリントンの浮き沈みとウィルの恋愛と成長が連動しているところがおもしろいですし、携帯電話やファッションなど時代を彩るアイテムにも工夫が感じられます。

父から送られた添え書きつきの「ジェーン・エア」。
行方不明になってしまったこの本を、ウィルは古書店で偶然見つけるのですが、書店の店員の
「とても素敵な添え書きがついていますよ。」
という言葉に、添え書きが本の歴史として価値を持つアメリカの文化を、とても羨ましく思いました。日本じゃ本の内容ではなく、コンディションのよさしか見てくれません。

ウィルのお話に登場する３人の女性のなかで、誰がマーヤの母親なのか、そしてウィルにとって運命の人は誰だったのか、最後までひきつけられましたし、とても素敵なラストでした。

今までの恋愛のすべてを記録している！内容はことごとく玉砕ネタばかりです！

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　誰がママか当ててごらん、という恋愛ミステリー風になっていることや、おしゃまでちょっと背伸びした娘マーヤのキュートさのおかげで、事態の深刻さはあまり感じさせず、とてもチャーミングなストーリーにはなっている。けれど、これは同時に弱点でもあり、恋愛にしろ、離婚問題にしろ、キャリア問題にしろ、深くは考えさせず、さらさらと流れるように軽く描かれている。

　大人びているようでもまだまだ小学生、両親の離婚に直面して不安になっている娘にいくらせがまれたからといって、母親を含む3人の女性との恋愛をこんなに率直に語ってもいいものだろうか。アメリカらしいと言えば確かにそうなのかもしれないが、娘を納得させるためだけなら、ママとなる女性に出会い愛し合って結婚、という経緯を語るだけで十分なのではないだろうか。

　しかも、マーヤの母親となる、結婚相手エミリー（サラ）は、本当の意味では運命の人ではなかった、ということは明らかだ。エイプリルの亡き父親が添え書きをした、所在不明になっている形見の『ジェーン・エア』の古書は、物語の重要なキーアイテムで、エイプリルが特別な存在であることを物語っている。しかも、回想シーンで彼女だけが実名だ。

　離婚はするけれど娘マーヤがハッピーエンディングなんだよ、と言う父親はすてきだ。けれど、物語のハッピーエンディングは、運命の女性エイプリルと関係をやり直すことだ。しかも、それすら、娘が助力するって、どうなんだろう。微笑ましいかもしれないけれど、このエンディングのために、わざわざ3人の女性との恋愛を語る設定になっている気がする。

期待しないで見るとなかなか良いのかもしれませんが、ちょっと期待して見ちゃったので、どうもいまいちな映画でした。

お父さんの恋愛遍歴を娘に話していくという形をとった普通の恋愛ものという感じ。
でも、きっとなんとなくすべての恋愛がどうでもいいような気がしてしまったのは、主人公がどうにもぱっとしなかったからでしょうか。とにかく好きじゃないなあ。
お相手役となる女性たちも、サマー以外は、なんとなく魅力がなかった。

娘役のアビゲイルちゃんがいなかったら、途中で見るの辞めたかも。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

本来であれば、そんな話はあまり聞きたくないな・・というのが子供の本音でしょうが、離婚寸前のパパとママを何とか修復出来ないか、パパの恋の遍歴を復習することでママの良さを再発見出来るんじゃないか、という必死の子供心でマーヤはパパにお話しを迫ります。

私はこれ好きです。
映画なんですもん、いいじゃないですか、こんな赤裸々な告白を自分の娘にするパパがいても。
現実と同じ世界を描いても、つまらないじゃないですか。
映画なんですもん。
空想の世界なんですもん。

ライアン・レイノルズ・・ハンサムじゃないけど、なんかイイですね。
仮名でお話しを進めていくので、最後までマーヤのママは誰だか判らず観ている方も興味津々でした。
予想に反して、パパとママの関係は結局修復出来ずに終わるのですが、ずっと好きだった人に親子で会いにいくなんて、素敵じゃないですか(*^.^*)
映画だから許しませう♪

結婚はタイミング・・・まさに納得。
どんなに好きでもタイミングが合わなければ結ばれませんから・・