ボストン・リーガル　シーズン２

ベヴに振られてしまったデニーは意気消沈して仕事をする気力もない。
でも、そこは目立ちたがり屋のデニー。
窓に仕掛けた高圧電流で撃退した強盗犯が下半身不随になったことで殺人未遂で起訴された男の弁護で復活を遂げる。
うーん、強盗に入った時に怪我をしたからってその家の住人を訴えるなんてどんな神経してんだ？
アメリカというのはわからん。
でも、それがまかり通ってしまうのがアメリカ。
そして、マスコミ合戦で勝利を手にしてしまうと言うのもアメリカらしい。
要するに裁判員制度の恐ろしさを茶化しているわけだ。
日本もこんな事になったら自衛どころではなくなるだろうな。。。

それはそうと、毎度思う事だが、デニーという男はなかなかおしゃれである。
毎回、しゃれたネクタイとおそろいのチーフで身を固め、センスの良さは事務所一かもしれない。
まぁ、目立つの好きだしね　笑

デニーの結婚は早くも破たん。
まぁ、思った通りといってしまえばそれまで。
結婚に向かない人間はいるものだよ、うん。
第一、結婚しちゃったらつまらない男に成り下がる事請け合い。
仕事の後のアランとのバルコニーでのひとときこそデニーにとっての【家庭】といえる。
あのくつろぎに勝るものなし！

ところで。。。
ポールの娘レイチェルを演じている女優さん。誰だっけ？確かにどこかで見た記憶はあるんだけど思い出せない。
色々見てるからなぁ^^;
あぁ！のど元まで出てるのに思い出せないって気持ち悪い〜〜〜(>_<)

今回のゲスト。
禁煙裁判の被告ルーミスは【クローザー】のフリン。

今回、ポールの私生活が少し垣間見られます。
前回、妻を癌で亡くしたというセリフはあったが、その他の家族に関しては触れられなかった。
今回は疎遠になっている娘がいる事が判明。
久々にあった娘はシングルマザーになっており、一見しっかりしている言動の中に不安を感じたポールは内々に娘を調べる事に。
薬物依存を疑う父親。信じてくれない事に腹を立てる娘。
なんだかどっちもどっちと言いたいところだが、個人的にはポールに賛成。
何度となく裏切られれば、信用なんて出来るはずがない。
信用と言うものは、一度の裏切りで地に落ちる。そしてそれを回復させるのは並大抵の事ではないのだ。だからこそ、自分の行動には責任を持たなくてはならない。
自分の子供を信じられないというのは悲しい事だが、それが現実というもの。

またしてもキャサリンが問題を起こした。
【一度あの感覚を味わってしまうと止められない】と言っていたバーニー。
その言葉に危機感を覚えてバーニーに手を下したはずなのに、そのキャサリンもまた同じ道を歩んでしまうのか。
勿論、殺人と強盗では別だろう。ましてや、キャサリンの場合は注目を集める事が狙いなのだから害はないものの、分別は完全に見失っている。
コミカルに描いてはいるが、【一線を越えてしまった人間の末路】をひしひしと感じ、背筋が寒くなるのも事実。
人間ってこんな風に落ちていくのかなぁ。。。

今回のゲスト。
シェルター経営のアーマ・レビンは【サード・ウォッチ】のモラレス医師。
レインズ地方検事補は【アグリー・ベティ】のベティの姉ヒルダ。
スコット・ゴドナー地方検事は【ＣＳＩベガス】の昼番主任エクリー。

今ディスクの目玉は、なんと言ってもマイケル・Ｊ・フォックスがゲスト出演している事でしょう。
末期のがん患者であるダニエル（マイケル・Ｊ・フォックス）は金持ちである事を利用して新薬の被験者におさまります。その上、確実に自分に本物の薬が投与されるように手を回す。
それを知った他の被験者（ニセ薬を投与されていた患者）から訴えられるというもの。
このエピソードは考えさせられます。
自分の余命があとわずかだとしたら、誰だって藁にもすがりたい気持ちとなるでしょう。
どんな手を使ってでも生き延びようとするはず。
たまたま、ダニエルは自分が持っていた物（お金）を使ったのです。
許されない事かもしれないけど、気持ちは痛いほどわかる。
そしてそのダニエルを演じるマイケル・Ｊ・フォックス自身もまた、パーキンソン病という難病に冒されているのです。
どんな気持ちでダニエルを演じていたのでしょう。
でも、久々に見たマイケルは４５歳とは思えぬ若々しさ！
去年も本国アメリカでは ４９歳にして『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の特番のＣＭでマーティーを演じたマイケル。
病状は徐々に進行しているそうですが、彼の演技はまだまだ見事で圧巻です。