しあわせの雨傘

お家の奥にいるから奥様
綺麗に着飾っても表には出ず、社長夫人だから家事もしなくていい
そんな大奥様スザンヌ

彼女が夫の会社を建て直すことになって、思いもよらぬところに暴走するのが痛快♪

女性は秘密をもって綺麗になる
男性は秘密をもって自爆するｗ

ジャージの奥様バンザイ映画

なんとも言えないメルヘンな
少女のような無邪気さと、小悪魔のような強かさを併せ持つ
スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が魅力的です☆

極論
女性の子宮は宇宙に繋がっているのですよ！ｗ

　なかなか楽しいフランス映画です。タイトルバックの画面の処理の仕方からしてお洒落。平穏そうな美しい緑の森から物語は始まりますが、恋愛はあるのが当然、愛のない人生なんてという展開で、良くも悪くも、いかにもフランスらしい映画。

　しかし、臨機応変に自分の立場をわきまえて、最終的には自制と分別のあるスザンヌのバランス感覚がすばらしい。そして一度目覚めたら、最後まで初志貫徹する意思の強さと行動力も。とても堂々としながら同時にすごく女らしいスザンヌ役は、カトリーヌ・ドヌーヴにぴったりで、さすがの貫禄です。

　どんな場面でも、どんな人に対しても、首尾一貫しているスザンヌとは対照的に、どんなに甘い言葉をささやこうが男どもは、ブルジョアであろうと共産主義者であろうと、結局本音では女性をみくびって蔑ろにしているという皮肉が効いている。

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オサムさんの影響（←要するに「ホームドラマ」が面白すぎた！）で、
好きになってしまったフランソワ・オゾンねーさん（？）の新作ということで、
ＴＯＨＯ無料パスポート中にもかかわらず、ガーデンシネマで『しあわせの雨傘』を観てきました♪

まぁ面白いですが、ココまで行っちゃうと、ちょっと引いてる自分も居たりして（;^＿^A

◇◆◇

【ある意味展開のネタバレしてます】

いやー、ドヌーブねーさん、ばんばん進みますなー♪

え？
え？

っつーてる間に、ばーんばん進むんで、中盤ぐらいまでは、まー気持ちが良いんすけどね〜（°∀°）bキモチイイ！

こっち（観客）が思ってるゴール時点を、突っ切って、
さらにさらにと進んでいくんで、必死に追いかけていかんとあかんのっすけど・・・

なんか、纏めようという気も全く無くて、進み続ける映画なんで、
むっちゃ置いてけ堀をくらった感じがむっちゃするのは、自分がまだまだ保守的やっつーことなんすかね！？

ワザとやってるのはわかるんすけどね・・・（（φ（・д・。）カキカキ
そこまで進まれたら、逆に他のみんながかわいそうに感じてしまうんすけど（（（（（（（ノ・д・）ノオッサンかわいそ過ぎる！
まぁそれでもオゾンなんで、面白いのは面白いんやけど・・・・うーん（´・ω・`）

最後はね、逆におっさんがかわいそうで、泣きそうになってもーた・・・（ノ＿・。）
同情するようなヤツでもないんやけどね・・・（ノ＿・。）
もうね、男を女性が守る時代なんすよ・・・（ノ＿・。）

だから、男を守ってやってくださいな（」°□°）」<そんなことで良いのかオレ！

◇◆◇

なんてゆーか、女性と男性が平等とかではなく、もう女性が男より上になっとります（´艸｀）

でまぁ、それが事実なので、それでＯＫでございまする（」°□°）」<だらしないぞ！

このおっさん（というか総ての男）は、元々ドヌーブねーさん（女性）のおかげで生きてこれたんですなー♪

個人的満足度　７１点！　　オススメ度　７０点！

カトリーヌ・ドヌーヴは今でもかなり美しいです。
そりゃあ、寄る年波にはどんな人だって勝てず、以前のとんでもないほど美しいのに、小悪魔的で、どこか神々しさを持っていた容姿は、全体的に丸みを帯び、肌にだって年輪がしっかりと刻まれています。
でも、なんというのでしょう。
人生の時間がそこそこ過ぎて、様々な重みを持ってしまっていると思うのですが、
その重みが新たな美しさの源になっている気もします。
年齢を重ねると、そのすごした月日が、女性の美しさを支えるのだと、改めて実感。

原題『ＰＯＴＩＣＨＥ』は「飾り壷」の意味で、雨傘工場を経営する夫と成人した子どもたちを持つ、
裕福な家庭の妻スザンヌ（カトリーヌ・ドヌーブ）のことを表しています。
裕福だけれど、娘にすらママのようになりたくないと言われてしまう、夫に見向きもされなくなったお飾りの妻。
その彼女が倒れた夫に代わって、工場を経営するとこになります。
（おそらくタイトルは『シェルブールの雨傘』からヒントを得いているようです・・・おそらく）

フランソワ・オゾン監督は、なぜ男性なのに（しかもかなり男前・・・ただゲイだけど・・・残念。すごくタイプなのに・・・）、女性を描くのがこんなにもうまいんでしょう。セリフも行動も女がにじみ出ています。
しかも、こういう映画って、女性は何度見ても気持ちいいものです。
過ぎ去った過去を振り返らず、明日に向かって生きているのは、実は女性の得意技というところも、
しっかり描いています。（女は強い、しかも年々強くなっていきます。実感中です）
観終わって「女に生まれて、よかったー」と叫びたくなります。

夫役のファブリス・ルキーニ、愛人役のジェラルド・ドパルデュー息子役ジェレミー・レニエも好演です。
でも、女どもにしっかり振り回されちゃっています。
そういや、「男に生まれてよかったー」の映画って、なかなかないですね。『燃えよドラゴン』くらいでしょうか。

ファッションも傘もステキでした。

カトリーヌドヌーブの出演作って小粒だけどなんかいい印象のが多い気がして、
劇場で見逃した本作もさっそくレンタル。


オープニングから赤いジャージでジョギングするドヌーヴ（笑
これがなんでかわからないんだけど、キュートなおばちゃんとして観ていられるから不思議！

ドヌーヴが演じるのは傘工場を経営する夫をもつマダム、スザンヌ。
傍目には、贅沢で満たされてる生活に見えるけど、
ヒマをもてあます、有閑マダム。
娘にもお母さんみたいにはなりたくないわ、なんて言われちゃったりしてる。

そんな中、ワンマン経営でグイグイやってきた夫の工場にて
従業員の反乱で夫が監禁されたり、しいては従業員がストライキを起こしたりで、
経営が傾き始めて・・・・・。

夫は心臓発作で入院。

このピンチに立ち上がった、というか、借り出されたマダム・スザンヌ、
まさかの経営の才能発揮！！！！？？？？？

工場は再度軌道に乗り始め、従業員の心も掴みはじめたところへ
夫が復帰！

夫は再び自分が経営者の立場へ戻ろうとするが
さあ、どうするスザンヌ！？


一言で言うと、女性賛歌っていうか、
女性は逞しいよ！強いよ！っていうのがひしひし伝わってくるコメディ。

スザンヌが工場を立て直し、ハッピーエンド！で終わっても
全然ＯＫな気がするんですが、
その後、さらに上を行くんですね、このスザンヌさん（笑

どうもこの話、元ネタが舞台だかだったらしく、
舞台のほうはそこでエンドらしいのです。
なんとなく、蛇足な気がしたその後のストーリーは映画で足されたものなんですね？
どおりで・・・・・。

とにかくスザンヌさんのキャラ勝ちというか、
ほんと女性は強し！という映画でしたが
ドヌーヴのおかげでなんだか楽しく観れました。

映像がカラフルなのもまたイイですね！！