トゥー・フォー・ザ・マネー

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ウォルター（アル・パチーノ）の厭らしさが全面に押し出ていた作品だったなぁ〜。というのが単純な感想。
それから、コレはアッチコッチどこ見てもサスペンスの括りになってるけど、サスペンスなのか？！

ってか、こんなスポーツ情報会社ってのが本当に存在するんだろうか？？ってのが素朴な疑問。。
予想が当たったときだけ料金（手数料）を払う仕組みでいいのなら一度あたしもやってみたいなぁ〜〜〜。
なんてったってノーリスク、ハイリターンだもんなぁ。。。
しかし、そんな客側にとってリスクゼロの商売じゃ、絶対会社が成り行かなくなるのは当然っちゃ当然だとも思うし・・・。
まして予想があんなに高い確率で当るなんてありえないよなぁ、、、。

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アル・パチーノって好きなんですが、特に最近は何をやってもアル・パチーノという感じしかしませんね。

この映画、マシュー・マコノヒー演ずるブランドンとアル・パチーノ演ずるウォルター、二人の男のお話です。
最初からブランドン=ジョニーが絶好調でとんとん拍子なのがちょっとしらけさせます。
確かに極端な波は存在すると思いますがおとぎ話みたいになっています。彼の下降線も運というよりも増長の結果のように描かれている点からもそう見えます。
予想屋ならばもっと必死で調査、研究するであろうに、『熟知している』ではなんとも承服しがたいところです。
そこいらあたりが大甘で最大の欠点かと思います。

基本的にはブランドンの再生の物語なのでしょうが、一種緩慢な自殺とも言える賭博、その中毒者であるウォルター（とその細君）を主体にお話を組み立てたほうが面白かったはずです。
賭博中毒者のための集会（ＡＡみたいなものでしょうか）でのウォルターの台詞が面白く、これが最後の細君の台詞と対応しているところはなかなかよいので、その線でいって欲しかったものです。
どちらのお話も中途半端になっている感は否めません。
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よふかしさん、とても寂しくなります。

アル・パチーノとマシュー・マコノヒー、どんな話なんだろうと思っていたら、意外な展開でしたね。でも面白かった。真面目で純朴な花形ＱＢだった男（この時点でちょっと変な気もするけど・・・アメリカの学生社会の頂点ですよ、この設定。）がアメフトの試合を読む力を活かして金儲けの才能が開花し、そして・・・という展開。

よくある真面目な青年が大人の社会に入っていって、金儲けを覚え堕落していく、という展開であって、最後までの展開も「おぉ、このあと、どうするんだ、こりゃ？？」って感じだったんですが、最後のたたみ方が雑。ものすごく雑。えっ、終わり良ければ全てよし？っていう話なの？違うでしょ？？

結局、アル・パチーノがいつもの感じの汚い大人、そして性格破綻者を演じていて、いつもの如くなんだけど、やっぱり際立っていて、最終的に彼が主人公のような感じでしたね。

中毒症の一つ賭博中毒。アルコールやタバコのように身体を壊すのではないけど、身を滅ぼすのは一緒。その極限のスリルを味わいたいという厄介なもの。確かに賭博は頭の中のドーパミンがバンバンでますからね。自分の全てを賭けていたら、その瞬間はものすごく気持ちいいに決まっている。厄介だわ。

なんかもう少しうまく出来んかったなぁ、と思って終わった作品でした。

物語は実話を元に作られたもの。個人的に、なかなか面白い映画だと思った。
どんどん加速(暴走)していくアルパチーノの演技がよかった。さすがって感じでした。

スポーツ賭博の話だが、賭けというものは難しいし怖いものだね。
初めはスポーツの賭けであったのだが愛する妻や部下までも・・・・それを知った妻の言葉、ラストのアルパチーノの涙、そしてその世界から去っていくマコノヒー。
マネーゲームの怖さを痛感した。
実に見応えがある映画だ。