大怪獣空中戦　ガメラ対ギャオス

いつも思うが、特撮ものに出演している俳優さんたちの真剣な演技に感動する。

今みるとかなり特撮は幼稚ではあるが、本編のストーリーがしっかりしているので、あまり気にならない。

面白い作品と思う。

他の方のレビューにもありますが、初出のガメラは富士山に比べて異常な巨大さです。そして、ギャオスとガメラが身体を合わせる場面では、吊っている線が映り続けて目障りな感じがしました。しかしシリーズ３作目も、人間側の対怪獣作戦は豪快に発動されていますし、子供とガメラの絡みも彩りの範疇に収まっていると思います。
もちろん本作品最大の売り物は、歴史に輝く新怪獣ギャオスそのものでしょう。改めて観かえしてみると、特に名古屋決戦時の海のシーンが強烈でした。海中のガメラがくわえて離さない自らの足を、超音波光線で切断して脱出する壮絶さは、飛行フォルムの鋭さと共に、強く記憶に刻まれました。
皆さんご存知の通り、後年の平成シリーズ第１作「大怪獣空中決戦」は、この作品が下敷きになっています。そして「平成ガメラ」の几帳面な姿勢が、「ティガ」以降のウルトラマン復興、「クウガ」に始まる現行ライダー・シリーズまで繋がると考えれば、ギャオスの示した鋭利な存在感は、４０年の時間を超越して、創造の連鎖を産み出していると言えます。と主張しておきましょう。

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昭和ガメラシリーズでは一番面白いと思います。
当時小学生だった私は（手を切られて）出血する怪獣映画なんてそれまで見たことがなかったので、びっくりしたのを覚えています。
今観返すと、怪獣のサイズがかなりいい加減だったんですね。
冒頭、富士山に飛来するシーンではガメラは超大型サイズです。
それと子供を甲羅に乗せるシーン。ガメラの手は背中には回らないはずですが…。
まあアラサガシをすれば切りがないですが、ストーリー的にも画像的にも、今の子供も楽しめる映画だと思います。
実際、我が家の小学２年生の息子は真剣に観ていました。
やっぱりギャオスが一番カッコイイですね！（体が殆ど直線だし…）

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東宝のゴジラシリーズと対抗した、差別化のためのいろいろな試みが大映ガメラシリーズの味といえる。
・（必要以上に）子供を絡ます演出
・（必要以上に）ピンチに陥るガメラ
・（必要以上に）デティールにこだわった設定
なかでも怪獣映画ファンの間ではもう知らない人はいないあの少年の「ギャオーって鳴くからギャオスって言うんだ」という台詞…
ホンマにそんなこと言ったら大人たちに張り倒されますよ絶対に…
ガメラの痛そうな流血シーンは満載だし、ギャオスは超音波メスを出すために首の骨が二本に分かれて音叉の役目をしていてクビが回らない（借金でではない…）とか
この必要以上さが東宝ゴジラシリーズにはないケレン味になっていると実感させられます。
平成ガメラシリーズは面白いけどここまでのキワモノにはなりきれてないのが少し残念ではある
名前はともあれ、昭和ギャオスのデザインは全怪獣の中でも秀逸に美しいとわたしは思っています。

　人間を食べる怪獣です。これまでのどの怪獣よりも怖さでは天下一品です。主人公の男の子が「いかにもおいしそう」なのは演出でしょうか？！
　東宝の怪獣映画比べるとスケールは小さいかもしれませんが、この当時の手作り感たっぷりのガメラ最高傑作です。
　おまけの怪獣解剖図は、よくまねをして書きました。私個人は蒲田の映画館を思い出します。イイ時代だったなあ…