ロッキー・ホラー・ショー

古いんだけど、おバカが一杯で笑えるし、70年代ファッションは素敵だし、キモコワさ満載の映画でした。ミュージカルは、不自然に歌い出す所が気になるけれど、この映画は、「ま、いいじゃないか、いいじゃないか」と大目にみてしまう、そんな作品です。気軽に見れば案外笑えます。

観たい映画が益々なくなっていて、店頭で見かけたミュージカル映画。
「ホラー・ショー」にホラー作品に慣れようと言う気持ちからレンタル。しかし、これ本当にホラーなのと首を傾けてしまう。

ミュージカルのホラーなんて聞いたことがない。それに歌ってたんじゃ怖くもない。しかも怖いとされる主人公がお釜ちゃん。
むしろ執事のせむし男の方がキモイ。そんな不気味な屋敷を訪れた一組のカップルとの物語。

下らないと思いながらも最後まで見てしまった。マジでキモイ映画でしたが…奇怪で目が離せない映画でした。
あなたもこの映画に挑戦していみませんか。どこまで見ることができるか。

タイトルだけは知っているので
有名な映画だったんだろう。

氷室さんも好きな映画にあげていた。

ってことで観てみた。

新婚カップルがドライブ中に車が故障
電話を借りるために立ち寄った家には
奇妙な住民達が・・・・・

ってことですが、
ストーリーなんて有って無いようなもの（笑

その立ち寄った家で出くわす
家の主、執事（？）
そして人造人間ロッキー・ホラー
そのわけのわからん
わいわいがやがやっぷりと
ヘンテコなビジュアル、
流れる音楽
その辺を楽しむ映画なんだろうな・・・・。


まあ、観終わってみたら、
こういう映画もあるんですね、
という確認作業に終わってしまったという感じ。


スーザン・サランドンが美しいです！
ビックリ！！！！！
今の姿しか知らなかったので

若い頃はお美しかったのね〜
（あ、今がダメってわけじゃなくて）

スタンダードなミュージカルはもちろん好きだけど、こういうのも好き。
一見「？？？」と思わせるヘンテコ満載な世界なんだけど、曲がとっても良かったり、衣装が素敵だったり、悪趣味にしてやろうと思って作ってても隠しきれないセンスが見え隠れしてしまう所が絶妙なスパイスになっている。
素人が同じ事したら本当に「？？？」となってしまう世界観を一流のショーにしてしまうってのがすごい。
機会があったら舞台で観てみたい！！

ティム・カリーの大きな口がとても素敵で引き込まれた。

無性に芝居が観たくなり、ミュージカル映画でもいいかと思い借りてみた。楽しみにして観たけれど、残念なことに出オチの感が強く、尻すぼみ、早く終わってくれ願望へと傾斜していった。構成主義、様式的な演技、表現主義っぽい美術と、戯曲を丸ごとそっくり映画にもってきているのではなかろうか。ホラー、コメディ、どちらでも通用する倒錯的な衣裳による超越、越境。これを映画で観るのはしんどい。

他のレビューを見てとても参考になり、アメリカではこの映画を使ってお祭り騒ぎをするのだと知る。信じがたい話しだ。確かに米を投げつけてやりたい（別の意味で）。昔、学園祭の一興で女装をして舞台に上がり、大いにスベった事があった。あの時の冷ややかな客席の雰囲気といったら・・・。というか痛々しかったんだろうと思う。この映画を観ていて半分そういう気持ちが働くし。ワンピースを借り、化粧を施す。女子側はいい迷惑。同じく女装した友人が話しかけるが、気持ち悪いから黙ってろといってやった。勿論、先輩からの要請であった。パワハラですね。なんて冷静に返せる奴もいないし。その後は酒宴。吐くまでかえさねーがモットー。忘れかけていたのをスッカリ思い出してしまった。お面をつけてワイセツ行為に耽る出し物によって処分を受けた諸先輩の栄光が思い出される映画だった（どこまで頭の悪い学校だよ）。

そのせいか一回観たらもういいかなと思う。ティム・カリーの何がトランスセクシャルだ、このド変態野郎とつっこみを入れさせる出で立ちと、感動の歌声。 スーザン・サランドンの激しい乳揉まれと、ケイト・ブッシュを彷彿とさせる歌声。いいですね。やってみるとキツイと思うけど。好きならともかく。でも、いつ開花するか分からないわよ。あっ、失礼。「さくらん」も前後して観たが、異装が際立ち、絢爛豪華な画であった。その分、セリフが食い破られて、さっぱり言葉が入ってこないのが残念。折角、菅野美穂も体張っているのに、ブツッと画が明後日の方へ行ったり、ちょっと気の毒。同性愛も観れないし。ただ綺麗な画という感じだったな。