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実力派俳優・岸谷五朗が「スウィングガールズ」の上野樹里と「ブラインドネス」の木村佳乃を主演に迎え、映画監督初挑戦を果たした痛快ノンストップ・エンタテインメント。小さい頃から何をやっても上手くいかず、ダメダメな人生を歩んできたOL沼尻ひろ子。しかしこの度、ついに結婚という幸せを手に入れる。ところが、その結婚式の前日、ひろ子は誤ってアパートの大家さんを殺害してしまう。結婚を諦めきれず、死体をスーツケースに隠して富士の樹海に向かうひろ子。すると彼女の運転する車に自殺願望の女、小林福子が飛び込んでくる。今度も死ねなかった福子は、“死体の処理を手伝う代わりに私を殺して”ととんでもない提案をするのだが…。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
97分 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ASBX4578 | 2010年03月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
97分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
ASBX4578
レンタル開始日:
2010年03月26日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
97分 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ASBX4578 | 2010年03月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
97分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
ASBX4578
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2010年03月26日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
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まるで舞台劇を観ているような気分だった。監督をされた岸谷五朗さんは“映画向き”と判断されたようだが、どちらかと言うとストーリー展開は“舞台向き”だと思う。展開の幅が小さく、エピソードに広がりがないからだ。
さて、本作品は、歌あり踊りありサスペンスありのコメディ。本当なら軽い演出の方が似合うのだが、じっくり撮っているせいか少々重い。おかげでスピードに乗り切れなかった感じだ。それは、映画を撮る上で必要な“表現力”が足りなかったからではないか、という気がする。
例えば、主人公どん尻ビリ子さんがゴリラの着ぐるみ(死体入り)を背負ってバタフライで川を渡る場面がある。これをカメラは上から撮っているが、本来ならカメラは下になければならない。橋の上にいるコバヤシの驚いた顔をアップで撮り、そのまま水面付近までズームアウト。そこに主人公がバタバタと泳いでフレームインして来る。次のカットでは必死に泳ぐ主人公の顔がほしいところだ。カッコ悪くてダサいほどいい。けれど、目だけは真剣。彼女の一世一代の行動を盛り上げなくて、何の映画か。
――そう、あくまでも主人公は上野樹里サンが演じるビリ子である。彼女の心が変わる大事な場面を、コバヤシの視点でとらえるのは間違っている。観客に伝わりにくいし、感動も誘えない。
ハサミが大家の背中に刺さるシーンを丁寧に撮るくらいなら、大事な場面に力を注いで欲しかった。
演劇は、観客自身がカメラマンであり編集者だ。だから、舞台には程よい余白がある。けれど、映画は、観客に代わって心のダイナミズムをカメラワークに置き換える必要がある。監督は、そのイメージをスタッフに伝え、現場で采配を振るわなければならない。実に大仕事だ。
そのために映画の文法がある。約束事であったり、演出意図を伝えるためのスキルであったりするのだが、それが足りないと、こういうことになる。どれだけ多くの表現方法を持つかによって、作品の“質”は変わる。手をかけなくてよいところに時間をかけ、手をかけるべきところに時間をかけない。――もう少し監督サンにスキルがあったなら、本作品は80分にまとまったはずだ。
いろいろ書いて来たが、本作品には触発されるものがある。明らかに未完成だが、初監督らしく作品への愛情が感じられて心地よい。役者さんにも恵まれ、いい感じだ。
上野樹里サンはいつも通りの感じで新鮮味はなく、輝きにも乏しいが、安心して観ていられる。役柄からすると、もう少し危うい方がいいが、まずまずのお芝居だろう。
逆に、木村佳乃サンが輝いていた。少しお歳を召されたが、何か吹っ切れたようで、若い頃より良い感じだ。精神的な充実感が伝わって来る。あまり好きなタイプの女優サンではなかったが、これからは注意して見て行こうかと思う。
さてさて、ラストシーンも甚だ演劇的でいただけない。不幸を背負ってもハッピーエンドであってほしかった。
スキップをするビリ子の気持ちがどれだけ観客に伝わっただろうか。きっとコバヤシが駆けつけるという予感、また始まる死体つきの大冒険、どこかで誰かが幸せになるだろう巡り合わせ、――彼女の裡にはたくさんの事柄が湧き出ているはずだ。その高揚感を伝えきれているとは言い難い。それが残念でならない。
どこか韓国や香港映画に似たテイストの作品だった。オススメ!
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ユーザーレビュー:54件
投稿日
2010/10/07
レビュアー
みなさん(退会)※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
まるで舞台劇を観ているような気分だった。監督をされた岸谷五朗さんは“映画向き”と判断されたようだが、どちらかと言うとストーリー展開は“舞台向き”だと思う。展開の幅が小さく、エピソードに広がりがないからだ。
さて、本作品は、歌あり踊りありサスペンスありのコメディ。本当なら軽い演出の方が似合うのだが、じっくり撮っているせいか少々重い。おかげでスピードに乗り切れなかった感じだ。それは、映画を撮る上で必要な“表現力”が足りなかったからではないか、という気がする。
例えば、主人公どん尻ビリ子さんがゴリラの着ぐるみ(死体入り)を背負ってバタフライで川を渡る場面がある。これをカメラは上から撮っているが、本来ならカメラは下になければならない。橋の上にいるコバヤシの驚いた顔をアップで撮り、そのまま水面付近までズームアウト。そこに主人公がバタバタと泳いでフレームインして来る。次のカットでは必死に泳ぐ主人公の顔がほしいところだ。カッコ悪くてダサいほどいい。けれど、目だけは真剣。彼女の一世一代の行動を盛り上げなくて、何の映画か。
――そう、あくまでも主人公は上野樹里サンが演じるビリ子である。彼女の心が変わる大事な場面を、コバヤシの視点でとらえるのは間違っている。観客に伝わりにくいし、感動も誘えない。
ハサミが大家の背中に刺さるシーンを丁寧に撮るくらいなら、大事な場面に力を注いで欲しかった。
演劇は、観客自身がカメラマンであり編集者だ。だから、舞台には程よい余白がある。けれど、映画は、観客に代わって心のダイナミズムをカメラワークに置き換える必要がある。監督は、そのイメージをスタッフに伝え、現場で采配を振るわなければならない。実に大仕事だ。
そのために映画の文法がある。約束事であったり、演出意図を伝えるためのスキルであったりするのだが、それが足りないと、こういうことになる。どれだけ多くの表現方法を持つかによって、作品の“質”は変わる。手をかけなくてよいところに時間をかけ、手をかけるべきところに時間をかけない。――もう少し監督サンにスキルがあったなら、本作品は80分にまとまったはずだ。
いろいろ書いて来たが、本作品には触発されるものがある。明らかに未完成だが、初監督らしく作品への愛情が感じられて心地よい。役者さんにも恵まれ、いい感じだ。
上野樹里サンはいつも通りの感じで新鮮味はなく、輝きにも乏しいが、安心して観ていられる。役柄からすると、もう少し危うい方がいいが、まずまずのお芝居だろう。
逆に、木村佳乃サンが輝いていた。少しお歳を召されたが、何か吹っ切れたようで、若い頃より良い感じだ。精神的な充実感が伝わって来る。あまり好きなタイプの女優サンではなかったが、これからは注意して見て行こうかと思う。
さてさて、ラストシーンも甚だ演劇的でいただけない。不幸を背負ってもハッピーエンドであってほしかった。
スキップをするビリ子の気持ちがどれだけ観客に伝わっただろうか。きっとコバヤシが駆けつけるという予感、また始まる死体つきの大冒険、どこかで誰かが幸せになるだろう巡り合わせ、――彼女の裡にはたくさんの事柄が湧き出ているはずだ。その高揚感を伝えきれているとは言い難い。それが残念でならない。
どこか韓国や香港映画に似たテイストの作品だった。オススメ!
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