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ノーカントリー / トミー・リー・ジョーンズ

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ノーカントリー /ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン

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「ノーカントリー」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

「すべての美しい馬」の原作者、コーマック・マッカーシーの戦慄の犯罪小説『血と暴力の国』を「ファーゴ」のコーエン兄弟が映画化した衝撃のバイオレンス・ドラマ。80年代、メキシコ国境沿いのテキサスを舞台に、麻薬取引がらみの大金を持ち逃げしたばかりに、理不尽なまでに容赦のない宿命を背負わされてしまう男の運命を冷徹に描き出す。主演にジョシュ・ブローリン、共演にトミー・リー・ジョーンズとハビエル・バルデム。人里離れたテキサスの荒野。ベトナム帰還兵モスは、麻薬取引中に銃撃戦が行われた現場に出くわす。複数の死体の近くには、200万ドルの大金が。彼は、危険と知りつつそれを持ち帰ってしまうのだったが…。

「ノーカントリー」 の作品情報

作品情報

製作年:

2007年

製作国:

アメリカ

原題:

NO COUNTRY FOR OLD MEN

受賞記録:

2007年 アカデミー賞 作品賞
2007年 ゴールデン・グローブ 助演男優賞
2007年 NY批評家協会賞 作品賞

「ノーカントリー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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6〜 10件 / 全278件

アホにはわからんでした。。。 ネタバレ

投稿日:2008/10/17 レビュアー:pokorou

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ずっと迷っていた。借りるかどうか。
トミーリージョーンズが結構好きなので、結局借りました。

ごめんなさい。全く意味がわかりません。。。

殺された人。
殺しまくって、あげく逃げ延びた変な上形の人。
結局犯人を捕まえられなかった警官。
そして、あのタイミングでの終わり。

納得いかんです。 アホにはわからんです。

勉強不足ですかね。

普通の大人には良さがわかるのでしょうか。。。

いっぱい賞もらってるし…

私にはこの作品の良さがわからんでした。

このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています

ひょうろく玉のど頭ぶっとぶ映画愛! ネタバレ

投稿日:2008/10/04 レビュアー:東雲

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 ジェイソン? フレディ? レクター博士? この程度の映画内殺人者は、この映画の殺人者「シガー」の前では赤子同然。 

 凡百のホラー映画より怖いこのシガーの暴力に震え上がるのがたぶん、正しい鑑賞方法だと思う。

 映画は、予告やアカデミー賞効果で、すでに有名な殺人者「シガー」の殺人シーンで幕を開けます。

 警官の背後に回ったシガーは、手錠で警官の首を絞めるんだけど、この首絞め殺し場面が数分間、俯瞰で徹底的に描写され、最終的にシガーの顔面のアップで終わる(警官が息絶える)。
 床には警官が暴れた際についたゴム靴の跡が。怖すぎです。

 他にもこいつひとりターミネーターと言わんばかりの虐殺ぶりで、何が怖いって「殺し方が残酷」「血がどばーっと出る」ではなくって、無表情で人間を家畜のように殺していくのが怖い! 


 お話は、モスという男が偶然発見した200万ドルを持ち逃げし、それを追うメキシコ系組織とそれに雇われたシガーという殺し屋の話・・・は実はメインじゃなく、捜査官のトミー・リー・ジョーンズの嘆きがメインの映画。

 この捜査官トミー・リーは、事件には関わるけど、積極的な捜査はしません。物事の真相に迫ることから逃避している。
 だから、最後、あの一歩を踏み出す場面に緊張感が走るわけだけど。 

 前半は左のおっさん(シガーです。怖すぎ)が人を殺しまくり、モスが逃げまくるというA級サスペンス映画としても十分見れます。
 しかし、後半30分あたりから、映画が突然哲学的な内容になるる。
 前半は金と追う暗殺者という対比だったが、後半、映画は「そんな金、どうでもいいじゃん」とばかりに「死」について考えさせられるエピソードが羅列される。

 前半は上記のような、直接的な残酷描写があったが、後半からは、家から出たシガーが玄関マットで靴の裏を拭く(靴裏についた血を拭っている)というシーンで殺人が行われたことを表現したり、間接的表現に変わって行く。

 後半は、あまりにも無敵な殺し屋シガーは「幻覚じゃないのか」「幽霊?」と思えるようになる。シガーが繰り出す不条理な暴力は現実に起こる偶発的で突発的な死の象徴に思えてきて「金を持ち逃げした人間とそれを追う殺し屋の物語」が、いつのまにか「‘死’そのものに人間は打ち勝つことができるのか」という物語へ変節していく。 

 そして、ラストは、なんとこの映画、「昨日見た夢」の話。本題からはいくぶん離れたような印象をうける会話シーンで終わる。
 観客は、心がもやもやしたまま、映画館から放り出される。

 これは、この映画の解釈は、君たちがやりなさい、ということだ。

 僕の解釈は、原題から。この「No Country For Old Men(年寄りに居場所はない)」という意味から考えるに、このシガーという男(目がでかい、鼻も口もでかくて、怖い!)は人間誰しも逃れようのない死そのもの。

 この男を観客が「怖い」と思うのは、こいつが起こす「死」に意味がないこと。突発的にある日突然、なんの意味もなく自分が死んでしまう、ということを想像し、恐怖してしまうから。
 
 捜査官の筆頭は老トミーリー・ジョーンズ。この人が「今の犯罪は理解できない」と言いながらも、シガーを積極的に追わない(実際にほとんど事務仕事や喫茶店にいて、ただクダまいてるだけ)、というところがこのお話のミソで、彼は自分に忍び寄る死と向き合うことができないでいる、のではないかと。

  「現代の犯罪は理解できない」昔はよかった、と懐古的に思って仕事をしていた保安官が、後半の保安官のおじさんとの会話で、アメリカは昔から血と暴力で造られた国であり、昔も今もそれは変わらない、今が最悪ではなく、昔から最悪なんだ、と気付くというさらに絶望的なエピソードがこの映画を象徴している。

 僕は後半20分、いきなり哲学的なやりとりが増え、観客に考えさせて終わる映画、だと知っていたので、よかったけど、予備知識なしじゃ、ぽかーんとしたまま映画館を出ることになるかも。
 僕はラストのあの夢の話は、希望のお話だとして解釈したんだけど。


 ビッグ・リボウスキの中の人だとは思えない、ハードな映画で、なぜこんな難解で暗黒のように暗い映画がアカデミー賞をとったのか分からない、というのが率直な感想。いや、面白いんだけどね。
 でも、僕は2時間、口が開きっぱなしで、口がカピカピに渇いているのに映画が終わってから気付いた。
 そのくらいの緊張感溢れる映画でした。

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魂の代価は「血」か「時」か? ネタバレ

投稿日:2008/09/15 レビュアー:アルディ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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人生は良くマラソンに例えられる。
大概の人は「誰か」の背中を見て走っている。
前を走る顔も見えない相手に「勝ちたい!勝ちたい!!」と思って疲労するが実際には追いつけない事の方が多い。
勝者は最初から選ばれているのだ。
有る者は傷付き在る者は年老いてしまう。
しかし、集団で走っていると言う連帯意識も実は心地良い時が有る。
呼吸を弾ませ汗をかき、自分の「生」の限界までせめぎ合う。
他人の体温を感じる事を「良心」と言う。
コースは「規範(ルール)」だ。
大概の人間はこれを守る事をヨシとしている。
だからこそ御互いを守る事が出来る。
しかし、ごくたまにコースの外側から冷徹にランナーを見つめている影が在る。
それがこの作品の「アントン・シガー」と言う暗殺者だ。
彼には規範が無い。
独自の価値感と「自らの法」で生きているので無敵だ。
そんな怪物に「良い警官(保安官)エド・トム・ベル」が適う筈も無い。
緊迫の遭遇に彼は自分の全てを投げ出す覚悟をするが…。

エンディングを呆気無いと言う評価が多いのには驚く。
実際の人生なんて「ソンナモノ」だ。
自分の血で購えないモノは時で蕩かして沈静するのを待つしかない。
青信号と言う「法」を守ったシガーに他の「無法者」に与える仕打ち等啓示的でさえ在る。
重く切ない時(老い)の咆哮。
秋の夜長にジックリ味わって欲しい傑作です。

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成熟したコーエン兄弟作品 ネタバレ

投稿日:2008/08/15 レビュアー:MonPetit

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この作品、主役は紛れもなくトミーリージョーンズ演じる保安官である。
人間とも思えない非道な殺し屋シガーはインパクトは強烈であるもののあくまでも
保安官が最後に係わった事件の犯人にすぎない。
しかし、自分の決めた生き方をかたくなに貫き通していたという点で二人は酷似
している。保安官はモス殺人現場でついに銃を使おうとするが、シガーはいたもの
の遭遇をさけられ、使わずにすむ。シガーにとってはこの保安官は殺す理由のない
人間であったため撃たなかったと思われる。

作品当初から現金を奪って逃走したモスは多少無理がある程キレる人間で一介
の元軍人とは思えないが、そこはさておく。それを執拗に追いかけるシガーは
確かにかなりの恐怖感だし、彼が主人公であるかのような見事な演出で観ている
ものをひきつけて離さないところは見事としかいいようがない。私もその間中、
保安官のことなど忘れてしまったほどだ。しかし、終盤に大きな転機がさらっと
いれられている。先に話をした保安官が銃を撃つ決意をしたとこと、シガーがモス
の奥さんを殺さなかったこと。とはいってもシガーが家からでてきて靴の裏を気に
したシーンがあったが、あれがなんだったのか気になって仕方がないが。殺して
いないとすると彼は初めて自分の意思で殺人を思いとどまったことになる。
その後に、交差点であのシーンだ。保安官は辞職し、夢を語る。
No Country For Old Men。。。。

見事な出来である。というのが率直な感想。傑作という表現は当てはまらない気
がする。もちろん駄作などではあろうはずもないが。普通、映画では虚を突いた
展開や、あえて期待に応える展開が用意されているものだが、コーエン兄弟の作
品にはそれがない。最初に設定されたものを粛々と演出しきっているのだ。今まで
の作品も基本的にそれは変わらないが、このノーカントリーで成熟したのではない
だろうか。

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理不尽な運命の裁きはズシンときます… ネタバレ

投稿日:2008/10/14 レビュアー:Bikke兄

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80年代、ベトナム、メキシコ国境、カウボーイ、コイン賭け、エアガン(家畜を殺す)、負の連鎖、歴史の繰り返し…
原作は読んでいませんが、アメリカの過去から現在、そして未来に至るまでの、理不尽で血塗られた歴史の連鎖、何も変える事のできない負の繰り返し、そしてそれは運命であり、実は自ら招いた逃れる事のできない運命なのだと。そう言っている作品だと感じました。あっ、何もアメリカだけとは限りませんね…

殺人鬼アントン・シガーは、規則正しく人間に鉄槌を打ち付ける神のような存在。しかも死神。
あたかも殺される宿命を背負った家畜を殺すが如く、その凶器はガスボンベのエアガン。強烈すぎます。
彼の前では、どんな力も祈りも無力。絶対に従うのみ。救いは投げられるコインの表裏のみ…
また殺人鬼アントン・シガーは、欲を持たない。それは常人には理解しがたい言葉や行動に反映され、あたかも現代の猟奇殺人に代表される理解しがたい闇の心の持ち主の様。

そんな無敵を誇るシガーも、傷を負い、思いもかけない事故に見舞われ翻弄され…
金でシャツを請う姿は、自らが追い詰めたルウェリン・モスと被る皮肉。
人間に死の裁断を下した残酷な神に見えた彼もまた、人間だったという事でしょうか。
そして、国籍も分からない、常人には理解しがたい殺人鬼も人間社会が作り上げたモンスターだったという事でしょうか。

シガーがネイティブで、モスが一攫千金を夢見た開拓者で、ベルが実直な保安官という、西部開拓時代というアメリカの歴史と重ね合わせても見えたのは私だけでしょうか?
いろんな見方のできる、ある意味難しい作品。

ハビエル・バルデムの圧倒的な存在感に、ドキドキハラハラ娯楽を盛り込みながら、最期に重い鉄槌を食らわせるコーエン兄弟。きっついなぁ。
娯楽作品を期待すると…落ちますよ★★★★

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6〜 10件 / 全278件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:278件

アホにはわからんでした。。。

投稿日

2008/10/17

レビュアー

pokorou

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ずっと迷っていた。借りるかどうか。
トミーリージョーンズが結構好きなので、結局借りました。

ごめんなさい。全く意味がわかりません。。。

殺された人。
殺しまくって、あげく逃げ延びた変な上形の人。
結局犯人を捕まえられなかった警官。
そして、あのタイミングでの終わり。

納得いかんです。 アホにはわからんです。

勉強不足ですかね。

普通の大人には良さがわかるのでしょうか。。。

いっぱい賞もらってるし…

私にはこの作品の良さがわからんでした。

ひょうろく玉のど頭ぶっとぶ映画愛!

投稿日

2008/10/04

レビュアー

東雲

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 ジェイソン? フレディ? レクター博士? この程度の映画内殺人者は、この映画の殺人者「シガー」の前では赤子同然。 

 凡百のホラー映画より怖いこのシガーの暴力に震え上がるのがたぶん、正しい鑑賞方法だと思う。

 映画は、予告やアカデミー賞効果で、すでに有名な殺人者「シガー」の殺人シーンで幕を開けます。

 警官の背後に回ったシガーは、手錠で警官の首を絞めるんだけど、この首絞め殺し場面が数分間、俯瞰で徹底的に描写され、最終的にシガーの顔面のアップで終わる(警官が息絶える)。
 床には警官が暴れた際についたゴム靴の跡が。怖すぎです。

 他にもこいつひとりターミネーターと言わんばかりの虐殺ぶりで、何が怖いって「殺し方が残酷」「血がどばーっと出る」ではなくって、無表情で人間を家畜のように殺していくのが怖い! 


 お話は、モスという男が偶然発見した200万ドルを持ち逃げし、それを追うメキシコ系組織とそれに雇われたシガーという殺し屋の話・・・は実はメインじゃなく、捜査官のトミー・リー・ジョーンズの嘆きがメインの映画。

 この捜査官トミー・リーは、事件には関わるけど、積極的な捜査はしません。物事の真相に迫ることから逃避している。
 だから、最後、あの一歩を踏み出す場面に緊張感が走るわけだけど。 

 前半は左のおっさん(シガーです。怖すぎ)が人を殺しまくり、モスが逃げまくるというA級サスペンス映画としても十分見れます。
 しかし、後半30分あたりから、映画が突然哲学的な内容になるる。
 前半は金と追う暗殺者という対比だったが、後半、映画は「そんな金、どうでもいいじゃん」とばかりに「死」について考えさせられるエピソードが羅列される。

 前半は上記のような、直接的な残酷描写があったが、後半からは、家から出たシガーが玄関マットで靴の裏を拭く(靴裏についた血を拭っている)というシーンで殺人が行われたことを表現したり、間接的表現に変わって行く。

 後半は、あまりにも無敵な殺し屋シガーは「幻覚じゃないのか」「幽霊?」と思えるようになる。シガーが繰り出す不条理な暴力は現実に起こる偶発的で突発的な死の象徴に思えてきて「金を持ち逃げした人間とそれを追う殺し屋の物語」が、いつのまにか「‘死’そのものに人間は打ち勝つことができるのか」という物語へ変節していく。 

 そして、ラストは、なんとこの映画、「昨日見た夢」の話。本題からはいくぶん離れたような印象をうける会話シーンで終わる。
 観客は、心がもやもやしたまま、映画館から放り出される。

 これは、この映画の解釈は、君たちがやりなさい、ということだ。

 僕の解釈は、原題から。この「No Country For Old Men(年寄りに居場所はない)」という意味から考えるに、このシガーという男(目がでかい、鼻も口もでかくて、怖い!)は人間誰しも逃れようのない死そのもの。

 この男を観客が「怖い」と思うのは、こいつが起こす「死」に意味がないこと。突発的にある日突然、なんの意味もなく自分が死んでしまう、ということを想像し、恐怖してしまうから。
 
 捜査官の筆頭は老トミーリー・ジョーンズ。この人が「今の犯罪は理解できない」と言いながらも、シガーを積極的に追わない(実際にほとんど事務仕事や喫茶店にいて、ただクダまいてるだけ)、というところがこのお話のミソで、彼は自分に忍び寄る死と向き合うことができないでいる、のではないかと。

  「現代の犯罪は理解できない」昔はよかった、と懐古的に思って仕事をしていた保安官が、後半の保安官のおじさんとの会話で、アメリカは昔から血と暴力で造られた国であり、昔も今もそれは変わらない、今が最悪ではなく、昔から最悪なんだ、と気付くというさらに絶望的なエピソードがこの映画を象徴している。

 僕は後半20分、いきなり哲学的なやりとりが増え、観客に考えさせて終わる映画、だと知っていたので、よかったけど、予備知識なしじゃ、ぽかーんとしたまま映画館を出ることになるかも。
 僕はラストのあの夢の話は、希望のお話だとして解釈したんだけど。


 ビッグ・リボウスキの中の人だとは思えない、ハードな映画で、なぜこんな難解で暗黒のように暗い映画がアカデミー賞をとったのか分からない、というのが率直な感想。いや、面白いんだけどね。
 でも、僕は2時間、口が開きっぱなしで、口がカピカピに渇いているのに映画が終わってから気付いた。
 そのくらいの緊張感溢れる映画でした。

魂の代価は「血」か「時」か?

投稿日

2008/09/15

レビュアー

アルディ

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人生は良くマラソンに例えられる。
大概の人は「誰か」の背中を見て走っている。
前を走る顔も見えない相手に「勝ちたい!勝ちたい!!」と思って疲労するが実際には追いつけない事の方が多い。
勝者は最初から選ばれているのだ。
有る者は傷付き在る者は年老いてしまう。
しかし、集団で走っていると言う連帯意識も実は心地良い時が有る。
呼吸を弾ませ汗をかき、自分の「生」の限界までせめぎ合う。
他人の体温を感じる事を「良心」と言う。
コースは「規範(ルール)」だ。
大概の人間はこれを守る事をヨシとしている。
だからこそ御互いを守る事が出来る。
しかし、ごくたまにコースの外側から冷徹にランナーを見つめている影が在る。
それがこの作品の「アントン・シガー」と言う暗殺者だ。
彼には規範が無い。
独自の価値感と「自らの法」で生きているので無敵だ。
そんな怪物に「良い警官(保安官)エド・トム・ベル」が適う筈も無い。
緊迫の遭遇に彼は自分の全てを投げ出す覚悟をするが…。

エンディングを呆気無いと言う評価が多いのには驚く。
実際の人生なんて「ソンナモノ」だ。
自分の血で購えないモノは時で蕩かして沈静するのを待つしかない。
青信号と言う「法」を守ったシガーに他の「無法者」に与える仕打ち等啓示的でさえ在る。
重く切ない時(老い)の咆哮。
秋の夜長にジックリ味わって欲しい傑作です。

成熟したコーエン兄弟作品

投稿日

2008/08/15

レビュアー

MonPetit

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この作品、主役は紛れもなくトミーリージョーンズ演じる保安官である。
人間とも思えない非道な殺し屋シガーはインパクトは強烈であるもののあくまでも
保安官が最後に係わった事件の犯人にすぎない。
しかし、自分の決めた生き方をかたくなに貫き通していたという点で二人は酷似
している。保安官はモス殺人現場でついに銃を使おうとするが、シガーはいたもの
の遭遇をさけられ、使わずにすむ。シガーにとってはこの保安官は殺す理由のない
人間であったため撃たなかったと思われる。

作品当初から現金を奪って逃走したモスは多少無理がある程キレる人間で一介
の元軍人とは思えないが、そこはさておく。それを執拗に追いかけるシガーは
確かにかなりの恐怖感だし、彼が主人公であるかのような見事な演出で観ている
ものをひきつけて離さないところは見事としかいいようがない。私もその間中、
保安官のことなど忘れてしまったほどだ。しかし、終盤に大きな転機がさらっと
いれられている。先に話をした保安官が銃を撃つ決意をしたとこと、シガーがモス
の奥さんを殺さなかったこと。とはいってもシガーが家からでてきて靴の裏を気に
したシーンがあったが、あれがなんだったのか気になって仕方がないが。殺して
いないとすると彼は初めて自分の意思で殺人を思いとどまったことになる。
その後に、交差点であのシーンだ。保安官は辞職し、夢を語る。
No Country For Old Men。。。。

見事な出来である。というのが率直な感想。傑作という表現は当てはまらない気
がする。もちろん駄作などではあろうはずもないが。普通、映画では虚を突いた
展開や、あえて期待に応える展開が用意されているものだが、コーエン兄弟の作
品にはそれがない。最初に設定されたものを粛々と演出しきっているのだ。今まで
の作品も基本的にそれは変わらないが、このノーカントリーで成熟したのではない
だろうか。

理不尽な運命の裁きはズシンときます…

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2008/10/14

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Bikke兄

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80年代、ベトナム、メキシコ国境、カウボーイ、コイン賭け、エアガン(家畜を殺す)、負の連鎖、歴史の繰り返し…
原作は読んでいませんが、アメリカの過去から現在、そして未来に至るまでの、理不尽で血塗られた歴史の連鎖、何も変える事のできない負の繰り返し、そしてそれは運命であり、実は自ら招いた逃れる事のできない運命なのだと。そう言っている作品だと感じました。あっ、何もアメリカだけとは限りませんね…

殺人鬼アントン・シガーは、規則正しく人間に鉄槌を打ち付ける神のような存在。しかも死神。
あたかも殺される宿命を背負った家畜を殺すが如く、その凶器はガスボンベのエアガン。強烈すぎます。
彼の前では、どんな力も祈りも無力。絶対に従うのみ。救いは投げられるコインの表裏のみ…
また殺人鬼アントン・シガーは、欲を持たない。それは常人には理解しがたい言葉や行動に反映され、あたかも現代の猟奇殺人に代表される理解しがたい闇の心の持ち主の様。

そんな無敵を誇るシガーも、傷を負い、思いもかけない事故に見舞われ翻弄され…
金でシャツを請う姿は、自らが追い詰めたルウェリン・モスと被る皮肉。
人間に死の裁断を下した残酷な神に見えた彼もまた、人間だったという事でしょうか。
そして、国籍も分からない、常人には理解しがたい殺人鬼も人間社会が作り上げたモンスターだったという事でしょうか。

シガーがネイティブで、モスが一攫千金を夢見た開拓者で、ベルが実直な保安官という、西部開拓時代というアメリカの歴史と重ね合わせても見えたのは私だけでしょうか?
いろんな見方のできる、ある意味難しい作品。

ハビエル・バルデムの圧倒的な存在感に、ドキドキハラハラ娯楽を盛り込みながら、最期に重い鉄槌を食らわせるコーエン兄弟。きっついなぁ。
娯楽作品を期待すると…落ちますよ★★★★

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