007/黄金銃を持つ男 / ロジャー・ムーア
007/黄金銃を持つ男
/ガイ・ハミルトン
平均評価点:
予告編を観る
全体の平均評価点: (5点満点)
(24)
解説・ストーリー
“黄金銃を持つ男”と言われる一流の殺し屋スカラマンガに、英国情報部員ジェームズ・ボンドの暗殺指令が下った。それを察知した英国情報部は、ボンドの安全をはかるため一時的に解任する。だがボンドは、スカラマンガと対決するため、彼のひそむ中国の孤島へと飛ぶ……。 JAN:9999202330461
“黄金銃を持つ男”と言われる一流の殺し屋スカラマンガに、英国情報部員ジェームズ・ボンドの暗殺指令が下った。それを察知した英国情報部は、ボンドの安全をはかるため一時的に解任する。だがボンドは、スカラマンガと対決するため、彼のひそむ中国の孤島へと飛ぶ……。 JAN:9999202330461
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「007/黄金銃を持つ男」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
“黄金銃を持つ男”と言われる一流の殺し屋スカラマンガに、英国情報部員ジェームズ・ボンドの暗殺指令が下った。それを察知した英国情報部は、ボンドの安全をはかるため一時的に解任する。だがボンドは、スカラマンガと対決するため、彼のひそむ中国の孤島へと飛ぶ……。 JAN:9999202330461
「007/黄金銃を持つ男」 の作品情報
「007/黄金銃を持つ男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「007/黄金銃を持つ男」 のシリーズ作品
007/黄金銃を持つ男のシリーズ商品
007/黄金銃を持つ男 特別編
“黄金銃を持つ男”と言われる一流の殺し屋スカラマンガに、英国情報部員ジェームズ・ボンドの暗殺指令が下った。それを察知した英国情報部は、ボンドの安全をはかるため一時的に解任する。だがボンドは、スカラマンガと対決するため、彼のひそむ中国の孤島へと飛ぶ……。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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GXBR16197 |
2002年12月13日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚 |
0人 |
0人 |
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007/黄金銃を持つ男 デジタルリマスター・バージョン
007シリーズの第9作。黄金の銃を持つ謎の殺し屋・スカラマンガを追って香港に飛んだボンドは、彼が太陽エネルギーを利用した特殊装置で巨万の富を得ようとしていることを知る。音声・映像共にグレードアップしたデジタルリマスター・バージョン。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル//英語 2:ドルビーデジタル//英語 3:ドルビーデジタル//英語 4:ドルビーデジタル//日本語 5:ドルビーデジタル//英(解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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MGBR29254 |
2006年11月22日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚 |
0人 |
0人 |
商品の詳細を表示する
【Blu-ray】007/黄金銃を持つ男(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
MGXR29254*B |
2009年07月01日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
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ユーザーレビュー:24件
孤高の殺し屋は007に憧れる
ロジャー・ムーアがめでたく続投したシリーズ9作目。007映画は、少なからず、その時代のトピックを取り入れて来た。月面着陸であったり、パルサーの腕時計であったり、特に最先端のテクノロジーに対しては敏感だったように思う。本作品では、オイルショックやカンフーブームの影響が見受けられる。
トイレットペーパーを買い占めに走る主婦の姿を捉えたニュース映像は、この時代を象徴するアイテムとして、今でもたまに使われる。
あれから37年、石油危機がなくなったわけではないだろうが、この商品単価の下落は何だろう? 店頭で“テッシュペーパー 5箱 188円”なんてPOPを見掛けたが、これは正しい値段なのだろうか、と首を傾げてしまった。あの時の狂騒的な買い占めブームも異常だが、いま現在の価格競争も異常だと思う。私たち消費者はモノが安く買えて嬉しいかも知れないが、その一方ではモノに対する有り難みが薄れ、価値観が大きく崩れてバカになっているような気がしてならない。
いまは“質”を問わなければ、どんなものでも安く手に入る。しかし、質のよい製品を作っている中小零細企業はバタバタと倒産しているのだ。日本の自給率は40%と骨抜きにされ、いまや日本のモノづくりを支えている町工場や職人の姿が消えつつある。
近い将来、食べることもモノを作ることもままならない状況に陥ることは明らかだ。その時、日本は国際社会の中で尊厳を維持することが出来るのだろうか?
私はノンポリだが、“国政の愚かさ=外交の愚かさ”であることくらいは知っている。その愚かさ故に、私たちの子孫が謂われのない辱めを受け、国際社会に於いて発言する機会も与えられないような状況にすべきではない、と単純に思う。
だいぶ横路に逸れてしまった。(笑) 映画が、その時代の風俗や文化、社会情勢など如実に反映しているのだとしたら、映画を観て、いろいろ考えて未来を憂うこともまた、映画の感想だろう。お許しを。m(_ _)m
さて、当時、巷ではブルース・リーの映画がヒットし、俄かに“カンフー”ブームが到来していた。本作品でも鏡の部屋が出て来るが、これは紛れもなく『燃えよドラゴン』の影響だろう。かの作品ほど斬新ではないし、撮影技術も低い。よく見るとスタッフの姿が写り込んだりしている。あまりヤル気がないところからすると監督ではなく、プロデューサの意向だったのだろう。
また、道場での格闘シーンもあるが、半分は女学生2人のアクションでお茶を濁している。まぁ、R.ムーアの弛んだ腕では誰と喧嘩しても勝てそうにない。(笑) 運動神経も鈍そうだ。アクションシーンに説得力のないのが、その証拠。本作品の撮影時は既に40台も半ばを過ぎていたはず。いい加減、身体のキレがなくなり衰えて来る年齢だ。そもそもショーン・コネリーの方が年下なんだから、R.ムーアがジェームズ・ボンドを演じるには無理がある。登板が遅すぎたのだ。製作サイドも随分と悩んだことだろう。彼自身、TVドラマ『ダンディ2』なんかに出ている場合ではなかったのだ。(このドラマ、広川太一郎さんの吹き替えが絶好調で好きなんだけどね)
太陽光をエネルギーに変換する装置を巡るスパイ合戦も描かれるが、オマケ程度。本筋はクリストファー・リー演じる暗殺者の生き様だ。面白いのは、孤高の暗殺者スカラマンガがJ.ボンドを“理解し合える仲間”と認識していることだろう。盲目的に恋い焦がれていると言っていい。スカラマンガが笑顔をみせる度に、心の裡の孤独感がイタいほどに伝わって来る。ドラキュラとはまた違った名演技だ。
ボンドガールはブリット・エクランドとモード・アダムス。どちらもスウェーデン出身の女優サン。“グッドナイト”を演じたB.エクランドは、ピーター・セラーズの元妻だけあってコメディがよく似合う。シリアス担当のM.アダムスと恋のサヤあてを演じ、ブレイク・エドワーズが得意とした艶笑喜劇のような一幕がある。
これだけ美女が登場しコメディも演じているのに、何故か作品の印象は地味。ボンドカーも登場しないし、秘密兵器も敵方にしか登場しない。ボンドの魅力が著しく乏しい作品だからだろうか……。
異色な作品であるだけに好悪の分かれるところだが、原作者イアン・フレミングの推薦で起用されたクリストファー・リーが好演していることだし、オススメと致しましょう!(彼はI.フレミングの従兄弟らしい)
※宮崎駿監督の『紅の豚』を観て、本作品のスカラマンガの隠れ家を思い出したのは、私だけではあるまい。(^_^)
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昔ほど
投稿日:2008/04/29
レビュアー:こうさま
評価74点(100点満点)
007第9作目ロジャー・ムーアのボント゜役、私的には歴代3ボンド役の中では一番好きだ。1974年の作品で35年前の製作になるのだから昔観たときほど興奮しないのは当たり前なのかもしれないが、このシリーズの中では下位になる評価。舞台はマカオ、香港、バンコックとアジア中心だが変にいろんな文化が混ぜ合わさってでてくるところが笑ってしまう。最大の見せ場はパンコックでのチェイスだが前作に登場した保安官が出てくるのが面白いところ。確か前作もボートチェイスの場面だったと記憶している。ボンドガールももう一つインパクトのないのが残念。いずれにせよ1970年代に潤沢な制作費をつかってこれだけの作品を仕上げたのはたいしたものだと思う。つべこべ言わずに素直に楽しむのがよい。
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殺し屋ドラキュラも奴には喰われた
ファンの間ではシリーズの中でも下から数えた方が早い出来ばえという評価…うーん、あまり反論の余地はない^^;
今回は澳門、香港、バンコックが舞台となっているが、当時はまだ日本を含め東南アジアを舞台にした欧米作品にロクなものはないと言われておりました。漠然とした東洋のイメージがごっちゃに映像化されて、登場する格闘技もムエタイやらカンフーやら、なぜか相撲レスラーまで何でもアリの、まさにK−1状態。「二度死ぬ」で犯した過ちがちっとも教訓として活かされておりませんな。(後の「トゥモロー・ネバー・ダイ」は段チに面白くなったけど) また「死ぬのは奴らだ」でも指摘した通り、ロジャー・ムーア旦那の緩慢な動きがせっかくのアクションに水を差す。空手の対決場面で相手役(昔のカンフー映画でよく見た香港の役者さん)が、ムーアの遅い動きに苦労して合わせているのがミエミエで苦笑させられる。ま、後年ムーア自身が「アクションはあまり得意じゃなかった」とゲロしているので、許すとするか。
唯一最大の見せ場は河川越え宙返りジャンプ。この場面は橋の強度やクルマの速度を綿密に計算した上で一発で本番を決めたそうだが、CG全盛の現代では考えられない手間ヒマだろう。しかし俺たちはそういう手間ヒマを映画の中に見るのが楽しかった。(「ダイハード4.0」でブルース・ウイルスがCGのジェット機の翼に飛び乗ってもちっとも楽しくないのである。)
ただし、この場面、6台のカメラで撮影されたという割りに映画の中では一方向のアングルしか使われていない。せっかくの大スタントなのにもったいない扱いだ。しかも、前作から引き続いて出演のペッパー保安官がとってもウザい。このオヤジ、顔見せ程度で十分だろう。
ボンドガールのブリット・エクランドはキュートなヒップでレーザー・ビームのスイッチを押し、ボンドを窮地に陥れる。そのドジぶりがなんとも可愛いが、イマイチ印象は薄い。いや、当時、箸が転んでも鼻血が出そうだった多感な俺たちはそのヒップに実は釘付けだったけど、オジサンとなった今では影のあるモード・アダムスの方をご指名したい(ちょっとロボット顔だけど)。
一方クリストファー・リーはドラキュラ伯爵のイメージが強過ぎて、にっと笑うと牙が見えそうで怖いが、個性的な殺し屋という点ではシリーズの中でも屈指の存在でしょう。しかし、結局ボンドもスカラマンガも、あの小人ひとりに食われたという印象かな。
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「黄金銃」に魅力なし
「007 黄金銃を持つ男」(1974年、英国/米国、カラー、1291分)。
ガイ・ハミルトン監督(1922〜2016、フランス・パリ生)。
コネリー主演の「ゴールドフィンガー」(1964)、ムーア主演の「ダイヤモンドは永遠に」(1971)、「死ぬのは奴らだ」(1973)、「黄金銃を持つ男」(1974)を監督。
この4作は、すべて、「007」の創作者イアン・フレミング(1908〜1964)の原作です。
フレミングの原作は、長編12作、短編8作あるようですが、これらは、コネリー、レーゼンビー、ムーア時代に消費されました。
人気シリーズというものは、こういうものでありましょう。
「007」の場合は、現代の高名なミステリ作家・脚本家による、「続作」が多数、書籍として刊行・翻訳されています。
「ベルリン二つの貌」を書いたスパイ小説作家で、フレミングの遺族から正式に続編執筆を依頼されたという、ジョン・ガードナー。
彼は、「メルトダウン作戦」(1981)、「スペクターの逆襲」(1982)から、「Win, Lose Or Die」(1989)まで、全8作を発表・刊行しましたが、
この中で、(丸ごと)映画になったものは、一つもありません。
彼は、映画化された「消されたライセンス」(1989)、「ゴールデンアイ」(1995)の、事後小説化(ノヴェライズ)に起用されたのみ。
リンカーン・ライム物の「ボーン・コレクター」(1999年、デンゼル主演で映画化)、「コフィン・ダンサー」「ウィッチメイカー」「スキン・コレクター」を書いた
人気作家ジェフリー・ディーヴァ―の「007白紙委任状」(2011)は、小説を読み、期待していました。
「9.11」後の「007」を描く彼の原作は、丸ごと映画化されることはありませんでしたが、ダニエル・クレイグがボンドになってからのシリーズには、
ディーヴァ―の虚無感が漂っていると、僕は思っています。
さて、この映画「黄金銃を持つ男」は、フレミングの原作としては、最後(1965年刊行)の長編です。
名優クリストファー・リー(1922〜2015)の出演は、この作品の最大の売りです。悪役「スカラマンガ」の役を、凄味を自然に体現しつつ身軽く演じています。
しかし残念ながら、極点には至っていません。「ロード・オブ・ザ・リング」で、昇ったのかもしれません。
「黄金銃」とは、何か?
スカラマンガが持つ、純金の無用の長物の銃ではありません。それは、映画を見ると分かってきます、と言いたいのですが、
「太陽光エネルギー変換装置」というのは、訳が分かりません。この作品の限界です。
スカラマンガは、自己陶酔型の殺し屋で、シリーズの「ゴールドフィンガー」のような大規模な野心家ではないことが、この作品を小さくしています。
けれども、小さい男が、この作品を面白く見せていますね。
見どころと比べどころは、次の6点です。
【1】タイの水路での、モータボートのアクション・シーン
当時、わが地方都市の2番館で見たとき、平日午前で、客は4人でしたが、びっくりして、「スプライト」のガラス瓶を落としてしまいました。
【2】ボンドガール
メアリー・グッドナイトを演じるブリット・エクランドよりも、アンドレア・アンダースを演じるモード・アダムスにいっそうの魅力を感じます。
モードは「オクトパシー」「美しき獲物たち」にも出演。
【3】ボンドボーイ
こういう用語はないのですが、脇役の魅力的な男優を挙げますと──これには、血も涙もない連中は入れません──
敵側では、断然リチャード・キールです。この映画の小さなニック・ナックは、その次に印象に残ります。
彼は実は、大将(スカラマンガ)よりも冷徹な男なのですが……。
【5】アジアの武道シーン
公開当時(1974)は、世界中でブルース・リーの「燃えよドラゴン」(1973)のブームが、高潮初期でした。
この映画でも、タイでの場面で、包丁剣術やカン・フーの場面がありますが、流行に合わせて、「いやいや」入れた感があります。
ボンド(ムーア)は、全く興味がないのです。しかし、こういうシーンを入れざるをえないほど、「ドラゴン」が世界を席巻していました。
【6】音楽
主題歌は、公開当時、つまらないと思いました。「007」の歌には、マット・モンロー、トム・ジョーンズ、シャーリー・バッシー、ポール・マッカートニーたちの
過激な表現を導く、斬新な作曲が必要なのです。
それに比べると、「ルル」が歌うこの曲は、終わりのための調和をいつも狐にように狙っている。
ジョン・バリー(1933〜2011)の作曲ですが、当時、不調か不満か、だったのでしょう。
今、聴いてみると、この不思議にコンパクトな本編に、寄り添うようにパッションが小さい。
ジョン・バリーは、「愛と哀しみの果て」(1985)で、最高の最後の音楽を書きます。
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あの島に住みたいなあ、、
投稿日:2008/02/07
レビュアー:魔る太郎
東洋的妖しい雰囲気が流れる作品。
変な相撲取りや女子高生カンフー使いなど唐突に出現する。
使用人の 背の小さい人 や ドジを踏む女同業者など。(おっと、アメリカの引退警官老夫婦もいたな)
でも、なんと言っても THE MAN WITH THE GOLDEN GUN だ。
その名も スカラマンガ 。
「黄金銃を持つ男」だ。いいか、黄金の銃だぞ、凄いじゃないか?
この銃、バラバラにもなってライターやタイピンにもなるんだぞ。
空飛ぶ車とか、、、
子供の頃に見て、ワクワク胸ときめきましたが、今、あらためて見直すとちょっと ショボイ 感じがするかな。
それはそれでしょうがないです。こちらが大人になったんです。
悲しいことですが、、。
金髪の女性がクネクネする、主題歌は今聞いてもワクワクするけど。ルルだったかな。
でも、それなりには面白いので、借りて見て下さい。
背の小さい人 が頭から離れない、、。
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ユーザーレビュー
孤高の殺し屋は007に憧れる
投稿日
2011/02/20
レビュアー
みなさん(退会)
ロジャー・ムーアがめでたく続投したシリーズ9作目。007映画は、少なからず、その時代のトピックを取り入れて来た。月面着陸であったり、パルサーの腕時計であったり、特に最先端のテクノロジーに対しては敏感だったように思う。本作品では、オイルショックやカンフーブームの影響が見受けられる。
トイレットペーパーを買い占めに走る主婦の姿を捉えたニュース映像は、この時代を象徴するアイテムとして、今でもたまに使われる。
あれから37年、石油危機がなくなったわけではないだろうが、この商品単価の下落は何だろう? 店頭で“テッシュペーパー 5箱 188円”なんてPOPを見掛けたが、これは正しい値段なのだろうか、と首を傾げてしまった。あの時の狂騒的な買い占めブームも異常だが、いま現在の価格競争も異常だと思う。私たち消費者はモノが安く買えて嬉しいかも知れないが、その一方ではモノに対する有り難みが薄れ、価値観が大きく崩れてバカになっているような気がしてならない。
いまは“質”を問わなければ、どんなものでも安く手に入る。しかし、質のよい製品を作っている中小零細企業はバタバタと倒産しているのだ。日本の自給率は40%と骨抜きにされ、いまや日本のモノづくりを支えている町工場や職人の姿が消えつつある。
近い将来、食べることもモノを作ることもままならない状況に陥ることは明らかだ。その時、日本は国際社会の中で尊厳を維持することが出来るのだろうか?
私はノンポリだが、“国政の愚かさ=外交の愚かさ”であることくらいは知っている。その愚かさ故に、私たちの子孫が謂われのない辱めを受け、国際社会に於いて発言する機会も与えられないような状況にすべきではない、と単純に思う。
だいぶ横路に逸れてしまった。(笑) 映画が、その時代の風俗や文化、社会情勢など如実に反映しているのだとしたら、映画を観て、いろいろ考えて未来を憂うこともまた、映画の感想だろう。お許しを。m(_ _)m
さて、当時、巷ではブルース・リーの映画がヒットし、俄かに“カンフー”ブームが到来していた。本作品でも鏡の部屋が出て来るが、これは紛れもなく『燃えよドラゴン』の影響だろう。かの作品ほど斬新ではないし、撮影技術も低い。よく見るとスタッフの姿が写り込んだりしている。あまりヤル気がないところからすると監督ではなく、プロデューサの意向だったのだろう。
また、道場での格闘シーンもあるが、半分は女学生2人のアクションでお茶を濁している。まぁ、R.ムーアの弛んだ腕では誰と喧嘩しても勝てそうにない。(笑) 運動神経も鈍そうだ。アクションシーンに説得力のないのが、その証拠。本作品の撮影時は既に40台も半ばを過ぎていたはず。いい加減、身体のキレがなくなり衰えて来る年齢だ。そもそもショーン・コネリーの方が年下なんだから、R.ムーアがジェームズ・ボンドを演じるには無理がある。登板が遅すぎたのだ。製作サイドも随分と悩んだことだろう。彼自身、TVドラマ『ダンディ2』なんかに出ている場合ではなかったのだ。(このドラマ、広川太一郎さんの吹き替えが絶好調で好きなんだけどね)
太陽光をエネルギーに変換する装置を巡るスパイ合戦も描かれるが、オマケ程度。本筋はクリストファー・リー演じる暗殺者の生き様だ。面白いのは、孤高の暗殺者スカラマンガがJ.ボンドを“理解し合える仲間”と認識していることだろう。盲目的に恋い焦がれていると言っていい。スカラマンガが笑顔をみせる度に、心の裡の孤独感がイタいほどに伝わって来る。ドラキュラとはまた違った名演技だ。
ボンドガールはブリット・エクランドとモード・アダムス。どちらもスウェーデン出身の女優サン。“グッドナイト”を演じたB.エクランドは、ピーター・セラーズの元妻だけあってコメディがよく似合う。シリアス担当のM.アダムスと恋のサヤあてを演じ、ブレイク・エドワーズが得意とした艶笑喜劇のような一幕がある。
これだけ美女が登場しコメディも演じているのに、何故か作品の印象は地味。ボンドカーも登場しないし、秘密兵器も敵方にしか登場しない。ボンドの魅力が著しく乏しい作品だからだろうか……。
異色な作品であるだけに好悪の分かれるところだが、原作者イアン・フレミングの推薦で起用されたクリストファー・リーが好演していることだし、オススメと致しましょう!(彼はI.フレミングの従兄弟らしい)
※宮崎駿監督の『紅の豚』を観て、本作品のスカラマンガの隠れ家を思い出したのは、私だけではあるまい。(^_^)
昔ほど
投稿日
2008/04/29
レビュアー
こうさま
評価74点(100点満点)
007第9作目ロジャー・ムーアのボント゜役、私的には歴代3ボンド役の中では一番好きだ。1974年の作品で35年前の製作になるのだから昔観たときほど興奮しないのは当たり前なのかもしれないが、このシリーズの中では下位になる評価。舞台はマカオ、香港、バンコックとアジア中心だが変にいろんな文化が混ぜ合わさってでてくるところが笑ってしまう。最大の見せ場はパンコックでのチェイスだが前作に登場した保安官が出てくるのが面白いところ。確か前作もボートチェイスの場面だったと記憶している。ボンドガールももう一つインパクトのないのが残念。いずれにせよ1970年代に潤沢な制作費をつかってこれだけの作品を仕上げたのはたいしたものだと思う。つべこべ言わずに素直に楽しむのがよい。
殺し屋ドラキュラも奴には喰われた
投稿日
2007/11/03
レビュアー
タクシードライバー
ファンの間ではシリーズの中でも下から数えた方が早い出来ばえという評価…うーん、あまり反論の余地はない^^;
今回は澳門、香港、バンコックが舞台となっているが、当時はまだ日本を含め東南アジアを舞台にした欧米作品にロクなものはないと言われておりました。漠然とした東洋のイメージがごっちゃに映像化されて、登場する格闘技もムエタイやらカンフーやら、なぜか相撲レスラーまで何でもアリの、まさにK−1状態。「二度死ぬ」で犯した過ちがちっとも教訓として活かされておりませんな。(後の「トゥモロー・ネバー・ダイ」は段チに面白くなったけど) また「死ぬのは奴らだ」でも指摘した通り、ロジャー・ムーア旦那の緩慢な動きがせっかくのアクションに水を差す。空手の対決場面で相手役(昔のカンフー映画でよく見た香港の役者さん)が、ムーアの遅い動きに苦労して合わせているのがミエミエで苦笑させられる。ま、後年ムーア自身が「アクションはあまり得意じゃなかった」とゲロしているので、許すとするか。
唯一最大の見せ場は河川越え宙返りジャンプ。この場面は橋の強度やクルマの速度を綿密に計算した上で一発で本番を決めたそうだが、CG全盛の現代では考えられない手間ヒマだろう。しかし俺たちはそういう手間ヒマを映画の中に見るのが楽しかった。(「ダイハード4.0」でブルース・ウイルスがCGのジェット機の翼に飛び乗ってもちっとも楽しくないのである。)
ただし、この場面、6台のカメラで撮影されたという割りに映画の中では一方向のアングルしか使われていない。せっかくの大スタントなのにもったいない扱いだ。しかも、前作から引き続いて出演のペッパー保安官がとってもウザい。このオヤジ、顔見せ程度で十分だろう。
ボンドガールのブリット・エクランドはキュートなヒップでレーザー・ビームのスイッチを押し、ボンドを窮地に陥れる。そのドジぶりがなんとも可愛いが、イマイチ印象は薄い。いや、当時、箸が転んでも鼻血が出そうだった多感な俺たちはそのヒップに実は釘付けだったけど、オジサンとなった今では影のあるモード・アダムスの方をご指名したい(ちょっとロボット顔だけど)。
一方クリストファー・リーはドラキュラ伯爵のイメージが強過ぎて、にっと笑うと牙が見えそうで怖いが、個性的な殺し屋という点ではシリーズの中でも屈指の存在でしょう。しかし、結局ボンドもスカラマンガも、あの小人ひとりに食われたという印象かな。
「黄金銃」に魅力なし
投稿日
2016/08/27
レビュアー
ちゅく
「007 黄金銃を持つ男」(1974年、英国/米国、カラー、1291分)。
ガイ・ハミルトン監督(1922〜2016、フランス・パリ生)。
コネリー主演の「ゴールドフィンガー」(1964)、ムーア主演の「ダイヤモンドは永遠に」(1971)、「死ぬのは奴らだ」(1973)、「黄金銃を持つ男」(1974)を監督。
この4作は、すべて、「007」の創作者イアン・フレミング(1908〜1964)の原作です。
フレミングの原作は、長編12作、短編8作あるようですが、これらは、コネリー、レーゼンビー、ムーア時代に消費されました。
人気シリーズというものは、こういうものでありましょう。
「007」の場合は、現代の高名なミステリ作家・脚本家による、「続作」が多数、書籍として刊行・翻訳されています。
「ベルリン二つの貌」を書いたスパイ小説作家で、フレミングの遺族から正式に続編執筆を依頼されたという、ジョン・ガードナー。
彼は、「メルトダウン作戦」(1981)、「スペクターの逆襲」(1982)から、「Win, Lose Or Die」(1989)まで、全8作を発表・刊行しましたが、
この中で、(丸ごと)映画になったものは、一つもありません。
彼は、映画化された「消されたライセンス」(1989)、「ゴールデンアイ」(1995)の、事後小説化(ノヴェライズ)に起用されたのみ。
リンカーン・ライム物の「ボーン・コレクター」(1999年、デンゼル主演で映画化)、「コフィン・ダンサー」「ウィッチメイカー」「スキン・コレクター」を書いた
人気作家ジェフリー・ディーヴァ―の「007白紙委任状」(2011)は、小説を読み、期待していました。
「9.11」後の「007」を描く彼の原作は、丸ごと映画化されることはありませんでしたが、ダニエル・クレイグがボンドになってからのシリーズには、
ディーヴァ―の虚無感が漂っていると、僕は思っています。
さて、この映画「黄金銃を持つ男」は、フレミングの原作としては、最後(1965年刊行)の長編です。
名優クリストファー・リー(1922〜2015)の出演は、この作品の最大の売りです。悪役「スカラマンガ」の役を、凄味を自然に体現しつつ身軽く演じています。
しかし残念ながら、極点には至っていません。「ロード・オブ・ザ・リング」で、昇ったのかもしれません。
「黄金銃」とは、何か?
スカラマンガが持つ、純金の無用の長物の銃ではありません。それは、映画を見ると分かってきます、と言いたいのですが、
「太陽光エネルギー変換装置」というのは、訳が分かりません。この作品の限界です。
スカラマンガは、自己陶酔型の殺し屋で、シリーズの「ゴールドフィンガー」のような大規模な野心家ではないことが、この作品を小さくしています。
けれども、小さい男が、この作品を面白く見せていますね。
見どころと比べどころは、次の6点です。
【1】タイの水路での、モータボートのアクション・シーン
当時、わが地方都市の2番館で見たとき、平日午前で、客は4人でしたが、びっくりして、「スプライト」のガラス瓶を落としてしまいました。
【2】ボンドガール
メアリー・グッドナイトを演じるブリット・エクランドよりも、アンドレア・アンダースを演じるモード・アダムスにいっそうの魅力を感じます。
モードは「オクトパシー」「美しき獲物たち」にも出演。
【3】ボンドボーイ
こういう用語はないのですが、脇役の魅力的な男優を挙げますと──これには、血も涙もない連中は入れません──
敵側では、断然リチャード・キールです。この映画の小さなニック・ナックは、その次に印象に残ります。
彼は実は、大将(スカラマンガ)よりも冷徹な男なのですが……。
【5】アジアの武道シーン
公開当時(1974)は、世界中でブルース・リーの「燃えよドラゴン」(1973)のブームが、高潮初期でした。
この映画でも、タイでの場面で、包丁剣術やカン・フーの場面がありますが、流行に合わせて、「いやいや」入れた感があります。
ボンド(ムーア)は、全く興味がないのです。しかし、こういうシーンを入れざるをえないほど、「ドラゴン」が世界を席巻していました。
【6】音楽
主題歌は、公開当時、つまらないと思いました。「007」の歌には、マット・モンロー、トム・ジョーンズ、シャーリー・バッシー、ポール・マッカートニーたちの
過激な表現を導く、斬新な作曲が必要なのです。
それに比べると、「ルル」が歌うこの曲は、終わりのための調和をいつも狐にように狙っている。
ジョン・バリー(1933〜2011)の作曲ですが、当時、不調か不満か、だったのでしょう。
今、聴いてみると、この不思議にコンパクトな本編に、寄り添うようにパッションが小さい。
ジョン・バリーは、「愛と哀しみの果て」(1985)で、最高の最後の音楽を書きます。
あの島に住みたいなあ、、
投稿日
2008/02/07
レビュアー
魔る太郎
東洋的妖しい雰囲気が流れる作品。
変な相撲取りや女子高生カンフー使いなど唐突に出現する。
使用人の 背の小さい人 や ドジを踏む女同業者など。(おっと、アメリカの引退警官老夫婦もいたな)
でも、なんと言っても THE MAN WITH THE GOLDEN GUN だ。
その名も スカラマンガ 。
「黄金銃を持つ男」だ。いいか、黄金の銃だぞ、凄いじゃないか?
この銃、バラバラにもなってライターやタイピンにもなるんだぞ。
空飛ぶ車とか、、、
子供の頃に見て、ワクワク胸ときめきましたが、今、あらためて見直すとちょっと ショボイ 感じがするかな。
それはそれでしょうがないです。こちらが大人になったんです。
悲しいことですが、、。
金髪の女性がクネクネする、主題歌は今聞いてもワクワクするけど。ルルだったかな。
でも、それなりには面白いので、借りて見て下さい。
背の小さい人 が頭から離れない、、。
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007/黄金銃を持つ男