ポルターガイスト

映画だったような記憶があります。
グロシーンはほとんどありませんし、えぐいエピソードもないし安心して家族でドキドキしながら鑑賞できる作品かと思います（笑
音楽や怪奇現象で驚かすタイプでしたね。イントロでは絶賛してますが正直、本作をＡ級ホラーと表現していいのだろうか？ちょっと疑問です。トビー・フーパーが監督らしいけど、家族愛と団結がシナリオのメインで、ＳＦチックな描写もあるし制作のスピルバーグ色が断然強いです。ホラーアトラクション探検みたいなイメージで観ると楽しめるかもしれません。

私は、本作より「オーメン」や「エクソシスト」のほうが好きでした。理由は怖かったから♪

観るのは２度目です。
このシリーズの出演者やスタッフが何人も亡くなっていることを聞いて
観たら呪われるかも
と、ホラー好きのくせに本気で怯えて、ずっと観るのを避けていたんですが、
たくさんの人が観てるんだから、と勇気を出して観てみると
内容自体はそんなに怖くはなかった記憶があります。

だけど、関係者の人たちはしばらく生きた心地がしなかっただろうなー
次は自分かと思っちゃって。

今観てみると、スピルバーグ氏制作だからなのか、
私はホラーというよりＳＦっぽく感じました。

妹が行方不明になった時のお兄ちゃんの演戯がいいです。
自分だってついさっきまで樹に飲み込まれかかってたのに
ケナゲすぎて泣けます。

関係ないけど『クレヨンしんちゃん』でしんちゃんが妹を助けるために
ビルの屋上からためらいもなく跳んだシーンで号泣したことを
思い出してしまいました。（この場面、映画館では子どもたちが大爆笑してました）

『オーメン』系か『エクソシスト』系かに分類するなら
『エクソシスト』系だなと思いました。

当時、深夜に消えているテレビを見れませんでした！

怖い怖いです。一人でトイレ行けなくなっちゃう。お子様には見せないがよろしい！
具体的にお化けや幽霊がババーンと出てくるんじゃなく、ちょっと後ろ向いてて振り返ったら、さっきまで普通に床の上だった椅子がテーブルの上にデデーンと載ってたりするリアルな恐怖ですよ。物がズズーッと動いたり、本がパタパタ飛んだりする。しかもそれを見て目を丸くしている役者さんの顔がまた非常に怖い。恐怖に手を震わせてコーヒーカップをカチカチ鳴らしたり、こちらも共感させられてこれまたなんか怖い演技しやがるんです。そんな細かい所まで恐怖を煽らんといてください。
っていうのは、前半だけ。事態はだんだん悪い方向にエスカレートし、最後はドタバタのホラコメに。せっかくのシビアな設定が台無しです。
でも最後まであのテンションで行かれたら、本当、トラウマになったかもしれない。あれはあれで良かったのかもしれない。それはもしかすると計算し尽くされた構成だったのかもしれない。と、私は思いたい。
かなり苦手なタイプのホラーです。よって人にはお勧めしません。

これは怖がらせようとしてないでしょ。
ちっとも怖くありません。
最後まで怖くなりません。
ビックリさせて、楽しませようとしてるようにしか感じられない。
ホラー映画デデ〜ンというよりは。
テーマパークの数あるアトラクションの中のひとつといった感じ。
まあアトラクションにこういうのがあったら楽しそう。
楽しく驚ける。
なんならリピーターになれる。
ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」のように作ってくれたら、相当面白そうです。

スピルバーグが関わっているということで・・・
なんとなくイヤな予感はしてたんですが。
やっぱりアカン代物になってますね。
スピルバーグのダメなヤツになっとります。
なんかバカバカしいです。
押し付けてくるような家族愛にウンザリするというか・・・
それもういいよ・・・って思う。
わかったから・・・・
物語の気配が一向にホラーに偏らないのは、絶対にスピルバーグのせいですね。
湿り気も狂気も何もありません。
音楽も全然ホラー向きじゃなく。
やっぱりアトラクション向きというか・・・

霊能者！
彼女が出てきたときは笑ってしまった・・・
何かの間違いだろう・・と。
絶対に「そっち系」の仕事に就いてはいけないキャラなのに。
ズングリーでムックリーで。
体全体から「胡散臭い」にじんでる。
ホンモノかニセモノかの問題じゃない。
第一印象で相当損するんじゃないのか。


長男よ。
そんなにコワイなら、そもそもソイツをそこに置くでない。
でもって天丼って！

キャロル・アンちゃんが、めっさカワイイですね。
このシリーズは本編よりも、それにまつわる現実のサイドストーリーのほうがよっぽどコワイです。
それを実感しました。
キャロル・アンちゃんをはじめ、亡くなってしまった方々。
安らかに。