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少年時代にある罪を犯し、長い刑期を終えて社会復帰を果たした青年が辿る悲劇を、巧みな演出で衝撃的に描き出した問題作。主演は「大いなる陰謀」のアンドリュー・ガーフィールド。監督は「ダブリン上等!」のマーク・オロウ。イギリス、マンチェスター。かつて“少年A”と呼ばれた青年は24歳となり刑務所から出所した。“ジャック”という新しい名前を与えられ、過去を隠して新しい生活を始める。ジャックは大人になってから初めて体験する外の世界に戸惑いつつも、ソーシャルワーカー、テリーのサポートを受けながら、少しずつ社会に溶け込んでいく。職場では親しい仲間も出来、やがて人生初めての恋も経験するジャックだったが…。 JAN:4562227880118
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
イギリス |
原題: |
BOY A |
監督: |
ジョン・クローリー |
---|---|
製作: |
リン・ホースフォード |
出演: |
アンドリュー・ガーフィールド 、 ピーター・ミュラン 、 ショーン・エヴァンス 、 スカイ・ベネット 、 ケイティ・ライオンズ |
脚本: |
マーク・オロウ |
撮影: |
ロブ・ハーディ |
少年時代にある罪を犯し、長い刑期を終えて社会復帰を果たした青年が辿る悲劇を、巧みな演出で衝撃的に描き出した問題作。主演は「大いなる陰謀」のアンドリュー・ガーフィールド。監督は「ダブリン上等!」のマーク・オロウ。イギリス、マンチェスター。かつて“少年A”と呼ばれた青年は24歳となり刑務所から出所した。“ジャック”という新しい名前を与えられ、過去を隠して新しい生活を始める。ジャックは大人になってから初めて体験する外の世界に戸惑いつつも、ソーシャルワーカー、テリーのサポートを受けながら、少しずつ社会に溶け込んでいく。職場では親しい仲間も出来、やがて人生初めての恋も経験するジャックだったが…。 JAN:4562227880118
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
イギリス |
原題: |
BOY A |
監督: |
ジョン・クローリー |
---|---|
製作: |
リン・ホースフォード |
出演: |
アンドリュー・ガーフィールド 、 ピーター・ミュラン 、 ショーン・エヴァンス 、 スカイ・ベネット 、 ケイティ・ライオンズ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
107分 | 日 | 英:ドルビーステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
MPF10091 | 2009年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
107分
字幕:
日
音声:
英:ドルビーステレオ
レイティング:
記番:
MPF10091
レンタル開始日:
2009年04月24日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
107分 | 日 | 英:ドルビーステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
MPF10091 | 2009年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
107分
字幕:
日
音声:
英:ドルビーステレオ
レイティング:
記番:
MPF10091
レンタル開始日:
2009年04月24日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
TVで紹介されたらしく、それを見たかみさんのリクエストでシネ・アミューズまで行ってきました。
前の人の頭が気になるなんて、最近のシネコンでは経験しないんですけど、妙に懐かしかったりして・・・。
20分ほど、新作の予告があったんですけど、気を引く物がなくて、どうやら「夢の世界へゴー」本編が始まったのはわかったのですが、テリーとジャック(になったばかり)の会話が、それほどの抑揚も無く続くので、なかなか夢の世界から戻って来れません(笑)
テリー(ピーター・ミュラン)は保護司のような立場の人でしょうか。
少年時代に重大な事件を犯し、14年ぶりに社会に復帰する24歳の青年の後見人のようなものなんでしょう。
「新しい名前を決めなさい」
と言われて、ジャック・パリッジと決めるんですけど、そんな勝手に決められるんだ・・・。
彼が犯した罪は、映画が進む内にだんだんとわかってきます。まあ、ジャックに対して先入観を持たせないように、情報を小出しにして行くんですけど、なかなか効果的です。暗示的なシークエンスもあって、ちょっと疑問に思ったところもあるので(かみさんも、同じことを感じてました。内容はネタバレになるのでナイショです)DVDになったら、再度確認したいですねえ。
運送会社というか、宅配便のような仕事を得て、順調に社会に適応していくジャック。クリスという友人もでき、事務のミシェルと恋仲になり、行く手は明るいように見えます。
ジャックとクリスが仕事中に、交通事故に巻き込まれた少女を救ったことから、なにやら雲行きが怪しくなります。
「Boy A」って、要するに日本で言う「少年A」ですよね。未成年だから実名報道はされないけど、事件は皆の記憶に残っている。その少年Aがどうやら出所したらしいと言う報道と絡んで、ジャックの明るいと思われた未来に暗雲が立ちこめます。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、公式サイトのイントロダクションでわかる程度のことだけです。
「酒鬼薔薇事件」の犯人のようなもんでしょうか。彼も今、どこかでジャックのように暮らしているのかもしれません。それが良いとも悪いとも言えませんよねえ。
アンドリュー・ガーフィールド演じるジャックは、心優しい青年で、とても過去に罪を犯したようには(映画を観ている観客からも)思えないんですけど、もしも「酒鬼薔薇事件」の犯人の少年が、近くに住んでいるとわかったら、私たちはどんな対応をするんでしょうか・・・。
本作における、ジャックを取り巻く人物の行動は、わかる部分も多々あるんですよね・・・。
ジャックの気持ちも、周りの人の気持ちもわかりすぎるほどわかってしまうのです。出所してからのジャックの行動に、過去の回想が挿入されるんですけど、時系列の処理が上手くて混乱するようなことはありません。だから、ジャックが嬉しいとこちらも嬉しいし、ジャックがおびえているとこちらも不安になるのです。ジョン・クローリー(「ダブリン上等!」の監督だそうです。まだ観てませんが・・)の演出も、アンドリュー・ガーフィールドの演技も見事なもんです。
Boy Bとでも言うべき登場人物もいて、物語が展開していきますが、過去に罪を犯した人間の更正の道はあるのか、無いのか・・・私にとっては、割と身近な問題で考えさせられました。罪と贖罪というのは、考えても一概に結論が出ない、永遠の問題なんだなあと思います。
ラストシーンは、結論を出さずに、観客に考える余地を残したようなオープン・エンドで、カタルシスはなく、ず〜んと重いんですけど、色々な人がそれぞれの立場で、様々に考えられる複雑な問題作だと思いますね。
「ハッピー・フライト」のようなお気楽娯楽作もいいけど、こういう重たい映画もたまにはいいもんです。
重たい内容ではあるものの、映像は美しい物が多く、目を背けたくなるような描写もないので、多くの人に観て欲しいなと思います。特に、これから社会に出ていく学生達(小学生から)には、是非観て欲しいなと思う作品ですね。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
あまりにもテーマが重くて、「おもしろい」とは決していえないのですが、非常に見ごたえありました。一瞬も目が離せないくらい、のめりこんで見てしまいました。
窓のない一室で話し合う、青年と父親くらいの男性。
ふたりは青年に「ジャック」という新しい名前をつけることにする。
青年はかつて凶悪な犯罪を犯し「BOY A」と呼ばれた少年だった。保護司の男性に見守られながら、過去を隠し新たな人生を歩もうとしているのだ。
ジャックを演じるのは、「大いなる陰謀」でロバート・レッドフォードの教授に目をつけられる、裕福な青年を演じていたアンドリュー・ガーフィールド。10年にも及ぶ隔離生活から解放され、新しい職場へと移動する途中の車の窓から外を見る、好奇心に満ち溢れた子供っぽいジャックの表情が印象的でした。
ジャックは新しい職場で、友だちや恋人も出来る。しかし、自分の過去を恋人に隠していることに次第に耐え切れなくなり、過去を打ち明けたいという欲求にかられてゆく。
その一方で、仕事の配送途中に事故に遭遇し、少女を助けたことから新聞にとりあげられると、自分の過去がばれることを極度に恐れる。
しかしジャックの正体は思いもかけないことから暴露されるのだった。
ジャックの過去、「エリック」と呼ばれていた少年時代に一体どんな犯罪を犯したのかが、時折はさまれる回想シーンで次第に明らかになるのですが、これが本当に事件の真実だったのでしょうか?それともジャックが世間から隔離され、少年から青年へと成長する過程で、作り上げ信じ込んでしまったストーリーだったのでしょうか?
特にジャックの「共犯者」であった親友の行為やその後は、長い年月の間にジャックの中で作り上げられてしまったストーリーのように思えます。
突如残酷な行為に出てしまい、そしてその理由を説明する言葉を持たない子供の心理、長い年月の間に本人でさえも説明不可能になっているのでしょうし、このあたり少年犯罪への対応の難しさをつくづく感じました。
保護司の男性には離婚によって疎遠になっていた息子がいるのですが、この息子の出現が、ジャックの過去の暴露のきっかけとなるあたり、保護司の資質とかその仕事の難しさについても考えさせられました。
少女をカッターナイフで傷つけ殺してしまい、凶悪な「Boy A」となった少年が、今度はジャックとなって「ナイフを持った天使」になるという皮肉。
ジャックは過去の犯罪から一生逃れることを許されないのでしょうか?普通の青年として暮らすことは許されないのでしょうか?
そして、もし自分の近くにこんな青年がいたら、私は彼の過去の犯罪を許し、受け入れることができるのか、考え込んでしまいました。
このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
これは、素晴らしい秀作。
主演の Andrew Garfield がとにかく素晴らしい演技を見せてくれます。
このひと、『大いなる陰謀』のどこに出てたのか、記憶になかったんだけど、あのアロハ着たやる気無くなっちゃった学生、トッド役のひとだったのね。
全然違いますね〜。
アメリカ人だと思ってた。
しかも、この「BOY A」が先なのね。
すごいなあ。
それにしても。。。
やっぱり、実際、「悪魔の子供」と言われる殺人者。
いくら子供のころのことといえども、ばれたら大変だよね。
友人も、恋人もできて、本当のことをいいたい!って気持ちになるんだけど、後見人のテリーに激しくとめられる。
このテリーの息子が出てきたときになんかヤバそうな感じはしたんだよね〜。
恋人ミシェルは、なんか、ふくよかな感じの女性で(笑)
彼は本気で初めての恋に落ちる。
「息ができなくなるくらい」彼女を愛している。すごいなあ。一度経験してみたい。
不遇な少年時代のジャックとしては、母性を感じたのかなあ。
子供のころのエピソードが結構泣ける。
職場でできた、友人、クリスを Shaun Evans。
どこかで見たと思ったら、「華麗なる恋の舞台で」のアネット・ベニングの若い燕、TOMを演じていた人ではないか!!
すごくこの映画では可愛いです。
自分が知り合ったひとの過去がこんな風だったら、人はどんなふうに反応するんだろうか?という映画です。
ジャックは、世の中に出る前に、テリーと、これからのことを決める。
新しい名前、新しい過去。
そのときは瞳を輝かせてキラキラしている。
新しい人間になるんだ、あのときの少年とは、別人なんだ。。。と。
彼は確かに別人になってるんだよね。
それでも、世間でも、あのときの少年は「悪魔の子」でしかない。
エンディングも、どうなるんだろ?ってところで終わってます。
気になってしょうがない。
あとは、観客が決めるんだろうなあ。
無理してでも観にいってよかった。おすすめします。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:46件
投稿日
2009/03/26
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
TVで紹介されたらしく、それを見たかみさんのリクエストでシネ・アミューズまで行ってきました。
前の人の頭が気になるなんて、最近のシネコンでは経験しないんですけど、妙に懐かしかったりして・・・。
20分ほど、新作の予告があったんですけど、気を引く物がなくて、どうやら「夢の世界へゴー」本編が始まったのはわかったのですが、テリーとジャック(になったばかり)の会話が、それほどの抑揚も無く続くので、なかなか夢の世界から戻って来れません(笑)
テリー(ピーター・ミュラン)は保護司のような立場の人でしょうか。
少年時代に重大な事件を犯し、14年ぶりに社会に復帰する24歳の青年の後見人のようなものなんでしょう。
「新しい名前を決めなさい」
と言われて、ジャック・パリッジと決めるんですけど、そんな勝手に決められるんだ・・・。
彼が犯した罪は、映画が進む内にだんだんとわかってきます。まあ、ジャックに対して先入観を持たせないように、情報を小出しにして行くんですけど、なかなか効果的です。暗示的なシークエンスもあって、ちょっと疑問に思ったところもあるので(かみさんも、同じことを感じてました。内容はネタバレになるのでナイショです)DVDになったら、再度確認したいですねえ。
運送会社というか、宅配便のような仕事を得て、順調に社会に適応していくジャック。クリスという友人もでき、事務のミシェルと恋仲になり、行く手は明るいように見えます。
ジャックとクリスが仕事中に、交通事故に巻き込まれた少女を救ったことから、なにやら雲行きが怪しくなります。
「Boy A」って、要するに日本で言う「少年A」ですよね。未成年だから実名報道はされないけど、事件は皆の記憶に残っている。その少年Aがどうやら出所したらしいと言う報道と絡んで、ジャックの明るいと思われた未来に暗雲が立ちこめます。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、公式サイトのイントロダクションでわかる程度のことだけです。
「酒鬼薔薇事件」の犯人のようなもんでしょうか。彼も今、どこかでジャックのように暮らしているのかもしれません。それが良いとも悪いとも言えませんよねえ。
アンドリュー・ガーフィールド演じるジャックは、心優しい青年で、とても過去に罪を犯したようには(映画を観ている観客からも)思えないんですけど、もしも「酒鬼薔薇事件」の犯人の少年が、近くに住んでいるとわかったら、私たちはどんな対応をするんでしょうか・・・。
本作における、ジャックを取り巻く人物の行動は、わかる部分も多々あるんですよね・・・。
ジャックの気持ちも、周りの人の気持ちもわかりすぎるほどわかってしまうのです。出所してからのジャックの行動に、過去の回想が挿入されるんですけど、時系列の処理が上手くて混乱するようなことはありません。だから、ジャックが嬉しいとこちらも嬉しいし、ジャックがおびえているとこちらも不安になるのです。ジョン・クローリー(「ダブリン上等!」の監督だそうです。まだ観てませんが・・)の演出も、アンドリュー・ガーフィールドの演技も見事なもんです。
Boy Bとでも言うべき登場人物もいて、物語が展開していきますが、過去に罪を犯した人間の更正の道はあるのか、無いのか・・・私にとっては、割と身近な問題で考えさせられました。罪と贖罪というのは、考えても一概に結論が出ない、永遠の問題なんだなあと思います。
ラストシーンは、結論を出さずに、観客に考える余地を残したようなオープン・エンドで、カタルシスはなく、ず〜んと重いんですけど、色々な人がそれぞれの立場で、様々に考えられる複雑な問題作だと思いますね。
「ハッピー・フライト」のようなお気楽娯楽作もいいけど、こういう重たい映画もたまにはいいもんです。
重たい内容ではあるものの、映像は美しい物が多く、目を背けたくなるような描写もないので、多くの人に観て欲しいなと思います。特に、これから社会に出ていく学生達(小学生から)には、是非観て欲しいなと思う作品ですね。
投稿日
2009/04/02
レビュアー
パープルローズ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
あまりにもテーマが重くて、「おもしろい」とは決していえないのですが、非常に見ごたえありました。一瞬も目が離せないくらい、のめりこんで見てしまいました。
窓のない一室で話し合う、青年と父親くらいの男性。
ふたりは青年に「ジャック」という新しい名前をつけることにする。
青年はかつて凶悪な犯罪を犯し「BOY A」と呼ばれた少年だった。保護司の男性に見守られながら、過去を隠し新たな人生を歩もうとしているのだ。
ジャックを演じるのは、「大いなる陰謀」でロバート・レッドフォードの教授に目をつけられる、裕福な青年を演じていたアンドリュー・ガーフィールド。10年にも及ぶ隔離生活から解放され、新しい職場へと移動する途中の車の窓から外を見る、好奇心に満ち溢れた子供っぽいジャックの表情が印象的でした。
ジャックは新しい職場で、友だちや恋人も出来る。しかし、自分の過去を恋人に隠していることに次第に耐え切れなくなり、過去を打ち明けたいという欲求にかられてゆく。
その一方で、仕事の配送途中に事故に遭遇し、少女を助けたことから新聞にとりあげられると、自分の過去がばれることを極度に恐れる。
しかしジャックの正体は思いもかけないことから暴露されるのだった。
ジャックの過去、「エリック」と呼ばれていた少年時代に一体どんな犯罪を犯したのかが、時折はさまれる回想シーンで次第に明らかになるのですが、これが本当に事件の真実だったのでしょうか?それともジャックが世間から隔離され、少年から青年へと成長する過程で、作り上げ信じ込んでしまったストーリーだったのでしょうか?
特にジャックの「共犯者」であった親友の行為やその後は、長い年月の間にジャックの中で作り上げられてしまったストーリーのように思えます。
突如残酷な行為に出てしまい、そしてその理由を説明する言葉を持たない子供の心理、長い年月の間に本人でさえも説明不可能になっているのでしょうし、このあたり少年犯罪への対応の難しさをつくづく感じました。
保護司の男性には離婚によって疎遠になっていた息子がいるのですが、この息子の出現が、ジャックの過去の暴露のきっかけとなるあたり、保護司の資質とかその仕事の難しさについても考えさせられました。
少女をカッターナイフで傷つけ殺してしまい、凶悪な「Boy A」となった少年が、今度はジャックとなって「ナイフを持った天使」になるという皮肉。
ジャックは過去の犯罪から一生逃れることを許されないのでしょうか?普通の青年として暮らすことは許されないのでしょうか?
そして、もし自分の近くにこんな青年がいたら、私は彼の過去の犯罪を許し、受け入れることができるのか、考え込んでしまいました。
投稿日
2009/03/25
レビュアー
KEE※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
これは、素晴らしい秀作。
主演の Andrew Garfield がとにかく素晴らしい演技を見せてくれます。
このひと、『大いなる陰謀』のどこに出てたのか、記憶になかったんだけど、あのアロハ着たやる気無くなっちゃった学生、トッド役のひとだったのね。
全然違いますね〜。
アメリカ人だと思ってた。
しかも、この「BOY A」が先なのね。
すごいなあ。
それにしても。。。
やっぱり、実際、「悪魔の子供」と言われる殺人者。
いくら子供のころのことといえども、ばれたら大変だよね。
友人も、恋人もできて、本当のことをいいたい!って気持ちになるんだけど、後見人のテリーに激しくとめられる。
このテリーの息子が出てきたときになんかヤバそうな感じはしたんだよね〜。
恋人ミシェルは、なんか、ふくよかな感じの女性で(笑)
彼は本気で初めての恋に落ちる。
「息ができなくなるくらい」彼女を愛している。すごいなあ。一度経験してみたい。
不遇な少年時代のジャックとしては、母性を感じたのかなあ。
子供のころのエピソードが結構泣ける。
職場でできた、友人、クリスを Shaun Evans。
どこかで見たと思ったら、「華麗なる恋の舞台で」のアネット・ベニングの若い燕、TOMを演じていた人ではないか!!
すごくこの映画では可愛いです。
自分が知り合ったひとの過去がこんな風だったら、人はどんなふうに反応するんだろうか?という映画です。
ジャックは、世の中に出る前に、テリーと、これからのことを決める。
新しい名前、新しい過去。
そのときは瞳を輝かせてキラキラしている。
新しい人間になるんだ、あのときの少年とは、別人なんだ。。。と。
彼は確かに別人になってるんだよね。
それでも、世間でも、あのときの少年は「悪魔の子」でしかない。
エンディングも、どうなるんだろ?ってところで終わってます。
気になってしょうがない。
あとは、観客が決めるんだろうなあ。
無理してでも観にいってよかった。おすすめします。
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BOY A