男はつらいよ　翔んでる寅次郎　【第２３作】

笑いと涙、出逢いと失恋。
ご存知、“フーテンの寅さん”の映画シリーズです。

マドンナ 桃井かおり
ロケ地　 北海道支笏湖

＊松村達雄（二代目おいちゃん）が仲人役でひさしぶりの出演＊　　

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�@寅が帰ってきた日の夕方、鐘を撞く源公。

�Aひとみの乗ったタクシーがとらやの前に止まる。
　源公がかけつけてくる。
　タクシーの運転手に頼まれて、ひとみのベールの先を持つのを手伝う。
　そのままとらやの店内になだれ込む。
　源公、タクシーの運転手に「まけろ。」
　見物人を追い払う寅と源公。
　寅「おまえも帰るんだよ。」源公、寅に頭をどつかれる。

�Bひとみの衣類や身の回り品を買って、とらやに帰ってくる寅と源公。
　源公は、シャンプーらしきもののふたを取ってにおいを嗅いでいる。
　中身が飛び出して、あわてて拭いている。寅の帽子をかぶっている。
　バスタオルを肩にかけてにおいを嗅いでいる。
　どうも、においに興味があるらしい。

�C鐘を撞く時間に遅れて、あわてて鐘楼に走る源公。御前様にどやされる。
　源公「あんな、寅さんに嫁さんが来たんや。きれいな人や。」
　御前様「御仏に仕える身が嘘などつきおって。」ゲンコツを構える。
　源公、あわてて訴える。「ほんまや〜。」
　午前様に鐘のなかに入れと命令される。「ほんまや。うそやない。ほんまや。堪忍して。」
　御前様が怒りをこめて鐘を撞く。
　源公の叫びが響き渡る。「ウワア〜」

�Dひとみの母親が参道に止めた車で帰っていく。それを見届ける源公。

�E寅とひとみが江戸川の土手で話をしている。
　後ろのほうでみている源公。緑色のＴシャツ姿。
　立ったり座ったり寝転がったりして退屈そうにしている。

�F川千家でのひとみの結婚祝賀会。源公がブレザーに赤いネクタイで出席している。
　寅がトイレでカンペを落っことしたと言っているのを聞いて、いたく笑っている。
　午前様の御詠歌に下品な合いの手をいれる源公。

今回は源公も大活躍だった。
源公が元気だと映画もおもしろい。

おいちゃんの名演技！
いつもは口の悪いおいちゃんだが、すこし反省したのかな？
しかし、とらやの居間は、決して安心はできない。
満男の作文でまたまた大喧嘩だ。

マドンナはひとみ（桃井かおり）。
相当に癖のある女優さんだが、余計な部分が削りとられて、ずいぶんとかわいらしく撮れている。
ひとみがひとりの女としての幸せを自分のちからで見出していく過程で道を示したのは寅だった。
結局、ひとみの結婚式では、寅とサクラが仲人をつとめることになるのだが、寅もずいぶんと役に立つ男になったものだ。

　冒頭の夢のシーン、いきなり放送禁止用語から始まります。
　劇中で満男の作文「ぼくのおかあさん」を寅さんが読むシーンがあります。感動と笑いのチャンポンです。
　たこ社長の見合いの真相が明らかになります。見合いの席の女性と結婚式の女性が違う、その真相は！。
　田園調布のお嬢様も寅さんにかかれば、田園地帯のお嬢様になります。
　桃井と布施の結婚式（2回目）寅とさくらで仲人をします。
　寅さんのスピーチもう無茶苦茶です。（楽しいけど）

　今回見ていて気づいたが、とらやには、階段が２つあります。
　知ってましたか？。