パーフェクト・ストレンジャー

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「ラスト７分〜」とキャッチコピーが脳裏にやきつき、ブルースウィルスとハル・ベ
リーの競演とくれば興味が沸くのは至極当然。誰でもみたくなります。
しかし、こういういかにもコピー考えました的なキャッチコピーの映画で面白かっ
たためしがありません。

結論からいって今回もこのジンクスは健在でいまいちなできでした。
しかし、私が思うに脚本はかなり面白いのではないかと。そうです、問題は演出
にありです！！ラスト７分で云々というキャッチコピーあるがゆえ、その時点で犯
人とおぼしき人間は犯人ではないわけです。で、こいつが犯人だとすれば皆が
お〜っと思う人間が犯人ってことになります。ゆえに消去法でいくとわかっちゃい
ますよね。全くつまらないキャッチコピーを考えたものです。
ただ、問題はここではなく、ラスト７分までの布石のなさです。犯人がわかった
あとでも、あーなるほど、あのシーンは何か不自然だったけどそういうことかと。
この感覚がなければ成立しません。これがないのであればいわゆる騙しです。
B級ホラー映画でよくある突然大音響が入れば人間びっくりします。あれと同じ。

これはいひとえに演出の問題。全て監督の責任でしょう。
この監督は以前も「コンフィデンス」でエドワード・バーンズ ダスティン・ホフマン、
レイチェル・ワイズ アンディ・ガルシアというオーシャンズ顔負けのキャストで
かなりつまらない作品つくってるので実力というか、ジャンルが違うのでしょう。

ハル・ベリーはかなり脚本を選ぶという話を聞きますが、納得です。脚本は面白い
わけですから。今度は監督も選びましょうね。

ハルベリーは、まあ、出番も多いし、主役だろうからいいとして…

ブルースウィルスが、出演依頼を受けたのが不思議…？

ブルースウィルスの良さがまるで出ていない。

裁判の後、もっとブルースウィルスを交えて2転3転あるのかと思いきや…

尻すぼみで終わってしまいました。

この程度のストーリなら、普通にテレビをつけたら放送されているサスペンスとさほど変わりませんよ。

ハルベリー、ブルースならもっと良い作品になったはず。

脚本、監督に問題有り？

ちょっとがっかりです。

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　＜ネタバレ＞完全に犯人がわかる表現をしていますのでご注意を・・・

　ブルース・ウィリスとハル・ベリー共演のサスペンス程度の前知識しかなく、あんまり期待もしないで（ん？）観たんですが、なんとまあ、その手のオチでしたか。１回目観た時に、そのあまりにも前後の脈絡の無さに愕然とし、もしかしたら途中ウトウトしていて大事な場面を見落としているのだろうかと不安になり、思わず２回目観てしまいました。
　・・・確かに、けっこう記憶に無い場面があったので１回目の時はかなり寝てたのでしょう。けれども、やっぱりオチの場面はあまりにも唐突で不自然に感じてしまいました（２回目もけっこう眠たかったからな〜）。
　別に、このオチそのものがまったく拙いとは思いません。思いませんが、物語の中で事件を追う者が犯人であり、しかも主にその人物の主観で語られていくという手法はものすごく難しく、どんな風に描いても結局“そんなん、なんでもありやん！”的な観方をされてしまうのはやむを得ないので、それを出来るだけそんな風に思わせないように、反則と思いつつやられた！と言わせることが出来るかが作り手の腕の見せ所なはずなのに、“これではちょっとなあ・・・”というのが一応２回観たうえでの正直な感想です。犯行がばれた後の展開もとんでもないですし・・・目が点になったわ。
　監督は？ええっと、ジェームズ・フォリーですか。チョウ・ユンファ＆マーク・ウォルバーグ共演の『ＮＹＰＤ１５分署』はチョウさん出てることもあって、けっこう好きなんだけど『コンフィデンス』はイマイチでしたねえ。こういうサスペンス系はちょっと不得手なのかなあ。

どんでん返しがある事を知らずに見たわけですが、そしてもちろんラストの展開は全く予測していなかったのですが。

じゃぁ、驚いたかと言うとそうでもなく。
なんでしょうか、観ていて、ラストのどんでん返しを見せられた瞬間も、「へ〜、こいつが犯人だったのか・・・」って思った程度でした。
この程度のオチなら火サスレベルの出来だよなぁ、と（笑）

観てる途中でなんか変だな、と思ってました。
だってＢ・ウィリスが出ているのに、ストーリーが展開しても全く面白くならないのですから。

で、犯人はコイツでしたフラグが立った途端に、いかにも衝撃的っぽい説明人が出現し、まさにどんでん返しをしてやったり風な流れ、はは・・・これは痛々しい・・・
最後にコレが用意してあったから全体的にどうでもいい作りだったのかしら？

エンドロールのバックに聖母たちのララバイが流れているのなら納得ですが、Ｂ・ウィリスまで引っ張り出してこの程度の作品ならやっぱ不満が残りますね。

やはり脚本の浅はかさが目立ちます。
犯人はコイツだへの展開は、まぁ考えられてるし、振り返ってみると伏線も張られていたのは分ります。
しかし、結局、犯人はコイツだ展開ありきのように見て取れるわけですよ、必然性が薄くて。

でもってストーリーが面白くなくて、背景に厚みが無くて、人間関係に深みが無い。
って感じでしょうか？
ジャンル、配役は好みだっただけに、非常に残念です。

評価　★☆☆☆☆

『ダイ・ハード』は大っ好きですし、
ブルース・ウィリスに関してはファンと言うほどじゃないけど、
彼が出演してる作品なら信頼できると思ってました。
でも、
作品を選ばない人だったんですね。
それならそれで、好感持てるけど。
気分転換とか、何かの義理で仕方なく出演したとかだったら
ちょっと怒ります。

他の方のレビューも読みましたが、
感じかたは人それぞれだし、
あまりよくないとか書かれてても楽しめる作品もあったし。
なんて思ってレンタルしたのは、今回は間違いでした。

観始めたら最後まで観ないと気が済まない性分なので、
おもしろくないけど我慢して観てしまいました。
アクションものやホラーなら早送りしたところですが
ミステリーなのでそういうわけにもいかず、２時間。

どうして私は、観たことの言い訳をこんなにくどくど書かなくてはならないのかと、
理不尽ささえ感じます。

『ジェネラルルージュ』観て、これ観たら
邦画のミステリーが洋画のミステリーに勝ることもあるんだって
認識しました。
『ジェネラルルージュ』はミステリーがメインじゃないから
比較対象としては多少ズレてしまいますけど。

ミステリー好きな方にはお勧めできません。