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アメリカ西部開拓時代の伝説的アウトローにして、いまなお南部の人々に愛される英雄ジェシー・ジェームズと、彼を慕いながらも最終的に彼を背後から撃ち殺した卑怯者としてその名を残すロバート・フォードとの切なくも皮肉な運命を、荒涼とした西部の美しい風景と共に描くウエスタン・ドラマ。出演は、ジェシー・ジェームズ役にブラッド・ピット、ロバート・フォード役にケイシー・アフレック。監督は「チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼」のアンドリュー・ドミニク。
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE |
受賞記録: |
2007年 ヴェネチア国際映画祭 男優賞 |
監督: |
アンドリュー・ドミニク |
---|---|
製作: |
デデ・ガードナー 、 ブラッド・ピット 、 リドリー・スコット 、 ジュールズ・ダリー 、 デヴィッド・ヴァルデス 、 トム・コックス 、 マーレイ・オード 、 ジョーディ・ランドール |
製作総指揮: |
トニー・スコット 、 ブラッド・グレイ 、 リサ・エルジー 、 ベンジャミン・ウェイスブレン |
出演: |
ケイシー・アフレック 、 ブラッド・ピット 、 サム・シェパード 、 メアリー・ルイーズ・パーカー 、 ジェレミー・レナー 、 ズーイー・デシャネル 、 サム・ロックウェル 、 アリソン・エリオット |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
160分 | 日本語英語吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | DLR76373 | 2008年07月09日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
160分
字幕:
日本語英語吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
PG-12
記番:
DLR76373
レンタル開始日:
2008年07月09日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
160分 | 日本語英語吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | DLR76373 | 2008年07月09日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
160分
字幕:
日本語英語吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
PG-12
記番:
DLR76373
レンタル開始日:
2008年07月09日
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11枚
1位登録者:
1人
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南部開拓時代の名残として、儀賊のように崇められたジェシー・ジェームス。彼を撃ち殺すこととなるロバート・フォードの心の揺らぎを、まったりとした映像と、じりじりと展開する視線の遣り取りで紡いでいくお話。
四隅をわざとぼかしたり波ガラス越しに揺れる映像や、流れる雲や揺れる黄金色の麦畑を挿入したり、情緒に過剰に訴え掛けるシーンが少々鼻につき、裏切りと猜疑心の象徴として殺される仲間達の顛末には、これ誰だっけと錯綜させられ鬱陶しささえ感じもするが、飽きることはなく観続ける力は有る。そして観続けることで、ジェシーの抱く欲望がもたらす猜疑心と、ロバートが求める虚栄心による羨望が、混じり合うことがなかった2人が衝突することで、少しずつ変化していくことに気付かされる。
欲望により築いた富は虚栄であり、血塗られた手からは簡単にすり抜ける。得られた名声もまた幻であり、己の願望は邪な思惑により歪められ、庶民からは拒否を受けヒーローになることは出来ない。
実は2人はよく似た存在であり、感じることも似通っていたのかもしれない。自分の欲望に赴くままに生きようとし、その見返りを知り、それがもたらす闇の大きさに恐れおののいていたのかもしれない。しかし、2人が決定的に違うのは、ロバートは死を恐れたことで、ジェシーは死の淵を覗きこんだことで死を厭わなくなってしまったことだった。それにより死から逃れようと足掻いたり、死に飛び込む勢いを持ったり撒き散らすことができる違いが表れたのであろう。
死で繋ぎ止められる2人の関係は、その瞬間に人の闇の授受があったかの禍々しさで、その後の展開に繋がっていく。
この世の苦悩を放り出し、死にゆく者には幸せさえも宿るのかと思わされる作品。
役者が巧いです。ブラピはいつも通りですが、ケイシーとその兄、そしてサム・シェパードよい味です。
しかし、いかんせん長すぎますね。もっと上手く納められるような気がします。画も少し鼻につくので大きく減点、★3.1個。
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映画はジェイムズ一味の最後の仕事であるという列車強盗から始まって、それ以前のジェシー(ブラッド・ピット)たちの軌跡についてはまったくと言っていいほど触れられていない。だから、とても分かりにくいという人が少なくないのは無理ないと思う。
たぶん、アメリカでは有名な話なので、説明する必要はないのだろう。もしこの映画をより楽しみたいと思われるなら、他のジェシー・ジェイムズものの映画、discasには『地獄への道』『ロングライダース』『アメリカン・アウトロー』がある(他にもあるかもしれない)ので、どれかご覧になってから手に取ると、本作の解釈や狙いは分かりやすいような気がする。
ジェシー・ジェイムズは、南北戦争に南軍側で参加したゲリラ兵士で、戦後は政治と結託した鉄道会社など横暴な大企業を狙い撃ちし、奪った金を庶民に配った「義賊」と言われる。『地獄への道』などはそうしたスタンダードなヒーロー物語を下敷きにしている。本作にはチラリとしか出て来ないピンカートン探偵社との攻防も、同作ではよく分かる。
もちろんそれは作られた伝説で、本作でロバート・フォード(ケイシー・アフレック)が収集している実録雑誌の類によって広められたものに過ぎないという見方もある。ジェシーのやや偏執的な実像については、ニコラス・レイ『無法の王者 ジェシイ・ジェイムズ』(VHSのみ)などで垣間見られる。どちらかというと、本作のジェシーもやや病的で、単純なヒーロー像とは遠い。
いずれにせよ、過去の映画では、ロバート・フォードは懸賞金あるいは名声目当ててジェシーを裏切り、背後から撃ち殺す卑怯者でチンピラで、その内面などがほとんど描かれることはない。
ジェシーというよくも悪くも傑出した人物を、そんな凡庸なフォードの視点で描き出すというのだから、『バラバ』や『アマデウス』のようなタイプの人間ドラマの一例と言ってよい。だから、やはり肝心なのは、フォードの心理なのだ。なぜ彼は、憧れの存在を後ろから撃つ羽目になったのか。この過程が克明に描かれなければならない物語なのである。結果は……あまりうまくいかなかったと思う。終盤、恋人に問われたフォードがいくつかジェシー殺害の理由を挙げるが、どれも真実味がない。
過剰なナレーションは、それがなければ映画はますます理解不能と思われるけれども、あまりにも薄っぺらい物語に映画を押し込める役割しか果たしていない。編集やポストプロダクションにかなり時間がかかったと聞くが、迷走の果ての強引なまとめではないかと感じられた。
ジェシー射殺まで約140分を要する本作の遅々としたリズムは、実はそれほど気にならなかった。不思議なのは、その間ずっと、皆がジェシーの死を予感していることである。観客も演出家も俳優も、いずれジェシーが殺されることを知っている。ナレーションもそう言う。それどころか、登場人物もみな、ジェシーの死を知っているのである。兄フランクを演じるサム・シェパードは、二度と会えないという予感を感じさせる芝居で、画面から消えていく。ジェシーの幼い娘は、父を殺すフォードを睨みつける。
ジェシー本人も、フォードに殺されることを予感しているとしか思えない。何度となく背中を見せ、殺しを誘うのである。あまつさえ射殺直前には、これみよがしにガンベルトを外し、丸腰になって見せている。頼むから殺してくれ、と言わんばかりだ。
フォードの心理が曖昧であるので、解釈の幅が広がる。僕はこの映画の場合、ジェシーがフォードを使って自殺した、そんな風にしか思えなかった。50点。
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ユーザーレビュー:73件
投稿日
2008/07/20
レビュアー
ひろぼう※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
南部開拓時代の名残として、儀賊のように崇められたジェシー・ジェームス。彼を撃ち殺すこととなるロバート・フォードの心の揺らぎを、まったりとした映像と、じりじりと展開する視線の遣り取りで紡いでいくお話。
四隅をわざとぼかしたり波ガラス越しに揺れる映像や、流れる雲や揺れる黄金色の麦畑を挿入したり、情緒に過剰に訴え掛けるシーンが少々鼻につき、裏切りと猜疑心の象徴として殺される仲間達の顛末には、これ誰だっけと錯綜させられ鬱陶しささえ感じもするが、飽きることはなく観続ける力は有る。そして観続けることで、ジェシーの抱く欲望がもたらす猜疑心と、ロバートが求める虚栄心による羨望が、混じり合うことがなかった2人が衝突することで、少しずつ変化していくことに気付かされる。
欲望により築いた富は虚栄であり、血塗られた手からは簡単にすり抜ける。得られた名声もまた幻であり、己の願望は邪な思惑により歪められ、庶民からは拒否を受けヒーローになることは出来ない。
実は2人はよく似た存在であり、感じることも似通っていたのかもしれない。自分の欲望に赴くままに生きようとし、その見返りを知り、それがもたらす闇の大きさに恐れおののいていたのかもしれない。しかし、2人が決定的に違うのは、ロバートは死を恐れたことで、ジェシーは死の淵を覗きこんだことで死を厭わなくなってしまったことだった。それにより死から逃れようと足掻いたり、死に飛び込む勢いを持ったり撒き散らすことができる違いが表れたのであろう。
死で繋ぎ止められる2人の関係は、その瞬間に人の闇の授受があったかの禍々しさで、その後の展開に繋がっていく。
この世の苦悩を放り出し、死にゆく者には幸せさえも宿るのかと思わされる作品。
役者が巧いです。ブラピはいつも通りですが、ケイシーとその兄、そしてサム・シェパードよい味です。
しかし、いかんせん長すぎますね。もっと上手く納められるような気がします。画も少し鼻につくので大きく減点、★3.1個。
投稿日
2008/09/02
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
映画はジェイムズ一味の最後の仕事であるという列車強盗から始まって、それ以前のジェシー(ブラッド・ピット)たちの軌跡についてはまったくと言っていいほど触れられていない。だから、とても分かりにくいという人が少なくないのは無理ないと思う。
たぶん、アメリカでは有名な話なので、説明する必要はないのだろう。もしこの映画をより楽しみたいと思われるなら、他のジェシー・ジェイムズものの映画、discasには『地獄への道』『ロングライダース』『アメリカン・アウトロー』がある(他にもあるかもしれない)ので、どれかご覧になってから手に取ると、本作の解釈や狙いは分かりやすいような気がする。
ジェシー・ジェイムズは、南北戦争に南軍側で参加したゲリラ兵士で、戦後は政治と結託した鉄道会社など横暴な大企業を狙い撃ちし、奪った金を庶民に配った「義賊」と言われる。『地獄への道』などはそうしたスタンダードなヒーロー物語を下敷きにしている。本作にはチラリとしか出て来ないピンカートン探偵社との攻防も、同作ではよく分かる。
もちろんそれは作られた伝説で、本作でロバート・フォード(ケイシー・アフレック)が収集している実録雑誌の類によって広められたものに過ぎないという見方もある。ジェシーのやや偏執的な実像については、ニコラス・レイ『無法の王者 ジェシイ・ジェイムズ』(VHSのみ)などで垣間見られる。どちらかというと、本作のジェシーもやや病的で、単純なヒーロー像とは遠い。
いずれにせよ、過去の映画では、ロバート・フォードは懸賞金あるいは名声目当ててジェシーを裏切り、背後から撃ち殺す卑怯者でチンピラで、その内面などがほとんど描かれることはない。
ジェシーというよくも悪くも傑出した人物を、そんな凡庸なフォードの視点で描き出すというのだから、『バラバ』や『アマデウス』のようなタイプの人間ドラマの一例と言ってよい。だから、やはり肝心なのは、フォードの心理なのだ。なぜ彼は、憧れの存在を後ろから撃つ羽目になったのか。この過程が克明に描かれなければならない物語なのである。結果は……あまりうまくいかなかったと思う。終盤、恋人に問われたフォードがいくつかジェシー殺害の理由を挙げるが、どれも真実味がない。
過剰なナレーションは、それがなければ映画はますます理解不能と思われるけれども、あまりにも薄っぺらい物語に映画を押し込める役割しか果たしていない。編集やポストプロダクションにかなり時間がかかったと聞くが、迷走の果ての強引なまとめではないかと感じられた。
ジェシー射殺まで約140分を要する本作の遅々としたリズムは、実はそれほど気にならなかった。不思議なのは、その間ずっと、皆がジェシーの死を予感していることである。観客も演出家も俳優も、いずれジェシーが殺されることを知っている。ナレーションもそう言う。それどころか、登場人物もみな、ジェシーの死を知っているのである。兄フランクを演じるサム・シェパードは、二度と会えないという予感を感じさせる芝居で、画面から消えていく。ジェシーの幼い娘は、父を殺すフォードを睨みつける。
ジェシー本人も、フォードに殺されることを予感しているとしか思えない。何度となく背中を見せ、殺しを誘うのである。あまつさえ射殺直前には、これみよがしにガンベルトを外し、丸腰になって見せている。頼むから殺してくれ、と言わんばかりだ。
フォードの心理が曖昧であるので、解釈の幅が広がる。僕はこの映画の場合、ジェシーがフォードを使って自殺した、そんな風にしか思えなかった。50点。
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ジェシー・ジェームズの暗殺