刑事の現場

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「運び屋を追え」
２係と一緒に覚醒剤運び屋の張り込みをすることになった加藤。
張り込み、尾行、被疑者確保を通して今回は何を学ぶのか。
一方、同じ新人刑事の古川は夫が妻を刺殺する事件を調べる。

「バスジャック」
伊勢崎が襲われる。犯人は誰か？狙いは？


ディスク１に引き続き、
どちらのストーリーも犯人探しではなく、ベテランは新人に何をどのように教えるのかがテーマ。
それは現場でしか教えられないように、視聴者はＤＶＤを見てしか伝わらないと思います。
地味なのは相変わらず。

新人刑事が交番のお巡りさんに尋ねる。
「大島さんはなぜ刑事にならなかったんですか？」
「みんなが刑事になったら、お巡りさんがいなくなって困るだろ。」
この言葉が一番印象に残りました。
このベテランお巡りさんも、新人お巡りさんに仕事の誇りを教えたのだろうなと想像できる一言でした。

「苦い逮捕」
とある主婦が殴打される事件が起きる。容疑者に浮上したのは日系ブラジル人の青年。なぜ事件が起こったのか？確かに苦い結末です。

「４８時間の壁」
学校ばかり狙った連続放火事件が起きる。新米刑事二人が警備巡回中に不審者として逮捕（公務執行妨害）したのは加藤の小学校時代の担任の先生だった。先生は放火魔なのか？以外な真相が明らかになる。


ドラマのテーマは大量退職を控える団塊世代のベテラン刑事が新人刑事を一人前に育てること。
推理ドラマではなく刑事ドラマと表現しているように、奇抜なトリックは何も出てきません。本当に最近のニュースで見るような言わば「よくある」事件。舞台も本庁ではなく愛知県警の所轄警察署。
公式ＨＰによれば、ＮＨＫ名古屋放送局が所轄を長期に取材したものをベースにしているらしい。
マニュアルに書けないから実践で教えるしかない。
何を教え、何を学ぶか？ベテランと新人の関係が主軸です。

本当に地味です。
シリアスだけど、ハゲタカみたいなハラハラする重厚感もない。
「あぁ、これが時代の現実だろうな。」と納得します。
面白いかと聞かれたら、否。
でも見た時間を無駄にしたとは全く思いません。

　さすがベテラン俳優人が揃っているだけに、見ごたえ十分のドラマでした。実際団塊の世代が退職していく中で、刑事の現場でも当然こういう事（現場のノウハウを伝えていかねばならないという事）は起こってきているのだろうなと考えさせられました。
　私は未來君ファンでこの作品を借りたのですが、刑事の背広姿が華奢な彼の身体をより一層細く見せていました。
　おまけの「鑑識の現場」もとっても面白くて楽しめました。

内容がとても濃いです。

森山君と忍成君の新米刑事組がいろいろな事件に会い
成長していくドラマです。
刑事としても、人間としても

NHKの社会派ドラマですね。
ハゲタカ・・・刑事の現場・・・監査法人・・でしょうか