遠すぎた橋 / ロバート・レッドフォード
全体の平均評価点: (5点満点)
(40)
遠すぎた橋
/リチャード・アッテンボロー
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「遠すぎた橋」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
1944年9月、オランダからドイツにかけての5つの橋を占拠すべく連合軍のマーケット・ガーデン作戦が開始された。その全貌をオールスター・キャストで描いた大作で、巨費を投じた戦闘シーンや空挺部隊の降下シーンなどは迫力充分。
「遠すぎた橋」 の作品情報
「遠すぎた橋」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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遠すぎた橋の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
176分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16148 |
2005年08月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
0人
|
【Blu-ray】遠すぎた橋(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
177分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
MGXR16148*B |
2008年06月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
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1人
|
0人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
遠すぎた橋の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
176分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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GXBR16148 |
2005年08月05日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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0人
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【Blu-ray】遠すぎた橋(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
177分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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MGXR16148*B |
2008年06月06日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
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1人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:40件
無謀
投稿日:2011/02/27
レビュアー:だっさん
いやー、懐かしい映画を観ました。実はこの映画、公開当時観に行った映画でして、金の無い中学生としては、梅田に有るロードショー専門館ではなく、近所に有る2、3本まとめてやってる安い映画館に観に行ったのを覚えています
(同時上映はガントレットやったかな)。なにせ、これだけのスターが勢ぞろいした映画(それぞれが主役を張れる名優たちが10人以上も出てます)ですから、テレビでもいっぱい宣伝してて、こんな凄い映画は絶対観にいかなあかんな、と思ったものです。
肝心の映画の内容ですが、スターをそれなりに満遍なく見せなければなりませんから、良くもなく悪くもなく、と言ったところでしょうか。ただ、リチャード・アッテンボローが監督をやっているだけに、レベルとしては十分なものがあり、戦争のおろかさや悲惨さを充分に描いています。無能なモントゴメリー将軍、反対する人たちが居たのに作戦を遂行してしまいます。この作戦に疑問を持ちつつも参加する将軍たち、そして、不幸な通信不良や予想だにしなかったドイツ軍の装甲部隊の前に補給不足の空挺部隊の彼らは地獄を見ることになってしまいます。最初は連合軍が来て歓喜に沸いていたオランダの人々、それが綺麗な街並みがラストでは廃墟と化してしまうところの対比において、戦争の悲惨さが強調されていると思いました。
この映画の冒頭で空挺部隊が出撃するシーン、これは圧巻です。出演しているスターの数も合わせて、こんな映画は二度と作れないのではないでしょうか。
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果てしのない戦い
投稿日:2007/10/12
レビュアー:なおぷー
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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私が小学生のときに、この映画が上映されていたのを覚えている(観てはいない)。また、最近、ある雑誌で紹介されていたので借りてみた。
第なんとか師団とかいうのが次々に出てきて、登場人物も十分把握できないまま、どちらが敵か味方かもわけが分からなくなって、3時間余を呆然と観た。途中で居眠りして、目が覚めたらまだ続いており、本当に果てしのない戦争であった。3時間は長過ぎると思う。戦争映画の好きな人には喜ばれるのだろうが、私はもうたくさんであった。
結局、作戦は失敗して散々な状況で映画は終わるのだが、このような話を題材に取り上げる意義が私にはよくわからない。
なお、軍隊マーチ風のテーマ音楽はなかなかイカした感じで、この音楽だけは埋もれてしまうに惜しい気がする。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その四(これで終わりです
最後に、いくつかの名場面、戦闘ではなく、人と人の関係を浮き彫りする場面を紹介したい。
●軍曹と軍医
米軍・空挺隊の軍曹ドーハン(ジェームズ・カーン)は、降下前夜、若い上官から「僕は死なないよね。保証が欲しいんだ。」と言われ、「保証します」と答える。
彼は、上官の遺体を戦死場所から敵の銃撃を逃れてジープで連れ帰り、軍医大佐(アーサー・ヒル)に「見てくれ」と言う。「死んでいる」と言われると、
銃を出し、「見てくれ」と言う。軍医は、死者のまぶたを開けて、「衛生兵」と叫ぶ。テントから出てきて、「弾は取りだした。頭痛は残るがね。」という。
ドーハンは銃を差し出し、「軍法会議ものですね」という。医師は「そうだ。君を逮捕させる。」と言い、MPに命じて逮捕させ、その場で「罪は、10秒間の起立」と言う。
MPが去ったあと、医師は銃をドーハンに返す。「頭痛」は、二人の間に残ったのだ。お互い、死ぬまで長く。
●現場指揮官同士の誇りの交換
ドイツの親衛隊(SS)ウィトリヒ中将(マクシミリアン・シェル)は、 アルンヘンの橋を隔てて、連合国の英軍と向き合う。
この間、英軍は、ホルスト夫人(リヴ・ウルマン)の邸宅に、戦傷者の保護を求め、夫人は許可する。
英国空挺隊のフロスト中佐(アンソニー・ホプキンス)は、連合国が攻勢だったとき、 ウィトリヒの降伏の求めを拒否する。
ウィィトリヒは、「橋を爆破しましょう」という部下・親衛隊少将ルートヴィヒ親衛隊少将(ハーディ・クリューガー)に「やめておけ」と言う。
「この橋を壊せば、わがドイツ軍が反攻のとき、渡れなくなる。」。
実際にこの橋は、ドイツによって死守された。それがこの映画の結末だ。
自軍の陸上部隊の到着が遅れ、フロストは、アルンヘムで孤立する。形勢が逆転する。
「たぶんだめだろうな。こっちから拒絶しているので。」というフロストの制止を振り切るように、地元の民間医師(ローレンス・オリビエ)が、
民間人、戦傷者だけの救護搬出のため、ドイツ軍に停戦を申し出る。ウィトリヒは許可する。
●鉄浮橋とは
橋を破壊されたあと、河を渡るために、英軍は、戦車以外のジープ、人間が渡れる鉄の浮橋を、一晩の突貫工事で架けてしまいます。この場面は、映画の見どころでした。
「鉄が水に浮くのか」という疑問です。
この「移動橋」の技術は、独立戦争、南北戦争以外、戦争を戦っていない米国には、ない技術だったのです。
英国は、1次大戦前から、こんな技術を持っていたのです。戦艦が水に浮かぶのですから、浮き橋を作ることは可能だと思います。
でも、この「鉄の橋」のテーマは、ここで保留します。もっと、追いたいと思っています。
●最後の、ボガード、コネリーの会話
大作戦を「撤退」と決めたのは、アイゼンハワーとモントゴメリーです。失敗の責めは、誰が追うたのだろうか? 二人は出てきません
モントゴメリーの失策は、英国でも米国でも、教科書には載りません。
「ガーデン」」を指揮した英国のホロックス中将(エドード・フォックス)。インド戦争時代の騎馬戦と、現代の戦車戦の区別もつかぬ貴族子弟。
ただ、勇ましいだけの愚物。フォックスは、部下を死なせたことについての、感覚は欠如している。
この役者、戦後、ドゴール暗殺に失敗する「ジャッカル」のほうが向いていた。
戦車、ジープの機甲軍団を率いて、南から北へ3日で駆け上りたまえ。「やればできる!空挺部隊の総司令官ブラウニング中将の(ダーク・ボガード)の宿舎で、戦場から帰還した空挺師団長アーカート少将(ショーン・コネリー)は、
「部下8000名を今うしなったばかりです」と言う。
「遠すぎた橋」」だったと、ブラウニングは、軽く言い流す。
●ラスト・シーンの夕陽、170分を最初から最後まで持ちこたえたマーチの音楽。
戦闘が終わったあと、民間人は解放される。それは、ウィトリヒとフロスト、そして医師(オリビエ)の三者「会議」の交渉の賜物。
夫人(ウルマン)は、幼い子供たちを連れて、医師の荷車に追いつく。子供らは、なにか、かれらの感じる鋭い意識によって、「戦争は続いているが、今は平和だ」と悟り、
新しい墓を越えて、走って行く。大人たちに遅れて、もどったり向かったりしていく。その有様を、大きな丘と朝日の遠景で、アッテンボローは引いて映す。
かすかにあのマーチが聴こえてくる、徐々に大きくなっていく。
戦争はまだ終わらず。いっときの平和は、自然とともに味わう。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その三
●「ガーデン作戦」の司令官は英国のホロックス中将(エドード・フォックス)。インド戦争時代の騎馬戦と、現代の戦車戦の区別もつかぬ貴族子弟。
ただ、勇ましいだけの愚物。フォックスは、戦後、ドゴール暗殺に失敗する「ジャッカル」のほうが向いている。
戦車、ジープの機甲軍団を率いて、南から北へ3日で駆け上りたまえ。「やればできる!」 まことに愚かだ。「狐」は役者としては、よく演じている。
実際の戦車部隊を率いるアイルランドのバンドルール中佐(マイケル・ケイン)の戦車部隊が電撃
成功すれば、最北部のアルンヘルム橋からラインを渡り、「クリスマス」までにはドイツに侵攻し、万骨枯れても、モントゴメリーはヨーロッパの解放への栄光を手にするはずだった。
しかし、絵にかいた餅のような「大博打」作戦だった。アルンヘルムへの降下地点は、作戦地図に描かれていない、橋から遠い場所で、モーデル元帥のドイツ戦車部隊が
隠されていた場所だった。レジスタンスからその情報を聞かされたブラウニングは無視する。降下を知ったモーデルは、「俺を殺しに来たのか!」を奮起する。
無線の故障。それによって、空からの補給物が敵の確保地に落ちてしまう。陸上の英国機甲軍団が悪路に阻まれて3日の予定が9日になる。
空からの落下傘降下も、悪天により、延期される。
米軍の空挺師団ギャビン准将(ライアン・オニール)は、最も信頼するクック少佐(ロバート・レッドフォード)に夜間のボートによる渡河を命じるが、ボートが届かず、
真昼の渡河になり、戦車による煙幕は風に流され、壊滅に近い戦死者が出る。
河を渡ると、そこは英軍の機甲軍団が、待たされている。「何のために、時刻を争って、真昼の渡河をしたのか、と、クック少佐(ロバート・レッドフォード)は、怒る。
長文、御免ください。
最後に、その四 になります。
ぜひ、御付き合いください。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その二
○愚かな作戦、政治利用された作戦戦争によって、死んでいった若者の祖父母、伯父、叔父のことを、彼らの子孫である自分、子孫ののために、忘れてはいけない。
遠すぎた橋」の連合軍の若者、「敵国」ドイツの若者。死は、一人一人にとって別々に重い。その家族にとって、一人ずつ個個の身体に重い。
そういうことを、考えないの、決して戦場に行かぬ政治家、政治家的軍人だ。
☆補給が難しくなるまで、戦線を延びさせたことは多いのだろうが、そこで早く戦線を管理し、収束するのが、参謀本部の役割だ。
延びた線を、二つ、三つの円にして、その三円を空・陸から守護し、補給物資を投下させる。燃料、弾薬、食料、医療。
闘っている前線の部隊は、命かけて、戦友のために前進する。行ってはいけないところまで、進んでしまう。それを戻させ、補給点に戻し、クール・ダウンさせるのが、
参謀本部の役割だ。それなくして、お前らに何の価値があるか。恥じよ。
●地図で戦争の作戦を立て、棒で「この部隊をここへ運び、この部隊をここに入れる」と言う。「兵站(補給)は大丈夫か?」と元首・総司令官から問われると、
彼らは「官僚」だから、「はい、大丈夫です」と答える。太平洋戦争における大日本帝国参謀本部も、この補給ミスを犯し続けた。
日本は、島国だから、南方の島々に進出していったあと、巨艦よりも、Uボートのような潜水艦を持たねばならなかったと思います。
補給というのは、戦争の第2段階だが、ここが失敗すれば、一つの一つの戦線は、占領地を奪い返され、負ける。
大隊が10000人のとき、これを率いるのは、中将以上だが、敵地を奪うための戦いで4000人の戦死者がうまれ、守るために3000人の戦死者がうまれ負け戦のときは2000人の死者がうまれ、退却のとき、最後の1000人のうち、中将以下、数十名しか生還できない。
残った1000人から生き残るのは、100人の将校だけなのです。軍隊のシステムは、東西共通、ピラミッド形につくられている。
Dデイ(ノルマンディー上陸初日:1944年6月6日)から3か月後の欧州戦線の連合国側からの視点。
映画冒頭のモノクロ映像で、「マーケット・ガーデン作戦」が「立案」された背景が簡潔・明解に語られる。
英国人の北部軍司令官モントゴメリー将軍と、米国人の南部軍司令官パットン将軍は、激しく対立し、ベルリン侵攻の先陣争いをしていた。
連合軍は、ノルマンディー上陸後、長く延びすぎた戦線への補給の問題を苦慮していた。
戦争は、陸上での戦いである。燃料・弾薬・食糧が不足している。
パットン、モントゴメリーのどちらへの補給を優先するか、連合国総司令官の米国のアイゼンハワーは、このまま放置すれば、まだ強力であったドイツ軍の反攻にあい、
共倒れになりかねない、と思う。
ドイツ側は、「守備的な」モントゴメリーより、「攻撃的な」パットンの方を怖れ、モーデル元帥(ヴァルター・コーウト)率いる精鋭戦車部隊をオランダの森に隠す。
9月に、モントゴメリーが提案したのが、「マーケット(空軍)・ガーデン(陸軍)」の一体総力戦であり、結局、アイゼンハワーはそれを承認する。
●アイゼンハワー、モントゴメリー、。二人の意を受けた英軍の「マーケット」作戦・司令官ブラウニング中将(ダーク・ボガード)が、作戦を説明する。
英・米・ポーランドの四つの空挺師団を、ドイツ占領下のオランダ、敵の背後に南から北へ、一日ずつずらして3回降下させ、そのまま歩兵戦で、「進軍」、
ベルギー・オランダ国境にある五つの橋を占拠する。(これが、まず無理だ。落下傘部隊は、機銃一丁こで、この作戦に、最初の疑義を呈したのは、ポーランドの空挺旅団長のソサボフスキー准将(ジーン・ハックマン)。
最北で、もっとも重要、ドイツ国境の近いアルンヘムの降下地点が、「橋」から「遠すぎる」こと、陸を駆け上る部隊の日程に無理があることを考える。
は「そんなうまくいくわけはない」と思い、目で強く反抗するが、弱かった自国のことを思い、言葉に出せない。
今、ポーランドをソ連が「解放」し、ベルリンを目指していることを、彼は知っている。
(以下、その三に移ります。)
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ユーザーレビュー
無謀
投稿日
2011/02/27
レビュアー
だっさん
いやー、懐かしい映画を観ました。実はこの映画、公開当時観に行った映画でして、金の無い中学生としては、梅田に有るロードショー専門館ではなく、近所に有る2、3本まとめてやってる安い映画館に観に行ったのを覚えています
(同時上映はガントレットやったかな)。なにせ、これだけのスターが勢ぞろいした映画(それぞれが主役を張れる名優たちが10人以上も出てます)ですから、テレビでもいっぱい宣伝してて、こんな凄い映画は絶対観にいかなあかんな、と思ったものです。
肝心の映画の内容ですが、スターをそれなりに満遍なく見せなければなりませんから、良くもなく悪くもなく、と言ったところでしょうか。ただ、リチャード・アッテンボローが監督をやっているだけに、レベルとしては十分なものがあり、戦争のおろかさや悲惨さを充分に描いています。無能なモントゴメリー将軍、反対する人たちが居たのに作戦を遂行してしまいます。この作戦に疑問を持ちつつも参加する将軍たち、そして、不幸な通信不良や予想だにしなかったドイツ軍の装甲部隊の前に補給不足の空挺部隊の彼らは地獄を見ることになってしまいます。最初は連合軍が来て歓喜に沸いていたオランダの人々、それが綺麗な街並みがラストでは廃墟と化してしまうところの対比において、戦争の悲惨さが強調されていると思いました。
この映画の冒頭で空挺部隊が出撃するシーン、これは圧巻です。出演しているスターの数も合わせて、こんな映画は二度と作れないのではないでしょうか。
果てしのない戦い
投稿日
2007/10/12
レビュアー
なおぷー
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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私が小学生のときに、この映画が上映されていたのを覚えている(観てはいない)。また、最近、ある雑誌で紹介されていたので借りてみた。
第なんとか師団とかいうのが次々に出てきて、登場人物も十分把握できないまま、どちらが敵か味方かもわけが分からなくなって、3時間余を呆然と観た。途中で居眠りして、目が覚めたらまだ続いており、本当に果てしのない戦争であった。3時間は長過ぎると思う。戦争映画の好きな人には喜ばれるのだろうが、私はもうたくさんであった。
結局、作戦は失敗して散々な状況で映画は終わるのだが、このような話を題材に取り上げる意義が私にはよくわからない。
なお、軍隊マーチ風のテーマ音楽はなかなかイカした感じで、この音楽だけは埋もれてしまうに惜しい気がする。
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その四(これで終わりです
投稿日
2017/04/29
レビュアー
ちゅく
最後に、いくつかの名場面、戦闘ではなく、人と人の関係を浮き彫りする場面を紹介したい。
●軍曹と軍医
米軍・空挺隊の軍曹ドーハン(ジェームズ・カーン)は、降下前夜、若い上官から「僕は死なないよね。保証が欲しいんだ。」と言われ、「保証します」と答える。
彼は、上官の遺体を戦死場所から敵の銃撃を逃れてジープで連れ帰り、軍医大佐(アーサー・ヒル)に「見てくれ」と言う。「死んでいる」と言われると、
銃を出し、「見てくれ」と言う。軍医は、死者のまぶたを開けて、「衛生兵」と叫ぶ。テントから出てきて、「弾は取りだした。頭痛は残るがね。」という。
ドーハンは銃を差し出し、「軍法会議ものですね」という。医師は「そうだ。君を逮捕させる。」と言い、MPに命じて逮捕させ、その場で「罪は、10秒間の起立」と言う。
MPが去ったあと、医師は銃をドーハンに返す。「頭痛」は、二人の間に残ったのだ。お互い、死ぬまで長く。
●現場指揮官同士の誇りの交換
ドイツの親衛隊(SS)ウィトリヒ中将(マクシミリアン・シェル)は、 アルンヘンの橋を隔てて、連合国の英軍と向き合う。
この間、英軍は、ホルスト夫人(リヴ・ウルマン)の邸宅に、戦傷者の保護を求め、夫人は許可する。
英国空挺隊のフロスト中佐(アンソニー・ホプキンス)は、連合国が攻勢だったとき、 ウィトリヒの降伏の求めを拒否する。
ウィィトリヒは、「橋を爆破しましょう」という部下・親衛隊少将ルートヴィヒ親衛隊少将(ハーディ・クリューガー)に「やめておけ」と言う。
「この橋を壊せば、わがドイツ軍が反攻のとき、渡れなくなる。」。
実際にこの橋は、ドイツによって死守された。それがこの映画の結末だ。
自軍の陸上部隊の到着が遅れ、フロストは、アルンヘムで孤立する。形勢が逆転する。
「たぶんだめだろうな。こっちから拒絶しているので。」というフロストの制止を振り切るように、地元の民間医師(ローレンス・オリビエ)が、
民間人、戦傷者だけの救護搬出のため、ドイツ軍に停戦を申し出る。ウィトリヒは許可する。
●鉄浮橋とは
橋を破壊されたあと、河を渡るために、英軍は、戦車以外のジープ、人間が渡れる鉄の浮橋を、一晩の突貫工事で架けてしまいます。この場面は、映画の見どころでした。
「鉄が水に浮くのか」という疑問です。
この「移動橋」の技術は、独立戦争、南北戦争以外、戦争を戦っていない米国には、ない技術だったのです。
英国は、1次大戦前から、こんな技術を持っていたのです。戦艦が水に浮かぶのですから、浮き橋を作ることは可能だと思います。
でも、この「鉄の橋」のテーマは、ここで保留します。もっと、追いたいと思っています。
●最後の、ボガード、コネリーの会話
大作戦を「撤退」と決めたのは、アイゼンハワーとモントゴメリーです。失敗の責めは、誰が追うたのだろうか? 二人は出てきません
モントゴメリーの失策は、英国でも米国でも、教科書には載りません。
「ガーデン」」を指揮した英国のホロックス中将(エドード・フォックス)。インド戦争時代の騎馬戦と、現代の戦車戦の区別もつかぬ貴族子弟。
ただ、勇ましいだけの愚物。フォックスは、部下を死なせたことについての、感覚は欠如している。
この役者、戦後、ドゴール暗殺に失敗する「ジャッカル」のほうが向いていた。
戦車、ジープの機甲軍団を率いて、南から北へ3日で駆け上りたまえ。「やればできる!空挺部隊の総司令官ブラウニング中将の(ダーク・ボガード)の宿舎で、戦場から帰還した空挺師団長アーカート少将(ショーン・コネリー)は、
「部下8000名を今うしなったばかりです」と言う。
「遠すぎた橋」」だったと、ブラウニングは、軽く言い流す。
●ラスト・シーンの夕陽、170分を最初から最後まで持ちこたえたマーチの音楽。
戦闘が終わったあと、民間人は解放される。それは、ウィトリヒとフロスト、そして医師(オリビエ)の三者「会議」の交渉の賜物。
夫人(ウルマン)は、幼い子供たちを連れて、医師の荷車に追いつく。子供らは、なにか、かれらの感じる鋭い意識によって、「戦争は続いているが、今は平和だ」と悟り、
新しい墓を越えて、走って行く。大人たちに遅れて、もどったり向かったりしていく。その有様を、大きな丘と朝日の遠景で、アッテンボローは引いて映す。
かすかにあのマーチが聴こえてくる、徐々に大きくなっていく。
戦争はまだ終わらず。いっときの平和は、自然とともに味わう。
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その三
投稿日
2017/04/29
レビュアー
ちゅく
●「ガーデン作戦」の司令官は英国のホロックス中将(エドード・フォックス)。インド戦争時代の騎馬戦と、現代の戦車戦の区別もつかぬ貴族子弟。
ただ、勇ましいだけの愚物。フォックスは、戦後、ドゴール暗殺に失敗する「ジャッカル」のほうが向いている。
戦車、ジープの機甲軍団を率いて、南から北へ3日で駆け上りたまえ。「やればできる!」 まことに愚かだ。「狐」は役者としては、よく演じている。
実際の戦車部隊を率いるアイルランドのバンドルール中佐(マイケル・ケイン)の戦車部隊が電撃
成功すれば、最北部のアルンヘルム橋からラインを渡り、「クリスマス」までにはドイツに侵攻し、万骨枯れても、モントゴメリーはヨーロッパの解放への栄光を手にするはずだった。
しかし、絵にかいた餅のような「大博打」作戦だった。アルンヘルムへの降下地点は、作戦地図に描かれていない、橋から遠い場所で、モーデル元帥のドイツ戦車部隊が
隠されていた場所だった。レジスタンスからその情報を聞かされたブラウニングは無視する。降下を知ったモーデルは、「俺を殺しに来たのか!」を奮起する。
無線の故障。それによって、空からの補給物が敵の確保地に落ちてしまう。陸上の英国機甲軍団が悪路に阻まれて3日の予定が9日になる。
空からの落下傘降下も、悪天により、延期される。
米軍の空挺師団ギャビン准将(ライアン・オニール)は、最も信頼するクック少佐(ロバート・レッドフォード)に夜間のボートによる渡河を命じるが、ボートが届かず、
真昼の渡河になり、戦車による煙幕は風に流され、壊滅に近い戦死者が出る。
河を渡ると、そこは英軍の機甲軍団が、待たされている。「何のために、時刻を争って、真昼の渡河をしたのか、と、クック少佐(ロバート・レッドフォード)は、怒る。
長文、御免ください。
最後に、その四 になります。
ぜひ、御付き合いください。
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その二
投稿日
2017/04/29
レビュアー
ちゅく
○愚かな作戦、政治利用された作戦戦争によって、死んでいった若者の祖父母、伯父、叔父のことを、彼らの子孫である自分、子孫ののために、忘れてはいけない。
遠すぎた橋」の連合軍の若者、「敵国」ドイツの若者。死は、一人一人にとって別々に重い。その家族にとって、一人ずつ個個の身体に重い。
そういうことを、考えないの、決して戦場に行かぬ政治家、政治家的軍人だ。
☆補給が難しくなるまで、戦線を延びさせたことは多いのだろうが、そこで早く戦線を管理し、収束するのが、参謀本部の役割だ。
延びた線を、二つ、三つの円にして、その三円を空・陸から守護し、補給物資を投下させる。燃料、弾薬、食料、医療。
闘っている前線の部隊は、命かけて、戦友のために前進する。行ってはいけないところまで、進んでしまう。それを戻させ、補給点に戻し、クール・ダウンさせるのが、
参謀本部の役割だ。それなくして、お前らに何の価値があるか。恥じよ。
●地図で戦争の作戦を立て、棒で「この部隊をここへ運び、この部隊をここに入れる」と言う。「兵站(補給)は大丈夫か?」と元首・総司令官から問われると、
彼らは「官僚」だから、「はい、大丈夫です」と答える。太平洋戦争における大日本帝国参謀本部も、この補給ミスを犯し続けた。
日本は、島国だから、南方の島々に進出していったあと、巨艦よりも、Uボートのような潜水艦を持たねばならなかったと思います。
補給というのは、戦争の第2段階だが、ここが失敗すれば、一つの一つの戦線は、占領地を奪い返され、負ける。
大隊が10000人のとき、これを率いるのは、中将以上だが、敵地を奪うための戦いで4000人の戦死者がうまれ、守るために3000人の戦死者がうまれ負け戦のときは2000人の死者がうまれ、退却のとき、最後の1000人のうち、中将以下、数十名しか生還できない。
残った1000人から生き残るのは、100人の将校だけなのです。軍隊のシステムは、東西共通、ピラミッド形につくられている。
Dデイ(ノルマンディー上陸初日:1944年6月6日)から3か月後の欧州戦線の連合国側からの視点。
映画冒頭のモノクロ映像で、「マーケット・ガーデン作戦」が「立案」された背景が簡潔・明解に語られる。
英国人の北部軍司令官モントゴメリー将軍と、米国人の南部軍司令官パットン将軍は、激しく対立し、ベルリン侵攻の先陣争いをしていた。
連合軍は、ノルマンディー上陸後、長く延びすぎた戦線への補給の問題を苦慮していた。
戦争は、陸上での戦いである。燃料・弾薬・食糧が不足している。
パットン、モントゴメリーのどちらへの補給を優先するか、連合国総司令官の米国のアイゼンハワーは、このまま放置すれば、まだ強力であったドイツ軍の反攻にあい、
共倒れになりかねない、と思う。
ドイツ側は、「守備的な」モントゴメリーより、「攻撃的な」パットンの方を怖れ、モーデル元帥(ヴァルター・コーウト)率いる精鋭戦車部隊をオランダの森に隠す。
9月に、モントゴメリーが提案したのが、「マーケット(空軍)・ガーデン(陸軍)」の一体総力戦であり、結局、アイゼンハワーはそれを承認する。
●アイゼンハワー、モントゴメリー、。二人の意を受けた英軍の「マーケット」作戦・司令官ブラウニング中将(ダーク・ボガード)が、作戦を説明する。
英・米・ポーランドの四つの空挺師団を、ドイツ占領下のオランダ、敵の背後に南から北へ、一日ずつずらして3回降下させ、そのまま歩兵戦で、「進軍」、
ベルギー・オランダ国境にある五つの橋を占拠する。(これが、まず無理だ。落下傘部隊は、機銃一丁こで、この作戦に、最初の疑義を呈したのは、ポーランドの空挺旅団長のソサボフスキー准将(ジーン・ハックマン)。
最北で、もっとも重要、ドイツ国境の近いアルンヘムの降下地点が、「橋」から「遠すぎる」こと、陸を駆け上る部隊の日程に無理があることを考える。
は「そんなうまくいくわけはない」と思い、目で強く反抗するが、弱かった自国のことを思い、言葉に出せない。
今、ポーランドをソ連が「解放」し、ベルリンを目指していることを、彼は知っている。
(以下、その三に移ります。)
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遠すぎた橋