カニング・キラー　殺戮の沼

蛇、鮫に匹敵するぐらいワニをモチーフにしたモンスターパニック映画って多い気がします。
そして、俗にいうB級作品の宝庫のような気がします。
”プリズン・ブレイク”を知らない私にはドミニク・パーセルのありがたみも分からず、
作品の中身勝負となったわけです。

鑑賞結果はハードルを下げていたせいもあってか良作のように感じました。

人VSモンスターの構図に必ず付加される要素として”安直なエロ”が『フライング・キラー』だとすると（ファンの方すみません）、
本作は定番の”人間同士の争い”だったようです。
むしろ、こちらの方が巨大ワニより全面に押し出された為、作品のバランスが悪くなっているようにも感じました。
CGがうまく作られており、実在のモンスターということもあり、迫力は十分！
期待外れな作品が多い中、重要なメッセージも感じ取れる良作ではないでしょうか。
（お約束のエロシーンはないものの、ヒロインが美人でちょっとしたサービスシーンもあり、まぁ良しとしましょう。(・・。)ゞ）

巨大ワニの発生理由が作品中にも語られていますが、何とも言えない気持ちになります。
生活をする上で川から離れることもできず、発生原因とは何ら関係の無い人たちが犠牲になってしまうのは。。。(-_-；)

ゲイではないのでイガグリ頭のドミニク・パーセルはどうでもいいのだけど、この映画にはブルック・ラングトン嬢が出演していることを最近知ってワニの様に食いついた。
普段はドラマを中心に活動しているのであまり知られていないど、リプレイスメントでキアヌ・リーブスに絡んだチアリーダーと言えばピンと来る人も多いかもしれない。
キャロル・ブーケのノーブルな雰囲気とラクエル・ウェルチの健康美を合わせ持つ女優さんと表現すればどれだけ綺麗な人か分かってもらえるはずだ。（古すぎて余計分からないかｗ）
まったく、彼女に捨てられたタイガー・ウッズが一時期大きく成績を落としてしまったのも頷ける美しさなのだ。

モンスター映画における美女との親和性はホラーのそれと同じくらい高くて、最近のものでは例えばアナコンダのカリ・ウーラーとか記憶に新しい。（決してジェニファー・ロペスではない）
あぁ俺ってやっぱり変態と思いつつも異形の者にいたぶられる美女が見たくてついつい手を出してしまうジャンルなのだけどロクな映画が無いのが困ったもの。これもブルック嬢がワニに追われながらシャツがビリビリ破けたり、意味も無くジーンズを脱ぎ捨ててパンツ一枚で逃げ回るシーンを期待したけど残念ながらそんな場面無かったよ。ちっ。
（但し、削除シーンに控えめなサービスカットあり）

とは言えブルック嬢出演の映画が久々に鑑賞できてそれなりに満足はできました。で、肝心のストーリーなんだけど正直これといって語るところが無かったりする。ブルック嬢が映らない場面では「うわぁ、でっかいワニだなぁ」とか「うわぁ、あんなでかい口で噛まれたら体はバラバラだぁ」とか適当に眺めていればいい。けだしこれでよいのだ。

とにかく、見づらかった。
画面、ゴチャゴチャ動きすぎ〜 (>_<)
何のこっちゃ訳わからんシーンだらけ…

とっても見づらいワニ映画。

でも、まぁ、終盤は見応えあったので…。
緊迫感がイイ感じでした。

＊＊＊＊＊
戦う相手は、ワニだけではないのが、この映画のポイント。

＜ワニ来んな〜！！＞と思うシーンと、
＜ワニはよ来い！！＞と思うシーンがあったりして（笑）

昨今のＣＧモンスターパニック映画に比べるとかなりこだわって作られたＣＧワニは良かったです、ワニはいいですやっぱり。まあ、放射能で巨大化とか軍の生物兵器とかでなく内戦続く地で川に流れる人肉を覚えた普通のワニにしてはかなり不死身で巨大で怪力で爬虫類とは思えない敏捷さと脅威の陸上短距離走力と長距離走脚力を兼ね備えてましたが。

ストーリーはアフリカの実在の国の実際の状況と、実在するらしい人食いワニがモデルになっているので、わりかし重いです、登場人物たちはアホなアメリカンですが、本当にアフリカはいつになっても目をそらしたくなるような状況が続いているので、ゲリラの襲撃とかワニよりそっちの展開がヘビーでちょっと嫌です。

まあでもよくある動物パニックとは違った作りにしようとした工夫は感じました、ワニが恐怖のモンスターではなく自然の一部として人間の愚かな行為をあざ笑うかのように蹂躙していく様は、なんか良かったです。

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これに出演しているドミニクさんは、知りません。
プリズン見た事ないので単純に“凶暴な人食いワニ”
を見たくてレンタルしました。

実話を基に・・・って事なんですが、
あの大きさは誇大ですよね？ちょっとした、ボートより
デカイよ？
内乱で虐殺された死体を食べて、味を覚えて人を襲うようになり
巨大化？みたいになっていますが、それは生物学的理論からでしょうか？
吐くまで食べて、吐いたらまた食べてって、アナコンダか？！
動物番組でも、お腹いっぱいのワニはまったりしてますが？
捕食対象が人って極端すぎませんかね？

確かに、土地柄ワニの被害はあると思うけど、全てがグスタヴ君のせいではない気もします。まあ、丸々太ってたけどね・・・。

実話を基に・・・ってどこまでが、実話なのかがわからない！！

映画的に面白くしているのは、やはり内戦状態。
相手が巨大ワニだけなら、さっさと脱出して終われるのでしょうが、そうもいかない状況。上手いと思います。
通常のアニマル（モンスター）パニックのように、
追われ→怯え→立ち向かい→やっつける
みたいな単純な構想ではなく、合間にゲリラ戦が入る。

おもしろかったです。ワニの出し惜しみもなく、夜行性だと
いってるワニが白昼に走ったりと・・・。

改めて思ったのが、ムードメイカー的な登場人物は
この手の映画では生き残れないのだな・・・と・

結局は、アフリカの都市伝説みたいなものでしょうか？