女王陛下の007 / ジョージ・レイゼンビー
女王陛下の007
/ピーター・ハント
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(28)
解説・ストーリー
ショーン・コネリーに代わり、二代目ジェームズ・ボンド’・レーゼンビーが登場したシリーズ第6作。スペクターの首領、ブロフェルドの所在が明らかになった。ボンドはその情報をもとに、スイスへと飛ぶ。やがて、細菌を使った恐るべき人類抹殺計画が明らかになる……。
ショーン・コネリーに代わり、二代目ジェームズ・ボンド’・レーゼンビーが登場したシリーズ第6作。スペクターの首領、ブロフェルドの所在が明らかになった。ボンドはその情報をもとに、スイスへと飛ぶ。やがて、細菌を使った恐るべき人類抹殺計画が明らかになる……。
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「女王陛下の007」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ショーン・コネリーに代わり、二代目ジェームズ・ボンド’・レーゼンビーが登場したシリーズ第6作。スペクターの首領、ブロフェルドの所在が明らかになった。ボンドはその情報をもとに、スイスへと飛ぶ。やがて、細菌を使った恐るべき人類抹殺計画が明らかになる……。
「女王陛下の007」 の作品情報
「女王陛下の007」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
最新巻情報
女王陛下の007のシリーズ商品
女王陛下の007 特別編
ショーン・コネリーに代わり、二代目ジェームズ・ボンド’・レーゼンビーが登場したシリーズ第6作。スペクターの首領、ブロフェルドの所在が明らかになった。ボンドはその情報をもとに、スイスへと飛ぶ。やがて、細菌を使った恐るべき人類抹殺計画が明らかになる……。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
142分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16206 |
2002年12月13日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
8枚 |
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女王陛下の007 デジタルリマスター・バージョン
007シリーズの第6作。失踪したスペクターの首領・ブロフェルドの秘密施設を突き止めて侵入したボンドは、そこで恐るべき「オメガ・ビールス」計画が画策されていることを知る。音声・映像共にグレードアップしたデジタルリマスター・バージョン。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
142分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル//英語 2:ドルビーデジタル//英語 3:ドルビーデジタル//英語 4:ドルビーデジタル//日本語 5:ドルビーデジタル//英(解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
MGBR29264 |
2006年11月22日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
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6枚 |
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女王陛下の007のシリーズ商品
女王陛下の007 特別編
作品詳細を開く
- 収録時間:
142分
- 字幕:
日本語・英語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
- レイティング:
- 記番:
GXBR16206
- レンタル開始日:
2002年12月13日
- 在庫枚数
8枚
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ショーン・コネリーに代わり、二代目ジェームズ・ボンド’・レーゼンビーが登場したシリーズ第6作。スペクターの首領、ブロフェルドの所在が明らかになった。ボンドはその情報をもとに、スイスへと飛ぶ。やがて、細菌を使った恐るべき人類抹殺計画が明らかになる……。
女王陛下の007 デジタルリマスター・バージョン
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- 収録時間:
142分
- 字幕:
日本語英語
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1:ドルビーデジタル//英語
2:ドルビーデジタル//英語
3:ドルビーデジタル//英語
4:ドルビーデジタル//日本語
5:ドルビーデジタル//英(解説)
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- 記番:
MGBR29264
- レンタル開始日:
2006年11月22日
- 在庫枚数
6枚
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- 2位登録者:
0人
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007シリーズの第6作。失踪したスペクターの首領・ブロフェルドの秘密施設を突き止めて侵入したボンドは、そこで恐るべき「オメガ・ビールス」計画が画策されていることを知る。音声・映像共にグレードアップしたデジタルリマスター・バージョン。
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ユーザーレビュー:28件
一作だけのボンド役
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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S・コネリーがボンド役を降りてしまったため、急遽モデルをしていたジョージ・レーゼンビーに白羽の矢が。
007映画としてはかなり異色な作品で、ロマンスにかなりウェイトが置かれています。
この映画のストーリーの中で、ボンドは結婚してしまいます。
しかし・・・。
クライマックスシーンでは、ボブスレーを使ったアクションシーンがありかなりの迫力です。
しかし公開当時は、それまでの007程の観客を呼ぶ事が出来ずに、ジョージ・レーゼンビーのボンドはこの一作で終わってしまいました。
S・コネリーのボンドがあまりにも板に付いていた為でしょうが、ストーリー自体はそんなに酷いものでもありません。
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貴重なシリーズの1本
投稿日:2017/04/15
レビュアー:趣味は洋画
誰が何といっても、これは正真正銘の「007シリーズ」24作品に名を連ねる1本である。
しかも歴代のボンド俳優の中、ただ一人「1本のみ」のジョージ・レーゼンビー主演の貴重な作品である。その為か、この「女王陛下の007」に対する評価はまちまちであるが、シリーズを愛する私目としては、何ら遜色はないと思っている。
ジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビー)はポルトガルの海岸で、トレーシー(ダイアナ・リグ)という若い女性と知り合う。彼女は自棄的だが大胆な振る舞いをみせる女性で、ボンドは彼女に心酔する。だがトレーシーの父親ドラコ(ガブリエレ・フェルゼッティ)は、犯罪組織のボスだった。我儘な娘を立ち直らせたいと思うドラコは、ボンドに救いを求める。
一方、英国秘密情報部のM(バーナード・リー)からスペクターの首領プロフェルド(テリー・サヴァラス)の所在を突き止めるよう命令を受けていたボンドは、ドラコの援助により、プロフェルドの本拠がスイスにあることを突き止める。細菌兵器を使い、生物学的戦争を企むプロフェルドを倒すべく、ボンドは変装して要塞に向かう...
歴代のボンド俳優6人中、ジョージ・レーゼンビーは最も若くしてボンドを演じている。
ここで6人それぞれの、ボンド主演初作品における年齢を整理してみると、
ショーン・コネリー32歳、62年「007/ドクター・ノオ」
ジョージ・レーゼンビー30歳、69年「女王陛下の007」
ロジャー・ムーア46歳、73年「007/死ぬのは奴らだ」
ティモシー・ダルトン41歳、87年「007/リビング・デイライツ」
ピアース・ブロスナン42歳、95年「007/ゴールデン・アイ」
ダニエル・クレイグ38歳、06年「007/カジノロワイヤル」
...となっている。
若けりゃいいというものではないが、本作におけるスキー・アクションの醍醐味は、彼ならではのものだろう(勿論、スタントシーンは当然あるが)。
ただレーゼンビー演ずるボンドの野暮ったさは認めないわけにいかない。
全体的な華やかさ、顔の表情、切れ味、これらは他のボンド俳優より残念ながら劣るだろう。
何より、肌が透けてみえるシャツは、センスを疑う。
それでもマネーペニーとの洒落た会話や、大雪渓の中でのアクション、ボブスレーでの格闘シーンなど、十分にボンドのスタイルを貫いている。
レーゼンビーが本作1本で終わった理由は、様々な情報が流れている。
ギャラの増額要求、英語の発音におけるアクセント(彼はオーストラリア出身)、傲慢な態度など。
製作者側から彼の再起用を見送ったとの説が一般的のようだが、ハント監督や、本作では編集担当のジョン・グレン(のちに007シリーズの監督に複数作関わる)は、レーゼンビーに好評価の目をむけていた。後年、降板したのはレーゼンビー自らだったという情報が支配されている。
惜しいのはイルゼ・ステパットというドイツ出身の女優サン。
スペクターの女性部下として異様な存在感を発揮、まさに怪演だったが、本作公開直後に亡くなっている。まだまだ彼女の演技を観たかった。
最後に、あのベッシー・ラヴが賭場のプレイヤーでチョイ役出演している。
このレビューは気に入りましたか?
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再評価すべき 「愛はすべてを越えて」
「女王陛下の007」(1969年、イギリス、カラー、130分)。
シリーズ6作目。
1〜5作で初代ボンドを演じていたショーン・コネリー(1930年、イギリス生)が降板。
この6作目で、ボンド役はジョージ・レーゼンビー(1939年、オーストラリア生)に交代する。
興行的に成功しなかった要因は、素人の自分には分からない。伝聞、推定。
第1作〜第5作の創生期を作った、ボンド=コネリーという完璧なイメージを覆す、斬新な007映画は難しかったことだろう。
この映画を、【1】〜【5】の視点で、観直してみた。
【1】新ボンド役
製作者が、イメージを継続させようとしたのだろう。これが、失敗の元。
ジョージは、スポーツ万能だが、演劇の基本が無かった。
レーゼンビーのアクション・シーンでは、スキーなど、コネリーでは無理だったことを楽々と演じている。
この映画の失敗で、アクション・スターとして、彼の花が開かなかった。
スケープゴートになったのだろう。
彼は、近年、ブルース・リーの弟子として、リーの実録物でよく出てくる。好々爺である。
【2】時の流れ(風潮)
シリアス・スパイ物への傾斜があった。原作者のイアン・フレミング(1908〜1964)は、正真正銘の英国のエージェントだ。
彼は、007のような戦闘員ではなく、情報分析官であったと推定する。(1939〜1945)。
2次大戦前のエージェント。
ベルリンの壁(1961〜1989)の「前・以前」の世代である。
ジョン・ル・カレ(1931生)の「寒い国から帰ってきたスパイ」(1963)のペシミスティックな世界が台頭してきた。
諜報活動を描くフィクションは、「具体的に語らず、韜晦し、戯画化すべき」と勝手に自分は思っている。
フレミングが正しい。
しかし、キューバ危機(1962)後、シリアスな真面目小説が登場し、フレミングのブラックな笑いが消えた。
ル・カレの「疑似現実」が、「現実」として誤解される時代が今。
フィクションが現実になる時代は終わり、現実を、フィクションが犬のよう追っている。
安保闘争(1959〜1960、1970)。
【3】ブロフェルド
「刑事コジャック」のテリーサバラス(1922〜1994)。笑いの底に冷血を込める。ギリシア系の名優。
【4】製作者
「UA」の製作者の二人。ハリー・サルツマン(1915〜1994)。アルバート・R・ブロッコリ(1909〜1996)。
「女王陛下の007」の興行的失敗の要因は、二人にある。損失は、二人が被るわけだから、なんの問題もないが……。
レーゼンビーを推したのは、サルツマンであるらしい。
「UA」(ユナイテッド・アーティスツ)は、「ユナイト」とも言われる。
「天国の門」(1981、マイケル・チミノ監督)の興行大赤字で、経営不振に陥る。
ライオンが吠えるМGМ(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)に吸収される。
トム・クルーズが、「UA」のブランドを愛して出資、「UA]の経営に就くが、
「大いなる陰謀」(2007)、「ワルキューレ」(2008)でトムは撤退する。
儲からぬ旧態依然。
「007 スカイフォール」(2012)でも、経営混迷で、揉めている。古参の製作会社だが、遺物(古い映画の著作権)でしか食うていけない、不良債権であろう。
【5】音楽
ルイ・アームストロング(1901〜1971)。熱帯の森の中で、雪の上で、
「We have all the time in the world)」の歌。
ルイ(サッチモ)の主題歌は、素晴らしい。
このレビューは気に入りましたか?
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TRUE LOVE
たった1作限りでシリーズ降板となった、2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビー♪
もう、それだけで、ハードルが「ドーーーン!」とガタ落ちなんですけどw
なんの!なんの!スパイアクションとしては、かなり上出来でした!
そんな、こんなの、シリーズ6作目♪
確かに、ショーン・コネリーに比べたら、色気も無いし、ルックスも負けてるし
背が高いってだけ!?
(あぁ・・・モデル出身で、これが俳優デビューだったのか・・・)
どこか能天気で、女の事ばっかり考えてる(でも美女限定w)、コネリー版の程よいヌケ感が
ジョージ君には皆無なんですけど・・・
一目惚れのアイツに、フォーリン・ラブ ♪
っていう、こういうトーンもいいですね
潜入捜査するための口実だったのが、いつしかTRUEなLOVEへ!
ラストのとんでもない切なさとか、かなりの衝撃
ボンドのハートを独り占めにしたというのに
歴代のボンド・ガールに比べたら、彼女は????www
雪山にいたブロフェルドの女たちの方が、よっぽどキレイだったのですが
ジョージ・レーゼンビーの見た目なら・・・、ということなんですかね・・・
ムンムンの色男ショーン・コネリーだったら、釣り合わない、控え目な彼女♪
今回は、Qの兵器も使わないし、Mもなんか知らんけど機嫌悪いしw
なーんか、今までとちょっと違うぞ!!
でも、他人になりすましての潜入捜査は、これぞスパイって感じでしたし
悪役ブロフェルドの企みも、現実味があって恐ろしく
なんと言っても雪山を最大限に活かした、いろんなシークエンスが、見所のオンパレード♪
スキーによる逃走劇にはじまり
まさかの雪崩映像
挙句の果てに、ボブスレー!
しかも、その一つ一つが長い!ので、結局140分を越えてしまったわけなんですが
世界中の美女を飼いならして洗脳するという、ブロフェルドのヤバイ度!
そして、あれだけの美女に囲まれても、自分を失わなかった(?)ボンドはエライッ(??)
ボンドに、あんなに悲しい過去があったなんてね〜
クレイグ版のボンドを観る目も変わりますわ、あたしゃwww
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気品のない007
本作品は「一番、原作の雰囲気に近い」とよく言われる。確かに、昔観た時は、そう思った。しかし、今回観なおしてみて別な印象を抱いた。それは「一番、陳腐化が激しいな」と言うことだった。勿論、『ドクターノオ』だって『ロシアより愛をこめて』だって古臭い。けれど、それらは気品漂うクラシックになっており、年月を増すごとに味わいを増している。しかし、本作品には、その気品が、ない。何とも泥臭く、音楽も編集も衣装も照明もカメラもジョージ・レーゼンビーも野暮ったいのだ。(笑)
本作品は、これまでの作品の弱点を補うかのように、肉体を使ったアクションが中心で、見応えがある。アタッシェケースも登場しなければ、アストンマーティンの助手席がイジェクトしたりもしない代わりに、スキーやボブスレーのアクション・シーンは凝っていて満足感が高い。さすがピーター・ハント監督だ。長年、シリーズの編集に携わって来ただけに、何を継続し何を変えたいか、方針が明確だった。
けれど、――そう、けれどである。どうも根本的なところで何かが違う。お馴染みの“カジノでひと儲けする”場面もあるし、上流社会の生活も垣間見せてくれる。一見、007映画としての枠組みはおさえているように見える。
しかし、まるで高校生のデートみたいなシーンが、ルイ・アームストロングの甘い歌をバックに延々と続くのは、007らしくない。違和感がある。“ジェームズ・ボンド”というキャラクタを小市民化しているようで甚だ宜しくない。“高級ホテルのスィートをシングルユースする”のを当然だと思っているキャラクタだからこそ、私たちは憧れるのだ。財力・体力・知力・精力が秀でてるからこそ、巨大な悪の組織と単身闘えるのだ。
そんな“J.ボンド”という人物像を「浮き世離れしている」と多くの人が軽んじたが、実際はそれで良かったのだ。本作品が、図らずもそれを証明している。
だから、次作『ダイヤモンドは永遠に』では元の作風に戻るのだ。
特に秘密兵器らしい秘密兵器が登場しなかったことも寂しい。金庫のダイアル錠を解読し、書類のコピーをとるマシンが登場するが、私には“事務機器”にしか見えなかった。こういうところが野暮ったい所以である。
ボンドガールはダイアナ・リグ。美人と言うよりも個性的な顔立ちの方で、個人的には好みだ。ツンと上を向いた鼻がワガママそうで、いい。けれど、あまり描き込まれておらず残念だった。“裏社会のボスを父親に持つジャジャ馬娘”と言う設定なだけに、乗馬もスキーも秀でているのは分かるが、描き方に説得力がない。だから、ボンドが惚れる理由が分からなかった。孤独感から力量を超えた無茶をする姿を描いて欲しかったと思うのだ。その危うさに、ボンドが惹かれたのなら納得できる。甘ったるいデートの場面に時間をかけるくらいなら、そこに力を入れるべきだったろう。どうも、P.ハント監督は女性を描くのが苦手なようだ。
こうして振り返ってみると、やはり本作品は企画の失敗だったように思う。いまにしてみれば、「原作の雰囲気に近い」という評価も負け惜しみにしか聞こえない。
P.ハント監督のセンスのなさが要因だが、品のない役者サンをボンド役にキャスティングした時点で、失敗は約束されていたのかも知れない。ザンネン!
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ユーザーレビュー
一作だけのボンド役
投稿日
2003/11/15
レビュアー
MSZ-006C
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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S・コネリーがボンド役を降りてしまったため、急遽モデルをしていたジョージ・レーゼンビーに白羽の矢が。
007映画としてはかなり異色な作品で、ロマンスにかなりウェイトが置かれています。
この映画のストーリーの中で、ボンドは結婚してしまいます。
しかし・・・。
クライマックスシーンでは、ボブスレーを使ったアクションシーンがありかなりの迫力です。
しかし公開当時は、それまでの007程の観客を呼ぶ事が出来ずに、ジョージ・レーゼンビーのボンドはこの一作で終わってしまいました。
S・コネリーのボンドがあまりにも板に付いていた為でしょうが、ストーリー自体はそんなに酷いものでもありません。
貴重なシリーズの1本
投稿日
2017/04/15
レビュアー
趣味は洋画
誰が何といっても、これは正真正銘の「007シリーズ」24作品に名を連ねる1本である。
しかも歴代のボンド俳優の中、ただ一人「1本のみ」のジョージ・レーゼンビー主演の貴重な作品である。その為か、この「女王陛下の007」に対する評価はまちまちであるが、シリーズを愛する私目としては、何ら遜色はないと思っている。
ジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビー)はポルトガルの海岸で、トレーシー(ダイアナ・リグ)という若い女性と知り合う。彼女は自棄的だが大胆な振る舞いをみせる女性で、ボンドは彼女に心酔する。だがトレーシーの父親ドラコ(ガブリエレ・フェルゼッティ)は、犯罪組織のボスだった。我儘な娘を立ち直らせたいと思うドラコは、ボンドに救いを求める。
一方、英国秘密情報部のM(バーナード・リー)からスペクターの首領プロフェルド(テリー・サヴァラス)の所在を突き止めるよう命令を受けていたボンドは、ドラコの援助により、プロフェルドの本拠がスイスにあることを突き止める。細菌兵器を使い、生物学的戦争を企むプロフェルドを倒すべく、ボンドは変装して要塞に向かう...
歴代のボンド俳優6人中、ジョージ・レーゼンビーは最も若くしてボンドを演じている。
ここで6人それぞれの、ボンド主演初作品における年齢を整理してみると、
ショーン・コネリー32歳、62年「007/ドクター・ノオ」
ジョージ・レーゼンビー30歳、69年「女王陛下の007」
ロジャー・ムーア46歳、73年「007/死ぬのは奴らだ」
ティモシー・ダルトン41歳、87年「007/リビング・デイライツ」
ピアース・ブロスナン42歳、95年「007/ゴールデン・アイ」
ダニエル・クレイグ38歳、06年「007/カジノロワイヤル」
...となっている。
若けりゃいいというものではないが、本作におけるスキー・アクションの醍醐味は、彼ならではのものだろう(勿論、スタントシーンは当然あるが)。
ただレーゼンビー演ずるボンドの野暮ったさは認めないわけにいかない。
全体的な華やかさ、顔の表情、切れ味、これらは他のボンド俳優より残念ながら劣るだろう。
何より、肌が透けてみえるシャツは、センスを疑う。
それでもマネーペニーとの洒落た会話や、大雪渓の中でのアクション、ボブスレーでの格闘シーンなど、十分にボンドのスタイルを貫いている。
レーゼンビーが本作1本で終わった理由は、様々な情報が流れている。
ギャラの増額要求、英語の発音におけるアクセント(彼はオーストラリア出身)、傲慢な態度など。
製作者側から彼の再起用を見送ったとの説が一般的のようだが、ハント監督や、本作では編集担当のジョン・グレン(のちに007シリーズの監督に複数作関わる)は、レーゼンビーに好評価の目をむけていた。後年、降板したのはレーゼンビー自らだったという情報が支配されている。
惜しいのはイルゼ・ステパットというドイツ出身の女優サン。
スペクターの女性部下として異様な存在感を発揮、まさに怪演だったが、本作公開直後に亡くなっている。まだまだ彼女の演技を観たかった。
最後に、あのベッシー・ラヴが賭場のプレイヤーでチョイ役出演している。
再評価すべき 「愛はすべてを越えて」
投稿日
2016/05/21
レビュアー
ちゅく
「女王陛下の007」(1969年、イギリス、カラー、130分)。
シリーズ6作目。
1〜5作で初代ボンドを演じていたショーン・コネリー(1930年、イギリス生)が降板。
この6作目で、ボンド役はジョージ・レーゼンビー(1939年、オーストラリア生)に交代する。
興行的に成功しなかった要因は、素人の自分には分からない。伝聞、推定。
第1作〜第5作の創生期を作った、ボンド=コネリーという完璧なイメージを覆す、斬新な007映画は難しかったことだろう。
この映画を、【1】〜【5】の視点で、観直してみた。
【1】新ボンド役
製作者が、イメージを継続させようとしたのだろう。これが、失敗の元。
ジョージは、スポーツ万能だが、演劇の基本が無かった。
レーゼンビーのアクション・シーンでは、スキーなど、コネリーでは無理だったことを楽々と演じている。
この映画の失敗で、アクション・スターとして、彼の花が開かなかった。
スケープゴートになったのだろう。
彼は、近年、ブルース・リーの弟子として、リーの実録物でよく出てくる。好々爺である。
【2】時の流れ(風潮)
シリアス・スパイ物への傾斜があった。原作者のイアン・フレミング(1908〜1964)は、正真正銘の英国のエージェントだ。
彼は、007のような戦闘員ではなく、情報分析官であったと推定する。(1939〜1945)。
2次大戦前のエージェント。
ベルリンの壁(1961〜1989)の「前・以前」の世代である。
ジョン・ル・カレ(1931生)の「寒い国から帰ってきたスパイ」(1963)のペシミスティックな世界が台頭してきた。
諜報活動を描くフィクションは、「具体的に語らず、韜晦し、戯画化すべき」と勝手に自分は思っている。
フレミングが正しい。
しかし、キューバ危機(1962)後、シリアスな真面目小説が登場し、フレミングのブラックな笑いが消えた。
ル・カレの「疑似現実」が、「現実」として誤解される時代が今。
フィクションが現実になる時代は終わり、現実を、フィクションが犬のよう追っている。
安保闘争(1959〜1960、1970)。
【3】ブロフェルド
「刑事コジャック」のテリーサバラス(1922〜1994)。笑いの底に冷血を込める。ギリシア系の名優。
【4】製作者
「UA」の製作者の二人。ハリー・サルツマン(1915〜1994)。アルバート・R・ブロッコリ(1909〜1996)。
「女王陛下の007」の興行的失敗の要因は、二人にある。損失は、二人が被るわけだから、なんの問題もないが……。
レーゼンビーを推したのは、サルツマンであるらしい。
「UA」(ユナイテッド・アーティスツ)は、「ユナイト」とも言われる。
「天国の門」(1981、マイケル・チミノ監督)の興行大赤字で、経営不振に陥る。
ライオンが吠えるМGМ(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)に吸収される。
トム・クルーズが、「UA」のブランドを愛して出資、「UA]の経営に就くが、
「大いなる陰謀」(2007)、「ワルキューレ」(2008)でトムは撤退する。
儲からぬ旧態依然。
「007 スカイフォール」(2012)でも、経営混迷で、揉めている。古参の製作会社だが、遺物(古い映画の著作権)でしか食うていけない、不良債権であろう。
【5】音楽
ルイ・アームストロング(1901〜1971)。熱帯の森の中で、雪の上で、
「We have all the time in the world)」の歌。
ルイ(サッチモ)の主題歌は、素晴らしい。
TRUE LOVE
投稿日
2013/06/19
レビュアー
パンケーキレンズ
たった1作限りでシリーズ降板となった、2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビー♪
もう、それだけで、ハードルが「ドーーーン!」とガタ落ちなんですけどw
なんの!なんの!スパイアクションとしては、かなり上出来でした!
そんな、こんなの、シリーズ6作目♪
確かに、ショーン・コネリーに比べたら、色気も無いし、ルックスも負けてるし
背が高いってだけ!?
(あぁ・・・モデル出身で、これが俳優デビューだったのか・・・)
どこか能天気で、女の事ばっかり考えてる(でも美女限定w)、コネリー版の程よいヌケ感が
ジョージ君には皆無なんですけど・・・
一目惚れのアイツに、フォーリン・ラブ ♪
っていう、こういうトーンもいいですね
潜入捜査するための口実だったのが、いつしかTRUEなLOVEへ!
ラストのとんでもない切なさとか、かなりの衝撃
ボンドのハートを独り占めにしたというのに
歴代のボンド・ガールに比べたら、彼女は????www
雪山にいたブロフェルドの女たちの方が、よっぽどキレイだったのですが
ジョージ・レーゼンビーの見た目なら・・・、ということなんですかね・・・
ムンムンの色男ショーン・コネリーだったら、釣り合わない、控え目な彼女♪
今回は、Qの兵器も使わないし、Mもなんか知らんけど機嫌悪いしw
なーんか、今までとちょっと違うぞ!!
でも、他人になりすましての潜入捜査は、これぞスパイって感じでしたし
悪役ブロフェルドの企みも、現実味があって恐ろしく
なんと言っても雪山を最大限に活かした、いろんなシークエンスが、見所のオンパレード♪
スキーによる逃走劇にはじまり
まさかの雪崩映像
挙句の果てに、ボブスレー!
しかも、その一つ一つが長い!ので、結局140分を越えてしまったわけなんですが
世界中の美女を飼いならして洗脳するという、ブロフェルドのヤバイ度!
そして、あれだけの美女に囲まれても、自分を失わなかった(?)ボンドはエライッ(??)
ボンドに、あんなに悲しい過去があったなんてね〜
クレイグ版のボンドを観る目も変わりますわ、あたしゃwww
気品のない007
投稿日
2011/02/11
レビュアー
みなさん(退会)
本作品は「一番、原作の雰囲気に近い」とよく言われる。確かに、昔観た時は、そう思った。しかし、今回観なおしてみて別な印象を抱いた。それは「一番、陳腐化が激しいな」と言うことだった。勿論、『ドクターノオ』だって『ロシアより愛をこめて』だって古臭い。けれど、それらは気品漂うクラシックになっており、年月を増すごとに味わいを増している。しかし、本作品には、その気品が、ない。何とも泥臭く、音楽も編集も衣装も照明もカメラもジョージ・レーゼンビーも野暮ったいのだ。(笑)
本作品は、これまでの作品の弱点を補うかのように、肉体を使ったアクションが中心で、見応えがある。アタッシェケースも登場しなければ、アストンマーティンの助手席がイジェクトしたりもしない代わりに、スキーやボブスレーのアクション・シーンは凝っていて満足感が高い。さすがピーター・ハント監督だ。長年、シリーズの編集に携わって来ただけに、何を継続し何を変えたいか、方針が明確だった。
けれど、――そう、けれどである。どうも根本的なところで何かが違う。お馴染みの“カジノでひと儲けする”場面もあるし、上流社会の生活も垣間見せてくれる。一見、007映画としての枠組みはおさえているように見える。
しかし、まるで高校生のデートみたいなシーンが、ルイ・アームストロングの甘い歌をバックに延々と続くのは、007らしくない。違和感がある。“ジェームズ・ボンド”というキャラクタを小市民化しているようで甚だ宜しくない。“高級ホテルのスィートをシングルユースする”のを当然だと思っているキャラクタだからこそ、私たちは憧れるのだ。財力・体力・知力・精力が秀でてるからこそ、巨大な悪の組織と単身闘えるのだ。
そんな“J.ボンド”という人物像を「浮き世離れしている」と多くの人が軽んじたが、実際はそれで良かったのだ。本作品が、図らずもそれを証明している。
だから、次作『ダイヤモンドは永遠に』では元の作風に戻るのだ。
特に秘密兵器らしい秘密兵器が登場しなかったことも寂しい。金庫のダイアル錠を解読し、書類のコピーをとるマシンが登場するが、私には“事務機器”にしか見えなかった。こういうところが野暮ったい所以である。
ボンドガールはダイアナ・リグ。美人と言うよりも個性的な顔立ちの方で、個人的には好みだ。ツンと上を向いた鼻がワガママそうで、いい。けれど、あまり描き込まれておらず残念だった。“裏社会のボスを父親に持つジャジャ馬娘”と言う設定なだけに、乗馬もスキーも秀でているのは分かるが、描き方に説得力がない。だから、ボンドが惚れる理由が分からなかった。孤独感から力量を超えた無茶をする姿を描いて欲しかったと思うのだ。その危うさに、ボンドが惹かれたのなら納得できる。甘ったるいデートの場面に時間をかけるくらいなら、そこに力を入れるべきだったろう。どうも、P.ハント監督は女性を描くのが苦手なようだ。
こうして振り返ってみると、やはり本作品は企画の失敗だったように思う。いまにしてみれば、「原作の雰囲気に近い」という評価も負け惜しみにしか聞こえない。
P.ハント監督のセンスのなさが要因だが、品のない役者サンをボンド役にキャスティングした時点で、失敗は約束されていたのかも知れない。ザンネン!
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