ザ・ソプラノズ　哀愁のマフィア　セカンド・シーズン

こっそりと映画の脚本家を目指していたクリス。
アドリアーナのプレゼントで脚本家養成コースを受講する事になります。
これが結構良いのだ。
講師が出す課題にケチをつけたりして、非常識な面はあるものの、演技の授業ではずば抜けて才能を発揮している。
正直、マフィアなんかよりも、映画人としてまっとうに生きた方が良いのに。
反面、クリスには決定的な難点がある。
それは常識がない事(-_-;)
常識は持ち合わせているが、才能は持ち合わせていないのが凡人。
クリスは逆なのだ。
これってある意味、致命的。。。
天性の才能があるだけにもったいない。




今回のゲスト。
第５話【困惑】
ダリアは【グッド・ワイフ】のレオラ・クーン裁判官。
第６話【賭博】
デイビッドは【ターミネーター２】のＴ−１０００。
エリックは【NIP/TUCK　マイアミ整形外科医】のマット・マクナマラ。
第７話【選択】
ジョン・ファブローは【レボリューション】の製作総指揮/監督ジョン・ファブロー本人。
ジャニーン・ガロファローは【クリミナル・マインド　特命捜査班レッドセル】のベス・グリフィス役ジャニーン・ガロファロー本人。
エイミーは【ザ・メンタリスト】のロザリンド・ハーカー。
グレゴリーは【ナース・ジャッキー】のケビン・ペイトン。

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前回、ＦＢＩの内通疑惑があったビッグ・プッシーがご帰還です。
てっきり、人知れず誰かに消されてるのかと思った^^;
そして、前ボスであるジャッキー・アプリールの兄リッチーが出所。
刑務所から出た途端、一悶着起こしてます。。。。
シーズン１でジュニアとの勢力争いに終止符が打たれ、一段落かと思いきや、トニーの苦労はまだまだ絶えません。
プライベートでは、姉のジャニスが登場しますが、この人、母親譲りのトラブルメーカー！
カエルの子はカエルという事でしょうか。
その上、アンソニーが前回（トニーのセラピーの事）に引き続き、蘇生処置の事をリヴィアに漏らし、また問題が起きそう。。。
アンソニーも結構トラブルメーカーです。
あれれ。カエルの孫はカエル。。。かも^^;





今回のゲスト。
第１話【再生】
ヒューは【ダメージ】のピート。
ジジは【パーソン・オブ・インタレスト】のウォマック。
ピーターは【One Tree Hill】のジェイク。
第２話【拒絶】
スキップは【２４　シーズン５】のエドガー・スタイルズ。
弁護士は【ボストン・リーガル】のハーディング裁判官。
検察官は【ザ・メンタリスト　シーズン４】のスーザン・ダーシー。
第４話【取引】
アナリサは【ＣＳＩ：マイアミ】のイェリーナ・サラス。

Mプランから、定数以降は借り放題(旧作)というのに変更したはいいけれど、
”一体、何を借りるんだ？”と、悩み
以前にみて、とん挫した旧作作品からこちらを・・・

シーズン１の母親や叔父さんとのごちゃごちゃに、
実生活の自分を重ね(特に言い合い＠認知症の義父母がいます)うんざりしていたのですが、
それをクリアすれば、うん。おもしろいですな〜でシーズン１を終え、
一気にシーズン２に突入〜

何とおどろいたことに、シーズン２は1枚に
4話も入っている、お得ぶりではないですか〜！

というのはおいといて・・・

トニー姉のジャニスも登場し、そのズレっぷりは違ってもやっぱりそれは母親ゆずりでトニーを困らせ、
その元彼氏の凶悪ぶりも加わり、本場イタリアンマフィアもメンバー入りし、
問題が起きないわけない状態です（笑い

舞台となっている時代のNYは、当時ジュリアーニ市長(イタリア系です）が治安改善のために
色々な規制を強化し、結果がでた頃だったような・・・

と、色んな意味でおもしろいドラマです。

ドラマ好きの人に是非、じっくり楽しめる、大人なドラマです。

シーズン１は『うーーーん。これがゴッドファーザー？それなりに面白いけど・・・』でしたが、シーズン２の後半から止まらなくなってきました。

シーズン１はたくさんいるキャラクターを一人一人掘り下げるのに費やした感じで、そのおかげで、２、３と続いた時の、それぞれの悲喜こもごもが半端なく重いです。
それだけじっくり脚本が練れるっていうのは、日本だと、『渡る世間は鬼ばかり』しかないのでは（っていうか、しかなかった。か）！？
１で打ち切られなくて良かったね。

お気に入りはジャニス。もとい、ジャニスの女優。シーズン２のクライマックスでの演技は神がかっていましたね。
あんな演技されちゃあ、日本の役者は吹っ飛ぶよなあ。
ほんとに役者の層が厚いってこのことだなあ。
あの場面のあの、何ともいえない歪んだ表情、繰り返し見てしまった。

TVドラマのアカデミー賞版エミー賞を5シリーズ中ノミネート数89回受賞数17回と素晴らしいドラマ。
作品部門1回
主演男優部門3回
主演女優部門3回
助演部門3回
脚本部門に関しては4回とほぼ総なめ状態
TV版ゴッドファーザーと言われのも頷ける程のクオリティサイコロジー+ユーモア+マーチンスコセッシ流の音楽センス+ゴッドファーザーの重厚さを兼ね備えマフィアギャング映画等へのオマージュも散見され海外ドラマファンだけでは無く映画ファンや大人の鑑賞にも耐えうる見なきゃそんな作品。