ハッカビーズ

なんかよくわからない映画。たいして感情移入できるストーリーでもないし、でも口論する場面はなんかおもしろかった。「あ〜こんなくだらないことでこの大人たち争ってる、子供並みのレベルで」って思ったらおかしくなってきて。ホント観終わったあとも「これ映画にする意味あるの？」って感じでモヤモヤ感が残ります。なんとか見所あげれば意味のない口論、ダスティン・ホフマンの髪型、ナオミ・ワッツがカワイイということぐらいかな。だいたい哲学探偵ってどんな職業よ！それでなんで成立してるのよ！

こんなにもつまらない映画を見たのはひさしぶり！

途中でうんざりしてきましたが、どうにか最後まで見終えました。
セラピーに縁のない生活をしているから、余計にわかりにくいんでしょうか。
哲学に詳しければ面白いんでしょうか。

ナオミ・ワッツの捨て身の演技も、なんだかかわいそうに見えてくるほどです。
監督の言いたいことはわかるような、わからないような・・、この映画に１８００円も払いたくありません。
マーク・ウォールバーグとジュード・ロウ、他の作品で共演作見てみたいなあ。

レヴューをいくつか見て、やや不安な気持ちになっていましたが、いやあ、面白かった。哲学的コメディとでもいえばいいのでしょうか。私的には『ガープの世界』と『銀河ヒッチハイク・ガイド』（映画より、むしろ原作かな？反則ですが）の中間のような内容として楽しみました。ついでに言えば、音楽も大変素晴らしく、サントラがあったら買いたいくらいです。もう何回か観てみたい。

英語学習者だったら聞き取りの教材として最適かなと思う。
意味がわかるわからないはともかく聞き取りやすい英語による会話劇なので‥。
セールストークでも活動家や学者らのやたらむずかしい単語をきけらかすようなセリフでも平均的郊外白人家族てきな英語もビジネスマンの英語もなんでもそろっているかんじ。ついでにフランス語なまりの英語も聴ける。

とどのつまりなにがどうなったのかといういうことはなんだかよくわからないが、それはべつにしても、ひとつひとつのシーンで楽しめる。
もし視覚的な映像が好きというひとだったら、これはあまりおすすめではないかなと思います。

さらに、ストーリーがきっちりしていないと（そしてそれが感動的でないと）気がすまないひとにもあまり薦められないかなと思います。たとえば、『ショーシャンク』のようなね。

でも、たとえば、読書好きで、『ダヴィンチコード』なんかを読むのが好きなひとならばきっと楽しめる映画だと思います。

わたしとしては、とても気に入りました。『パルプ・フィクション』よりいいかなというくらいにです。

俳優・女優には関心がないですが、老若ふたりの女優、イザベル・ユペールとナオミ・ワッツはどちらもみごとに演じていたなあと感心しています。

こういう、知的で、でもアホっぽい、戯画的な映画ならアメリカ映画も大歓迎という印象なのです。

あまりに訳判らずくだらない作品で、観た自分が情けなくなります。
ゆるいとかゆるくないとかいう域を、はるかに超えてしまっています・・・
「ウェス・アンダーソン作品」を、
素人が真似して失敗したような作品といえば良いのでしょうか・・・
確かに、大量に名のある俳優は出てるんですがねぇ。

観るには覚悟のいる一品です。