ベルベット・レイン

　単純に「面白い」と言える。はでなアクションはない。若い二人と、中年の二人のストーリーが同時進行で描かれる。若手がマフィアのボスを暗殺しにでかけるまでの一日を描いた話。なんだけど、ちょっとしたミスディレクションあり。
　さいごになるほどと思わせる演出でした。アクションではなく、友情物語でした。少し恋愛もあり。傑作とは言わないまでも、好きな作品にはなりそうなものです。

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いやぁ予想以上に面白かった。
こないだ10年以上ぶりに香港映画のインファナルアフェア3部作
を見て香港映画を敬遠してた事に後悔してたのでとりあえず
手始めにアンディ・ラウの他の作品をと思いこれを見たら
キャストがインファナル〜のメンバー総出演でちょっと
食傷気味になるかと思いきや全然そんなことはなかった。
内容はちょっと似てるけどめちゃくちゃ面白い。

まず映像がオシャレで香港映画ってこんなにクオリティが
高かったのかと改めて関心。
２つのストーリーのシンクロのさせ方がホントに素敵でした。

ラストは私が思っていた話とは全然違う予想外の展開
だったので「え？そうだったの？」といい意味で
やられちゃいました。

しかしアンディ・ラウかっこいいなぁ。

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あぁそうだったのか。
この結末で全てが許せてしまう一本です。

鉄砲玉のイックが、いつ迄たっても標的に迫らないのは何故か。
レフティの右手は何故利かないのか。
その全てが納得出来ます。

こういうストーリー構成の作品は初めてで、新鮮でした。
しかしそれは結果論で、途中は只々じれったく、焦点が絞れず四苦八苦という有様。
中だるみ気味の展開を乗り越えて、必ず最後迄観る事を強力にお勧めします。

『インファナル・アフェア』三部作のメンバーがここ迄揃うと、ちょっと嬉しくなってしまいますね。
それだけでも観る価値有り、でしょうか。
只、トニー・レオンの顔が見えないのが寂しい。
ジャッキー・チュンは若い頃よりも圧倒的に渋くて、素敵です。

歳を重ねて否応無く変化する男の友情。
その最後が哀しい。

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インファナル・アフェアとあまりにも登場人物がかぶってるので混乱します。
最後まで、ちょっと話がわからないな〜と思ってましたが、最後に納得。

とにかく、何の予備知識もなしに見ることをお勧めします。
いや、絶対に見ちゃだめ。レヴューは、見終わってから見てください。







以下、完全なネタバレだから、見てない人は見ちゃだめ。


インファナルで二人の若い頃をやってた人たちがそのまま又やってて、しかもアンディ・ラウの若い頃をやってた人と違う人がやってるから、これが混乱の原因。耳のピアスで、もしや？とは思ってましたが、違うほうの人だしなあ・・・と。
それにエミリーがあまりにも違いすぎる。

しかし、だから、なに？！とラストで思ってしまった。
これは、どちらも大人になってるのに、同じ人間を全く違う人間でやったからこその面白さで、実際には同じ人物がここまで違う顔ではないから、ありえない話です。
ちょっと、面白いとは思いながらも、やはりこの話は反則ですね。ずるいなあ。こんなの。

　インファナルアフェアが好きな方には　たまらない映画です。
私は、ドンパチ、特にやくざ系は大嫌い！しかし、インファナルアフェアにはまり、ベルベットレインを楽しみにしていました。出演者もほとんどおんなじ♪
　ストーリーがマフィアに留まらず、家族、友、恋、、、、なにが良かったかって言われてもピンとこないけれど、脳裏に残るシーンの数々。いつもでも心に残ると思います。