スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル

わたしは、オリジナルのラース・フォン・トリアー版「キングダム」の大大大ファンなので、期待はしてないが取り敢えず観賞してみました。

で、これはキング原作の違う作品という事で流します（笑）
オリジナルがあまりにも独自の雰囲気を持っており、わたしも含めファンの方達は、先の見えない展開と、そしてあのザラついた独特の画面に、カット割でシーンを展開するのではなく、カメラの高速ターンで繋げる独自のスタイルに魅了された筈なので、本作を観ると余りにも洗練された画面と、アメリカ産の凡庸な雰囲気に納得出来ないだろうと思う
オリジナルを知らなければそこそこ観れるだろうが、如何せん作品として自体が凡庸な出来なので、わたしは途中でリタイアしました。

　　どこが一番怖いって、インターン以下のど素人な医者がオペ室で脳の中いじってたり、まるでわけわかってない救急隊員がいたり・・・・　笑えるんだけど、むっちゃくちゃハラハラします。
　　これ、作り手が笑いとホラーの両方のツボがわかってないと難しい。怪しげな警備員なんかはちょっとわざとらしすぎて面白くない。

　　ホラーを基調としたコメディなのか、コメディテイストのホラーなのか、いずれにしても「恐怖」の緊張感が走る中で笑わせてくれる、それもゲラゲラよりもクスリとなので、これは結構ひろいもの。
　　何度も書いておりますが、やたらでかい音、気持ち悪い絵などで怖がらせるのは邪道だと思っているアチキ、テレビシリーズでもある本作はその辺も大変上等な出来。あ、まだ一巻しか見てないから、この先は責任取れませんけど。

　　そして病院、あるいはその土地にまつわるミステリー、これが結構本格的に展開しそうな予感。
　　って、本格的といってもオカルト要素でですが(^^ゞ。それでも超常現象としては辻褄の合った謎解きになってくれそうなので、それも期待。

　　出てくる動物たちも笑わせてくれる。アフレコで付いた台詞もなんだけど、ちゃっかりとボケ老人の手からおやつを頂戴しちゃう警備員のワンコとか、動物の演技指導と演出編集がいい。

　　とにかく程よい緊張感とテンポで次に期待。

　　オリジナルのデンマーク版も見たいけどDISCASにはないのね。近所のリアルレンタル店を当たってみるか。

　　そうそ、キングたちのコメンタリーは一話だけみたいです。メニューからじゃわからないけど。

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第１０話「聖霊降臨の徴」第１１話「悪霊の秘儀」が収録されています。
今巻ではいよいよクライマックスに向けて加速度が増してきます。今巻の急患者はジミー牧師と警官のソールです。キングダム病院に急患者が運び込まれるのは今巻までです。次巻でクライマックスを迎えるので急患者が必要なかったのでしょう（笑）。

ジミー牧師は何故か金網に貼り付けにされている所を発見されます。まるでイエス様のように・・。それから彼の周りで奇跡が起き始め、マスコミが騒ぎ出し、病院の前は大騒ぎになります。ここで思い出されるのは第５話でのフランクのセリフです。彼は「歩道もクマも大騒ぎ！」と言っていました。やはりあのセリフはこれらの事を指していたんですね（セリフを知りたければＶＯＬ．３のレビューをどうぞ（＾＾ゞ）。発見者の顔の傷が治ったり、注文したサンドイッチが少なく届けられたのに何倍にも増えたり（笑）、水道の水がワインに変わったり（爆）、オットーの視力が戻ったりと奇跡としか（コメディといったほうがいいかも（＾＾ゞ）言いようのない現象があちらこちらで起き始めるのです。

今巻はこの様な奇跡と同時に病院だけに起こる局地地震の頻発による緊張感の表れとステグマンの追い詰めるための証拠となるカルテの奪い合い（笑）が描かれます。ピーターはガンガン絵を描いていきます。それらはすべてメアリーが描いたもの。そしてメアリーの悲惨な経験の１シーンが色々描かれていき、ますます悲劇の真実が知りたくなります。また、ステグマンの医療ミスの証拠カルテを奪い合う３人のシーンは結構笑えました。メアリーはピーターに「次にベルを鳴らす時には何百人もの人が死に、それを助けるには“夢見る人たち”ならば救える」と言います。“夢見る人たち”とはポジティブ・ドリーマーのことかもしれません。

こうしてメアリーの謎も未だ解けないまま、フックがステグマンをジワジワと追い詰め、またステグマンがジワジワ追い詰められ幻覚を見始める様子が描かれていき、いよいよクライマックスを迎えるのです。魔の刻は刻一刻と近づいています・・。

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第７話「ブラックノイズ」第８話「供された心臓」第９話「スウェーデンボルグの世界」を収録しています。
今巻は珍しく３話収録されていますがちょっと中だるみを感じます（笑）。お話の内容もメアリーの謎を解くにはたいした情報がないからです。それらしい情報は８話の中でメアリーの人形の中から古い新聞が出てきて１５０年前の火事に関する記事が発見される事ぐらいです。７名の行方不明者（子供で遺体も見つからず）がいたこと、そしてその中にメアリー・ジェンセンの名前があったことがわかります。ただその裏にあったはずの真実は当然語られません。未だに１５０年前に何があったのか謎のままです。それから過去に二度火事が起こっている事も判明します。火事は１５０年前だけではなかったのです。

今巻の急患者は悪辣弁護士フライシャー、大富豪ナイト、元メジャーリーガーキャンドルトンの３名です。フライシャーは心臓が悪く、残された道は臓器移植しかない状態。その時脳死状態のナイト氏が運び込まれ、フライシャーはステグマンを買収し移植をさせようとしますが、メアリーとアンチュビスがそれを阻止します。また、キャンドルトンは過去の過ちを苦に自殺し運ばれてくるのですが、彼はスウェーデンボルグの世界でポールの影響もあり、出られない状態にいた所をピーターとメアリーに助けられます。この辺のお話は本題のメアリーの謎とはさほど関係がありませんが「ツイン・ピークス」的で別の意味で楽しめます。特に第９話はアメリカらしいお話になっています。「歴史を変える」これが最終話への布石になっています。

前巻で出てきた「サンドマン陽性」はポジティブ・ドリーマーを表す事が判明しましたが、そもそもポジティブ・ドリーマーってなんだ？という疑問が残ります。最終話になってこのポジティブ・ドリーマーが重要な位置を占める事になるのですが、ここでは起きていても夢を見れるような人の事をいっているような気がします。霊感の強い人、つまりドゥルーズ夫人のような霊能力者に近い人なのかもしれません。アベルとクリスタもポジティブ・ドリーマーという事を考えれば、この二人が病院内に何が起きているか理解している様子からどんな感じの人なのかがわかります。

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とりあえず、スティーブンキングが何気に好きなので借りてみたら・・・
なんと！続き物やんかいさ〜〜〜ｗｗｗｗ
まった、続き借りやなあかんやないの〜〜〜ｗｗｗ

これね、言う程面白くはないのよ。
でもね、なんか後が気になる・・・気になる・・・

基本は普通の病院物のドラマやねんけど、そこに、ホラー要素あり、笑いまでありで・・・結構私のツボをついてるのよね。
めっちゃ面白い〜って程やないんやけどな・・・
嫌やわ・・・軽くハマったかもｗ

元がTVドラマなだけに、映画程の派手さや有名俳優は無く、そこが、物足りない原因なんやろうな。

笑いの部分は小ネタ満載って感じｗちょいちょい笑わせてくれるｗ
ホラー要素は今の所まだ甘い。モア〜モア〜♪

意識不明の患者がしゃべってたり、犬がしゃべってたり、不思議なと言うか変わった人が多かったりと・・・意外といけるｗ

今のところ特にお勧め！って程では無いけれど、私的にはアリアリｗ

減る所が増える一方やわ！でも・・・
観たい作品がいっぱいって・・・ちょっと嬉しい♪


　　　（＊−盆−）ノ 　観まくるどーーーーーｗｗｗ