Ｄｒ．コトー診療所

ストーリーの展開は予想がつくものだけれど、そこまでに積み重ねたキャラクター作りや丁寧な演出が、思い切り涙を誘います。
映像は美しい、役者も良い、何より作り手の真摯さが伝わってくるような良いシリーズでした。

テレビで観たときも綺麗な映像だと思っていましたが、これフルスクリーンなんですね。最初からそのつもりで？びっくりです。
その美しい映像と魅力的な俳優陣が不思議な空気感を作っています。
テレビドラマでこんなに丁寧な間のある芝居を観られたなんて、すばらしい。
丁寧な作りでスタッフにも好感が持てました。もちろん音楽も文句無く盛り上がります！

それにしても吉岡君って、こんなに達者な役者だったとは！

　たまたま特番による連続放映があったので、以前から気になっていたこのドラマを一挙に観てしまった。主演は、吉岡秀隆と柴咲コウ、演技に定評のある共演陣やゲスト俳優が脇を固め、安定感充分。子役たちも活躍している。17年前のドラマなので、皆若くて何だかとっても新鮮。与那国島（劇中では志木那島）が舞台なので、のどかな自然や空や海が美しく、見ているだけで癒される。

　いかにも事情のありそうな優秀な若い外科医、五島建助（間違って子どもたちからドクター・コト―と呼ばれるようになる）が、本土から船で６時間もかかる離島の診療所に赴任してくる。そこに勤める看護師も若く優秀だが、定着しない医師に対し不信感を抱く島民たちは警戒して近づかない。コト―は、命を助けることに使命を抱き、危険な手術も厭わない。彼の熱意と奮闘は次第に島民の信頼を勝ち得ていくのだが、それを台無しにするような出来事が起こり、という展開。

　家族の物語でもあり、どのエピソードも人の想いに溢れていて、泣きそうになるくらい、泣いてしまうくらい、とても切ない。僻地医療の大変さや重要性をバックボーンにして、挫折してやり直そうとするひとりの若き医師と地域住民との係わりや、ひとりひとりの命を大切にしようとする医師の仕事ぶりが、とてもシンプルに、眩しいほど真っ直ぐに描かれている。また、医師に対する過剰な期待や地域社会の偏狭さも感じられる。どんなに優秀な医師であっても、たったひとりで、同時に2人の患者の手術をすることはできない。家族の気持ちは分かるけれど、優先順位について医師を責めるのは酷ではないだろうか。　

まずは“落胆”から。
郵送される円盤（ＤＶＤ）の汚れが酷過ぎる。
ＣＭによる会員増と改善されない体制で品質（サービス）が低下している。
増収に連動した品質低下は顧客を馬鹿にしている事に気付くべき。
徹底した社員教育（サービス品質向上）のための調査を。

で、作品の感想。
●最高、良質の作品や。もう何度も観ている。その度に泣ける。
　エエ原作（脚本）と最高の演者で傑作、感動が作られ残される。　何度も観たくなる。時間が過ぎ、環境に心が揺れた時また、観たくなるねん。
　　そんな作品です。　是非、チェックを。

・そうそう、外科医が何でそんな手術まで？という、レビューに
　納得。文句は○ラック・ジャックに云うて。

　

キャストは柴咲コウ以外は地味※だし、タイトルもピンと来なくて見ていなかったのですが、第二弾の2006が放映されると知り、じゃあ一作目が面白かったんだろうなぁ、と思って試しに見ました。

。。。回を追うごとに止まらない。
最後の何話かは、もう夢中でした。こんなに夢中で何話も連続で見てしまったのは『白い巨塔』以来かなぁ。

すっかり吉岡秀隆のファンです。というか、コトー先生を演じている吉岡秀隆が好きです！！

あんなお医者様ばかりだといいのですが。。。
そして、沖縄のキレイな海がいつまでもキレイなままでいれますように。


※キャストは地味って失礼ですね。スミマセン。でも、皆さん演技派で素晴らしい役者さんなんです。派手な俳優を揃えて視聴率を稼ぐのではなく、役にあったいい俳優を揃えた、いいキャスティングだと思います。