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遥か宇宙の彼方から地球探査にやってきた地球外の知的生物“E.T.”。ひょんなことから仲間の宇宙船に乗り遅れた彼は一人地球に取り残されてしまった。10才のエリオット少年はある夜、庭でなんとも奇妙な外見をしたそのE.T.と遭遇する。ふたりはテレパシーで心を通わすことができた。でも、E.T.を見たとエリオットが家族に言っても誰も信じてくれない。その一方でNASAの科学者が逃げ遅れたE.T.を探していた。そして、彼はついに発見され収容されてしまう。それを知ったエリオットは、E.T.をもとの星に返してあげようと必死の努力をする。
製作年: |
2002年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
E.T. THE EXTRA− TERRESTRIAL: THE 20th AN |
監督: |
スティーブン・スピルバーグ |
---|---|
製作: |
キャスリーン・ケネディ 、 キャスリーン・ケネディ |
出演: |
ヘンリー・トーマス 、 ディー・ウォレス 、 ドリュー・バリモア 、 ピーター・コヨーテ 、 ロバート・マクノートン 、 エリカ・エレニアック 、 ロバート・マクノートン[役者] |
脚本: |
メリッサ・マシスン 、 メリッサ・マシソン |
---|---|
撮影: |
アレン・ダヴィオー |
音楽: |
ウィリアムズ(ジョン) |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | 日本語・英語・韓国語 | 1:DTS/6.1chDTS-ES/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
UJRD30743 | 2004年07月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
24枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
120分
字幕:
日本語・英語・韓国語
音声:
1:DTS/6.1chDTS-ES/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/日本語
レイティング:
記番:
UJRD30743
レンタル開始日:
2004年07月24日
在庫枚数
24枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | 日本語・英語・韓国語 | 1:DTS/6.1chDTS-ES/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
UJRD30743 | 2004年07月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
24枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
120分
字幕:
日本語・英語・韓国語
音声:
1:DTS/6.1chDTS-ES/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/日本語
レイティング:
記番:
UJRD30743
レンタル開始日:
2004年07月24日
在庫枚数
24枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
USJのアトラクションで何度か観ただけの知識で観ました。
E.T.ショップの前で女の子達の「E.T.カワイイ〜(〃゜∇゜〃)」
なんて言葉が聞こえてきても私は「アレは化け物だ!!」としか感じてなかったw
で、感想としましては…。
子供の頃にこの映画を観ていれば大興奮だったような気がします。
超大作だったような気もします。E.T.も可愛かったような気がします。
よくよく観てみれば、『かぐや姫』みたいな感じですよねw
で、E.T.はいったい何をしに地球にきたんだろ?調査、してないよ。多分w
出てくる大人達があんまり映らないんですよね。最後の家に乗り込んでくるまで。
下半身とか影とかしか。それもなんだかよかったな〜。
ラストのE.T.との別れのシーンは不覚にもウルッとしちゃいました。
子供に支持される映画って名作になるんだな〜。
私も子供の頃にこの映画を観てたら何かしらの純粋さは残せてたのかしら( ̄∇ ̄)
あの人差し指を合わせるのって最後に『ミンナ、トモダチ』みたいな意味で
やるんだと思ってたので「あれ?」って思いましたがw
それにしても、ドリュー・バリモアがあんなに可愛かったなんて(*^〜^*)
出てくる子役の子が全員可愛く感じました♪
いい作品を観ました。今更ですが…(汗
久しぶりに2時間、短く感じたほど。
このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています
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大人になってこれを観てみたらどうだろう?と思ってたけれど、
やっぱ、泣いてもうた。
ETの容姿は、静止画だと可愛くない(つうかバケモノにしか見えなかったが)
動いて、声をだすととたんに可愛く見えるんだから不思議。
変な声で一生懸命、ちょくちょく話す姿、
ペンギンみたいな歩き方・・・。
ET、ウチ、デンワ、イイ子、イタイ
それくらいしか話さないんだけど、
エリオットと通じ合っちゃってる。
まさにテレパシー。
で、やっぱりラストシーンは、わかってても泣いちゃう。
エリオットの胸を指して「イタイ」で
もうどばっと。
ちゃちい宇宙船のお迎えが来るわけだけど
それでさえ、ETが乗込んで乗車口(?)が閉まるあたりで
またまた、どばっと。
ETはアノ後、故郷に帰って、エリオットの話をしたんだろうか・・・・。
エリオットにとっても、ETにとっても激動の数日間の物語でしたが、
最後は感動的で、今観てもとってもよかったです♪
ドリューバリモア、こんなにカワイイ子役だったんですね!
このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています
生涯でいちばん泣いた映画作品。小学生の頃だけど。
難しい漢字は読めない年齢だったので、劇場に連れて行ってくれた姉ちゃんの吹き替えを時おり耳元で聞きながら、涙と鼻水をダーダー流した。
子供ながらに、一生でいちばん好きな映画に出会えた気がして、それから数年間は宝物のような記憶になった。
『E.T.』は、スピルバーグの意向で劇場公開以降なかなかソフト化されず、テレビ放映もされなかった作品。そんなことも、自分の中の「スペシャル感」が醸成される要因だったのだろう。
ようやく再鑑賞した時には、僕はガラスの十代(?)になっていた。デッキにビデオをセットする時からドキドキワクワクしたし、久しぶりのE.T.との再会はとてもうれしかった。
でも、もう泣けなかった。
思い入れの強い作品だから、絵空事だなんて思いはしなかったけど、半分大人になった僕は、もう主人公の少年エリオットに自分を委ねられなかった。
映画って、自分の成長に伴って新しい発見があったりする。でももうひとつ、“ある時期”に観るべき作品というのがあると思う。
劇場で出合った『E.T.』は、僕にとってまさにソレだったのだろう。予断がなく感受性豊かで、主人公の少年と年齢もほぼ同じ。
あのとき僕は、スクリーンの中にいたのかもしれない。
泣けない自分を知ったのはショックだったし、もう好きな映画ランキングの上位にはいないけれど、それでも色々な思い出がつまった特別な作品であることだけは今も変わりがない。
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なるべくいじらない方がいいと思いますがね・・・追加バージョンならまだいいけど。
本作のオリジナルは映画館で観ました。中学二年生だったかな。池袋でしたが、今現在はビックカメラが建っていて当時の面影はありません。「フラッシュダンス」もそこで観たしね。懐かしい思い出です。隣に怪しい地下映画館がありました。
E・T人気はとにかく凄かったです。立ち見は当たり前!! しかも当時では珍しい完全入れ替え制にしてました。
でも私たちはもう一度、席に座って鑑賞したかったので、トイレに隠れてこっそり新しい客の振りしちゃいました。
あの頃はピュアだったから・・・・感動でした。特にチャリで飛ぶシーンとか良かったなぁ。でも今見たら映像の古さに突っ込み入れちゃいそう〜特にSF作品は技術発展した現在では、アラが目立ってしまいます。「グレムリン」はどうだろうか・・・・
芸能人かくし芸大会の劇で研ナオコがET役やってて、凄い笑えたのを覚えてます。あんなに大ブームを巻き起こしたのに続編は制作しなかったのは不思議です。まあ、作らなくて正解だったかもしれません。
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新興住宅地が建設ラッシュを迎え、街が人と活気であふれていた80年代初頭。そんな頃、発表された「E.T.」では、家族が7割、友達や兄貴の仲間が2割で、ほかの大人の顔をほとんど映しませんでした。これは、10歳の少年エリオットの目線にカメラを同調させているのです。彼が把握できる場面だけを、じっと追い続ける純粋で単純な映像。はじめて彼の視界に入る大人たちは、E.T.をつつきまわす研究者たちです。エリオットはE.T.を守りたいと願い、守る決心をして、それまで顔の見えなかった大人たちの世界に足を踏み入れたのです。
「E.T.」はとても深く考えられ、同時にとてもわかりやすく表現された名作です。いい年をした大人が、子どもの目の高さを自分の感覚として覚えていたこと、それを一個の作品として表現できたことには、驚きを隠しえません。エリオットの視線を通してものを見、ものを考えるのは、ある程度は観る方の努力を要するかもしれません。しかし、その努力で日夜すごしている子育て奮闘中のお父さん・お母さんには苦もないことでしょうし、子どもならなおさらです。どちらでなくとも想像力さえ用いれば、自転車が浮いた瞬間のワクワクが感じられるはずです。
この作品、E.T.とエリオットの最後のシーンが、泣かせるのです。
「COME(こいよ)」。E.T.の言葉にエリオットは答えます。「STAY(残れよ)」。
ひとり異世界に生きるつらい気持ちを共有し、たたかったふたり。E.T.もエリオットも、そんな望みがかなわないこと、百も承知なのです。でも、互いを知性ある立派な一固体としてみとめあい、理解しあっているふたりには、“元気でね”とも“さびしくなるよ”とも言えなかったのです。相手がどうするべきか、知り尽くしたうえで語られた、“いっしょにいたい”という願い。あれは、エリオットの成長なくして語られるはずのない、立派な惜別の言葉でした。
20周年記念作品を今回はじめてみましたが、全体に印象が明るくなっていますね。私はこの変化、きらいではないです。オリジナルではE.T.が暗闇に沈む描写が多く、未知の生き物としての部分が強調されていました。大人はそれで十分ですが、幼い子どもでは不安感が煽られることがありました。
それに、初の出会いで恐怖にかられたE.T.の顔が映し出されるシーン、バスタブでエリオットにイタズラをしかけるときの得意げな顔をみせるシーンなど、E.T.自体の幼さをわかりやすくしたことで、より同世代(?)のふたりの結びつきを強調できたのでは、と思うのです。
銃のシーンを削りたくなる気持ちは、ちょっと大人にならないと理解できないかもしれませんね。これを削ったために善と悪の構図ではなくなりスリル感は減りました。しかし20周年版の表現で、悪意がなくとも傷つけられる存在が出うる事を、現実的に、現代的に、あらわすことに成功しています。単純な『悪い大人vsやさしい子ども』の構図より、私は、こちらのほうに深みを感じます。
人間は不思議なもので、評判が悪いもの、簡単に忘れ去られそうなものには良い部分を探そうと努力しますが、評判高く人生を変えそうな良い作品にあたると、つい鼻をぴくぴくさせながらこきおろしてしまいます。私自身にもそんな部分があります。映画の良い部分を出来るだけクローズアップし、鑑賞の一助にしたいとは思っているのですが...。あとで自分で書いたレビューを見返して、残念に思うことが多々あります。
そんな人間の悲しいサガをかんがみても、この作品に寄せられるレビューの数々を見れば、作品の良さは一目瞭然だと考えます。
10歳前後の子どもがいる、若い家族に特にお奨めしたい作品です。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
E.T. −SPECIAL EDITION−
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:94件
投稿日
2010/04/06
レビュアー
心※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
USJのアトラクションで何度か観ただけの知識で観ました。
E.T.ショップの前で女の子達の「E.T.カワイイ〜(〃゜∇゜〃)」
なんて言葉が聞こえてきても私は「アレは化け物だ!!」としか感じてなかったw
で、感想としましては…。
子供の頃にこの映画を観ていれば大興奮だったような気がします。
超大作だったような気もします。E.T.も可愛かったような気がします。
よくよく観てみれば、『かぐや姫』みたいな感じですよねw
で、E.T.はいったい何をしに地球にきたんだろ?調査、してないよ。多分w
出てくる大人達があんまり映らないんですよね。最後の家に乗り込んでくるまで。
下半身とか影とかしか。それもなんだかよかったな〜。
ラストのE.T.との別れのシーンは不覚にもウルッとしちゃいました。
子供に支持される映画って名作になるんだな〜。
私も子供の頃にこの映画を観てたら何かしらの純粋さは残せてたのかしら( ̄∇ ̄)
あの人差し指を合わせるのって最後に『ミンナ、トモダチ』みたいな意味で
やるんだと思ってたので「あれ?」って思いましたがw
それにしても、ドリュー・バリモアがあんなに可愛かったなんて(*^〜^*)
出てくる子役の子が全員可愛く感じました♪
いい作品を観ました。今更ですが…(汗
久しぶりに2時間、短く感じたほど。
投稿日
2011/02/10
レビュアー
MM3※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
大人になってこれを観てみたらどうだろう?と思ってたけれど、
やっぱ、泣いてもうた。
ETの容姿は、静止画だと可愛くない(つうかバケモノにしか見えなかったが)
動いて、声をだすととたんに可愛く見えるんだから不思議。
変な声で一生懸命、ちょくちょく話す姿、
ペンギンみたいな歩き方・・・。
ET、ウチ、デンワ、イイ子、イタイ
それくらいしか話さないんだけど、
エリオットと通じ合っちゃってる。
まさにテレパシー。
で、やっぱりラストシーンは、わかってても泣いちゃう。
エリオットの胸を指して「イタイ」で
もうどばっと。
ちゃちい宇宙船のお迎えが来るわけだけど
それでさえ、ETが乗込んで乗車口(?)が閉まるあたりで
またまた、どばっと。
ETはアノ後、故郷に帰って、エリオットの話をしたんだろうか・・・・。
エリオットにとっても、ETにとっても激動の数日間の物語でしたが、
最後は感動的で、今観てもとってもよかったです♪
ドリューバリモア、こんなにカワイイ子役だったんですね!
投稿日
2013/06/06
レビュアー
ゆういちろう生涯でいちばん泣いた映画作品。小学生の頃だけど。
難しい漢字は読めない年齢だったので、劇場に連れて行ってくれた姉ちゃんの吹き替えを時おり耳元で聞きながら、涙と鼻水をダーダー流した。
子供ながらに、一生でいちばん好きな映画に出会えた気がして、それから数年間は宝物のような記憶になった。
『E.T.』は、スピルバーグの意向で劇場公開以降なかなかソフト化されず、テレビ放映もされなかった作品。そんなことも、自分の中の「スペシャル感」が醸成される要因だったのだろう。
ようやく再鑑賞した時には、僕はガラスの十代(?)になっていた。デッキにビデオをセットする時からドキドキワクワクしたし、久しぶりのE.T.との再会はとてもうれしかった。
でも、もう泣けなかった。
思い入れの強い作品だから、絵空事だなんて思いはしなかったけど、半分大人になった僕は、もう主人公の少年エリオットに自分を委ねられなかった。
映画って、自分の成長に伴って新しい発見があったりする。でももうひとつ、“ある時期”に観るべき作品というのがあると思う。
劇場で出合った『E.T.』は、僕にとってまさにソレだったのだろう。予断がなく感受性豊かで、主人公の少年と年齢もほぼ同じ。
あのとき僕は、スクリーンの中にいたのかもしれない。
泣けない自分を知ったのはショックだったし、もう好きな映画ランキングの上位にはいないけれど、それでも色々な思い出がつまった特別な作品であることだけは今も変わりがない。
投稿日
2010/12/06
レビュアー
エコエコアザラクなるべくいじらない方がいいと思いますがね・・・追加バージョンならまだいいけど。
本作のオリジナルは映画館で観ました。中学二年生だったかな。池袋でしたが、今現在はビックカメラが建っていて当時の面影はありません。「フラッシュダンス」もそこで観たしね。懐かしい思い出です。隣に怪しい地下映画館がありました。
E・T人気はとにかく凄かったです。立ち見は当たり前!! しかも当時では珍しい完全入れ替え制にしてました。
でも私たちはもう一度、席に座って鑑賞したかったので、トイレに隠れてこっそり新しい客の振りしちゃいました。
あの頃はピュアだったから・・・・感動でした。特にチャリで飛ぶシーンとか良かったなぁ。でも今見たら映像の古さに突っ込み入れちゃいそう〜特にSF作品は技術発展した現在では、アラが目立ってしまいます。「グレムリン」はどうだろうか・・・・
芸能人かくし芸大会の劇で研ナオコがET役やってて、凄い笑えたのを覚えてます。あんなに大ブームを巻き起こしたのに続編は制作しなかったのは不思議です。まあ、作らなくて正解だったかもしれません。
投稿日
2007/03/20
レビュアー
干し草※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
新興住宅地が建設ラッシュを迎え、街が人と活気であふれていた80年代初頭。そんな頃、発表された「E.T.」では、家族が7割、友達や兄貴の仲間が2割で、ほかの大人の顔をほとんど映しませんでした。これは、10歳の少年エリオットの目線にカメラを同調させているのです。彼が把握できる場面だけを、じっと追い続ける純粋で単純な映像。はじめて彼の視界に入る大人たちは、E.T.をつつきまわす研究者たちです。エリオットはE.T.を守りたいと願い、守る決心をして、それまで顔の見えなかった大人たちの世界に足を踏み入れたのです。
「E.T.」はとても深く考えられ、同時にとてもわかりやすく表現された名作です。いい年をした大人が、子どもの目の高さを自分の感覚として覚えていたこと、それを一個の作品として表現できたことには、驚きを隠しえません。エリオットの視線を通してものを見、ものを考えるのは、ある程度は観る方の努力を要するかもしれません。しかし、その努力で日夜すごしている子育て奮闘中のお父さん・お母さんには苦もないことでしょうし、子どもならなおさらです。どちらでなくとも想像力さえ用いれば、自転車が浮いた瞬間のワクワクが感じられるはずです。
この作品、E.T.とエリオットの最後のシーンが、泣かせるのです。
「COME(こいよ)」。E.T.の言葉にエリオットは答えます。「STAY(残れよ)」。
ひとり異世界に生きるつらい気持ちを共有し、たたかったふたり。E.T.もエリオットも、そんな望みがかなわないこと、百も承知なのです。でも、互いを知性ある立派な一固体としてみとめあい、理解しあっているふたりには、“元気でね”とも“さびしくなるよ”とも言えなかったのです。相手がどうするべきか、知り尽くしたうえで語られた、“いっしょにいたい”という願い。あれは、エリオットの成長なくして語られるはずのない、立派な惜別の言葉でした。
20周年記念作品を今回はじめてみましたが、全体に印象が明るくなっていますね。私はこの変化、きらいではないです。オリジナルではE.T.が暗闇に沈む描写が多く、未知の生き物としての部分が強調されていました。大人はそれで十分ですが、幼い子どもでは不安感が煽られることがありました。
それに、初の出会いで恐怖にかられたE.T.の顔が映し出されるシーン、バスタブでエリオットにイタズラをしかけるときの得意げな顔をみせるシーンなど、E.T.自体の幼さをわかりやすくしたことで、より同世代(?)のふたりの結びつきを強調できたのでは、と思うのです。
銃のシーンを削りたくなる気持ちは、ちょっと大人にならないと理解できないかもしれませんね。これを削ったために善と悪の構図ではなくなりスリル感は減りました。しかし20周年版の表現で、悪意がなくとも傷つけられる存在が出うる事を、現実的に、現代的に、あらわすことに成功しています。単純な『悪い大人vsやさしい子ども』の構図より、私は、こちらのほうに深みを感じます。
人間は不思議なもので、評判が悪いもの、簡単に忘れ去られそうなものには良い部分を探そうと努力しますが、評判高く人生を変えそうな良い作品にあたると、つい鼻をぴくぴくさせながらこきおろしてしまいます。私自身にもそんな部分があります。映画の良い部分を出来るだけクローズアップし、鑑賞の一助にしたいとは思っているのですが...。あとで自分で書いたレビューを見返して、残念に思うことが多々あります。
そんな人間の悲しいサガをかんがみても、この作品に寄せられるレビューの数々を見れば、作品の良さは一目瞭然だと考えます。
10歳前後の子どもがいる、若い家族に特にお奨めしたい作品です。