壬生義士伝　ＴＶ版

中井貴一さん主演の映画版をご覧になった方も多いことでしょう。でも、その数年前にＴＶ東京が特番として製作したこのシリーズは本当に素晴らしい作品です。両作のタッチの違いを楽しむのも一興かも知れません。（私は断然こちらのファンです）

　　　　　　　　ぜひご覧になって下さい！

渡辺謙、高島礼子、内藤剛士、竹中直人、柄本明、村田雄浩、伊原剛志、筧利夫・・意外に思えるキャスティングも散見されますが、極上の料理がそうであるように全体として見事に調和がとれており、浅田次郎の作品世界の魅力が余すところなく映像化された最高の一本です。とりわけ主役の渡辺謙さんと斎藤一役の竹中直人さんの強烈な迫力には何度見ても圧倒されます。

この１００年あまりの間に日本は大きく変わりとても豊かな国になりました。ときどき歴史を振り返り、自分が今生きていることの意味を考えてみたくなりますね。

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これが最終巻ですが、個人的には一番好きな段階です。
鳥羽伏見で新政府軍に敗れ、南部藩に切腹を宣告されて貫一郎自身は
途中で死んでしまいますが、それ以降の方が泣かせてくれます。
幼馴染で親友を切腹に追い込まざるを得なかった次郎衛の苦悩と後悔。
父の後を追って五稜郭に従軍する息子の嘉一郎の母への遺言。
吉村の末子を助けるために次郎衛が取った行動と手紙の文言。
それを受け入れる養い親の愛情。
ラストになればなるほど涙があふれて止まりませんでした。

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映画版を観てファンになり、原作を読んで「壬生義士伝」の大ファンになりました。
今回やっと念願のドラマ版を見ることができたので感想を。
第1話では、吉村貫一郎の子供〜脱藩までが収録されていますが原作を読んでいるかの様に細かな話が網羅されており結末を知っている自分にとっては台詞ひとつひとつに鳥肌をたて、うるうるしながら観てしまいました。
家族を守る心、家族を思う心、親を敬う心、それらのために自分を犠牲にできる武士の魂、武士の家族の魂が伝わってきます。
「壬生義士伝」は観るごとに新たな感動が沸いてくる、私にとってはそんな作品です。

最初にテレビで見て、忘れられない作品です！独眼流政宗以来、渡辺謙さんに、惚れ直しました。

『武士は、幕府のために、もしくは、藩のために、命を投げ出すために、生きていた』という先入観、ありきたりの世界観が、私の頭の中から打ち消されました。

家族のことも、上司となった友のことも、仲間のことも、自分を生かしてくれた人々、お世話になった人々、すべてに対する義を果たすために、不器用な道を進んでいく、貫一郎。今の日本人の生き方にも、通じる所があると思います。現代の会社員（男性も女性も）だって、家族を養うために、自分が生きていくために、会社や上司や社会の理不尽に耐えている部分はあると思うし、でも、その中で、自分の譲れない部分は持ち続けていきたい。

原作を読むと、さらに、様々な伏線、エピソードがあるので、浅田次郎さんの原作（文庫本あり！）も、オススメですよ。

片思いをしてくれた、おみよの想い、それに対する貫一郎の想いが、切なくて、気になるところです。（原作にはなかったエピソード。）

CHAGE&ASKAの曲が主題歌となっており、CHAGEさんの歌詞、歌声が秀逸です。

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感動しました！！武士なのに飢饉で食べるものがなく、くいぶちを減らすために母が死に、そのうえ妊娠してるのに奥さんまでが
子供と共に死のうとした。。。そのため武士を捨てて新撰組で働くことを決意するのだが、脱藩者なので肩身は狭いしおじさんもおばさんも意地悪だし・・・。そんなことを知らない勘一郎は
守銭奴と言われようがお金を稼いで一生懸命みんなが幸せになるようにお金を送っていく・・・。いまどきこんな人いるかな？
ぜひ見て欲しい話です。ぼろぼろ泣けます。