彼女は最高

会話のシーンが多く、だらだら日常が描かれていてＴＶドラマみたい。
何組かの入り組んだ恋愛模様・倦怠期の夫婦模様を描いたコメディタッチのラブストーリーです。

ほかのレビュアーのかた同様、私も退屈しながら観てましたし、テーマが何なのか何が言いたいのか良く分からない印象でした。

でも観終わると味わいながらもう一回観たくなりましたし、以外にこの作品好きです。
登場人物たちが皆薄っぺらくとんでもなく自己チュー。
しかもそれぞれの登場人物が、くだらないことで悩んだり、浮気したり二股かけたり裏切ったり嘘ついたり、セックスレスに悩んだり、アホみたいな秘密を抱えていたりします。

でもそれが逆にリアリティでもあり、そのあまりの人間らしさに共感すること請け合い。現実もこんなもんでしょ。

以前何かの本で読んだ、「浮気をする人は配偶者を裏切っている。浮気をしない人は自分を裏切っている。」という文を思い出しました。言いえて妙ではないでしょうか？

10年以上前の作品だけあって、キャメロンが若くてキラキラしてる！小じわの目立つ今と違い肌がぴんと張ってます。
ブラピに見初められる前の中堅女優だったジェニファーアニストンも出演してますが、ウエスト細！髪の毛さらさらそして可愛いー。
そして二人ともコメディタッチの演技が上手いんですね。
エドワードバーンズもかっこよくてびっくり。

NYを象徴するイエローキャブのドライバーを演ずるエドバーンズが非常に良い味を出している。
単なる恋愛ものとして見ても十分楽しめるが、大都市NYを巡る多くのテーマ:世界経済の中心ウォールストリート、バーのウェイトレス、兄弟の絆、大人の息子と父親の関係、典型的なNewYorkerの移民に対する考え、アメリカ流の男の世界などなどが織り込められておりそのような視点で見るとさらに味わいが増すはずである。

また、ジェニファー・アニストンやキャメロン・ディアズなど何気に豪華なキャスティングも見所のひとつである。

最後まで飽きずに見られましたが、それぞれの人生観とかが全く分からず、掃除しながら流し観してました。
それぐらいです。ジェニファーアニストンのファンなので出てきてくれるだけで楽しかったけれど、それまでってかんじ？

この映画の趣旨（世の中に訴えたい何か）が分からなかったのはアタシだけでしょうか？？？

アホな兄弟と父親の会話はどうでも良いが、キャメロン・ディアスをもっと登場させてほしかった。バリバリのキャリア・ウーマンという設定は、キャメロンオタクとしてはうれしいが、もっとオフィスで活躍する姿、仕事バリバリなところを見せてほしかった。これじゃ、単なるジジイ転がしだよ〜。

弟の嫁、かつて兄の婚約者で今は弟の愛人、兄の嫁とこの３人
が求めている男性のタイプは、ありのままの自分を受け入れて
くれる人なのかな。
見終わって、テーマが何か分かりにくいなと感じました。