蠅の王 / バルサザール・ゲティ
蠅の王
/ハリー・フック
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全体の平均評価点: (5点満点)
(35)
解説・ストーリー
ハリー・フック監督が無人島に漂流した少年たちを題材に、人間性の奥に潜む“善と悪”に深く切り込んだ作品。アメリカの陸軍幼年学校の生徒たちを乗せた飛行機が墜落した。とりあえず一命を取り留めた24人の少年たちは、近くの無人島へ漂着する。しかし彼らは、世間から隔絶されたこの島で、己の内に秘めた野性に目覚め、やがて理性と秩序を失ってゆく……。
ハリー・フック監督が無人島に漂流した少年たちを題材に、人間性の奥に潜む“善と悪”に深く切り込んだ作品。アメリカの陸軍幼年学校の生徒たちを乗せた飛行機が墜落した。とりあえず一命を取り留めた24人の少年たちは、近くの無人島へ漂着する。しかし彼らは、世間から隔絶されたこの島で、己の内に秘めた野性に目覚め、やがて理性と秩序を失ってゆく……。
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「蠅の王」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ハリー・フック監督が無人島に漂流した少年たちを題材に、人間性の奥に潜む“善と悪”に深く切り込んだ作品。アメリカの陸軍幼年学校の生徒たちを乗せた飛行機が墜落した。とりあえず一命を取り留めた24人の少年たちは、近くの無人島へ漂着する。しかし彼らは、世間から隔絶されたこの島で、己の内に秘めた野性に目覚め、やがて理性と秩序を失ってゆく……。
「蠅の王」 の作品情報
「蠅の王」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
蝿の王の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16194 |
2004年01月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
|
0人
|
1人
|
蝿の王の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16194 |
2004年01月09日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
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ユーザーレビュー:35件
闇との共鳴
投稿日:2007/05/03
レビュアー:ひきむすび
25人がながれついた
ひとりはケガしたきちょうで
こどもたちが ひきづりあげた
24人のこどもたち
キャプテンをきめた
おとこは まだみうごきしない
24人のこどもたち
火をおこすのにせいこうしたが
おとこはいつのまに きえてしまう
24人はいつしか 狩るものと
採るものとにわかれる
狩るものは こうげきてきだ
木をとぎ のぶたをとらえたとき
こどものなかになにかが めざめる
ひとりきえた
また ひとりきえた
いつ予約したのか 何を根拠に予約していたのかをすっかり忘れてたので
なんの予備知識もなく観ることができました。異常シチュエーション型の
作品の傑作と思います。集団心理の闇の描写は「es」以上のものでしょう。
まだソバカスの抜けきらない少年たちが こんなにも恐ろしいのか。
何故、逆戻りができないのか。ノンストップで悪い方向へ、悪い方向へと
進んでいく物語から何故目を反らせないのか。
それは自分の中に 納得してしまう材料があるんでしょうね。
目に映る闇、自分の中から引き出される闇が共鳴するのかもしれません。
お勧めできる傑作と思いますが 子供には決して見せたくない作品です。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
週末に家族で観よう、などと思わないほうが良い
原作を知ったのは30年以上前ですが、映画になっていたとは知らず、借りてみました。
原作の味わいは非常に薄く、ストーリーに穴はあるし(書き忘れた?)特に怪物の正体や機長の役割が映画では抜けていて意味が分からなくなっています。原作とは別物と思うべきでしょう。読んだ気になってはいけないです。
原作ほど深みが描けていないですが、考えさせられるポイントはあります。二人の対立する主人公は善と悪の対比なのでしょうが、何故、希望を語らない(誰も助けになど来ない、と発言する)人間に皆がついて行ってしまうのか?希望の光を指し示すものこそがリーダーなのではないのか?
我々は果たしてリーダーを求めているのか?という根源的な疑問に辿り着く。同じ漂流もののTV番組「ロスト」も同じようにリーダー格の人間は真っ当な事を言い、行っているのに、皆からは嫌われる。この映画の主人公も正論を言うごとに皆が反発し始める。確かにこのリーダーの存在は息苦しい。鬱陶しい。命令は聞きたくない。
そして「悪」の方に皆がなびくが、結果、悪は恐怖で皆を支配し、皆は奴隷に成り下がる。なぜ「皆」はそっちを選んでしまったのか。
寓意が見える。我々はみんな「皆」ではないのか?
女の子が出てきません。女の子が一人でもいたら、状況は変わったのではないか。闘争的になっても「知性」を持つのがピギー少年ではなく女の子だったら、もっと平和裡に事が進んだのではないかと私には思われてなりません。
(女の子があんな環境にいたら危険過ぎるという意見も聞きましたが、女の子がいたら男はもっと自制的になるはずだと私は思うのです。戦争をするのは男です。平和には女性の力が必要なのだと思います)
この作品(原作)は人間の暗部を描いた小説で、決して愉快な話ではありません。ハネケ監督の作品はよく似ています。観終わって不快感に満たされる映画です。週末に家族で観よう、などと思わないほうが良いです。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
投稿日:2008/02/06
レビュアー:ぴぐぽぐ
なんだか本が読みたくて、手じかにあった娘が昔夏休みに読んでいた「蝿の王」。
読んだらなかなか面白くて、そういえば映画にもなってた・・・と思いレンタルしました。
断然原作の勝ちですね。
とことん中途半端でした。
それぞれの少年たちの心情をもっと深くつっこんで欲しかった。
あっという間に終わってしまって、あらあら、もうおしまい?みたいな。
内容は少年の漂流物なんですが、15少年漂流記のような、少年少女の冒険物ではまるで無くて、人間の深層心理を追求するはずのものなんですが。
見ても見なくても、どっちでもいいような中途半端なものでした。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
団体行動とルール
人間の限界とそれを越えたときの恐怖を感じた。大人だろうと子供だろうと人間なんです。極限の状態になったらモンスターにもなりえます。ちょっとショッキングな展開なので最後まで気分がよくありません。
その後の子供たちはどうなるのでしょうか。トラウマとして一生心に残るでしょうね。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
たまには映画を観て嫌な気分になりましょう。
道理とか正義とかやさしさが、極限状況でなんの力
もないものであったなら、それは人類の敗北である
と思うけれど、ぼくらには道理とか正義とかやさしさ
が、確固とした天性のものとして与えられている訳
ではなくて、種から弱々しい植物を育て上げるよう
に、それらを育て上げていかなくちゃならないので、
油断をしていると、決して失敗することが許されなか
ったのに失敗してしまったと嘆くことになりかねなく
て、だから定期的に嫌な気分になって気を引締める
ることは必要だろうじゃないか、
と云う映画でした。
最後に*大人*が現れなければ、救いは得られな
かった。この結末の、出てくる大人の、機械仕掛け
の神めいた白々しさは、きっとぼくらの弱々しさの正
確な反映なのでしょう。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
闇との共鳴
投稿日
2007/05/03
レビュアー
ひきむすび
25人がながれついた
ひとりはケガしたきちょうで
こどもたちが ひきづりあげた
24人のこどもたち
キャプテンをきめた
おとこは まだみうごきしない
24人のこどもたち
火をおこすのにせいこうしたが
おとこはいつのまに きえてしまう
24人はいつしか 狩るものと
採るものとにわかれる
狩るものは こうげきてきだ
木をとぎ のぶたをとらえたとき
こどものなかになにかが めざめる
ひとりきえた
また ひとりきえた
いつ予約したのか 何を根拠に予約していたのかをすっかり忘れてたので
なんの予備知識もなく観ることができました。異常シチュエーション型の
作品の傑作と思います。集団心理の闇の描写は「es」以上のものでしょう。
まだソバカスの抜けきらない少年たちが こんなにも恐ろしいのか。
何故、逆戻りができないのか。ノンストップで悪い方向へ、悪い方向へと
進んでいく物語から何故目を反らせないのか。
それは自分の中に 納得してしまう材料があるんでしょうね。
目に映る闇、自分の中から引き出される闇が共鳴するのかもしれません。
お勧めできる傑作と思いますが 子供には決して見せたくない作品です。
週末に家族で観よう、などと思わないほうが良い
投稿日
2010/07/26
レビュアー
bokensdorf
原作を知ったのは30年以上前ですが、映画になっていたとは知らず、借りてみました。
原作の味わいは非常に薄く、ストーリーに穴はあるし(書き忘れた?)特に怪物の正体や機長の役割が映画では抜けていて意味が分からなくなっています。原作とは別物と思うべきでしょう。読んだ気になってはいけないです。
原作ほど深みが描けていないですが、考えさせられるポイントはあります。二人の対立する主人公は善と悪の対比なのでしょうが、何故、希望を語らない(誰も助けになど来ない、と発言する)人間に皆がついて行ってしまうのか?希望の光を指し示すものこそがリーダーなのではないのか?
我々は果たしてリーダーを求めているのか?という根源的な疑問に辿り着く。同じ漂流もののTV番組「ロスト」も同じようにリーダー格の人間は真っ当な事を言い、行っているのに、皆からは嫌われる。この映画の主人公も正論を言うごとに皆が反発し始める。確かにこのリーダーの存在は息苦しい。鬱陶しい。命令は聞きたくない。
そして「悪」の方に皆がなびくが、結果、悪は恐怖で皆を支配し、皆は奴隷に成り下がる。なぜ「皆」はそっちを選んでしまったのか。
寓意が見える。我々はみんな「皆」ではないのか?
女の子が出てきません。女の子が一人でもいたら、状況は変わったのではないか。闘争的になっても「知性」を持つのがピギー少年ではなく女の子だったら、もっと平和裡に事が進んだのではないかと私には思われてなりません。
(女の子があんな環境にいたら危険過ぎるという意見も聞きましたが、女の子がいたら男はもっと自制的になるはずだと私は思うのです。戦争をするのは男です。平和には女性の力が必要なのだと思います)
この作品(原作)は人間の暗部を描いた小説で、決して愉快な話ではありません。ハネケ監督の作品はよく似ています。観終わって不快感に満たされる映画です。週末に家族で観よう、などと思わないほうが良いです。
投稿日
2008/02/06
レビュアー
ぴぐぽぐ
なんだか本が読みたくて、手じかにあった娘が昔夏休みに読んでいた「蝿の王」。
読んだらなかなか面白くて、そういえば映画にもなってた・・・と思いレンタルしました。
断然原作の勝ちですね。
とことん中途半端でした。
それぞれの少年たちの心情をもっと深くつっこんで欲しかった。
あっという間に終わってしまって、あらあら、もうおしまい?みたいな。
内容は少年の漂流物なんですが、15少年漂流記のような、少年少女の冒険物ではまるで無くて、人間の深層心理を追求するはずのものなんですが。
見ても見なくても、どっちでもいいような中途半端なものでした。
団体行動とルール
投稿日
2004/06/20
レビュアー
SKY MESSAGE
人間の限界とそれを越えたときの恐怖を感じた。大人だろうと子供だろうと人間なんです。極限の状態になったらモンスターにもなりえます。ちょっとショッキングな展開なので最後まで気分がよくありません。
その後の子供たちはどうなるのでしょうか。トラウマとして一生心に残るでしょうね。
たまには映画を観て嫌な気分になりましょう。
投稿日
2007/11/20
レビュアー
正太郎
道理とか正義とかやさしさが、極限状況でなんの力
もないものであったなら、それは人類の敗北である
と思うけれど、ぼくらには道理とか正義とかやさしさ
が、確固とした天性のものとして与えられている訳
ではなくて、種から弱々しい植物を育て上げるよう
に、それらを育て上げていかなくちゃならないので、
油断をしていると、決して失敗することが許されなか
ったのに失敗してしまったと嘆くことになりかねなく
て、だから定期的に嫌な気分になって気を引締める
ることは必要だろうじゃないか、
と云う映画でした。
最後に*大人*が現れなければ、救いは得られな
かった。この結末の、出てくる大人の、機械仕掛け
の神めいた白々しさは、きっとぼくらの弱々しさの正
確な反映なのでしょう。
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