逃げ去る恋 / ジャン・ピエール・レオ
逃げ去る恋
/フランソワ・トリュフォー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(12)
解説・ストーリー
トリュフォー監督、レオ主演のアントワーヌ・ドワネル・シリーズの第5話にして最終篇。印刷工として働きながら、自分の恋愛体験を小説にまとめ出版したアントワーヌは、長らく別居を続けていた妻といよいよ協議離婚をした。妻が引き取る息子アルフォンスを音楽学院の合宿にやるため、駅まで見送りに来た彼は、反対ホームの列車に「二十歳の恋」で描かれた昔の恋人コレット(ピジェ)を見かける。思わず飛び乗って、彼女と昔話に花を咲かせ、現在の互いの身の上を語り合うのだが・・・。
トリュフォー監督、レオ主演のアントワーヌ・ドワネル・シリーズの第5話にして最終篇。印刷工として働きながら、自分の恋愛体験を小説にまとめ出版したアントワーヌは、長らく別居を続けていた妻といよいよ協議離婚をした。妻が引き取る息子アルフォンスを音楽学院の合宿にやるため、駅まで見送りに来た彼は、反対ホームの列車に「二十歳の恋」で描かれた昔の恋人コレット(ピジェ)を見かける。思わず飛び乗って、彼女と昔話に花を咲かせ、現在の互いの身の上を語り合うのだが・・・。
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「逃げ去る恋」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
トリュフォー監督、レオ主演のアントワーヌ・ドワネル・シリーズの第5話にして最終篇。印刷工として働きながら、自分の恋愛体験を小説にまとめ出版したアントワーヌは、長らく別居を続けていた妻といよいよ協議離婚をした。妻が引き取る息子アルフォンスを音楽学院の合宿にやるため、駅まで見送りに来た彼は、反対ホームの列車に「二十歳の恋」で描かれた昔の恋人コレット(ピジェ)を見かける。思わず飛び乗って、彼女と昔話に花を咲かせ、現在の互いの身の上を語り合うのだが・・・。
「逃げ去る恋」 の作品情報
「逃げ去る恋」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
逃げ去る恋の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
95分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/フランス語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBH70104 |
2004年12月15日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
1人
|
1人
|
逃げ去る恋の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
95分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/フランス語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBH70104 |
2004年12月15日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
1人
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ユーザーレビュー:12件
寂しさでいっぱい
投稿日:2006/11/29
レビュアー:neko
ドワネル最終話。
楽しみにとっておいたら前作の終わり方を忘れてしまっていました。シリーズものはテンポよく観るべきですね・・・。
でもところどころ今までの作品の1シーン1シーンが回想として入り、何とも胸がいっぱいになりました。
今までアントワーヌが恋した女性たちが登場し、コレットとクリスチーヌが出会う場面なんかは、ドキドキします。
ドワネルクラブかぁ・・・、ステキです。
それにしてもサビーヌってとっても可愛いですね。
‘2度目に来たら恋するつもりだった’・・・っていいですね♪
音楽が入って、これまでのアントワーヌを思い返して感慨深くなってしまいます。
そして「大人は判ってくれない」の時のアントワーヌが映ると何でだか涙が出そうになりました。
本編を見た時は何ともなかったのに・・・。
これでアントワーヌとお別れ。寂しいですね・・・。
リナさん、いつも私のレビューに付き合ってくれてありがとうございます。1ヶ月お休みとは寂しいですね・・・。1月を楽しみに待ってますね。リナさんに声をかけてもらったおかげでレビューを書くのが楽しくなりました。
リナさん、paroleさん、ちょこちょこ投票して下さる方、とても嬉しく思っています。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
男の言い訳 女の言い分 愛はいつ消えるのか?
恋はすぐに逃げるし、愛はやがて消えます。けれども、愛は忍耐です。お互いの。
「逃げ去る恋」(1973、フランス、カラー、96分)。
トリュフォーの一連の自伝的映画──いつもの「アントワーヌ」(ジャン・ピエール・レオ)が登場。相変わらず尻軽男。今回の恋愛相手は「コレット」(マリー=フランセ・ピジェ)。
「クリスチーヌ」(クロード・ジャド)と別居中の「アントワーヌ」は印刷所に勤めているが、自己本位な恋愛小説を自費出版したい。浮気性の彼は、レコード屋の店員「サビーヌ」(ドロテ)を誘惑する。病気です。そして「クリスチーヌ」と離婚し、息子の「アルフォンス」を音楽学校まで送っていったとき、「アントン」は初恋の相手「コレット」(ピジェ)に再会する。
こういう男は、男仲間に嫌われるかと思うと、けっこう人気があるのです。
会話が上手で、心づかいができる人は、男女問わず、もてます。私のような一方的で独りよがりの人間は、もてません。そして「もてる」人間は、早逝します。精力を周囲へ注ぐ、あるいは周囲に吸い取られるからです。
もてないほうがいい、ということがお分かりですか。
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本屋さん
投稿日:2018/11/19
レビュアー:ヤギさん
本屋さんが出て来た所で「女は女である」のエミールも本屋さんで働いていたなあ、とか列車の中でアントワーヌとコレットが話をする所で「中国女」のヒロインと大学教授も列車の中で話をしていたなあ、とか思いました。
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
レオはトリュフォーそのものだった。
”大人は判ってくれない”以降、レオはトリュフォーそのものだった。恵まれない家庭に育ったこともあり、女性に対してどこか不審を抱きつつ、上手く振る舞えずいつも女性に捨てられるドワネル。それは最後まで結婚生活に恵まれることの無かったトリュフォー自身を写しているかのよう。アントワーヌが後半で着ていたちょっと着古したレザージャケットにブルーのシャツ、にネクタイ姿は”アメリカの夜”に出てきたトリュフォーの格好そのままでは!? と非常に気になった。もしかしたら自分の服を着せたかもしれない・・トリュフォーはどこまでもドワネルに自分を重ねることで幼い頃の自分の苦境を乗り越えようとしたのだろう。 同じヌーベル・ヴァーグ期でも ゴダールやシャブロルは学歴も高く、家庭も恵まれていたため、(よく比較され友好もあった彼等だが、)恐らくトリュフォー自身はいつまでも疎外感を抱いていたはずだ。(事実トリュフォーが亡くなった後、ゴダールは彼に対してあまり良い言葉を残していない)
自身、無類の映画と小説好きだからアントワーヌが本の出版(工場)で働いているのもピッタリくる。この作品は始めから激しいジャンプ・カットが続くが、ピアニストを撃ての頃なんかより随分分かりやすく(自分が慣れた?)、むしろトリュフォーらしくて愛おしい。小説のラストを考えている彼にサビーヌが言った”主人公は自殺なんかしないで現実に立ち向かうべきよ”という言葉は残った。
トリュフォー自身が自分に(アントワーヌ)向けて言った言葉であり、不器用にしか生きられない自分へのオマージュとして結果主人公を自殺することにしてしまったのではないか。。。
これでアントワーヌシリーズは幕を閉じる訳ですが、大人は判ってくれない〜5話はもちろん、”アメリカの夜”も見ておくとより一層話が深まって面白いです。
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
愛は止まらない。
この映画を好きになれるかどうかは、
アントワーヌ・ドワネルという主人公に感情移入できるかどうか?だと思う。
この主人公を好きになれなければ「あ〜あ、一生やってれば」って感想だけで終わってしまいそう。
トリュフォー監督の個人的な世界観を愛しいと思えるかどうか?
それに全てがかかっているのではないだろうか。
オープニングから中年にさしかかったドワネルと新しい若い恋人が
床で絡み合うシーンがテーマ曲に乗って長々と繰り広げられる。
ジャン・ピエール・レオという俳優は若いころは「青い」感じが似合っていて
いい俳優だと思っていたが、年齢を重ねるにつれて魅力が半減したかなぁという気もする。
まぁ、わたしの個人的な好みの問題ですが。
このドワネルシリーズの前作「家庭」でも感じたけど、
なんだかセクシーさがないというか。青年の頃はそれでよかったんだけど。う〜んという感じが・・・。
ドワネルの頼りなさに比べると、女性たちが凛としているのが印象的だった。
前作から7年の月日が流れています。
自伝小説を一冊出版したけど、普段は印刷工場で働いているドワネル。
初々しかった妻のクリスティーヌも大人の女性の風貌になり、
初恋相手のコレットは事故で子供を亡くし離婚、今は弁護士としてキャリアを築いている。
本作は女優陣が魅力的で、その点では楽しかった。
コレット役のマリー・フランス・ピジェは
リヴェットの「セリーヌとジュリーは舟でゆく」でのソフィー役が妖しく印象的だった。
本作でも目力を発揮していて、いい味出してます。
ドワネルの浮気相手のひとり、ダニ(Dani)は「モンテーニュ通りのカフェ」(2006) で
劇場の管理人のおばさん役が印象的だった。
「若い頃はわたしもきれいだったのよ」と仰せの通り、
本作では若い頃の彼女を堪能できる。ちょっとヌードのシーンもあるけど
ほんとに綺麗です。
本作はドワネルシリーズの最終話なわけで、
クリスティーヌと離婚したドワネルが現在の恋人と和解し、
初恋相手のコレットも新しい男性(ドワネルの恋人の兄)と結ばれる
・・・という、一見ハッピーエンドな終わり方だけど
わたしには、どうにもクリスティーヌが不憫な気が・・・
こちらのレビューを見ていると、「トリュフォーはやさしい」という意見があったけど
ほんとにそうでしょうか?
個人的にはクリスティーヌが可哀想な気が。
あの終わり方は「なんだかなぁ〜」と思ってしまいました。
トリュフォー監督は、どちらかというと残酷な人だとわたしは思いました(笑)。
ドワネルは新しい恋人のことも小説のネタにすると思いますよ。
しかも自分の都合のいいように事実を曲げたストーリーにすると思います(爆)。
そして、タイトルの「L’ AMOUR EN FUITE」は
「逃げ去る恋」と訳されているけど、EN FUITEは「逃げ去る」というより
「逃亡中の」「疾走中の」といったニュアンスなので、なんとなく
誤解を与えるような邦題かなぁ、と思ってしまいました。
「逃げ去る」とすると、「失われていく」というニュアンスだけど
本来は「走っている」という意味だと思います。
「止まらない愛」というほうが近いかもしれません。
(仏和辞書的な訳しかたではありませんが)
あと、60年代に製作された「家庭」や「夜霧の恋人たち」は
ファッションがよかったけど、
70年代後半に撮影された本作は、全体的にもっさりしていたかなぁ(爆)。
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ユーザーレビュー
寂しさでいっぱい
投稿日
2006/11/29
レビュアー
neko
ドワネル最終話。
楽しみにとっておいたら前作の終わり方を忘れてしまっていました。シリーズものはテンポよく観るべきですね・・・。
でもところどころ今までの作品の1シーン1シーンが回想として入り、何とも胸がいっぱいになりました。
今までアントワーヌが恋した女性たちが登場し、コレットとクリスチーヌが出会う場面なんかは、ドキドキします。
ドワネルクラブかぁ・・・、ステキです。
それにしてもサビーヌってとっても可愛いですね。
‘2度目に来たら恋するつもりだった’・・・っていいですね♪
音楽が入って、これまでのアントワーヌを思い返して感慨深くなってしまいます。
そして「大人は判ってくれない」の時のアントワーヌが映ると何でだか涙が出そうになりました。
本編を見た時は何ともなかったのに・・・。
これでアントワーヌとお別れ。寂しいですね・・・。
リナさん、いつも私のレビューに付き合ってくれてありがとうございます。1ヶ月お休みとは寂しいですね・・・。1月を楽しみに待ってますね。リナさんに声をかけてもらったおかげでレビューを書くのが楽しくなりました。
リナさん、paroleさん、ちょこちょこ投票して下さる方、とても嬉しく思っています。
男の言い訳 女の言い分 愛はいつ消えるのか?
投稿日
2021/10/31
レビュアー
ちゅく
恋はすぐに逃げるし、愛はやがて消えます。けれども、愛は忍耐です。お互いの。
「逃げ去る恋」(1973、フランス、カラー、96分)。
トリュフォーの一連の自伝的映画──いつもの「アントワーヌ」(ジャン・ピエール・レオ)が登場。相変わらず尻軽男。今回の恋愛相手は「コレット」(マリー=フランセ・ピジェ)。
「クリスチーヌ」(クロード・ジャド)と別居中の「アントワーヌ」は印刷所に勤めているが、自己本位な恋愛小説を自費出版したい。浮気性の彼は、レコード屋の店員「サビーヌ」(ドロテ)を誘惑する。病気です。そして「クリスチーヌ」と離婚し、息子の「アルフォンス」を音楽学校まで送っていったとき、「アントン」は初恋の相手「コレット」(ピジェ)に再会する。
こういう男は、男仲間に嫌われるかと思うと、けっこう人気があるのです。
会話が上手で、心づかいができる人は、男女問わず、もてます。私のような一方的で独りよがりの人間は、もてません。そして「もてる」人間は、早逝します。精力を周囲へ注ぐ、あるいは周囲に吸い取られるからです。
もてないほうがいい、ということがお分かりですか。
本屋さん
投稿日
2018/11/19
レビュアー
ヤギさん
本屋さんが出て来た所で「女は女である」のエミールも本屋さんで働いていたなあ、とか列車の中でアントワーヌとコレットが話をする所で「中国女」のヒロインと大学教授も列車の中で話をしていたなあ、とか思いました。
レオはトリュフォーそのものだった。
投稿日
2012/12/11
レビュアー
ricoppin
”大人は判ってくれない”以降、レオはトリュフォーそのものだった。恵まれない家庭に育ったこともあり、女性に対してどこか不審を抱きつつ、上手く振る舞えずいつも女性に捨てられるドワネル。それは最後まで結婚生活に恵まれることの無かったトリュフォー自身を写しているかのよう。アントワーヌが後半で着ていたちょっと着古したレザージャケットにブルーのシャツ、にネクタイ姿は”アメリカの夜”に出てきたトリュフォーの格好そのままでは!? と非常に気になった。もしかしたら自分の服を着せたかもしれない・・トリュフォーはどこまでもドワネルに自分を重ねることで幼い頃の自分の苦境を乗り越えようとしたのだろう。 同じヌーベル・ヴァーグ期でも ゴダールやシャブロルは学歴も高く、家庭も恵まれていたため、(よく比較され友好もあった彼等だが、)恐らくトリュフォー自身はいつまでも疎外感を抱いていたはずだ。(事実トリュフォーが亡くなった後、ゴダールは彼に対してあまり良い言葉を残していない)
自身、無類の映画と小説好きだからアントワーヌが本の出版(工場)で働いているのもピッタリくる。この作品は始めから激しいジャンプ・カットが続くが、ピアニストを撃ての頃なんかより随分分かりやすく(自分が慣れた?)、むしろトリュフォーらしくて愛おしい。小説のラストを考えている彼にサビーヌが言った”主人公は自殺なんかしないで現実に立ち向かうべきよ”という言葉は残った。
トリュフォー自身が自分に(アントワーヌ)向けて言った言葉であり、不器用にしか生きられない自分へのオマージュとして結果主人公を自殺することにしてしまったのではないか。。。
これでアントワーヌシリーズは幕を閉じる訳ですが、大人は判ってくれない〜5話はもちろん、”アメリカの夜”も見ておくとより一層話が深まって面白いです。
愛は止まらない。
投稿日
2010/03/02
レビュアー
ニャン ルイ
この映画を好きになれるかどうかは、
アントワーヌ・ドワネルという主人公に感情移入できるかどうか?だと思う。
この主人公を好きになれなければ「あ〜あ、一生やってれば」って感想だけで終わってしまいそう。
トリュフォー監督の個人的な世界観を愛しいと思えるかどうか?
それに全てがかかっているのではないだろうか。
オープニングから中年にさしかかったドワネルと新しい若い恋人が
床で絡み合うシーンがテーマ曲に乗って長々と繰り広げられる。
ジャン・ピエール・レオという俳優は若いころは「青い」感じが似合っていて
いい俳優だと思っていたが、年齢を重ねるにつれて魅力が半減したかなぁという気もする。
まぁ、わたしの個人的な好みの問題ですが。
このドワネルシリーズの前作「家庭」でも感じたけど、
なんだかセクシーさがないというか。青年の頃はそれでよかったんだけど。う〜んという感じが・・・。
ドワネルの頼りなさに比べると、女性たちが凛としているのが印象的だった。
前作から7年の月日が流れています。
自伝小説を一冊出版したけど、普段は印刷工場で働いているドワネル。
初々しかった妻のクリスティーヌも大人の女性の風貌になり、
初恋相手のコレットは事故で子供を亡くし離婚、今は弁護士としてキャリアを築いている。
本作は女優陣が魅力的で、その点では楽しかった。
コレット役のマリー・フランス・ピジェは
リヴェットの「セリーヌとジュリーは舟でゆく」でのソフィー役が妖しく印象的だった。
本作でも目力を発揮していて、いい味出してます。
ドワネルの浮気相手のひとり、ダニ(Dani)は「モンテーニュ通りのカフェ」(2006) で
劇場の管理人のおばさん役が印象的だった。
「若い頃はわたしもきれいだったのよ」と仰せの通り、
本作では若い頃の彼女を堪能できる。ちょっとヌードのシーンもあるけど
ほんとに綺麗です。
本作はドワネルシリーズの最終話なわけで、
クリスティーヌと離婚したドワネルが現在の恋人と和解し、
初恋相手のコレットも新しい男性(ドワネルの恋人の兄)と結ばれる
・・・という、一見ハッピーエンドな終わり方だけど
わたしには、どうにもクリスティーヌが不憫な気が・・・
こちらのレビューを見ていると、「トリュフォーはやさしい」という意見があったけど
ほんとにそうでしょうか?
個人的にはクリスティーヌが可哀想な気が。
あの終わり方は「なんだかなぁ〜」と思ってしまいました。
トリュフォー監督は、どちらかというと残酷な人だとわたしは思いました(笑)。
ドワネルは新しい恋人のことも小説のネタにすると思いますよ。
しかも自分の都合のいいように事実を曲げたストーリーにすると思います(爆)。
そして、タイトルの「L’ AMOUR EN FUITE」は
「逃げ去る恋」と訳されているけど、EN FUITEは「逃げ去る」というより
「逃亡中の」「疾走中の」といったニュアンスなので、なんとなく
誤解を与えるような邦題かなぁ、と思ってしまいました。
「逃げ去る」とすると、「失われていく」というニュアンスだけど
本来は「走っている」という意味だと思います。
「止まらない愛」というほうが近いかもしれません。
(仏和辞書的な訳しかたではありませんが)
あと、60年代に製作された「家庭」や「夜霧の恋人たち」は
ファッションがよかったけど、
70年代後半に撮影された本作は、全体的にもっさりしていたかなぁ(爆)。
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逃げ去る恋
(C)1979 LES FILMS DU CARROSSE