アラモ

はっきりいってつまらないです。

なぜ、ウェインは監督をしたんだろう。

大掛かりなセットをすれば観客受けするとでも思ったのか？

少ない予算で期限内に完成させるイーストウッドとは対照的。

ジョンウェイン、リチャードウィドマークの２大スター共演でオールドファンにとってはもう一度見たい映画でしょう。私もその一人ですが...
映画の批評はとやかく言われていますが、この事件は歴史的事実であり、アメリカ人の自由に対する心意気が良く表現されています。日本人も「大和魂」というものがあって（現在は？？？）、「お国のため」というスローガンの下で命を落としていった若者達が多くいたことも事実です。この「アラモ」でも同じことが行われたのです。それが良いか悪いかは別にして、その状況の中で意見の対立があり、反目しながらも、次第に心を一つにして、最後を迎える同士達の悲哀と希望がよく表れた映画でした。リメイクされた「アラモ」も見てみたいと思います。

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こちらのほうが迫力がありました．

リメイクから見たことを反省・・・．

見た後はLDRSEEを見た後のような疲れが少々．
約3時間ですからね．

「最後には善が勝ち、悪は滅びる」―テクシャン側が最後まで信じ、全滅の危機にさらされながら抵抗し続けえた信念です。
この映画を作ることに並々ならぬ心意気があったというジョンウェイン、彼の信念が画面からほとばしっていて見れば納得です。愛国心の強い彼なら尚更でしょう。
この映画を撮っている時のデュークは人が違ったといいますね、もう周りの言うことも聞かないというか・・・恐らく１０年間温め続けただけに、自分の中でキャストは誰にして、ここはこうして、等鮮明なイメージが出来上がっていたのでしょう。ただ、正直製作、監督、主演など全部をやりすぎたと思います。最初は配給側もジョン・フォードに監督させればゴーサインだったそうですが、デュークはそれを拒否し、人選から撮影地、牛の手配まで全て行なったというから最初から不利な仕事だったという事でしょう。それから明らかにアカデミー賞を狙った宣伝も不評だったようで・・この頃のデュークは一番脂が乗っており、正直”今ならイケる！”という思いがよぎったのかもしれませんが・・世間の目は厳しかったという事ですね。
よく撮れていると思いますが、編集が陳腐なのと、盛り上がる場面のメリハリがあまり無い。だからちょっと平淡に感じてしまうんですね。　正直これでフォードが監督していたらどんな大作になったことか・・！とちょっと残念でもないですが；；

ただラストの戦いではメキシコ軍の激しい砲撃によってアラモの砦がもはや原型を留めなくなるほど崩壊し、大佐も次々と命を落とし、第２次大戦中の特攻隊さながらで、見ていて痛々しくさえ感じられました。これがデュークがどうしても知らせたかった歴史的事実だったのか・・・例え私財を投げうってでも！と思うと胸にこみ上げるものがありました。1836年という時代背景もあり、いつもと違う衣装も見どころです。　壊れたアラモの砦が夕日に照らされ、兵士達を偲ぶコーラスと共にフェイドアウトしていくラスト・シーンは秀逸でした。
尚、デュークの作ったプロダクション「バトジャック・プロ」」ですが、「怒涛の果て」の彼が船長をやった船会社の名前ですね。アラモの制作には彼の長男も参加しており、次男と娘が出演しています。

この一言に尽きる。メキシコの暴君が意外に紳士的なのに不思議な気がします。バイオレンスとまでは言いませんが人がいっぱい死にます。この後に「ワイルドバンチ」が続くんでしょうか？