チャイナ・シンドローム / ジェーン・フォンダ
チャイナ・シンドローム
/ジェームズ・ブリッジス
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(44)
解説・ストーリー
原発を取材中のTVキャスターとそのクルーは偶然、事故の現場に立ち会うが、上からの圧力によってそのニュースはNGとなる。そして調査の後、運転を再開した発電所ではひとりの技師が原発の欠陥を発見していた。その事を知ったTVキャスターは彼の協力を得て、この事件を世間に公表しようとするのだが……。
原発を取材中のTVキャスターとそのクルーは偶然、事故の現場に立ち会うが、上からの圧力によってそのニュースはNGとなる。そして調査の後、運転を再開した発電所ではひとりの技師が原発の欠陥を発見していた。その事を知ったTVキャスターは彼の協力を得て、この事件を世間に公表しようとするのだが……。
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「チャイナ・シンドローム」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
原発を取材中のTVキャスターとそのクルーは偶然、事故の現場に立ち会うが、上からの圧力によってそのニュースはNGとなる。そして調査の後、運転を再開した発電所ではひとりの技師が原発の欠陥を発見していた。その事を知ったTVキャスターは彼の協力を得て、この事件を世間に公表しようとするのだが……。
「チャイナ・シンドローム」 の作品情報
「チャイナ・シンドローム」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
チャイナ・シンドロームの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10002 |
2004年05月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
|
2人
|
1人
|
チャイナ・シンドロームの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10002 |
2004年05月26日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
|
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ユーザーレビュー:44件
原発事故がテーマの社会派映画。約30年前の作品とは思えない。
3.11後にまた話題になってた映画。
原発事故に偶然居合わせたジャーナリストが
それを報道しようとするも却下される。
運転再開した原発ですが、
実はやはり重大な欠陥があって・・・・
それに気づいた原発技師、
ジャーナリストとともに真相究明、
世間に公表しようと奮闘するのですが・・・
これ、3.11前に観てたら
それほど真剣に見ていなかった類の映画かもしれない。
でも、やはり3.11後だと
恐怖の度合いが違います。
以前は???だった専門用語もニュースで丁寧に解説してくれたおかげで
今はすんなり頭に入る。
しかし・・・・
周辺住民の反応、報道、まさに日本で起きたときと同じですね。
これ30年ちかく前の映画ですが、
この頃描かれたことが実際に起こってしまったんですよね。
本作でも、事故のキッカケは地震。
事故が起きたときの対策がしっかり練られていない
放射能廃棄物の処理はどうするのかも、対応策がない
まさにこれも日本が体験したことじゃないですか。
「安全です」をひたすら強調する電力会社と建設会社
立場上意見を言えない原発技師
その問題点を追求し、真の問題を提起する専門家
なんかも。
欠陥に気づいて原発停止をしようとする技師を
口封じのために射殺。
もう、人間云々よりも
企業として存続すること、評価を下げないこと
利益を追求すること
この場に及んでそんなことに固執する会社と
それに少なからず協力してしまう国家。
恐ろしいなんてもんじゃない。
日本の場合はここまでいかないにしろ、
どうも、もしかしてこんなこともあり得なくもない事なのかも・・・
と思えてしまう、今の現状が恐ろしいです。
本作は映画だから、結末はなんとかうまくおさまった(ふう)ですが
現実はまだまだそうはいかない。
いやあ、今観てよかったです。
※マイケルダグラスの風貌があまり今と違いすぎて
エンドロールまで気づきませんでした。ビックリ!!!!
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
シリアスなジャック・レモンもなかなかのモノ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
親父にそっくりなジェーン・フォンダと親父に少しだけ似ているマイケル・ダグラスの七光りコンビが、大企業のおごりからくる原発事故の危機を告発する社会派ドラマなんですが・・・
結局事故は回避されたのかそれとも起こってしまったのか、あいまいなまま終わってしまうので「タワーリング・インフェルノ」や「アルマゲドン」のような手に汗握るパニック映画を期待すると肩すかしを食うことに。。
シンドローム=症候群という言葉を定着させたのが、この映画の最大の功績でしょう。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
古い作品なので
ちょっと見づらいところもありましたが、ありえそうな内容だけにリアリティはありました。
ただ、前振りが長くて「この続きは?」と思えるようなラストで残念・・・
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
映画の世界だけで終わってほしい
投稿日:2015/03/31
レビュアー:趣味は洋画
この映画が公開された年、映画を地で行くような事故が起きています。アメリカ・ペンシルベニア州のスリーマイル島の原子力発電所で、事故による深刻な放射能漏れが発生したのです。
幸い、最悪の事態であるメルトダウン(炉心融解)は起こさないまま原子炉は活動を停止しました。しかし、あまりにも現実そのものの映画内容に、本作は大きな話題となり、映画としては大ヒットしたのです。
本作公開から7年後の1986年、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所で、スリーマイル事故をはるかに凌ぐ最悪の事故が勃発しました。部分的なメルトダウンを起こして大量の放射能が流れ出し、多くの死者を出してしまったのです。そして我が国にも...現実は軽々とフィクションを超え、しかも問題は何ら解決していない。この不幸で悲しい現実とどう向き合えばいいのでしょうか...
さてこの映画。最新の原子力発電所を取材していたテレビ・クルーの目の前で事故が発生します。人気キャスターのキンバリー(ジェーン・フォンダ)らは、早速全国へニュースを流そうとしますが、様々な妨害が加えられます。さらに、‘どんな事故も想定済みであり、大騒ぎする必要はない’と所長らは言うのですが、ただ一人、初老の技術者ジャック(ジャック・レモン)だけが、その事故の危険性を訴え、遂には強行手段を取ってしまうのです。その強行手段は、‘映画の世界’にほかならないのですが、レモンの迫力ある演技に圧倒されます。
‘危険なんだ!’と叫びながら、権力側に撃ち殺されてしまうジャック。原発の危うさを告発するというテーマをダイレクトに伝える、レモンの衝撃的なシーンです。
カメラマン役のマイケル・ダグラスが若々しく、彼は製作も兼ねての出演で、当時からほとばしる才能を開花させていました。
作品タイトルの「チャイナ・シンドローム」とは、メルトダウンを起こした場合、融解した炉心が地中を溶かし、アメリカの反対側、中国までたどりついてしまうという‘最悪の事故’を示す言葉だとか...
どうか映画の世界だけで終わってほしいと、ただただ祈るばかりです。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
古さゼロ。他人事じゃない怖さ。
投稿日:2012/05/13
レビュアー:天才芸人
もう本当に、さすがに去年のあの事故を経験した後だけに、
ぜんっぜんフィクションとして観られない怖さ。
それはこの映画がよくできている証左でもあると思いますが、
まさか30年以上前の映画にここまでのリアリティがあるとは…。
すごいなぁと感心すると同時に、これは悲しいことでもあるな、と。
まず概要。
福島第一原発事故のおかげで「チャイナ・シンドローム」という言葉も
田代的なミニにタコ、じゃなくて耳にタコな人もいるでしょうが、
これは「炉心溶融で核燃料が溶け出し、高熱の燃料はそのまま格納容器を突き破って
地面を掘り進み、やがて(アメリカから見て)地球の反対側の
中国にまで達する」という意味で、原発事故の強烈な過酷さを表した言葉ですが、
実際劇中ではそこまでの過酷事故は無く、福島第一原発事故と比べれば
全然規模の小さい事故がスタートになります。
なので、人によってはタイトル的に「ちょっと大げさ」とか
「肩透かし」みたいなことを言ってる人もいるみたいですね。
(ただしネタバレになるので書きませんが、“肩透かし”ではないと僕は思います)
実際、物語のスタートとなる事故は「内部でもみ消し」出来る程度のもので、
その撮影したテープを表に出したいメディア側と、出されたら困る“原子力ムラ”の
せめぎ合いが映画の主軸になってくるわけですが、
メディアが中心に来る映画のご多分にもれず、
「敵は外だけではない」というのもきちんと描かれています。
さすがに日本のように、露骨に「大スポンサー様の意向に背くことはできない」なんて
感じではないんですが、でも(少しではあるものの)外部からの圧力が
見て取れるシーンもあり、この辺からしてなかなかリアル。
メディア×サスペンス、という時点でかなり個人的大好物感が漂っているので、
もう原発云々抜きにしてもきちんとできていれば評価できる映画だな、と思うわけですが、
でもやっぱり何と言ってもこの映画は原発という
半ばタブー視されているテーマに挑んだ点に尽きるでしょう。
しかもあのスリーマイル島原発事故のわずか12日前に公開されたとか。
スゴイ先見性。
一応、書いておきますが、僕はおそらくフツーの世間一般の人たちと同じように、
去年の福島第一原発事故まではいわゆる「安全神話」を疑いもせず、
そして去年の事故以来、脱原発を願うようになった一人ですが、
その「安全神話」を匂わせるセリフも結構出てきたり、
「金がかかるから嘘の報告でもいいんだ」みたいな質の低い安全管理が垣間見えたり、
「どうせ事故なんて起こらないんだから損失が出ないようにすぐに動かせ」と
利益第一主義で走る上層部が出てきたり、まー現実と瓜二つ。
そこに真面目に悩む職員が告発するべく、
周りと自分がどう動くか…で一気にクライマックスまで引っ張っていくわけですが、
とにかく去年から今に至るまで、日本人が見てきた現実と
(職員云々は別として)相当部分でかぶってくるんですよね。
それがすごく怖いし笑えない。
おまけに映画と一番違うのは、
「現実のほうがひどい事故だった」「現実のほうがメディアも腐ってた」なんて
ブラックジョークにもなりません。
あの事故があったからこそ、今日本人がこの映画を観ると、
怖くもあり、また語弊がありますが面白くもある作品だと思います。
すーごいよくできてますね。本当に。
しかも現実と照らし合わせる上で結構重要なのが、この映画は1979年の作品で、
劇中で「稼働から4年」というセリフが出てくるんですが、
仮に今も稼働してるとすれば、この原子炉は37年目ということになります。
そう、今日本で「40年で廃炉」なんて話が出てますが、まさに今、
日本にある原発もこの映画と同じ時期に作られたものなんですよね。
そう思って見ると、セットではあるものの、当然古いわけです。
発電所だけでなく、テレビスタジオのセットも古いし、車も古いし。
ヒロイン(?)のジェーン・フォンダの見た目まで古い。何もかも古い。
この時代に作られたものが「安全です」なんて言って今も動かそうとする、
っていうのはやっぱりこの映画を観ちゃうと疑問に感じざるを得ないですよ。
いくらメンテナンスしてたとしても、当然限界もあるし、
換えられない部品もあるわけで。
「ものすごい綺麗にして部品も取り替えといたから使ってよ」って
37年前のドライヤーとか持って来られても怖いでしょう。
使ったらアフロになるんじゃねーか、と。
ドライヤーならまだしも、原子炉なんて中に入ってるのは
制御できない物質ですからねぇ…。
現実的に考えると、いかに今の再稼働路線が恐ろしいことか、
そういう部分にも気付かせてくれる映画です。
あとはやっぱり、エンディグ。
ただこれはネタバレになるので、割愛します。ヨヨヨ(涙
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
原発事故がテーマの社会派映画。約30年前の作品とは思えない。
投稿日
2012/03/04
レビュアー
MM3
3.11後にまた話題になってた映画。
原発事故に偶然居合わせたジャーナリストが
それを報道しようとするも却下される。
運転再開した原発ですが、
実はやはり重大な欠陥があって・・・・
それに気づいた原発技師、
ジャーナリストとともに真相究明、
世間に公表しようと奮闘するのですが・・・
これ、3.11前に観てたら
それほど真剣に見ていなかった類の映画かもしれない。
でも、やはり3.11後だと
恐怖の度合いが違います。
以前は???だった専門用語もニュースで丁寧に解説してくれたおかげで
今はすんなり頭に入る。
しかし・・・・
周辺住民の反応、報道、まさに日本で起きたときと同じですね。
これ30年ちかく前の映画ですが、
この頃描かれたことが実際に起こってしまったんですよね。
本作でも、事故のキッカケは地震。
事故が起きたときの対策がしっかり練られていない
放射能廃棄物の処理はどうするのかも、対応策がない
まさにこれも日本が体験したことじゃないですか。
「安全です」をひたすら強調する電力会社と建設会社
立場上意見を言えない原発技師
その問題点を追求し、真の問題を提起する専門家
なんかも。
欠陥に気づいて原発停止をしようとする技師を
口封じのために射殺。
もう、人間云々よりも
企業として存続すること、評価を下げないこと
利益を追求すること
この場に及んでそんなことに固執する会社と
それに少なからず協力してしまう国家。
恐ろしいなんてもんじゃない。
日本の場合はここまでいかないにしろ、
どうも、もしかしてこんなこともあり得なくもない事なのかも・・・
と思えてしまう、今の現状が恐ろしいです。
本作は映画だから、結末はなんとかうまくおさまった(ふう)ですが
現実はまだまだそうはいかない。
いやあ、今観てよかったです。
※マイケルダグラスの風貌があまり今と違いすぎて
エンドロールまで気づきませんでした。ビックリ!!!!
シリアスなジャック・レモンもなかなかのモノ
投稿日
2004/03/02
レビュアー
jackyhk
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
親父にそっくりなジェーン・フォンダと親父に少しだけ似ているマイケル・ダグラスの七光りコンビが、大企業のおごりからくる原発事故の危機を告発する社会派ドラマなんですが・・・
結局事故は回避されたのかそれとも起こってしまったのか、あいまいなまま終わってしまうので「タワーリング・インフェルノ」や「アルマゲドン」のような手に汗握るパニック映画を期待すると肩すかしを食うことに。。
シンドローム=症候群という言葉を定着させたのが、この映画の最大の功績でしょう。
古い作品なので
投稿日
2003/10/20
レビュアー
はるか
ちょっと見づらいところもありましたが、ありえそうな内容だけにリアリティはありました。
ただ、前振りが長くて「この続きは?」と思えるようなラストで残念・・・
映画の世界だけで終わってほしい
投稿日
2015/03/31
レビュアー
趣味は洋画
この映画が公開された年、映画を地で行くような事故が起きています。アメリカ・ペンシルベニア州のスリーマイル島の原子力発電所で、事故による深刻な放射能漏れが発生したのです。
幸い、最悪の事態であるメルトダウン(炉心融解)は起こさないまま原子炉は活動を停止しました。しかし、あまりにも現実そのものの映画内容に、本作は大きな話題となり、映画としては大ヒットしたのです。
本作公開から7年後の1986年、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所で、スリーマイル事故をはるかに凌ぐ最悪の事故が勃発しました。部分的なメルトダウンを起こして大量の放射能が流れ出し、多くの死者を出してしまったのです。そして我が国にも...現実は軽々とフィクションを超え、しかも問題は何ら解決していない。この不幸で悲しい現実とどう向き合えばいいのでしょうか...
さてこの映画。最新の原子力発電所を取材していたテレビ・クルーの目の前で事故が発生します。人気キャスターのキンバリー(ジェーン・フォンダ)らは、早速全国へニュースを流そうとしますが、様々な妨害が加えられます。さらに、‘どんな事故も想定済みであり、大騒ぎする必要はない’と所長らは言うのですが、ただ一人、初老の技術者ジャック(ジャック・レモン)だけが、その事故の危険性を訴え、遂には強行手段を取ってしまうのです。その強行手段は、‘映画の世界’にほかならないのですが、レモンの迫力ある演技に圧倒されます。
‘危険なんだ!’と叫びながら、権力側に撃ち殺されてしまうジャック。原発の危うさを告発するというテーマをダイレクトに伝える、レモンの衝撃的なシーンです。
カメラマン役のマイケル・ダグラスが若々しく、彼は製作も兼ねての出演で、当時からほとばしる才能を開花させていました。
作品タイトルの「チャイナ・シンドローム」とは、メルトダウンを起こした場合、融解した炉心が地中を溶かし、アメリカの反対側、中国までたどりついてしまうという‘最悪の事故’を示す言葉だとか...
どうか映画の世界だけで終わってほしいと、ただただ祈るばかりです。
古さゼロ。他人事じゃない怖さ。
投稿日
2012/05/13
レビュアー
天才芸人
もう本当に、さすがに去年のあの事故を経験した後だけに、
ぜんっぜんフィクションとして観られない怖さ。
それはこの映画がよくできている証左でもあると思いますが、
まさか30年以上前の映画にここまでのリアリティがあるとは…。
すごいなぁと感心すると同時に、これは悲しいことでもあるな、と。
まず概要。
福島第一原発事故のおかげで「チャイナ・シンドローム」という言葉も
田代的なミニにタコ、じゃなくて耳にタコな人もいるでしょうが、
これは「炉心溶融で核燃料が溶け出し、高熱の燃料はそのまま格納容器を突き破って
地面を掘り進み、やがて(アメリカから見て)地球の反対側の
中国にまで達する」という意味で、原発事故の強烈な過酷さを表した言葉ですが、
実際劇中ではそこまでの過酷事故は無く、福島第一原発事故と比べれば
全然規模の小さい事故がスタートになります。
なので、人によってはタイトル的に「ちょっと大げさ」とか
「肩透かし」みたいなことを言ってる人もいるみたいですね。
(ただしネタバレになるので書きませんが、“肩透かし”ではないと僕は思います)
実際、物語のスタートとなる事故は「内部でもみ消し」出来る程度のもので、
その撮影したテープを表に出したいメディア側と、出されたら困る“原子力ムラ”の
せめぎ合いが映画の主軸になってくるわけですが、
メディアが中心に来る映画のご多分にもれず、
「敵は外だけではない」というのもきちんと描かれています。
さすがに日本のように、露骨に「大スポンサー様の意向に背くことはできない」なんて
感じではないんですが、でも(少しではあるものの)外部からの圧力が
見て取れるシーンもあり、この辺からしてなかなかリアル。
メディア×サスペンス、という時点でかなり個人的大好物感が漂っているので、
もう原発云々抜きにしてもきちんとできていれば評価できる映画だな、と思うわけですが、
でもやっぱり何と言ってもこの映画は原発という
半ばタブー視されているテーマに挑んだ点に尽きるでしょう。
しかもあのスリーマイル島原発事故のわずか12日前に公開されたとか。
スゴイ先見性。
一応、書いておきますが、僕はおそらくフツーの世間一般の人たちと同じように、
去年の福島第一原発事故まではいわゆる「安全神話」を疑いもせず、
そして去年の事故以来、脱原発を願うようになった一人ですが、
その「安全神話」を匂わせるセリフも結構出てきたり、
「金がかかるから嘘の報告でもいいんだ」みたいな質の低い安全管理が垣間見えたり、
「どうせ事故なんて起こらないんだから損失が出ないようにすぐに動かせ」と
利益第一主義で走る上層部が出てきたり、まー現実と瓜二つ。
そこに真面目に悩む職員が告発するべく、
周りと自分がどう動くか…で一気にクライマックスまで引っ張っていくわけですが、
とにかく去年から今に至るまで、日本人が見てきた現実と
(職員云々は別として)相当部分でかぶってくるんですよね。
それがすごく怖いし笑えない。
おまけに映画と一番違うのは、
「現実のほうがひどい事故だった」「現実のほうがメディアも腐ってた」なんて
ブラックジョークにもなりません。
あの事故があったからこそ、今日本人がこの映画を観ると、
怖くもあり、また語弊がありますが面白くもある作品だと思います。
すーごいよくできてますね。本当に。
しかも現実と照らし合わせる上で結構重要なのが、この映画は1979年の作品で、
劇中で「稼働から4年」というセリフが出てくるんですが、
仮に今も稼働してるとすれば、この原子炉は37年目ということになります。
そう、今日本で「40年で廃炉」なんて話が出てますが、まさに今、
日本にある原発もこの映画と同じ時期に作られたものなんですよね。
そう思って見ると、セットではあるものの、当然古いわけです。
発電所だけでなく、テレビスタジオのセットも古いし、車も古いし。
ヒロイン(?)のジェーン・フォンダの見た目まで古い。何もかも古い。
この時代に作られたものが「安全です」なんて言って今も動かそうとする、
っていうのはやっぱりこの映画を観ちゃうと疑問に感じざるを得ないですよ。
いくらメンテナンスしてたとしても、当然限界もあるし、
換えられない部品もあるわけで。
「ものすごい綺麗にして部品も取り替えといたから使ってよ」って
37年前のドライヤーとか持って来られても怖いでしょう。
使ったらアフロになるんじゃねーか、と。
ドライヤーならまだしも、原子炉なんて中に入ってるのは
制御できない物質ですからねぇ…。
現実的に考えると、いかに今の再稼働路線が恐ろしいことか、
そういう部分にも気付かせてくれる映画です。
あとはやっぱり、エンディグ。
ただこれはネタバレになるので、割愛します。ヨヨヨ(涙
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