ビッグ・ウェンズデー

これは単なる青春映画ではない。カリフォルニアの海岸を舞台に、サーフィンというトレンディな題材を甘酸っぱくノスタルジックな友情譚に仕立てているが、１９６０年代という舞台背景がベトナム戦争の暗い影を落とす。　マット（ジャン・マイケル・ヴィンセント）、ジャック（ウィリアム・カット）、リロイ（ゲイリー・ビジー）の３人の若者の夢は、水曜日にやって来るという世界最大の波、‘ビッグ・ウェンズデー’に挑戦することだった。　だが、ジャックに徴兵礼状が来、徴兵検査を受け、歓送会に送られてベトナムの戦地へ赴くのである。　そして３人３様の時が流れ、１９７０年代の半ば、待ちに待った‘ビッグ・ウェンズデー’に挑戦する日がくるのである。
伝説の‘ビッグ・ウェンズデー’を捉えた空前の映像が素晴らしい。きらめく大波のチューブ（トンネル）内の迫力ある実写映像を撮り上げたのは、カメラマンのブルース・サーティス。　彼の功績は特筆もので、彼なくして本作のヒットはなかったであろう。Ｗ・カットは実母である女優バーバラ・ヘイルと共演、又、ステイシー・キーチ・シニアは名前のとおり、ステイシー・キーチの実父。　ジョン・ミリアス監督自らの思い出を反映させた作品といわれているが、そのミリアス監督、Ｊ・Ｍ・ヴィンセント、Ｇ・ビジーは本作出演時それぞれ３４歳、Ｗ・カット２７歳の作品であった。

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高校時代、TV映画で見た。
（以下は、記憶をたどった記載なので細かいところは記憶違いがあるかも知れない。ご了承願います）。

サーフィンやるなら、やっぱアメリカだねー、と思わせるようなスッバラシく、バカでかい波。
それが、伝説の大波「ビッグ・ウェンズデー」。
水曜日（ウェンズデー）に来るといわれるが、ホントのところいつやってくるか誰にもわからない。

舞台となる海は、とてつもなく青く澄んで美しい。

主人公の彼ら3人がサーファーとして全盛だったときには来なかった伝説の大波「ビッグ・ウェンズデー」が、戦争や就職を境にバラバラになったずっと後に、唐突にやってくる。

その時、どこからともなく、ごく当たり前のように3人がビーチに集結し、「ビッグ・ウェンズデー」に挑むのだ。
一人が失敗し、一人が波に呑まれ、と、残りの二人は命がけで波に呑まれた一人を助けにゆく。

主人公の中の主人公、ジャン・マイケル・ビンセントが「ビッグ・ウェンズデー」を制覇した後、それを賞賛のまなざしで見つめる名も知らぬ若いサーファーに、ある意味命より大切にしてきたボードを、惜しげもなく渡す、、、。
「・・・やるよ」。。。

そして、3人は互いの連絡先を確かめることもなく、言葉少なに別れて行く。
真の友情に言葉や連絡先など不要なのだ、と言いたげに。。。

物語前半のハチャメチャ振りは、このラストのためにある。

男の友情かくあるべし。

サーフィンに興味がなくとも、充分鑑賞に値する。
名画である、といって良いだろう。

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みんないいカラダしてるなあ………………（*￣▽￣*）と、ワレワレな腹筋にうっとりしながら見終えました。

身体だけが目当てじゃないですよ！

素敵な青春映画です。男同士の友情だとかちょっと無鉄砲な若者達のやんちゃな青春物だとか、少年から大人へ成長してゆく過程だとか、もちろん素晴らしいサーフィンシーンと波の映像だとか、色々なものを楽しめます。

サーフィン映画って（邦画が特に）アレなものも多いですが、これと「ブルークラッシュ」は大好きなサーフィン映画です。

波乗りから遠ざかり時代遅れとされるようになってあんなに好きだったサーフィンが過去のものになりかけて、でも10数年の後に若い頃に胸ときめかせた伝説の波に挑む気持ちになって。
ラスト、若い見知らぬ男の子にボードあげちゃうとこ、良かったなあ…………


ところで最後のビッグウェーブのライドシーンで。
ジャン・マイケル・ビンセントのサーフトランクスのヒラヒラ具合が無茶苦茶気になった（*ノノ）
み、見えそう……！！見えて！？（見えるわけがない）みたいな。

変なとこにときめいちゃったじゃないか。どうしてくれる。

彼女にふられた夏の終わりの娯楽作品としていかが？（娯楽になんのかよ笑）

サーフィンしたことないんで、そんなに実感がないのですが、どちらかというとスポーツヒーロ物です。かつてのサーファーヒーローが、年取ってしまい、世代交代した若いヒーローを横目に見つつ、俺だって昔は・・・みたいな。ちょっと寂しい。作品中、８ミリ上映会みたいなのがあるんですが、あのシーンは寂しい・・・
そう、ふられた方には駄目おしってやつです。まあ、秋にがんばればいいじゃない・・・（なんじゃそりゃ笑）

まあ、誰も言ってないんですけど。
（↑タイトルの話です）

結局、何事にもトレンドってもんがあって、それはサーフィンでも一緒で、ロングボードに乗るよりは短いのに乗ってカービングするのがトレンドになってみたりもするし。
っていうか、なんでもそうだけど、派手→キャッチー→人気が出る…っていうのは、世の常だしね。

友情は置いといて、海は美しいし、サーフィンが好きで乗り続けるヤツはすげーねって思うし。
上手い下手じゃなくて。
まあ、そういうのって上手い人ほど難しいと思うけど。
上手いのに、歳とっても乗り続けるってのは。
ね。

うーん。
綺麗だし、そこそこ面白いです。
＋αがあるなら、面白く観れると思います。
たとえばあなたが、プロ目指してたスノーボーダーとかでも。
ね。