ネットワーク / フェイ・ダナウェイ
ネットワーク
/シドニー・ルメット
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解説・ストーリー
「マーティ」のパディ・チャイエフスキーのオリジナル脚本(オスカー受賞)を基に〉・ルメットが、視聴率稼ぎに血道を上げるTV局の内幕を描いた異色のサスペンス。ニュース・ショウの司会者ビールが、視聴率低下を気に病んでノイローゼになった。ところが、本番中に自殺予告をしたことから、再び視聴率はあがっていく。女重役のダイアナは彼をとことん利用して、視聴率を稼ごうとするが……。
「マーティ」のパディ・チャイエフスキーのオリジナル脚本(オスカー受賞)を基に〉・ルメットが、視聴率稼ぎに血道を上げるTV局の内幕を描いた異色のサスペンス。ニュース・ショウの司会者ビールが、視聴率低下を気に病んでノイローゼになった。ところが、本番中に自殺予告をしたことから、再び視聴率はあがっていく。女重役のダイアナは彼をとことん利用して、視聴率を稼ごうとするが……。
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「ネットワーク」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
「マーティ」のパディ・チャイエフスキーのオリジナル脚本(オスカー受賞)を基に〉・ルメットが、視聴率稼ぎに血道を上げるTV局の内幕を描いた異色のサスペンス。ニュース・ショウの司会者ビールが、視聴率低下を気に病んでノイローゼになった。ところが、本番中に自殺予告をしたことから、再び視聴率はあがっていく。女重役のダイアナは彼をとことん利用して、視聴率を稼ごうとするが……。
「ネットワーク」 の作品情報
「ネットワーク」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ネットワークの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
121分
日本語・英語
英:モノラル
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
GXBR15865
2002年12月09日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
10枚
2人
1人
ネットワークの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
121分
日本語・英語
英:モノラル
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
GXBR15865
2002年12月09日
在庫枚数
1位登録者:
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10枚
2人
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ユーザーレビュー:22件
視聴率戦争の醜さ
投稿日:2017/07/22
レビュアー:趣味は洋画
マスコミの最先端、テレビ業界の表裏にうごめく人間の欲望を赤裸々に描いた、名匠シドニー・ルメットの問題作。 アメリカン・ドリームの歪んだかたちが描かれている風で、テレビドラマの黄金時代といわれた1950年代に数々の傑作をものにしたバディ・チャイエフスキーが脚本を執筆、古巣のテレビ界の変貌を冷徹な目で捉えている。 いまの日本のテレビ界にもあてはまる部分が無きにしも非ず...(後述したい) UBSネットワークのニュース・キャスター、ビール(ピーター・フィンチ)は、他のキャスターたちに人気を奪われてノイローゼになっていた。最盛期に28%だった視聴率が、目下12%という状況では無理もない。彼は生放送中に自殺を予告し、それが評判になって視聴率が好転する。 ニュース部門責任者のマックス(ウィリアム・ホールデン)はビールを引退させようとするが、女性プロデューサーのダイアナ(フェイ・ダナウェイ)は、彼の異常さをさらに利用して視聴率アップをもくろみ、一大センセーションを巻き起こしていった... 世の中何でもそうだが、やりすぎは不幸をみるし、物事には限度というものがある。 本編では女重役ダイアナの手腕によって、前述の「ビール・ショー」が大ヒット、48%という驚異的な視聴率を獲得する。だが、ビールがUBSの親会社を非難したため、あっという間に奈落の底に落とされるのである。 40年以上も前の作品だが、当時のアメリカでは、既にテレビ界に対する一種の嫌悪感もあったのだろう。その流れを敏感に察知するかの如く、ルメット監督が題材にした。 個人的なことで大変恐縮だが、吾輩は今のテレビ放送にほとんど興味がない。 見る番組といえば、ニュース、プロ野球に高校野球、その他興味あるスポーツ番組と、BSの洋画くらい。民放のバラエティー番組には辟易しているし、NHKもニュース司会者が自分の意見を言うようになってきた。ただ忠実に、事実のみを報道する姿勢はどこへ消えたのだろう。 まるで水戸黄門の「この紋所」を振りかざすかのような、マスコミ(特にテレビ報道)の正義感ぶりにはウンザリしている。 間違った報道を指摘されると、判で押したようなお詫びの一言でおわり。 まあ、こういった愚痴のオンパレードが出るようでは、吾輩もまだまだ未熟者の一端ではある。 かなり横道に逸れてしまったが、「ネットワーク」に戻ろう。 視聴率挽回のために生放送中に自殺を予告するアンカーマン役で、迫真の演技を披露したピーター・フィンチ。残念ながら本作翌年の77年1月に心臓麻痺で世を去っている。 アカデミー賞で主演男優賞を受賞するも、故人としての受賞となった。 (後年の2009年、ヒース・レジャーが助演男優賞受賞の例がある) 又、視聴率アップのためには身体も投げだし、人間性をも踏みにじる敏腕プロデューサーを演じたフェイ・ダナウェイ。ニューシネマのヒロインとして時には反体制派の突っ張り女優として名を馳せたが、本作では自滅していく役どころを実に上手く演じている。 しかし、彼女がもっとも彼女らしく、いきいきとしてみえるのは、「恋多き女」を演じているときである。
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「視聴率」に翻弄されるメディア業界の闇
1976年 アメリカ映画 きっと当時としてはメディア業界にメスを入れた辛口な社会派ドラマだったと思う。 1976年というと今から44年前。元号で言うと昭和51年でクロネコヤマトの宅急便が登場し、今ではもう長寿番組である「徹子の部屋」が始まりロッキード事件が起きたのもこの年です。そう思うとこの映画は意外にも昔の作品だという事がわかります。もっと新しい映画のつもりで観ていたら携帯電話が出てこないのでへぇーっと思い調べてみました。またこの頃はテレビやラジオが全盛期だった頃なのでしょう。 あくまで架空の話ではありますが、解雇される事になったニュースキャスターが最後の生放送中に自殺予告をすることから皮肉にも番組は視聴率が回復する。それを見た新鋭で敏腕の女プロデューサーであるダイアナ(フェイ・ダナウエイ)はここぞとばかりに彼を目玉にした新番組を作る事を提案する。 その番組はたちまち人気急上昇となり、過熱して行き・・・というもの。 テレビから多くのヒット作が生まれたのも事実ですが、「視聴率」欲しさに“やらせ”等も起きたり、本来伝えるべきことを発信せずに、噓の情報を流すという事が実際にもあったようです。いや、今でもあるでしょうきっと。日本でもサクラといわれる番組があるのも事実です。 私はひたすらメディア業界の裏側に迫った話だと思っていたのでフェイ・ダナウエイとウイリアム・ホールデンの不倫がどうしても鼻に付いてしまいました。 正直言ってフェイ・ダナウエイには凛とした理性を保てる“仕事の出来る女”を演じて欲しかった。この映画でアカデミー賞主演女優賞を受賞したダナウエイの演技は凄いとは思いますが、それと同時に“痛い女”だったなというイメージ。そしてそれ以上にウイリアム・ホールデンがずるいと思ってしまいました(完全に女目線ですが)。確かにダイアナと恋愛に発展するという部分はこの映画に必要なのかもしれない。でも二人の愛のカタチは不倫でなければ描けないほど必要だったのか?と観終わってそんな事ばかり考えてしまった。 彼は奥さんに「(ダイアナに)本気になった」と言っておきながら、最終的にはそうなるんだと疑念を持ってしまう。ちゃっかり帰る場所を作ってあるワケですよ。 今までウイリアム・ホールデンに対して良いイメージがあったのに。 シンプルな作風だったら少なくとも私の中ではもっと気品のある作品となっていたと思う。 先日久し振りに観た新・刑事コロンボの中の「恋に落ちたコロンボ」の回でゲストスターとしてフェイ・ダナウエイが出演していたのがこの映画を観るキッカケになりました。
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人生の大事な事はバッグス・バニーから教わった
初めて観た。ひとつの映画から三人の俳優がアカデミー賞を獲ったのは今日までに二本しかなく、「欲望と言う名の電車(1951)」とこれだそうだ。獲ったのはフェイ・ダナウェイ、ピーター・フィンチ、ベアトリス・ストレイト。 ベアトリス・ストレイトって誰? マックス(W.ホールデン)の奥さんだ。 画面に映るのは10分も無いのではないか。 テレビというのは非常にアメリカ的なメディアだ。成功か失敗か、勝者か敗者か、が「数字」でしっかり現れる。 その数字と言うのは視聴率ではなく、お金のことだ。こんなに分かりやすいアメリカ的価値観は無い。 お金を稼ぐためには知恵もいる。リスクも取らないといけない。 この映画では知恵があって美貌もあってリスクを物ともしない野心満々の「女性」が登場する。 金を稼げるのならジェンダーで差別しない、というのもアメリカ的だ。 初めて観たが非常に分かりやすい映画だ。 マックスは奥さんにダイアナ(フェイ・ダナウェイ)との情事を打ち明けるが、奥さんに「彼女はあなたを愛しているのか」と尋ねる。 マックスは「私を愛しているかどうか分からない。彼女はテレビの申し子で、テレビに映る物だけが真実」と言う。 ここはダイアナの事を説明する大事な場面だが、英語のセリフはちょっと違う事を言っている。 「I am not sure she’s capable of any real feelings. She is television generation. She learned life from Bugs Bunny. The only reality she knows comes to her from over the TV set.」 【彼女に本物の感情があるのかどうか、私には分からない。彼女はテレビ世代なんだ。人生の大事な事はバッグス・バニーから教わった。彼女にとって現実と言うのはテレビに映る映像だけなんだ】 つまりダイアナはテレビのシナリオを作る事によって世界を支配できる、と考えている35歳なのだ。 1976年にはそういう人がいただろうなぁ、と思う。 制作会社に金を払うのも左翼過激派に金を払うのも同じ感覚。 犯罪を犯しているという自覚が無い。 今やテレビ世代は引退の時期に入っている。今生まれ育っているのはインターネット世代だ。 情報の真贋が分からないという特性はテレビより更に上だ。 インターネットはネットワーク局に配信されるのではなく、全世界に配信されてしまう。 頭が良くて世界を支配したいと考えている35歳の男女がきっとこの映画のようなことをいずれ引き起こすだろう。 そんな奴がグーグルの社内にいない事を祈る。
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いつも眺めるように観ているテレビの影響力
シドニー・ルメット監督作品なので、濃い内容の映画だろうなぁ、なんて予め覚悟を決めて臨んだこの作品。やっぱり“重た目”の社会派ドラマでした。 番組の視聴率を上げるために、こんな工作がカメラには写らない裏側で起こっていたら… そう思うと、毎日リモコンひとつで映し出されるテレビの番組のひとつひとつがどことなく意味深に見えてきそうです。 ある意味では一方的に垂れ流される情報に、「いつの間にか洗脳されていたら怖いなぁ〜」と改めてテレビの肥大化した影響力に気づかされる映画でした。
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今も昔もTVショー
投稿日:2018/04/18
レビュアー:Yohey
多分、主張したいことはあったんだろうけど、企画モノとして映画をつくりあげたら、わけわからんものが出来上がったという感じの映画。っていうか、このTV番組自体のコンセプトのブレ感がそのまんま映画になっていますね。 ですんで、面白いかと言われると・・・中身は分からんでもないけど、エンタメとしての映画と考えたときはダメです。わけわからんまま突っ走って終わっただけやもん・・・もうちょっと描きようはあったんじゃないかと思います。 まぁ、結局のところは、今も昔もTVは(映画もそうだけど)ショーだということです。それが総て。
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ユーザーレビュー
視聴率戦争の醜さ
投稿日
2017/07/22
レビュアー
趣味は洋画
マスコミの最先端、テレビ業界の表裏にうごめく人間の欲望を赤裸々に描いた、名匠シドニー・ルメットの問題作。 アメリカン・ドリームの歪んだかたちが描かれている風で、テレビドラマの黄金時代といわれた1950年代に数々の傑作をものにしたバディ・チャイエフスキーが脚本を執筆、古巣のテレビ界の変貌を冷徹な目で捉えている。 いまの日本のテレビ界にもあてはまる部分が無きにしも非ず...(後述したい) UBSネットワークのニュース・キャスター、ビール(ピーター・フィンチ)は、他のキャスターたちに人気を奪われてノイローゼになっていた。最盛期に28%だった視聴率が、目下12%という状況では無理もない。彼は生放送中に自殺を予告し、それが評判になって視聴率が好転する。 ニュース部門責任者のマックス(ウィリアム・ホールデン)はビールを引退させようとするが、女性プロデューサーのダイアナ(フェイ・ダナウェイ)は、彼の異常さをさらに利用して視聴率アップをもくろみ、一大センセーションを巻き起こしていった... 世の中何でもそうだが、やりすぎは不幸をみるし、物事には限度というものがある。 本編では女重役ダイアナの手腕によって、前述の「ビール・ショー」が大ヒット、48%という驚異的な視聴率を獲得する。だが、ビールがUBSの親会社を非難したため、あっという間に奈落の底に落とされるのである。 40年以上も前の作品だが、当時のアメリカでは、既にテレビ界に対する一種の嫌悪感もあったのだろう。その流れを敏感に察知するかの如く、ルメット監督が題材にした。 個人的なことで大変恐縮だが、吾輩は今のテレビ放送にほとんど興味がない。 見る番組といえば、ニュース、プロ野球に高校野球、その他興味あるスポーツ番組と、BSの洋画くらい。民放のバラエティー番組には辟易しているし、NHKもニュース司会者が自分の意見を言うようになってきた。ただ忠実に、事実のみを報道する姿勢はどこへ消えたのだろう。 まるで水戸黄門の「この紋所」を振りかざすかのような、マスコミ(特にテレビ報道)の正義感ぶりにはウンザリしている。 間違った報道を指摘されると、判で押したようなお詫びの一言でおわり。 まあ、こういった愚痴のオンパレードが出るようでは、吾輩もまだまだ未熟者の一端ではある。 かなり横道に逸れてしまったが、「ネットワーク」に戻ろう。 視聴率挽回のために生放送中に自殺を予告するアンカーマン役で、迫真の演技を披露したピーター・フィンチ。残念ながら本作翌年の77年1月に心臓麻痺で世を去っている。 アカデミー賞で主演男優賞を受賞するも、故人としての受賞となった。 (後年の2009年、ヒース・レジャーが助演男優賞受賞の例がある) 又、視聴率アップのためには身体も投げだし、人間性をも踏みにじる敏腕プロデューサーを演じたフェイ・ダナウェイ。ニューシネマのヒロインとして時には反体制派の突っ張り女優として名を馳せたが、本作では自滅していく役どころを実に上手く演じている。 しかし、彼女がもっとも彼女らしく、いきいきとしてみえるのは、「恋多き女」を演じているときである。
「視聴率」に翻弄されるメディア業界の闇
投稿日
2020/03/17
レビュアー
かつ
1976年 アメリカ映画 きっと当時としてはメディア業界にメスを入れた辛口な社会派ドラマだったと思う。 1976年というと今から44年前。元号で言うと昭和51年でクロネコヤマトの宅急便が登場し、今ではもう長寿番組である「徹子の部屋」が始まりロッキード事件が起きたのもこの年です。そう思うとこの映画は意外にも昔の作品だという事がわかります。もっと新しい映画のつもりで観ていたら携帯電話が出てこないのでへぇーっと思い調べてみました。またこの頃はテレビやラジオが全盛期だった頃なのでしょう。 あくまで架空の話ではありますが、解雇される事になったニュースキャスターが最後の生放送中に自殺予告をすることから皮肉にも番組は視聴率が回復する。それを見た新鋭で敏腕の女プロデューサーであるダイアナ(フェイ・ダナウエイ)はここぞとばかりに彼を目玉にした新番組を作る事を提案する。 その番組はたちまち人気急上昇となり、過熱して行き・・・というもの。 テレビから多くのヒット作が生まれたのも事実ですが、「視聴率」欲しさに“やらせ”等も起きたり、本来伝えるべきことを発信せずに、噓の情報を流すという事が実際にもあったようです。いや、今でもあるでしょうきっと。日本でもサクラといわれる番組があるのも事実です。 私はひたすらメディア業界の裏側に迫った話だと思っていたのでフェイ・ダナウエイとウイリアム・ホールデンの不倫がどうしても鼻に付いてしまいました。 正直言ってフェイ・ダナウエイには凛とした理性を保てる“仕事の出来る女”を演じて欲しかった。この映画でアカデミー賞主演女優賞を受賞したダナウエイの演技は凄いとは思いますが、それと同時に“痛い女”だったなというイメージ。そしてそれ以上にウイリアム・ホールデンがずるいと思ってしまいました(完全に女目線ですが)。確かにダイアナと恋愛に発展するという部分はこの映画に必要なのかもしれない。でも二人の愛のカタチは不倫でなければ描けないほど必要だったのか?と観終わってそんな事ばかり考えてしまった。 彼は奥さんに「(ダイアナに)本気になった」と言っておきながら、最終的にはそうなるんだと疑念を持ってしまう。ちゃっかり帰る場所を作ってあるワケですよ。 今までウイリアム・ホールデンに対して良いイメージがあったのに。 シンプルな作風だったら少なくとも私の中ではもっと気品のある作品となっていたと思う。 先日久し振りに観た新・刑事コロンボの中の「恋に落ちたコロンボ」の回でゲストスターとしてフェイ・ダナウエイが出演していたのがこの映画を観るキッカケになりました。
人生の大事な事はバッグス・バニーから教わった
投稿日
2009/01/07
レビュアー
bokensdorf
初めて観た。ひとつの映画から三人の俳優がアカデミー賞を獲ったのは今日までに二本しかなく、「欲望と言う名の電車(1951)」とこれだそうだ。獲ったのはフェイ・ダナウェイ、ピーター・フィンチ、ベアトリス・ストレイト。 ベアトリス・ストレイトって誰? マックス(W.ホールデン)の奥さんだ。 画面に映るのは10分も無いのではないか。 テレビというのは非常にアメリカ的なメディアだ。成功か失敗か、勝者か敗者か、が「数字」でしっかり現れる。 その数字と言うのは視聴率ではなく、お金のことだ。こんなに分かりやすいアメリカ的価値観は無い。 お金を稼ぐためには知恵もいる。リスクも取らないといけない。 この映画では知恵があって美貌もあってリスクを物ともしない野心満々の「女性」が登場する。 金を稼げるのならジェンダーで差別しない、というのもアメリカ的だ。 初めて観たが非常に分かりやすい映画だ。 マックスは奥さんにダイアナ(フェイ・ダナウェイ)との情事を打ち明けるが、奥さんに「彼女はあなたを愛しているのか」と尋ねる。 マックスは「私を愛しているかどうか分からない。彼女はテレビの申し子で、テレビに映る物だけが真実」と言う。 ここはダイアナの事を説明する大事な場面だが、英語のセリフはちょっと違う事を言っている。 「I am not sure she’s capable of any real feelings. She is television generation. She learned life from Bugs Bunny. The only reality she knows comes to her from over the TV set.」 【彼女に本物の感情があるのかどうか、私には分からない。彼女はテレビ世代なんだ。人生の大事な事はバッグス・バニーから教わった。彼女にとって現実と言うのはテレビに映る映像だけなんだ】 つまりダイアナはテレビのシナリオを作る事によって世界を支配できる、と考えている35歳なのだ。 1976年にはそういう人がいただろうなぁ、と思う。 制作会社に金を払うのも左翼過激派に金を払うのも同じ感覚。 犯罪を犯しているという自覚が無い。 今やテレビ世代は引退の時期に入っている。今生まれ育っているのはインターネット世代だ。 情報の真贋が分からないという特性はテレビより更に上だ。 インターネットはネットワーク局に配信されるのではなく、全世界に配信されてしまう。 頭が良くて世界を支配したいと考えている35歳の男女がきっとこの映画のようなことをいずれ引き起こすだろう。 そんな奴がグーグルの社内にいない事を祈る。
いつも眺めるように観ているテレビの影響力
投稿日
2005/11/17
レビュアー
京
シドニー・ルメット監督作品なので、濃い内容の映画だろうなぁ、なんて予め覚悟を決めて臨んだこの作品。やっぱり“重た目”の社会派ドラマでした。 番組の視聴率を上げるために、こんな工作がカメラには写らない裏側で起こっていたら… そう思うと、毎日リモコンひとつで映し出されるテレビの番組のひとつひとつがどことなく意味深に見えてきそうです。 ある意味では一方的に垂れ流される情報に、「いつの間にか洗脳されていたら怖いなぁ〜」と改めてテレビの肥大化した影響力に気づかされる映画でした。
今も昔もTVショー
投稿日
2018/04/18
レビュアー
Yohey
多分、主張したいことはあったんだろうけど、企画モノとして映画をつくりあげたら、わけわからんものが出来上がったという感じの映画。っていうか、このTV番組自体のコンセプトのブレ感がそのまんま映画になっていますね。 ですんで、面白いかと言われると・・・中身は分からんでもないけど、エンタメとしての映画と考えたときはダメです。わけわからんまま突っ走って終わっただけやもん・・・もうちょっと描きようはあったんじゃないかと思います。 まぁ、結局のところは、今も昔もTVは(映画もそうだけど)ショーだということです。それが総て。
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