アメリカの夜 / ジャクリーン・ビセット
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(38)
アメリカの夜
/フランソワ・トリュフォー
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「アメリカの夜」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
フェラン監督(F・トリュフォー)による映画が、ニースで撮影される。ノイローゼ気味のハリウッド女優や気難しい男優、妊娠がバレた新人など、問題あるスタッフをかかえて、監督の撮影もなかなかはかどらない……。タイトルの“アメリカの夜”とは、夜のシーンを昼間に撮るため、カメラにフィルターをつける撮影の技法のこと。
「アメリカの夜」 の作品情報
「アメリカの夜」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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映画に愛をこめて アメリカの夜 特別版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
207分 |
英語・日本語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語・インドネシア語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/フランス語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR11134 |
2003年06月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
13枚
|
0人
|
2人
|
英語・日本語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語・インドネシア語
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/フランス語
映画に愛をこめて アメリカの夜 特別版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
207分 |
英語・日本語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語・インドネシア語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/フランス語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR11134 |
2003年06月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:38件
とてもステキな映画です!
投稿日:2006/11/12
レビュアー:neko
皆様のレビューがとてもよいので、お楽しみにとっておいた作品。最初の3分、これって面白いのかなぁ?とふと思い、次の5分でもうワクワク入り込んでしまった映画です。
何なんでしょうね、映画の撮影現場をトリュフォー自身が監督として演じ、ドタバタした撮影風景を映し出す。それだけなのに、俳優やスタッフ、一つ一つのエピソードが軽いドラマになっていて、それをドタバタと一つ一つ優しく包み込んでいくトリュフォー監督。
私もリナさんと同じくこの映画に暖かさを感じました。
映画への愛が詰まってますね。
何故映画にこんなに惹かれるのか、何故トリュフォー監督の映画が好きなのか、この1本でなるほど・・・よく分かりました。
感動作というわけではないのに、観終わった後は何だか胸がいっぱいです。そして足取りは軽やかになりますね。
とてもいい映画です。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
映画ファンなら必見作。特典映像にビセットのインタビューあり
投稿日:2006/04/23
レビュアー:吟遊旅人
この作品じたいには、ストーリーと言えるほどのものは存在しない。ただ、映画の制作風景を再現したというだけのこと。けれどもこれが映画ファンにはたまらなくいい。映画という現実世界に虚構の異化作用を一瞬で持ち込む「カット!」という監督の叫び声、わたしなどはこの巻頭のシーンでいきなり引き込まれてしまって、もうトリュフォーの虜。あとはトリュフォー自身が演じる「監督」とすっかり同化して、映画制作の艱難辛苦を共に味わってしまった。
映画監督って本当に大変なんだとつくづく感じる。毎日毎日、山津波のように押し寄せる雑用・打ち合わせ・難問に果敢に取り組んでいかねばならない。次から次へとキャストもスタッフも問題を起こすし、プロデューサーはせっついてくるし、せっかく撮った場面が全部パアになったり、とにかく大変なことこの上ない。もうこれでお手上げかと思う場面でも監督は決して弱音を吐かないし、とにかく映画を作ることに執念を燃やす。ほんと、感動してしまう。
映画撮影の部分以外でもトラブルを起こす俳優たちの面倒まで見ないといけないなんて、監督って人望がなければやってられない。恋人に振られて自棄になり、勝手に役を降りようとする主役の若者と監督は言い争う。
「映画よりも人生だ」「人生より映画だ。私生活の悩みは誰にでもある。映画は私生活と違ってよどみなく進む」
本作にはいろんな問題を抱えた人物たちが多彩に登場し、それぞれの細かなエピソードがつづられて行く。一つ一つはたぶん、どうということもない話だけれど、それらが「映画への情熱」という糸によって繋がれ、トリュフォーの洒脱な台詞によって紡がれていくと、映画ファンの琴線をかき鳴らす堪らない作品になる。この完成度の高さ! ストーリーはよくよく考えてみればめちゃくちゃなのに、最後には大いなる満足感に浸ることができる。
映画ファン必見の作品。バッハのブランデンブルク協奏曲を彷彿させる音楽もすごくいい。「ニュー・シネマ・パラダイス」とはまた違った、映画ファンへ贈る愛の一編だ。
なお、この映画のことをとりあげて、ゴダールが『映画史1』の中でトリュフォーの悪口を書いています。なかなか面白い。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
なんやかんやゆーても映画が愛おしくて愛おしくてたまらないんす♪
午前10時の映画祭でフランソワ・トリュフォー監督の映画製作の裏側ぜーーんぶ見せます映画『映画に愛を込めて アメリカの夜』を観ました♪
ほほう♪ぜんぜん観たことなかったんやけど、なかなか面白いっすね〜♪映画製作の厳しさと楽しさが良くわかるんで、映画全体が好きな人にはたまらん映画やろねー♪
□■□■□■□■□
まぁ、特に書くことがないんすよねー・・・この映画(´艸`)
フランソワ・トリュフォー監督が・・・
むちゃくちゃしんどくて辛くて頭がおかしくなりそうで、2度と映画なんか撮るもんか!って毎回思うんやけど、それでもまた現場に戻ってきてしまうんすよねー・・・やっぱこういうことも含めて映画が愛おしくて愛おしくてたまらないんですわ〜!!!
・・・ってゆーてるだけの映画です♪(あ、もちろん自分の妄想ですけどねш(`∇´*)ш)
でまぁ、映画を通してそこまでいわれたら、なんかコッチもなんかええ感じにほっこりニンマリしてしまいますやん♪
やっぱ映画好きとしては、作りて側に"むっちゃ映画を愛してるんすよ!"って言われたらなんか涙がでそうになるくらいうれしくなりますやん・°・(ノД`)・°・
□■□■□■□■□
まぁ、ふつーの方には、なんてことない映画(もしくはわけの分からん映画)なんすけど、なんてゆーか映画好きとしてはなんともええ映画なんすよねー♪
オススメとは言いにくいんやけど、映画好きなら観て損はないかなー♪
個人的満足度 72点♪
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
そんな人間は仕事の中にしか幸福は無いんだ
トリュフォーの映画は面白いと思った事がないんですが評判が良い監督なのが解せずこれを
観てみる事にしました。
まったく面白くありません。映画の中で映画を作っている話としてはゴダールの「軽蔑」を
思い出しましたがあれは面白いです。苦手なフランス映画の中でもゴダールの中でもあれは
とても面白い。だからアメリカの夜が面白くないのはフランス映画が理由ではありません。
映画を作る人たちの日常や愛情を描いている、というのは分かります。撮影を見つめる人たち
の熱のある眼差しには物作りをする立場として共感する。ヴァレンティナ・コルナーがスタン
バイ中にソファに座って口をモグモグ動かしている姿など名演技+美貌に見とれます。そうい
うパーツは感心しますが、全体として面白いかと言うと劇中劇の製作中の映画も陳腐な内容で
完成品を観てみたいとはとても思えないし、特典で色んな人が喋っているのを聞いても「観る
たびに新しい発見がある」とか言うけど、レビューを読んでもどこがどう面白いと説明してい
るものは見つからずなんだか「観れば分かる」という非論理的な説明で拒否されてしまう。
分からん。と思っていたが、ふと気がついた。例えばオペラファンがオペラ製作の舞台裏を
観ることができてネトレプコ(ソプラノ歌手)が何か喋ったりすればそれはそれはオペラ自身
じゃないのに楽しく興味深く嬉しい気持ちで拝見できる事は想像に難くありません。この映画
は映画ファンのためのそういう作品なんだな。映画ファンでなければ愉しさは共有できない。
そう考えると合点が行きました。映画ファンに捧げる映画なんだなぁ。
監督の姿は興味深いです。失恋した主演男性を仕事に戻す為にこんな事を言う。
「我々は私生活より映画作りに人生を捧げる。そんな人間は仕事の中にしか幸福は無いんだ」
これは真剣に言っているんだが慰めの言葉ではないだろう…。ムチャクチャ(笑)だ。
そういう人たちの世界を描いている。感じるものが無いのはまあ当然だ。
観てみて分かるのは危機を乗り越えるときにいつも活躍しているのは監督ではなくてスクリプ
ターの女の子(ナタリー・バイエ)じゃないか。あの子がいなかったらこのプロジェクトはご破
算である。メガネをかけて「恋より仕事よ」とか言ったと思うが、映画オタクぶりが可愛い。
モデルがいるんだろうな、と思ったが特典を聞くとシュザンヌ・シフマンという女性らしい。
どういう人か知らないが、きっとトリュフォーには映画作りに無くてはならない存在の人だっ
たのだろうと思った。
ロジェ・バディムがこういう映画を作っていたら私は面白く観ただろうなぁ。
あと英国の保険屋のおじさんはグレアム・グリーンだ。動いている姿を初めて見ました。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
映画は愉しい
黒沢清は演技指導をしないことで有名らしいが、本人が語るその理由というのがいかにも黒沢清らしくて面白い。曰く、「(脚本や演技が)何故と聞かれても、監督だってわからないことはわからないのだ」、「演出家じゃなくて監督なんだから演技指導しなくたって構わないじゃないか」
確かに監督と言えば演技指導をする人間だと一般的には素朴に信じられているだろうし、事実、テレビの世界では監督という名称(職制)ではなく演出(家)と呼ばれることが一般的だ。さすがに映画監督となれば、フレーミングやカット割りと言った更に広義の「演出」もその役割とすると誰もが認識しているだろうけど、逆に言えばそこまで。映画を一つの作品として作り上げるための責任者であり権利を持つ者が監督である、と思っているのが一般的な見方だろう。
しかし、『アメリカの夜』はこのような認識が一面的なものでしかないことを実感的に知らしめてくれる。大道具や小道具の指示決定はもちろんのこと、衣装合わせやキャスティング、さらには俳優のスケジュールや資金繰りにまつわることまで、まさしく縦横無尽の活躍をしている、せざるを得ないのが監督なのだ。これは、プロデューサーが多くの権限を握るアメリカとは異なり、監督の権限が非常に強いヨーロッパ(および日本の一部)だからこそという事情もあるだろうが、監督が果たすべき責務が非常に広く多いと言う点に関しては映画制作における原則と言えるだろう。
映画制作そのものを題材とした『アメリカの夜』においてもこうした事情は如実に反映されており、それどころか劇中劇や俳優達のドラマ部分を除くと細々とした事柄に監督が忙殺されている様ばかりが描かれており、演技指導やフレーミングの決定など演出的なシーンは殆ど出てこないのだ。ゴダール等と共にかつてアレクサンドル・アストリュックの『カメラ万年筆論』を理論的な背景にしながら「作家主義」を唱えていたトリュフォーならば、小津安二郎やストローブ=ユイレのようなフレーミングへのこだわりや、ジャン・ルノワールがそうしたであろう俳優の生のままの素材を活かすための演出術が提示されてもおかしくないはずなのに、トリュフォーは細々とした些事に惑わされ、でもそれを楽しんでいるかのような自分が扮する監督およびキャストやスタッフの姿を淡々と撮り続ける。そして、そんな姿がとても愉しく、美しいと思う。
思えばトリュフォーには手法的なこだわりや厳密さがさほど無く、作品毎に異なったスタイルを展開している。ゴダールはもちろんのこと、リヴェットやロメールがかなりはっきりしたスタイルの統一性を保っているのとは対照的と言えるだろうが、これこそがトリュフォーの本質であり取り柄と言えるのかもしれない。理屈なんかどうでもいいし、統一的な独自性なんてものだってなくても構わない。映画はこの上なく愉しいものなのだから、愉しければそれで良いのだ。『アメリカの夜』からひしひしと伝わってくるこんなメッセージは、「映画はエンターテイメントだから」と言う口上と共に良く耳にする「楽しければそれでいい」と言う「意見」と一見似ているようだが、いわゆるエンターテイメント作品が与えてくれるものと『アメリカの夜』がもたらすものとが本質的には異なっているように、似て非なるものと言えるだろう。もちろん、それが何なのか、どうしてなのかは言わない、いや言えない。何故なら、言えないからこそ制作者達は映画を創り、私たちは映画を観ているのだし、天国にいるトリュフォーに問いかけたところで「監督だってわからないことはわからないのだ」と言う返事が戻ってくるだけだろう。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
とてもステキな映画です!
投稿日
2006/11/12
レビュアー
neko
皆様のレビューがとてもよいので、お楽しみにとっておいた作品。最初の3分、これって面白いのかなぁ?とふと思い、次の5分でもうワクワク入り込んでしまった映画です。
何なんでしょうね、映画の撮影現場をトリュフォー自身が監督として演じ、ドタバタした撮影風景を映し出す。それだけなのに、俳優やスタッフ、一つ一つのエピソードが軽いドラマになっていて、それをドタバタと一つ一つ優しく包み込んでいくトリュフォー監督。
私もリナさんと同じくこの映画に暖かさを感じました。
映画への愛が詰まってますね。
何故映画にこんなに惹かれるのか、何故トリュフォー監督の映画が好きなのか、この1本でなるほど・・・よく分かりました。
感動作というわけではないのに、観終わった後は何だか胸がいっぱいです。そして足取りは軽やかになりますね。
とてもいい映画です。
映画ファンなら必見作。特典映像にビセットのインタビューあり
投稿日
2006/04/23
レビュアー
吟遊旅人
この作品じたいには、ストーリーと言えるほどのものは存在しない。ただ、映画の制作風景を再現したというだけのこと。けれどもこれが映画ファンにはたまらなくいい。映画という現実世界に虚構の異化作用を一瞬で持ち込む「カット!」という監督の叫び声、わたしなどはこの巻頭のシーンでいきなり引き込まれてしまって、もうトリュフォーの虜。あとはトリュフォー自身が演じる「監督」とすっかり同化して、映画制作の艱難辛苦を共に味わってしまった。
映画監督って本当に大変なんだとつくづく感じる。毎日毎日、山津波のように押し寄せる雑用・打ち合わせ・難問に果敢に取り組んでいかねばならない。次から次へとキャストもスタッフも問題を起こすし、プロデューサーはせっついてくるし、せっかく撮った場面が全部パアになったり、とにかく大変なことこの上ない。もうこれでお手上げかと思う場面でも監督は決して弱音を吐かないし、とにかく映画を作ることに執念を燃やす。ほんと、感動してしまう。
映画撮影の部分以外でもトラブルを起こす俳優たちの面倒まで見ないといけないなんて、監督って人望がなければやってられない。恋人に振られて自棄になり、勝手に役を降りようとする主役の若者と監督は言い争う。
「映画よりも人生だ」「人生より映画だ。私生活の悩みは誰にでもある。映画は私生活と違ってよどみなく進む」
本作にはいろんな問題を抱えた人物たちが多彩に登場し、それぞれの細かなエピソードがつづられて行く。一つ一つはたぶん、どうということもない話だけれど、それらが「映画への情熱」という糸によって繋がれ、トリュフォーの洒脱な台詞によって紡がれていくと、映画ファンの琴線をかき鳴らす堪らない作品になる。この完成度の高さ! ストーリーはよくよく考えてみればめちゃくちゃなのに、最後には大いなる満足感に浸ることができる。
映画ファン必見の作品。バッハのブランデンブルク協奏曲を彷彿させる音楽もすごくいい。「ニュー・シネマ・パラダイス」とはまた違った、映画ファンへ贈る愛の一編だ。
なお、この映画のことをとりあげて、ゴダールが『映画史1』の中でトリュフォーの悪口を書いています。なかなか面白い。
なんやかんやゆーても映画が愛おしくて愛おしくてたまらないんす♪
投稿日
2010/03/04
レビュアー
KASPAR
午前10時の映画祭でフランソワ・トリュフォー監督の映画製作の裏側ぜーーんぶ見せます映画『映画に愛を込めて アメリカの夜』を観ました♪
ほほう♪ぜんぜん観たことなかったんやけど、なかなか面白いっすね〜♪映画製作の厳しさと楽しさが良くわかるんで、映画全体が好きな人にはたまらん映画やろねー♪
□■□■□■□■□
まぁ、特に書くことがないんすよねー・・・この映画(´艸`)
フランソワ・トリュフォー監督が・・・
むちゃくちゃしんどくて辛くて頭がおかしくなりそうで、2度と映画なんか撮るもんか!って毎回思うんやけど、それでもまた現場に戻ってきてしまうんすよねー・・・やっぱこういうことも含めて映画が愛おしくて愛おしくてたまらないんですわ〜!!!
・・・ってゆーてるだけの映画です♪(あ、もちろん自分の妄想ですけどねш(`∇´*)ш)
でまぁ、映画を通してそこまでいわれたら、なんかコッチもなんかええ感じにほっこりニンマリしてしまいますやん♪
やっぱ映画好きとしては、作りて側に"むっちゃ映画を愛してるんすよ!"って言われたらなんか涙がでそうになるくらいうれしくなりますやん・°・(ノД`)・°・
□■□■□■□■□
まぁ、ふつーの方には、なんてことない映画(もしくはわけの分からん映画)なんすけど、なんてゆーか映画好きとしてはなんともええ映画なんすよねー♪
オススメとは言いにくいんやけど、映画好きなら観て損はないかなー♪
個人的満足度 72点♪
そんな人間は仕事の中にしか幸福は無いんだ
投稿日
2011/04/19
レビュアー
bokensdorf
トリュフォーの映画は面白いと思った事がないんですが評判が良い監督なのが解せずこれを
観てみる事にしました。
まったく面白くありません。映画の中で映画を作っている話としてはゴダールの「軽蔑」を
思い出しましたがあれは面白いです。苦手なフランス映画の中でもゴダールの中でもあれは
とても面白い。だからアメリカの夜が面白くないのはフランス映画が理由ではありません。
映画を作る人たちの日常や愛情を描いている、というのは分かります。撮影を見つめる人たち
の熱のある眼差しには物作りをする立場として共感する。ヴァレンティナ・コルナーがスタン
バイ中にソファに座って口をモグモグ動かしている姿など名演技+美貌に見とれます。そうい
うパーツは感心しますが、全体として面白いかと言うと劇中劇の製作中の映画も陳腐な内容で
完成品を観てみたいとはとても思えないし、特典で色んな人が喋っているのを聞いても「観る
たびに新しい発見がある」とか言うけど、レビューを読んでもどこがどう面白いと説明してい
るものは見つからずなんだか「観れば分かる」という非論理的な説明で拒否されてしまう。
分からん。と思っていたが、ふと気がついた。例えばオペラファンがオペラ製作の舞台裏を
観ることができてネトレプコ(ソプラノ歌手)が何か喋ったりすればそれはそれはオペラ自身
じゃないのに楽しく興味深く嬉しい気持ちで拝見できる事は想像に難くありません。この映画
は映画ファンのためのそういう作品なんだな。映画ファンでなければ愉しさは共有できない。
そう考えると合点が行きました。映画ファンに捧げる映画なんだなぁ。
監督の姿は興味深いです。失恋した主演男性を仕事に戻す為にこんな事を言う。
「我々は私生活より映画作りに人生を捧げる。そんな人間は仕事の中にしか幸福は無いんだ」
これは真剣に言っているんだが慰めの言葉ではないだろう…。ムチャクチャ(笑)だ。
そういう人たちの世界を描いている。感じるものが無いのはまあ当然だ。
観てみて分かるのは危機を乗り越えるときにいつも活躍しているのは監督ではなくてスクリプ
ターの女の子(ナタリー・バイエ)じゃないか。あの子がいなかったらこのプロジェクトはご破
算である。メガネをかけて「恋より仕事よ」とか言ったと思うが、映画オタクぶりが可愛い。
モデルがいるんだろうな、と思ったが特典を聞くとシュザンヌ・シフマンという女性らしい。
どういう人か知らないが、きっとトリュフォーには映画作りに無くてはならない存在の人だっ
たのだろうと思った。
ロジェ・バディムがこういう映画を作っていたら私は面白く観ただろうなぁ。
あと英国の保険屋のおじさんはグレアム・グリーンだ。動いている姿を初めて見ました。
映画は愉しい
投稿日
2006/12/06
レビュアー
parole
黒沢清は演技指導をしないことで有名らしいが、本人が語るその理由というのがいかにも黒沢清らしくて面白い。曰く、「(脚本や演技が)何故と聞かれても、監督だってわからないことはわからないのだ」、「演出家じゃなくて監督なんだから演技指導しなくたって構わないじゃないか」
確かに監督と言えば演技指導をする人間だと一般的には素朴に信じられているだろうし、事実、テレビの世界では監督という名称(職制)ではなく演出(家)と呼ばれることが一般的だ。さすがに映画監督となれば、フレーミングやカット割りと言った更に広義の「演出」もその役割とすると誰もが認識しているだろうけど、逆に言えばそこまで。映画を一つの作品として作り上げるための責任者であり権利を持つ者が監督である、と思っているのが一般的な見方だろう。
しかし、『アメリカの夜』はこのような認識が一面的なものでしかないことを実感的に知らしめてくれる。大道具や小道具の指示決定はもちろんのこと、衣装合わせやキャスティング、さらには俳優のスケジュールや資金繰りにまつわることまで、まさしく縦横無尽の活躍をしている、せざるを得ないのが監督なのだ。これは、プロデューサーが多くの権限を握るアメリカとは異なり、監督の権限が非常に強いヨーロッパ(および日本の一部)だからこそという事情もあるだろうが、監督が果たすべき責務が非常に広く多いと言う点に関しては映画制作における原則と言えるだろう。
映画制作そのものを題材とした『アメリカの夜』においてもこうした事情は如実に反映されており、それどころか劇中劇や俳優達のドラマ部分を除くと細々とした事柄に監督が忙殺されている様ばかりが描かれており、演技指導やフレーミングの決定など演出的なシーンは殆ど出てこないのだ。ゴダール等と共にかつてアレクサンドル・アストリュックの『カメラ万年筆論』を理論的な背景にしながら「作家主義」を唱えていたトリュフォーならば、小津安二郎やストローブ=ユイレのようなフレーミングへのこだわりや、ジャン・ルノワールがそうしたであろう俳優の生のままの素材を活かすための演出術が提示されてもおかしくないはずなのに、トリュフォーは細々とした些事に惑わされ、でもそれを楽しんでいるかのような自分が扮する監督およびキャストやスタッフの姿を淡々と撮り続ける。そして、そんな姿がとても愉しく、美しいと思う。
思えばトリュフォーには手法的なこだわりや厳密さがさほど無く、作品毎に異なったスタイルを展開している。ゴダールはもちろんのこと、リヴェットやロメールがかなりはっきりしたスタイルの統一性を保っているのとは対照的と言えるだろうが、これこそがトリュフォーの本質であり取り柄と言えるのかもしれない。理屈なんかどうでもいいし、統一的な独自性なんてものだってなくても構わない。映画はこの上なく愉しいものなのだから、愉しければそれで良いのだ。『アメリカの夜』からひしひしと伝わってくるこんなメッセージは、「映画はエンターテイメントだから」と言う口上と共に良く耳にする「楽しければそれでいい」と言う「意見」と一見似ているようだが、いわゆるエンターテイメント作品が与えてくれるものと『アメリカの夜』がもたらすものとが本質的には異なっているように、似て非なるものと言えるだろう。もちろん、それが何なのか、どうしてなのかは言わない、いや言えない。何故なら、言えないからこそ制作者達は映画を創り、私たちは映画を観ているのだし、天国にいるトリュフォーに問いかけたところで「監督だってわからないことはわからないのだ」と言う返事が戻ってくるだけだろう。
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(C)1973 Warner Bros. Entertainment Inc. ※こちらはイメージ画像になります。