バトルクリーク・ブロー

ジャッキーの記念すべきハリウッド進出作品だけど、完全な失敗に終わった感じがするのが、残念に思える作品。
如何しても、ジャッキーのアクションが中途半端に思えて、ストーリーも「こんなんでいいの？」って感じに思えるが、しかしローラー・スケート・レースのシーンでのアクロバットの連続や、ラストの強敵の白人プロ・ファイター“キッス”との闘いのシーンは、なかなか良かった。

ストーリーは単純明快。
あってないようなものです。
ジャッキーの全米初主演作品を楽しもう・・・ってモチベーションで観る。
それ以外は必要ありません。
ジャッキーが若いですねぇ。
カワイイです。
そしてカッチョイイです。
筋肉もエナジーが漲っている。
キレキレです。
要はジャッキーが、大きな敵と闘う。
それが見せ場です。
しかし、敵が木偶の坊ばかりでねぇ・・・
ただ大きいだけとか・・
ただ筋肉あるだけとか・・・
見た目重視。
インパクト重視で、全然ジャッキーが負けそうな感じじゃない。
いわゆるひとつのアメリカンって感じの敵ばかり。
ハラハラしません。
明らかに、ひとりだけ達人オーラが出てる（笑）
だから、純粋な「バトル・クリーク」でのバトルよりは、それまでの修行シーンや、冒頭のギャングとのコミカルなバトルのほうが見応えあります。
こういうのはジャッキーの独壇場。
この作品はジャッキー映画らしからぬ音楽が起用されている。
オサレな音楽。
オサレ・ミュージックにジャッキー。
その違和感が結構たまらない。
ジャッキー扮するジェリーの普段の服装もオサレです。
あの帽子が凄く似合ってました。
でもやっぱし一番似合うのは「拳法着」って言うんですかね。
ジャケット写真にも出てるコレが一番ですね。
今回は珍しいお色気シーンもあり。
ソフトのソフトのソフトエロってくらい健全ですが。
ジャッキーが演じると全然いやらしくない。
めちゃくちゃカワイイです。
チューするとことか。

そういえば・・・
ジャッキーがバトル・クリークに出場しなければならなくなった理由。
それをラストで、あまりにもアッサリと片付ける強引さというか、なんというか・・・・
ソコはしょるかい！！！って、笑ってしまいます。
んなこたどーでもいいってか♪

ジャッキーの師匠役の方。
ロンブーの亮に似ている。
兄の偽花嫁のインパクトも凄い。

結論。
やはりジャッキー映画は香港産。
それに限ります。
ハリウッド産は味が薄い。
調理方法を良くわかってないですね。

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全体的に評価がよくないですが、ストーリーは単純ですが見せ場は多くて面白いと思います。
「燃えよドラゴン」は大ヒットしましたが、基本的にカンフー映画やアジア映画に飛びつかないアメリカで興行的に失敗だっただけであり、ジャッキーの映画としては他の映画と遜色なくいい映画です。

特に映画館の中でのナイフとの対決などはイイ！！です。
格闘技トーナメントの中でもジャッキーならではの面白い技、奇抜な技がたくさん出てきます。

一回は観ても良いのでは。設定が短絡的だし、やっぱり無理が有り、あまりお薦めはしないです。ジャッキーはもちろんその他のアクションもジャッキー本人が手がけていますが、もっと他に良いものが有りますよ。いまいち。

中途半端にハリウッドな作り？が、ジャッキーの個性もアクションも薄めてしまっています。
この映画にもアクションの見どころはありますけど、それはすべてのジャッキー映画に共通していえること。
これを見るくらいなら、80年代香港アクション映画の完成型ともいえる「プロジェクトＡ」やジャッキー拳法映画の傑作「酔拳」をみたほうがいいです。
ジャッキー映画コンプリート目指している人以外には、お勧めできません。