レポゼッション・メン

格闘シーンの出来がけっこう良かった。
ちょっとした動作の一つ一つがスパッときれいに決まり、
何度も巻き戻ししながら楽しむことができました。

反体制というか、明らかに嫌な感じの世の趨勢に抗う…といった
いかにも高尚な映画らしいテーマを「単なる建前」だと見なすことで、
これは一種のスプラッター映画なんだと思うことができます。
近未来スプラッターとして見ればなかなか斬新な映像でした。

僕は嫌いじゃない。

感動したり、泣いたりしたいのなら不向き。
オチに関しては、怒り狂う人も多いと思う。

でも、ピリッとした格闘・戦闘シーンが見られて、
「うわ痛そう」「きゃー血だらけ」と思いきり悲鳴をあげられて、
最後に「は！なにそれ？」というオチまで用意されているんだから、大したもの。

もしも『ワインを持ちよってＢ級映画を鑑賞するパーティ』に誘われたら、
この映画を持っていってもいいかな…と思います。
みんなが「は！なにこれ？」と怒っても、
「だからＢ級だって言ったじゃない」の一言で済ませられます。

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主人公の仕事は回収屋…、
何を回収するのかというと……、人間の臓器！？！？
要するに、＜回収する＝人を殺す＞という、ちょっと奇抜なストーリー…。

変わったストーリーに、最後まで見れるんだけど…、
ノンストップな感じではなかった。
所々で、ダレた…。

何ていうんだろう…
ハードボイルド、哀愁、残虐、ブラックコメディ、エロさ、命………
いろんな要素がグチャグチャしてて……
見てるだけで疲れしてしまった…… (^ ^;)

＊＊＊＊＊以下ネタバレ＊＊＊＊＊
ラストは、やっぱり〜という結末だった。
（あまりにも伏線はりすぎ…）
でも、これ以上にない結末だった。

さんざん人を殺してきた主人公がハッピーエンドってのも変だし、
かといって、回収されて（死んで）終わりってのも寂しいし……
まさに、これしかない！という…、納得いく結末でした。

中盤の流れはいまいちだったけど、
奇抜な出だしとラストの締め方は好きです (*^ ^*)

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もうちょっとレビューを見てから借りれば良かったな〜・・

最初は良かったんですよ？
透明の白衣？を着て作業したり、勤めている人工臓器会社の設定とか・・
あらすじで、主人公も人工臓器になってしまうことは覚えていたのでどういう風にストーリーが展開していくのか
それはもう楽しみに観ていたんですが、
段々と主人公のジュード自身がちょっとふざけたナレーション入れてきて、気絶した時の話しがフラッシュバックしたりして、
「なーんか違和感あるなー」といぶかしげに感じ始めて、違う意味でドキドキしてきて(苦笑)
結果、一緒に逃亡することになった歌手の女の人にキスしたトコで私の中で終了でしたね(^-^;)

何かそこからはもう、「おい、家族はどうした」とか「競馬で当てて支払うキャラなの？」とか「やたら音楽が仰々しいな」とか気が散り始め、
女の人は車の中で笑いながら膝直しちゃったり、ちょっと残虐すぎる襲撃シーンとか、「装置に細工したのは俺だ、フハハ」て
もー、なんじゃーい！と思いながらやっとのことでラストまで観ました。

主人公が文章を書くちょっとシリアスな感じが、いわゆる私の期待してたこの映画でしたね(-_-)

まぁもう呆れて観てましたが、最後エンドロールで「THE UNION 支払いなき人工臓器は回収します」てのが出てきた時不覚にも笑ってしまいました(^-^;)
「しつこいよ！」て(笑)

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最初は“ジュード・ロウがＳＦやるって事はまたまた「A.I.」の時の様にまるで蝋人形の様な形相で出てくるのかっ！？”って思ってしまったのだけど、今回はとても人間臭い役柄で良かったわぁ〜〜。
ま、相方であるフォレスト・ウィッテカーは相変わらず嫌いな顔でしたが。。。
コイツってどう見ても悪人顔だと思うので、いい人役やられると逆にキモイんだよね。
今回もいい人そうにしてたけど、観てて全然信じられなかった（絶対に裏があるぞぉ！）もんね。

ストーリーは単純に言うと悪徳ローン会社の敏腕取立人がいつの間にか自分自身も借金を背負ってしまったぁーーーっ！！
って話なんだけど、設定が人工臓器ってところがホントに近い未来にありそうな気配ムンムンだったので、ＳＦだけどすごく現実的でもあったので楽しめた。

最後のシーンは賛否両論ある様ですが、あたしは「否」かなぁ〜〜
つか、あのラストだったらあと３０分延ばせばどうにか決着つくだろう。。。と思うわけですよ。
最後の最後をあんなにあやふやな感じで終わらせるってのはパート２作る気満々としか思えないのよね。

日々、子育てに追われ、気が付きゃ子供と一緒に爆睡。。。
たまには自分の時間もほしい！ってなわけで、久々にのんびり夜の鑑賞会とあいなったのであります。
紅茶を入れて〜ケーキを用意して〜ＤＶＤスタート！
ケーキを一口パクリ♪
。。。。冒頭、いきなりブラック。。。
口に入れたケーキが妙にモソモソ感じられる。
まるっきりうまくないケーキだった。。。
いやいや、正直、こういうグロいの苦手なの。
最初の３０分で消すべきかどうか本気で悩んだ。
絶対、面白くなるはずだ！と自分に言い聞かせ鑑賞を続ける。
あれれ。グロいのが嫌いだから苦痛なのか？
これって面白い？
うーん。正直、微妙です。
どうしても、【自業自得】【因果応報】【後の祭り】という言葉がグルグル回って感情移入が出来ない。
唯一、感情移入できるとしたら奥さんか。私だってあんなダンナ嫌だ。
主人公に関して言えば、自身の事故により回収業が出来なくなったというくだりはわかるが、人間、こんなに【良い人】になるのだろうか。【目が覚める】なんて事が本当に有り得るのだろうか。
正直、ちょっと嘘くさい？
ＳＦにリアリティーを求めちゃいけないのかもしれないけど、あまりにも絵空事では引いてしまうのも事実。
ひたすらブラックに徹していて、逆に笑えなくもないが、ここは好みの分かれるところでしょうね。
個人的には、ジュード・ロウの額の後退が気になって仕方がなかった。。。