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ニトラム/NITRAM

ニトラム/NITRAMの画像・ジャケット写真

ニトラム/NITRAM / ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ

全体の平均評価点: (5点満点)

8

ニトラム/NITRAM /ジャスティン・カーゼル

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「ニトラム/NITRAM」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

1996年に起こったオーストラリア史上最悪の無差別銃乱射殺人事件を描く実録サスペンス。閉鎖的なコミュニティで暮らす青年は名前を逆さ読みした「NITRAM(ニトラム)」という蔑称で呼ばれ、馬鹿にされていた。ある日、彼はヘレンという女性と出会い…。

「ニトラム/NITRAM」 の作品情報

作品情報

製作年:

2021年

製作国:

オーストラリア

原題:

NITRAM

「ニトラム/NITRAM」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全8件

マーティン(MARTIN)を突き動かしたもの ネタバレ

投稿日:2022/09/05 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

1996年、オーストラリア・タスマニア島で起きた「ポート・アーサー事件」。
犯人のマーティン・ブライアントの、事件を起こすまでの日々を描く。
「ポート・アーサー事件」とは、銃免許もない知的障害者のマーティンが、セミオートマチックのライフルなどを使用し無差別に発砲、死者35人、負傷者15人というオーストラリア史上最多の被害者を出した事件。
ウィキによると「きょうはジャップ(日本人)が少ない」とつぶやいたという事だから
1996年(つい26年前)にそんなに日本人を嫌っていたのかとちょっと悲しい・・。

みんなは主人公のマーティン(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)のことをニトラムと呼んでいる。
これはマーティン(MARTIN)の綴りを逆さまから読んだもの。
彼にとって蔑称であり、そんなふうに呼ばれることを嫌がっていた。

彼はサーフボードが欲しくて芝刈りのバイトをするが、そこでヘレンと知り合う。
ヘレンは、マーティンに優しく、「素直で一生懸命だ」と褒める。
(感情をコントロールできず爆発したら手に負えない、と突き放した目で見ている母親は、
ヘレンと付き合う事を許すが、すぐダメになると見ている)
(父親はマーティンを愛してる。海沿いのコテージを買って、二人で経営しようと夢を語る)
昔、女優だったというヘレンは、何匹もの犬を飼い、大きな屋敷で暮らしていた。
お互い、孤独で純真な心が惹かれ合ったのだろうか。
だが、自動車免許も持たないマーティンが、助手席でヘレンのハンドルに手を出し、
事故を起こしてヘレンは他界してしまう。重症のマーティンは、
「ヘレンが居眠りをしていた」と病院のベッドで証言。
やがてマーティンは、資産家だったヘレンが残したお金と屋敷(犬は住宅街に放置)を
受け継ぐ。

父親が希望していた物件のコテージは別の購入者が決定してしまい、落胆する父。
マーティンはスポーツバッグに紙幣を詰め、コテージを譲ってくれと詰め寄るが
拒否される。
数日後、父の遺体が沼で見つかった。
地元の銃器販売店は、銃免許もなく高額な銃をたくさん購入するマーティンに
ホイホイ売りつけ通報もしない。

「ポート・アーサー事件」が、なぜ起きたかという点に答えを出す映画ではないが、
もし、ヘレンがお金を残さなかったら・・、父が自殺しなかったら・・と考えてしまう。
映画は、マーティンをかんしゃくもちで短絡的ではあるが、サイコパスやサディストのようには描いていない。気持ちが伝わらなくてちょっと悔しそうな顔をする時は可愛いくらいだ。

だが、50人の死者を出した、大量殺人である。観光地なので他国の人もいたはずだ。
遺族の方たちはまだ、悲しみと戦っているだろう。
その辺のフォローはちゃんとされているのか。エンディングでも弔慰は伝わってこなかったので、そこはもっと気を使ってほしかったと思う。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

一体どうすればよかったのか ネタバレ

投稿日:2022/10/16 レビュアー:kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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監督:ジャスティン・カーゼル(2021年・豪・112分)
原題:Nitram

本作は、1996年4月28日の午後、オーストラリア・タスマニア島ポート・アーサーで起きた大量殺人事件を題材にしている。事件そのものよりも犯人マーティン・ブライアントの子供時代から、事件当日までの経過に焦点が当てられている。
因みに、タイトルの「NITRAM」は、犯人の名前の綴り(Martin)を逆から読んだもの。この蔑称で呼ばれることに、彼は傷ついていた。

冒頭は、主人公マーティンの子供時代。家の中で花火に火を点け火傷を負って入院している。テレビの取材が来て、「もう花火には懲りてやめる?」の質問に「懲りたけど、花火はやるよ」と答えていた。
次のシーンは成長後のマーティン(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)。相変わらず花火で遊び、近所から苦情が来ている。マーティンの母(ジュディ・デイヴィス)は彼に手を余し、父(アンソニー・ラパーリア)は息子をありのままに受け入れようとしている。
冒頭のシーンでは、“懲りない子供”という印象だったが、成長後の彼からは違和感(普通ではないもの)を感じた。会話は成立するが自己中心的で、感情をコントロール出来ていない。医者から処方された薬(抗うつ薬)に(特に母親が)頼っている。
父は息子と一緒に民宿を経営する計画を立てており、気に入った物件を見つけた。銀行の融資も決まり、あとは契約の事務手続きをする段取りになっていたが、売り主にもっと良い条件を提示した他の夫婦の手に渡ってしまった。父はすっかり意気消沈してしまう。父もマーティンも「横取りされた」と感じている。

マーティンは、サーフボードを買うお金が足りなくて、芝刈りのバイトを始める。偶々訪ねた先に、元女優で裕福なヘレンという中年女性がいて、仕事をさせて貰うことになった。両親との生活に息苦しさを感じていたマーティンは、自分に理解を示すヘレンに依存し勝手に同居を決める。
マーティンの問題行動に気づいていたヘレンだったが、彼女の寛容さが仇(あだ)となって亡くなってしまう。マーティンが彼女の家や大金を相続したことも「事件」へと繋がって行く要因になった思う。
ある日、スコットランドの小学校で銃乱射事件が発生したとのニュースが報じられる。無差別殺人の犯人とされる男は「はみ出し者、孤独者、変わり者、奇人・・・」と描写され、マーティンは自身とその犯人を重ね合わせたのではないだろうか。そして、同様の事件を起こした。
35人を死亡させ、23人を負傷させたたポート・アーサー事件である。

劇中、マーティンが銃を買いに行く様子も描かれていたが、それはスコットランドの小学校の事件が起こるより前だった。この時点での問題は、銃器店側がマーティンが銃免許を持っていないことを知っているのに売ったことだ。
この事件を機にオーストラリアの銃規制が見直され、事件の12日後には全州が銃規制法に合意したという。このスピード感は素晴らしいと思うが、問題は「銃の規制」だけだろうか。
実際の事件の犯人マーティン・ブライアントは、知能テストの結果は平均以下だったそうだ。しかし、事前に現場を下見をしていることなどから、精神鑑定では「責任能力あり」と判断されたそうだ。
世の中にマーティンのような人物はごまんといるだろう。精神不安定、コミュニケーションが苦手、感情のコントロールが出来ない。それが成長のどの段階で顕著になり、親や家族などに認識されるのか分からないけれど、彼らはどうにかしたいと考えたはずだ。病院に行ったり、カウンセリングを受けたり、本を読み漁ったりして。
改善も見られず、策も無く、途方に暮れるしかないのだろうか。父は、母は、教師は、医師は、一体どうすべきだったのだろうか。それは、これからもずっと考えて行くべき課題なのだと思う。
   **     **     **     **
マーティンを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズは、難役を見事に演じ切ったと思う。正常と異常の境目、ボーダー上にいる主人公を見事に体現してみせた。

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何故彼は無差別殺人をしたのか ネタバレ

投稿日:2022/10/04 レビュアー:飛べない魔女

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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精神障害のあるマーティン・ブライアント。
人と違うことで、バカにされたり
その行動を迷惑がられたり
世間が彼を理解することは難しい。
ニトラム(MARTINを逆さまにした彼の呼び名)と呼ばれたこの男が
20人を殺し、12人の重軽傷者を出すという最悪の犯行に至るまでの
経緯を細かく描いていく。

『息子はいい子なのよ』
母親はそう彼を擁護するが、息子への愛情は薄いように思えた。
父親はなんとか息子をまともにしようと
民宿を購入して一緒に経営するという目標をもっていた。
彼の唯一の理解者は父親だけだったのだろう。
その父親の挫折と死が、彼に引き金を引くことを決意させる。
年上の金持ちの女性・ヘレンと出会ったことも
この事件を起こすきっかけを作ってしまったのかもしれない。

この事件でオーストラリアでの銃規制の法律が出来たという。
銃所持の許可書もないマーティンに、
ほいほいとライフルだとの拳銃だのと
まるで野菜を売るように気軽に売る店には驚きだった。
もちろん事件を起こした本人が一番悪いのだが
そこに至るまでの経緯をみると
家族や社会の責任も大きいことを感じずにはいられなかった。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

ニトラム/NITRAM

投稿日:2022/11/15 レビュアー:洋画2000本鑑賞済

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毎日絶望して生きている

投稿日:2022/09/25 レビュアー:daichan

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1〜 5件 / 全8件

ユーザーレビュー

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マーティン(MARTIN)を突き動かしたもの

投稿日

2022/09/05

レビュアー

くまげらの森

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1996年、オーストラリア・タスマニア島で起きた「ポート・アーサー事件」。
犯人のマーティン・ブライアントの、事件を起こすまでの日々を描く。
「ポート・アーサー事件」とは、銃免許もない知的障害者のマーティンが、セミオートマチックのライフルなどを使用し無差別に発砲、死者35人、負傷者15人というオーストラリア史上最多の被害者を出した事件。
ウィキによると「きょうはジャップ(日本人)が少ない」とつぶやいたという事だから
1996年(つい26年前)にそんなに日本人を嫌っていたのかとちょっと悲しい・・。

みんなは主人公のマーティン(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)のことをニトラムと呼んでいる。
これはマーティン(MARTIN)の綴りを逆さまから読んだもの。
彼にとって蔑称であり、そんなふうに呼ばれることを嫌がっていた。

彼はサーフボードが欲しくて芝刈りのバイトをするが、そこでヘレンと知り合う。
ヘレンは、マーティンに優しく、「素直で一生懸命だ」と褒める。
(感情をコントロールできず爆発したら手に負えない、と突き放した目で見ている母親は、
ヘレンと付き合う事を許すが、すぐダメになると見ている)
(父親はマーティンを愛してる。海沿いのコテージを買って、二人で経営しようと夢を語る)
昔、女優だったというヘレンは、何匹もの犬を飼い、大きな屋敷で暮らしていた。
お互い、孤独で純真な心が惹かれ合ったのだろうか。
だが、自動車免許も持たないマーティンが、助手席でヘレンのハンドルに手を出し、
事故を起こしてヘレンは他界してしまう。重症のマーティンは、
「ヘレンが居眠りをしていた」と病院のベッドで証言。
やがてマーティンは、資産家だったヘレンが残したお金と屋敷(犬は住宅街に放置)を
受け継ぐ。

父親が希望していた物件のコテージは別の購入者が決定してしまい、落胆する父。
マーティンはスポーツバッグに紙幣を詰め、コテージを譲ってくれと詰め寄るが
拒否される。
数日後、父の遺体が沼で見つかった。
地元の銃器販売店は、銃免許もなく高額な銃をたくさん購入するマーティンに
ホイホイ売りつけ通報もしない。

「ポート・アーサー事件」が、なぜ起きたかという点に答えを出す映画ではないが、
もし、ヘレンがお金を残さなかったら・・、父が自殺しなかったら・・と考えてしまう。
映画は、マーティンをかんしゃくもちで短絡的ではあるが、サイコパスやサディストのようには描いていない。気持ちが伝わらなくてちょっと悔しそうな顔をする時は可愛いくらいだ。

だが、50人の死者を出した、大量殺人である。観光地なので他国の人もいたはずだ。
遺族の方たちはまだ、悲しみと戦っているだろう。
その辺のフォローはちゃんとされているのか。エンディングでも弔慰は伝わってこなかったので、そこはもっと気を使ってほしかったと思う。

一体どうすればよかったのか

投稿日

2022/10/16

レビュアー

kazupon

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監督:ジャスティン・カーゼル(2021年・豪・112分)
原題:Nitram

本作は、1996年4月28日の午後、オーストラリア・タスマニア島ポート・アーサーで起きた大量殺人事件を題材にしている。事件そのものよりも犯人マーティン・ブライアントの子供時代から、事件当日までの経過に焦点が当てられている。
因みに、タイトルの「NITRAM」は、犯人の名前の綴り(Martin)を逆から読んだもの。この蔑称で呼ばれることに、彼は傷ついていた。

冒頭は、主人公マーティンの子供時代。家の中で花火に火を点け火傷を負って入院している。テレビの取材が来て、「もう花火には懲りてやめる?」の質問に「懲りたけど、花火はやるよ」と答えていた。
次のシーンは成長後のマーティン(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)。相変わらず花火で遊び、近所から苦情が来ている。マーティンの母(ジュディ・デイヴィス)は彼に手を余し、父(アンソニー・ラパーリア)は息子をありのままに受け入れようとしている。
冒頭のシーンでは、“懲りない子供”という印象だったが、成長後の彼からは違和感(普通ではないもの)を感じた。会話は成立するが自己中心的で、感情をコントロール出来ていない。医者から処方された薬(抗うつ薬)に(特に母親が)頼っている。
父は息子と一緒に民宿を経営する計画を立てており、気に入った物件を見つけた。銀行の融資も決まり、あとは契約の事務手続きをする段取りになっていたが、売り主にもっと良い条件を提示した他の夫婦の手に渡ってしまった。父はすっかり意気消沈してしまう。父もマーティンも「横取りされた」と感じている。

マーティンは、サーフボードを買うお金が足りなくて、芝刈りのバイトを始める。偶々訪ねた先に、元女優で裕福なヘレンという中年女性がいて、仕事をさせて貰うことになった。両親との生活に息苦しさを感じていたマーティンは、自分に理解を示すヘレンに依存し勝手に同居を決める。
マーティンの問題行動に気づいていたヘレンだったが、彼女の寛容さが仇(あだ)となって亡くなってしまう。マーティンが彼女の家や大金を相続したことも「事件」へと繋がって行く要因になった思う。
ある日、スコットランドの小学校で銃乱射事件が発生したとのニュースが報じられる。無差別殺人の犯人とされる男は「はみ出し者、孤独者、変わり者、奇人・・・」と描写され、マーティンは自身とその犯人を重ね合わせたのではないだろうか。そして、同様の事件を起こした。
35人を死亡させ、23人を負傷させたたポート・アーサー事件である。

劇中、マーティンが銃を買いに行く様子も描かれていたが、それはスコットランドの小学校の事件が起こるより前だった。この時点での問題は、銃器店側がマーティンが銃免許を持っていないことを知っているのに売ったことだ。
この事件を機にオーストラリアの銃規制が見直され、事件の12日後には全州が銃規制法に合意したという。このスピード感は素晴らしいと思うが、問題は「銃の規制」だけだろうか。
実際の事件の犯人マーティン・ブライアントは、知能テストの結果は平均以下だったそうだ。しかし、事前に現場を下見をしていることなどから、精神鑑定では「責任能力あり」と判断されたそうだ。
世の中にマーティンのような人物はごまんといるだろう。精神不安定、コミュニケーションが苦手、感情のコントロールが出来ない。それが成長のどの段階で顕著になり、親や家族などに認識されるのか分からないけれど、彼らはどうにかしたいと考えたはずだ。病院に行ったり、カウンセリングを受けたり、本を読み漁ったりして。
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   **     **     **     **
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何故彼は無差別殺人をしたのか

投稿日

2022/10/04

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精神障害のあるマーティン・ブライアント。
人と違うことで、バカにされたり
その行動を迷惑がられたり
世間が彼を理解することは難しい。
ニトラム(MARTINを逆さまにした彼の呼び名)と呼ばれたこの男が
20人を殺し、12人の重軽傷者を出すという最悪の犯行に至るまでの
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母親はそう彼を擁護するが、息子への愛情は薄いように思えた。
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その父親の挫折と死が、彼に引き金を引くことを決意させる。
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この事件でオーストラリアでの銃規制の法律が出来たという。
銃所持の許可書もないマーティンに、
ほいほいとライフルだとの拳銃だのと
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もちろん事件を起こした本人が一番悪いのだが
そこに至るまでの経緯をみると
家族や社会の責任も大きいことを感じずにはいられなかった。

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投稿日

2022/11/15

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