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そして、バトンは渡された

そして、バトンは渡されたの画像・ジャケット写真

そして、バトンは渡された / 永野芽郁

全体の平均評価点: (5点満点)

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そして、バトンは渡された /前田哲

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DVD

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「そして、バトンは渡された」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

2019年の本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラーを永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化した感動ドラマ。それぞれ血の繋がらない2組の親子を主人公に、複雑な境遇でも大人たちの愛を受けて前向きに成長していくヒロインの姿と、2組を繋ぐ秘密の行方を映画オリジナルの構成で描き出す。監督は「ブタがいた教室」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。泣き虫の小学生みぃたんは実の父が仕事でブラジルに旅立ってしまい、義理の母・梨花と日本で2人暮らし。美しくて自由奔放な梨花だったが、みぃたんには深い愛情を注いでいた。一方、料理上手な義理の父・森宮さんと2人暮らしをしている高校生の優子。複雑な生い立ちもあまり気にすることなく、今は卒業式に向けピアノを猛特訓中だったが…。 JAN:4548967456356

「そして、バトンは渡された」 の作品情報

作品情報

製作年:

2021年

「そして、バトンは渡された」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全25件

水戸優子〜田中優子〜泉ヶ原優子〜森宮優子 ネタバレ

投稿日:2022/04/06 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

『バトン』の意味をしっかり印象付けるラストが実に良い。
(子供というものが)「親から幸せにしてもらう」存在じゃなくて、
「親を幸せにしてきた」存在だとハッキリ言ってる所が実に良い。

本屋大賞(2018)も受賞した瀬尾まいこの小説「そして、バトンは渡された」を
前田哲監督が映画化。

血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)は、
料理上手な義理の父親(田中圭)を「森宮さん」と呼ぶ、高校生だ。

梨花(石原さとみ)は、何度も夫を替えながら自由奔放に生きる魔性の女。
泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に目いっぱい愛情を注いで暮らしているようだったが、
ある日突然、愛娘を残して姿を消してしまった。

2つのエピソードが並行して進んでいき、映画が始まってちょうど半分のところで、
あることをきっかけに交差します。
(ただ、2つのエピソードが並行している時点で、その関係性は予想できますね。
ジワリジワリと。それがまた効果的なのかも。)
ピアノがキーアイテムになっており、親の愛のバロメーターであり、カゲの主役である。
さらには優子と早瀬賢人(岡田健史)の仲を取り持つアイテムでもあった。

陰と陽を演じ分けた石原さとみ、大きな目に涙浮かぶ永野芽郁、
大森南朋や市村正親も俳優陣が素晴らしいです。
(いつも田中圭に厳しい私ですが(笑)、森宮さんのキャラは特異なだけに難しい。)
父親担当が先発、中継ぎ、押さえと分業型。おそらくは昭和には考えられなかった
タイプだろう。令和はそんな(血のつながらない家族の)結びつきが増えるのだろうか?
少なくとも、昭和ではマイナスイメージのあった継母、継父というものを肯定的に
描いて好感が持てる。病気だから姿を消す事には賛否あるだろうが、
永野芽郁に『看病したかった!』『一緒にいたかった!』と叫ばせていることで
中和されているだろう。楽しめてかつ深い作品である。


このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています

優しさがいっぱい詰まったお話

投稿日:2022/03/05 レビュアー:飛べない魔女

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

魅力的な登場人物が多い

投稿日:2022/07/18 レビュアー:oyoyo

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

一途に子を想う母の深き愛 ネタバレ

投稿日:2022/05/03 レビュアー:hinakksk

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 原作未読。映画「マイ・ダディ」と同様に、今作も過去と現在の時系列を共存させ、途中でそれがひとつに重なるという時間構成になっている。しかも子どもの名前が幼少期の愛称と実名とに使い分けられ、ご丁寧に冒頭にそれぞれの名で人物紹介までされていて、故意にミスリードする構成になっている。終盤ですべてを解き明かして、凝縮された感動と驚きという効果を狙った(ある程度成功していると思う)のだろうが、母親梨花のそれまでのイメージを一瞬で転換させることは観客に負担を強いるので、最も重要な存在の梨花が最後まで誤解されたままになるというリスクがある。

 最初に梨花を「目的のためなら手段を選ばない魔性の女、狙った獲物は逃さない」とまで人物紹介するのは、やり過ぎではなかっただろうか。過去パートは、このイメージに合わせて、自分勝手で自由奔放な、結局子どもを放任する無責任な母親であるかのように誤認させる演技をせざるを得ず、違和感がある。演じる石原さとみさんにも負荷がかかって、とても難しかったのではないだろうか。なぜここまで拘泥するのかというと、自分が不治の病であると知った、子どもを残して逝かなければならないと悟った母親の気持ちが理解されないのではないかと危惧するからだ。

 自分の夢のためにブラジルに行った実の父親と娘の双方の手紙を隠してしまうのは、確かに利己的には違いないが、最愛の娘を独占したい、少しでも長く一緒にいたいと願ってしまう気持ちは分かるような気がする。(だからこそ、離婚ではいつも養育権で揉めるのだ。)その後の再婚はすべて娘のため。映画では描かれていないけれど、娘が幸せになれるかを最優先して、慎重に相手を選んでいると思う。義理の父親がふたり揃っていい人なのは、梨花の選択の結果であり、梨花にはそれを可能にするだけの魅力があったということなのだろう。

 病状が重くなり死を考えた時、高齢の泉ケ原ではと心配になり、梨花は同級生と再々婚する。自分の病状がさらに深刻になって隠せなくなった時、中学生の娘を残して完全に姿を消してしまうのは、娘を託す相手として父親の森宮を信頼できたからであり、闘病する自分のせいで、娘の穏やかな生活を壊したくなかったからだろうと思う。梨花の死後それを知った優子は、私に看病をさせて欲しかったと言うけれど、大切な人が病気で苦しむのを見ていることしかできないのは、とても辛い。喪うかもしれないと考えたら怖くて悲しくて夜も眠れない。梨花は、きっと優子に病気とは無縁の、もっと明るい青春時代を過ごしてほしかったのだ。

 作為的な時系列のせいで、途中ストーリーがどこに着地するのか見当もつかず不安になりますが、すべてが解き明かされると、母親の子を想う深い愛に感動せざるを得ません。この映画は、親子の関係に血のつながりはさほど重要ではないのだと語っています。また、母親だけではなく、父親にも子どもを育てる能力とその責任があるのだ、そしてそれはやりがいがあり楽しいことなのだと伝えています。こうして命のバトンは、ひとつの家族から次の家族へと引き継がれて行き、自分にもその責任の一端があるのだと、しみじみと痛切に感じます。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

薄っぺらい絵空事・・(完全ネタバレです。観た後に読んでね) ネタバレ

投稿日:2022/04/11 レビュアー:アーモンド

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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梨花(石原さとみ)は奔放な母親で、そのせいもあり永野芽郁ちゃんは、
3度も名字が変わるのです。

アザとい設定@
石原さとみは芽郁ちゃんの実母・・・ではありません。
実父の大森南朋の再婚相手・・・つまり育ての母親です。
(血のつながらない幼いみぃたんを献身的に愛する・・・美談要素アリ)

アザとい設定そのA
梨花(石原さとみ)は、多分100%癌を患っています。
最初から必要以上に帽子をかぶるシーンが多いので、抗がん剤の副作用なのだと思います。
梨花は貧しいので、利用できるのはその美貌と、頭の良さと、口のうまさした。
(病気の人を悪くは言えないです・・・・難病要素アリ)

アザとい設定そのB
《不妊症》
梨花は以前に流産をして、子供の望めない身体である。
血の繋がらない「みぃたん」を心から愛する理由の伏線が、ちゃあんと張られているのです。

アザとい設定そのC
《みぃたんにピアノを与える》
金持ちの市村正親を選ぶ理由が、
みぃたんがピアノを習いたがった時、梨花がすかさず思ったのは、
大きなピアノのある家の男性と再婚すること。
選ばれたのが金持ちの市村正親です。

ピアノの持ち主である彼と再婚して、みぃたんは大喜び。
ところが、
「なんか堅苦しくて息が詰まるわね」と、
梨花は一人で牧場の住み込みに行くと言う設定。
(事実は彼女は癌を再発して、入院。・・・なのです)
あくまでも、梨花に同情するように仕向けるのがうまいです。
原作者の瀬尾まいこさん、
ベストセラーになる要素を散りばめてます。  

★★★そして次に梨花が選んだのは東大卒の森宮壮介(田中圭)でした。
みぃたんの育児と家事を一手に引き受けてくれるお人好しの田中圭を、
再々婚相手に選びます。
嫁が直ぐに蒸発して、小学生の女の子の世話をする田中圭。
あまりにもお人好し過ぎて、それこそ現実味がないです。

★★★二重構造は巧み。
前半の主役の女の子・みぃたん。
その子が大きくなったのが、
後半の主人公の優子ちゃん(永野芽郁)
はじめは別人かな?と迷わされます。
実はみぃたんイコール優子ちゃん。
実にうまい。

★★★永野芽郁のキャラクター。
いつも明るい笑顔をつくり、のほほーんとしている憎めない子。
笑顔は作り笑いとボーイフレンドの岡田健史に見抜かれるが・・・
田中圭を「森宮さん」と呼び、テンポのいい当意即妙な2人の会話。
それもこれも『森宮さん』に気に入られて楽しく暮らすための
早く言えば処世術なのです。
実際にはイジメも経験するけれど、そこも簡単に乗り越える。

そして梨花は遂に病が重くなり死が近づく。
介護するのは2番目の夫・市村正親。
癌の治療(梨花さんは再発を繰り返しているようですので
かなり治療費や入院費が掛かるはずです)
それもみーんな払ってくれるお金持ちの市村さんは、看取りまでして下さるのです。
そして梨花は、
「美しいままのママで居たいから・・・」
と、優子に決して会わないで死んで行きます。

美しいままの私。
美しいまま・・って???なに??
そんなことより、若くして死ななければならない《悔しさや辛さ》を、描いたら、
どうなんでしょう。
それを描いたりすれば、この軽い、クチあたりの良い物語は、成立しないのですね。

やはり薄っぺらい現実味のない絵空事と、言わざる得ません。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全25件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:25件

水戸優子〜田中優子〜泉ヶ原優子〜森宮優子

投稿日

2022/04/06

レビュアー

くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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『バトン』の意味をしっかり印象付けるラストが実に良い。
(子供というものが)「親から幸せにしてもらう」存在じゃなくて、
「親を幸せにしてきた」存在だとハッキリ言ってる所が実に良い。

本屋大賞(2018)も受賞した瀬尾まいこの小説「そして、バトンは渡された」を
前田哲監督が映画化。

血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)は、
料理上手な義理の父親(田中圭)を「森宮さん」と呼ぶ、高校生だ。

梨花(石原さとみ)は、何度も夫を替えながら自由奔放に生きる魔性の女。
泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に目いっぱい愛情を注いで暮らしているようだったが、
ある日突然、愛娘を残して姿を消してしまった。

2つのエピソードが並行して進んでいき、映画が始まってちょうど半分のところで、
あることをきっかけに交差します。
(ただ、2つのエピソードが並行している時点で、その関係性は予想できますね。
ジワリジワリと。それがまた効果的なのかも。)
ピアノがキーアイテムになっており、親の愛のバロメーターであり、カゲの主役である。
さらには優子と早瀬賢人(岡田健史)の仲を取り持つアイテムでもあった。

陰と陽を演じ分けた石原さとみ、大きな目に涙浮かぶ永野芽郁、
大森南朋や市村正親も俳優陣が素晴らしいです。
(いつも田中圭に厳しい私ですが(笑)、森宮さんのキャラは特異なだけに難しい。)
父親担当が先発、中継ぎ、押さえと分業型。おそらくは昭和には考えられなかった
タイプだろう。令和はそんな(血のつながらない家族の)結びつきが増えるのだろうか?
少なくとも、昭和ではマイナスイメージのあった継母、継父というものを肯定的に
描いて好感が持てる。病気だから姿を消す事には賛否あるだろうが、
永野芽郁に『看病したかった!』『一緒にいたかった!』と叫ばせていることで
中和されているだろう。楽しめてかつ深い作品である。


優しさがいっぱい詰まったお話

投稿日

2022/03/05

レビュアー

飛べない魔女

魅力的な登場人物が多い

投稿日

2022/07/18

レビュアー

oyoyo

一途に子を想う母の深き愛

投稿日

2022/05/03

レビュアー

hinakksk

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 原作未読。映画「マイ・ダディ」と同様に、今作も過去と現在の時系列を共存させ、途中でそれがひとつに重なるという時間構成になっている。しかも子どもの名前が幼少期の愛称と実名とに使い分けられ、ご丁寧に冒頭にそれぞれの名で人物紹介までされていて、故意にミスリードする構成になっている。終盤ですべてを解き明かして、凝縮された感動と驚きという効果を狙った(ある程度成功していると思う)のだろうが、母親梨花のそれまでのイメージを一瞬で転換させることは観客に負担を強いるので、最も重要な存在の梨花が最後まで誤解されたままになるというリスクがある。

 最初に梨花を「目的のためなら手段を選ばない魔性の女、狙った獲物は逃さない」とまで人物紹介するのは、やり過ぎではなかっただろうか。過去パートは、このイメージに合わせて、自分勝手で自由奔放な、結局子どもを放任する無責任な母親であるかのように誤認させる演技をせざるを得ず、違和感がある。演じる石原さとみさんにも負荷がかかって、とても難しかったのではないだろうか。なぜここまで拘泥するのかというと、自分が不治の病であると知った、子どもを残して逝かなければならないと悟った母親の気持ちが理解されないのではないかと危惧するからだ。

 自分の夢のためにブラジルに行った実の父親と娘の双方の手紙を隠してしまうのは、確かに利己的には違いないが、最愛の娘を独占したい、少しでも長く一緒にいたいと願ってしまう気持ちは分かるような気がする。(だからこそ、離婚ではいつも養育権で揉めるのだ。)その後の再婚はすべて娘のため。映画では描かれていないけれど、娘が幸せになれるかを最優先して、慎重に相手を選んでいると思う。義理の父親がふたり揃っていい人なのは、梨花の選択の結果であり、梨花にはそれを可能にするだけの魅力があったということなのだろう。

 病状が重くなり死を考えた時、高齢の泉ケ原ではと心配になり、梨花は同級生と再々婚する。自分の病状がさらに深刻になって隠せなくなった時、中学生の娘を残して完全に姿を消してしまうのは、娘を託す相手として父親の森宮を信頼できたからであり、闘病する自分のせいで、娘の穏やかな生活を壊したくなかったからだろうと思う。梨花の死後それを知った優子は、私に看病をさせて欲しかったと言うけれど、大切な人が病気で苦しむのを見ていることしかできないのは、とても辛い。喪うかもしれないと考えたら怖くて悲しくて夜も眠れない。梨花は、きっと優子に病気とは無縁の、もっと明るい青春時代を過ごしてほしかったのだ。

 作為的な時系列のせいで、途中ストーリーがどこに着地するのか見当もつかず不安になりますが、すべてが解き明かされると、母親の子を想う深い愛に感動せざるを得ません。この映画は、親子の関係に血のつながりはさほど重要ではないのだと語っています。また、母親だけではなく、父親にも子どもを育てる能力とその責任があるのだ、そしてそれはやりがいがあり楽しいことなのだと伝えています。こうして命のバトンは、ひとつの家族から次の家族へと引き継がれて行き、自分にもその責任の一端があるのだと、しみじみと痛切に感じます。

薄っぺらい絵空事・・(完全ネタバレです。観た後に読んでね)

投稿日

2022/04/11

レビュアー

アーモンド

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梨花(石原さとみ)は奔放な母親で、そのせいもあり永野芽郁ちゃんは、
3度も名字が変わるのです。

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石原さとみは芽郁ちゃんの実母・・・ではありません。
実父の大森南朋の再婚相手・・・つまり育ての母親です。
(血のつながらない幼いみぃたんを献身的に愛する・・・美談要素アリ)

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梨花(石原さとみ)は、多分100%癌を患っています。
最初から必要以上に帽子をかぶるシーンが多いので、抗がん剤の副作用なのだと思います。
梨花は貧しいので、利用できるのはその美貌と、頭の良さと、口のうまさした。
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《みぃたんにピアノを与える》
金持ちの市村正親を選ぶ理由が、
みぃたんがピアノを習いたがった時、梨花がすかさず思ったのは、
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(事実は彼女は癌を再発して、入院。・・・なのです)
あくまでも、梨花に同情するように仕向けるのがうまいです。
原作者の瀬尾まいこさん、
ベストセラーになる要素を散りばめてます。  

★★★そして次に梨花が選んだのは東大卒の森宮壮介(田中圭)でした。
みぃたんの育児と家事を一手に引き受けてくれるお人好しの田中圭を、
再々婚相手に選びます。
嫁が直ぐに蒸発して、小学生の女の子の世話をする田中圭。
あまりにもお人好し過ぎて、それこそ現実味がないです。

★★★二重構造は巧み。
前半の主役の女の子・みぃたん。
その子が大きくなったのが、
後半の主人公の優子ちゃん(永野芽郁)
はじめは別人かな?と迷わされます。
実はみぃたんイコール優子ちゃん。
実にうまい。

★★★永野芽郁のキャラクター。
いつも明るい笑顔をつくり、のほほーんとしている憎めない子。
笑顔は作り笑いとボーイフレンドの岡田健史に見抜かれるが・・・
田中圭を「森宮さん」と呼び、テンポのいい当意即妙な2人の会話。
それもこれも『森宮さん』に気に入られて楽しく暮らすための
早く言えば処世術なのです。
実際にはイジメも経験するけれど、そこも簡単に乗り越える。

そして梨花は遂に病が重くなり死が近づく。
介護するのは2番目の夫・市村正親。
癌の治療(梨花さんは再発を繰り返しているようですので
かなり治療費や入院費が掛かるはずです)
それもみーんな払ってくれるお金持ちの市村さんは、看取りまでして下さるのです。
そして梨花は、
「美しいままのママで居たいから・・・」
と、優子に決して会わないで死んで行きます。

美しいままの私。
美しいまま・・って???なに??
そんなことより、若くして死ななければならない《悔しさや辛さ》を、描いたら、
どうなんでしょう。
それを描いたりすれば、この軽い、クチあたりの良い物語は、成立しないのですね。

やはり薄っぺらい現実味のない絵空事と、言わざる得ません。

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