ブルー・ダイヤモンド

キアヌ・リーブスの作品を分別したい感じですね。
燦然と輝く作品群。
『スピード』のキアヌ・リーブス。
『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブス。
『ジョン・ウィック』シリーズのキアヌ・リーブス。
アクション映画で記憶にも記録にも残る映像を残している大スターなのに、
エッ・・・と思うような駄作に平気で出演します。
この映画のキアヌを別物と思いたい。

ストーリーもデタラメ。
ロシア・ロケ・・・本当にしたのかしら？
サンクトペテルブルグ市政庁舎の映像だけ借りて来たのじゃないかしら？
(入り口に立つシーンなど皆無でしたよね！）
2週間のやっつけ仕事。
気持ち悪いラブシーン。

A級出演作とB級・C級作品の落差があり過ぎる。
本人が気にしないのね。・・・大物なんだか、おバカなんだか？
（無かったことにしたい作品でした。）

　キアヌ・リーブス主演でも「ジョン・ウィック」は好きではないし、「ブルーダイヤモンド」という美しいイメージの邦題に惹かれて（原題は「シベリア」という素っ気なさ）、本作をチョイス。大失敗。

　まさに身も蓋もない原題に似つかわしい内容。アクション映画というより、レベルの低い恋愛ドラマ。状況は一応緊張を孕んでいる風なのだが、余りにものんびりした展開。いつまで経っても本編が始まらない感じ。

　裏切りの非情な結末を描きたかったのか、その対極にある男同士の絆というロマンにぞっこんだったのか、あくまでも女性を守って決して犠牲にはしないという古めかしい騎士道精神に対するノスタルジー故なのか…。制作意図は不明だけれど、その前に、そもそも旅先で軽はずみに浮気をしてしまうというのが間違いの元。ブルーダイヤモンドの危険な取引、火遊びの恋愛、どっちがメインなんだろう？

めちゃくちゃスローで退屈な映画。
ジャンルがアクションになっているが
そんなのほとんどねーし
エンディングも何じゃそりゃだし

キアヌを見たけりゃ素直にジョン・ウィックを見ようｗｗ

キアヌが主演だし、予告編はそれなりにアクションものらしいし、ブルーダイヤモンドっていう題名も意味深で面白そう。もったいつけた演出でオープニングから青い画面で、話はだんだん盛り上がる。で、さあこれからどうなるんだろうと期待が膨らむのだが、突然にエンドクレジットがあがった。
追いつめられたキアヌが最後はうまいことやって切り抜けるのだろうと思ったら全然ちがった。そこは我慢するとしても、いろいろと伏線らしき疑問がいっぱいあって、最後には答えが出るんだろうと思ったら何の解答もなく、これにはあっけにとられた。おまえっ！　ふざけてるのか！　って思う元気も出ない。

脚本と原作は「シンプル・プラン」の原作と脚本を書いた人。「シンプル・プラン」はなかなかの作品だっただけに、これはどうなってるのか説明してもらいたい。小説を雑誌に連載していて人気が出てきたけど、結末がつけられなくて、そのまま連載を終わったとか、そういうことなのか？　で、映画にするにあたっては、ちゃんと結末をつけますからとウソを言って脚本を引き受け、結局、撮影途中で逃げて雲隠れしたのか？　監督も頭に来て突然撮影をやめたのか・・？

問題はもうひとつある。
助演の女優が美人じゃないこと。
キアヌと何度もセックスシーンを演じた アナ・ウラルはルーマニア人らしいが、顔に品がない。どうせなら金メダルをとったときのコマネチみたいな女優を出してほしかった。

アクション映画なのか、それとも謎解きものなのか、よく分からない感じでスタートします。そこからは、グダグダ話が進んでいき、いつになったら本題に入るんだと思うような展開。単にキアヌがいたしているだけの映画になってました。なんじゃこりゃ。

いや別に映画にそういうシーンが不必要なんて野暮なことはいいませんよ。でも、これ何度もそういうシーンが出てくるんです。そっち系の話なのか？と思ってしまうくらいね。最後の方も「やっぱりやるんかーーい！！」ってツッコミいれたくなるくらい、別にシーンとして必要でもないのに出てくる。

そして、最後は「えっ？？」。なにを描きたかったのだろうか・・・ロシアはよくわからないね、っていう話で終わりました。