ヒメアノ〜ル / 森田剛
ヒメアノ〜ル
/古谷実
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全体の平均評価点: (5点満点)
(42)
解説・ストーリー
「さんかく」「麦子さんと」の吉田恵輔監督が古谷実の同名コミックスを、主演に濱田岳と森田剛を起用して実写映画化した衝撃のサスペンス・スリラー。ひょんなことからヒロインと思いがけない恋に落ちた冴えない青年が繰り広げる甘いラブコメ展開と、対照的にヒロインをつけ狙う森田剛扮するサイコパスな殺人鬼によってもたらされる戦慄の恐怖が交錯していくさまをスリリングに描き出す。共演は佐津川愛美、ムロツヨシ。ビル清掃会社でパートタイマーとして働くお人好しの青年・岡田は、夢も希望もない退屈で孤独な毎日を送っていた。ある日、職場の風変わりな先輩・安藤にキューピット役を頼まれ、彼が思いを寄せるユカが働くカフェに向かう。するとそこで高校時代の同級生・森田正一と再会する岡田だったが…。 JAN:4907953059443
「さんかく」「麦子さんと」の吉田恵輔監督が古谷実の同名コミックスを、主演に濱田岳と森田剛を起用して実写映画化した衝撃のサスペンス・スリラー。ひょんなことからヒロインと思いがけない恋に落ちた冴えない青年が繰り広げる甘いラブコメ展開と、対照的にヒロインをつけ狙う森田剛扮するサイコパスな殺人鬼によってもたらされる戦慄の恐怖が交錯していくさまをスリリングに描き出す。共演は佐津川愛美、ムロツヨシ。ビル清掃会社でパートタイマーとして働くお人好しの青年・岡田は、夢も希望もない退屈で孤独な毎日を送っていた。ある日、職場の風変わりな先輩・安藤にキューピット役を頼まれ、彼が思いを寄せるユカが働くカフェに向かう。するとそこで高校時代の同級生・森田正一と再会する岡田だったが…。 JAN:4907953059443
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「ヒメアノ〜ル」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「さんかく」「麦子さんと」の吉田恵輔監督が古谷実の同名コミックスを、主演に濱田岳と森田剛を起用して実写映画化した衝撃のサスペンス・スリラー。ひょんなことからヒロインと思いがけない恋に落ちた冴えない青年が繰り広げる甘いラブコメ展開と、対照的にヒロインをつけ狙う森田剛扮するサイコパスな殺人鬼によってもたらされる戦慄の恐怖が交錯していくさまをスリリングに描き出す。共演は佐津川愛美、ムロツヨシ。ビル清掃会社でパートタイマーとして働くお人好しの青年・岡田は、夢も希望もない退屈で孤独な毎日を送っていた。ある日、職場の風変わりな先輩・安藤にキューピット役を頼まれ、彼が思いを寄せるユカが働くカフェに向かう。するとそこで高校時代の同級生・森田正一と再会する岡田だったが…。 JAN:4907953059443
「ヒメアノ〜ル」 の作品情報
「ヒメアノ〜ル」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ヒメアノ〜ルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
|
日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
80DRJ30391 |
2016年11月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
96枚
|
0人
|
2人
|
【Blu-ray】ヒメアノ〜ル(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
80XRJ20088 |
2016年11月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
100枚
|
3人
|
0人
|
ヒメアノ〜ルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
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日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
80DRJ30391 |
2016年11月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
96枚
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0人
|
2人
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【Blu-ray】ヒメアノ〜ル(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
80XRJ20088 |
2016年11月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
100枚
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3人
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ユーザーレビュー:42件
素晴らしいのにオススメできない。
笑って、怯えて、最後には号泣している。こんな映画は今まで見たことがなかった。それまでのむごい、凄まじいシーンを、いとも簡単にラストシーンの映像が消し去っていった。本当に自然に、涙があふれてきて、止まらなかった。希望があったなら。救いがあったなら。なんでもないセリフが頭から離れない。実際に私には息子がいる。いつもの食卓で、いつものように、息子が「ママー、お茶くださーい」と言う。そんななんでもない一言が日常で繰り返されるたびに、森田くんを思い出している。泣きたくなる。
自分的にはとても素晴らしい映画だったと思う。私にもいじめにあった過去があるので。でも、その経験のない人にはわからない世界かもしれない。凄惨なシーンもあるし。
なので、「素晴らしいのにオススメできない」映画だと、私は思った。
何度も見直すには精神的にキツイ。だけど、もう2度と見直すことがなくても、死ぬまで忘れないと思う。
このレビューは気に入りましたか?
20人の会員が気に入ったと投稿しています
本当の犠牲者は誰なのかを考えさせられる
森田君役の森田剛の演技が凄いですね。
この人、こういう演技ができるんだ!(素の雰囲気のままといえなくもないが^_^;)
森田くんに、岡田くんて・・・まんまV6かよ〜、と突っ込みを入れていると
最初は岡田くん役の濱田岳と安藤さん役のムロツヨシのやりとりが超不思議な雰囲気で
これコメディなの?、と思わせといて
森田くんがいろいろやらかしてくる当たりから、
相当ヤバイ映画に変貌していきます。
清純な雰囲気のユカちゃん(佐津川愛美)が、実は相当な悪女だった、なんてオチなのかしら?
と匂わせておいて、物語は思っても見なかった方向に暴走していきます。
凄いです。
怖いです。
痛いです。
苦しいです。
辛いです。
森田くんが血も涙もない殺人鬼になってしまったのには深い訳があります。
だからって、こんな残酷なことをしていいとはいえませんが
森田くんも歪んだ社会の犠牲者だったと思わざるをえません。
ラストシーン、悲しいです。
切ないです。
なにか凄いものを見てしまったという気がしてエンドロールをずっと見つめてしまいました。
それにしても濱田岳さんて、申し訳ないけど、
日本一ベッドシーンの似合わない男優のような気がするのですが・・(笑)
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
ヒメアノ〜ル
投稿日:2016/09/03
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
貧困層の主人公に彼女が出来て、その女の子をストーキングしているらしい同級生がめっちゃサイコパスになってる話。
2つの映画を見ているかのような前半のさえない男たちが女の子を好きになるというコメディからしだいに狂気の世界を見せつけてくる後半と不思議な構成の映画で興味深く見ることができました。
前半の夢も希望もない男たちが女の子を巡ってのやりとりなんかは吉田恵輔監督作品らしいキャラクターで魅せる笑いで面白かったです。バイト先の先輩が好きになったヒロインを巡って主人公が間に挟まれる苦境をコメディとして描いていく。それと同時にヒロインをストーキングしているらしい男がいて、その人物を描くのは不穏な空気が漂っているという2つのストーリーが同時進行で進んで行って、どういう方向で進むのかわからないという興味の持続があって面白かったです。
ところが後半になってストーカーの男が犯行を繰り返していくシークエンスからは途端に怖くなくなってしまって残念でした。常識が通用しなくて自分の邪魔になる人物を次々に襲撃していますが、バイオレンスシーンが突出して凄いわけでもないので怖い男として描けていないのが致命的でした。次に何をしでかすのかわからない男が何をしでかすんだろう? というのが個人的には見たかったです。人を殴ったり刺したり怖いシーンは出てくるのに、あまり怖く感じられませんでした。
ただの異常者による犯罪映画になってしまっていて、彼らのいじめられてた学生自体なども特にこれといった目新しさもなく退屈な回想でした。
そして、その男との対決になってからはキャラクターの面白さで引っ張っていたのが途端にストップしてしまうので、ムロツヨシさんの退場の仕方とかずっこけてしまいました。
とはいえ、緊迫感ある展開が続くので飽きずに楽しめる100分間でした。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
後半から物語が豹変する(R15+)
物語前半は、あれ?岡田(濱田岳)が主人公だった?と思うほど、
安藤(ムロツヨシ)と共にコメディタッチでの恋愛模様が続く。(安藤の片思い)
ところが、物語がかなり進行したタイミングで「ヒメアノール」のタイトルが流れると印象が一変した。
森田剛演じる森田が、それまで、自身の内に含み持っていた狂気をほとばしり出すのだ。
映画の解説の多くは、森田をサイコキラーと呼んでいるが、
私には、森田が自身の行為によって快楽を得ているようには見えなかった。
私には、ただただ「理性」とか「自制心」という人間的な部分が破綻してしまった人物―壊れてしまった人と映った。
森田が重ねる殺戮の行為は正視に耐えないけれど、
だんだん明らかになっていく彼の暗い高校時代を知っても
彼の行為を情状酌量する気にはなれなかった。
実際にこんな事件が起こったなら、犯人の森田は精神鑑定ということになるのだろうか?
劇中で語られる陰惨なイジメの様子は、
森田の死んだような意思を持たない暗い眼と共に
脳裏に焼き付いて離れない。
ただ、切なく胸に迫って来るのは、少年期そのままに穏やかに「お母さーん、麦茶2つ持って来てー」という森田の表情。
誰が、何が、森田を壊したのか?
劇中、色々と考えさせられた。
傍観者や卑怯者、臆病者が多すぎる。
目に見えるイジメだけではなく、何もしないという無作為も、
時として同罪なのだと改めて思った。
ところで、冒頭に感じた「主人公は岡田?」という印象だが、ラストまで観終わっても、やはり岡田が主人公に感じられる。
冒頭では気弱な善人。
ラストでは、善人の皮を被った卑怯な小悪人。
とにかく、後味の悪い映画だった。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
“ヒメアノール”=強者の餌になる弱者を意味する。
森田剛演ずる主役のサイコキラーが、
無表情に無差別に殺人を犯して行く。
見ていて不快でしたね。レイプシーンもあり、とても
レビューをかけないと思いました。
サイコキラーの森田正一(森田剛)は、同じく重要キャストの
岡田くん(濱田岳)と、実は中学生時代、同級生だったのです。
岡田くんの同僚の安藤さん(ムロツヨシ)が、惚れる
カフェ店員ユカ(佐津川愛美)の中を取り持つ岡田くんが、
ユカに逆ナンパされた、その上、
同級生の森田正一(森田剛)が、ユカのストーカーだ。
そう言う事で、濱田岳は事件の重要な目撃者というか、
真相に深く関わる男の役です。
この映画を私が「不快だ」と切り捨てて良いのだろうか?
森田正一は、親も居ない。
学歴も無い。
お金も無い。仕事も無い。
恋人も居ない。
何一つ持たない若者です。
暖かい部屋で、暖かい食事を摂り、呑気に映画を観ている私に、
彼を非難する権利があるでしょうか?
森田正一は、中学生時代に、目を覆うばかりの「イジメ」の
被害者なので、そこに岡田くんも深く関与しているのです。
だから殺人者になって良いのだ・・・なんて思ってません。
でも、もう少し「幸せな生い立ち」なら、
こうはらなかったかもしれない。
吉田恵輔監督の「ヒミズ」は、「親殺し」でしたが、
一種、名作でした。
「強者の餌になる弱者」=ヒメアノールの悲しみを、
森田剛は無表情という仮面で良く演じたと思います。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
素晴らしいのにオススメできない。
投稿日
2016/12/08
レビュアー
monaco
笑って、怯えて、最後には号泣している。こんな映画は今まで見たことがなかった。それまでのむごい、凄まじいシーンを、いとも簡単にラストシーンの映像が消し去っていった。本当に自然に、涙があふれてきて、止まらなかった。希望があったなら。救いがあったなら。なんでもないセリフが頭から離れない。実際に私には息子がいる。いつもの食卓で、いつものように、息子が「ママー、お茶くださーい」と言う。そんななんでもない一言が日常で繰り返されるたびに、森田くんを思い出している。泣きたくなる。
自分的にはとても素晴らしい映画だったと思う。私にもいじめにあった過去があるので。でも、その経験のない人にはわからない世界かもしれない。凄惨なシーンもあるし。
なので、「素晴らしいのにオススメできない」映画だと、私は思った。
何度も見直すには精神的にキツイ。だけど、もう2度と見直すことがなくても、死ぬまで忘れないと思う。
本当の犠牲者は誰なのかを考えさせられる
投稿日
2017/01/18
レビュアー
飛べない魔女
森田君役の森田剛の演技が凄いですね。
この人、こういう演技ができるんだ!(素の雰囲気のままといえなくもないが^_^;)
森田くんに、岡田くんて・・・まんまV6かよ〜、と突っ込みを入れていると
最初は岡田くん役の濱田岳と安藤さん役のムロツヨシのやりとりが超不思議な雰囲気で
これコメディなの?、と思わせといて
森田くんがいろいろやらかしてくる当たりから、
相当ヤバイ映画に変貌していきます。
清純な雰囲気のユカちゃん(佐津川愛美)が、実は相当な悪女だった、なんてオチなのかしら?
と匂わせておいて、物語は思っても見なかった方向に暴走していきます。
凄いです。
怖いです。
痛いです。
苦しいです。
辛いです。
森田くんが血も涙もない殺人鬼になってしまったのには深い訳があります。
だからって、こんな残酷なことをしていいとはいえませんが
森田くんも歪んだ社会の犠牲者だったと思わざるをえません。
ラストシーン、悲しいです。
切ないです。
なにか凄いものを見てしまったという気がしてエンドロールをずっと見つめてしまいました。
それにしても濱田岳さんて、申し訳ないけど、
日本一ベッドシーンの似合わない男優のような気がするのですが・・(笑)
ヒメアノ〜ル
投稿日
2016/09/03
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
貧困層の主人公に彼女が出来て、その女の子をストーキングしているらしい同級生がめっちゃサイコパスになってる話。
2つの映画を見ているかのような前半のさえない男たちが女の子を好きになるというコメディからしだいに狂気の世界を見せつけてくる後半と不思議な構成の映画で興味深く見ることができました。
前半の夢も希望もない男たちが女の子を巡ってのやりとりなんかは吉田恵輔監督作品らしいキャラクターで魅せる笑いで面白かったです。バイト先の先輩が好きになったヒロインを巡って主人公が間に挟まれる苦境をコメディとして描いていく。それと同時にヒロインをストーキングしているらしい男がいて、その人物を描くのは不穏な空気が漂っているという2つのストーリーが同時進行で進んで行って、どういう方向で進むのかわからないという興味の持続があって面白かったです。
ところが後半になってストーカーの男が犯行を繰り返していくシークエンスからは途端に怖くなくなってしまって残念でした。常識が通用しなくて自分の邪魔になる人物を次々に襲撃していますが、バイオレンスシーンが突出して凄いわけでもないので怖い男として描けていないのが致命的でした。次に何をしでかすのかわからない男が何をしでかすんだろう? というのが個人的には見たかったです。人を殴ったり刺したり怖いシーンは出てくるのに、あまり怖く感じられませんでした。
ただの異常者による犯罪映画になってしまっていて、彼らのいじめられてた学生自体なども特にこれといった目新しさもなく退屈な回想でした。
そして、その男との対決になってからはキャラクターの面白さで引っ張っていたのが途端にストップしてしまうので、ムロツヨシさんの退場の仕方とかずっこけてしまいました。
とはいえ、緊迫感ある展開が続くので飽きずに楽しめる100分間でした。
後半から物語が豹変する(R15+)
投稿日
2018/01/08
レビュアー
kazupon
物語前半は、あれ?岡田(濱田岳)が主人公だった?と思うほど、
安藤(ムロツヨシ)と共にコメディタッチでの恋愛模様が続く。(安藤の片思い)
ところが、物語がかなり進行したタイミングで「ヒメアノール」のタイトルが流れると印象が一変した。
森田剛演じる森田が、それまで、自身の内に含み持っていた狂気をほとばしり出すのだ。
映画の解説の多くは、森田をサイコキラーと呼んでいるが、
私には、森田が自身の行為によって快楽を得ているようには見えなかった。
私には、ただただ「理性」とか「自制心」という人間的な部分が破綻してしまった人物―壊れてしまった人と映った。
森田が重ねる殺戮の行為は正視に耐えないけれど、
だんだん明らかになっていく彼の暗い高校時代を知っても
彼の行為を情状酌量する気にはなれなかった。
実際にこんな事件が起こったなら、犯人の森田は精神鑑定ということになるのだろうか?
劇中で語られる陰惨なイジメの様子は、
森田の死んだような意思を持たない暗い眼と共に
脳裏に焼き付いて離れない。
ただ、切なく胸に迫って来るのは、少年期そのままに穏やかに「お母さーん、麦茶2つ持って来てー」という森田の表情。
誰が、何が、森田を壊したのか?
劇中、色々と考えさせられた。
傍観者や卑怯者、臆病者が多すぎる。
目に見えるイジメだけではなく、何もしないという無作為も、
時として同罪なのだと改めて思った。
ところで、冒頭に感じた「主人公は岡田?」という印象だが、ラストまで観終わっても、やはり岡田が主人公に感じられる。
冒頭では気弱な善人。
ラストでは、善人の皮を被った卑怯な小悪人。
とにかく、後味の悪い映画だった。
“ヒメアノール”=強者の餌になる弱者を意味する。
投稿日
2016/11/30
レビュアー
カマンベール
森田剛演ずる主役のサイコキラーが、
無表情に無差別に殺人を犯して行く。
見ていて不快でしたね。レイプシーンもあり、とても
レビューをかけないと思いました。
サイコキラーの森田正一(森田剛)は、同じく重要キャストの
岡田くん(濱田岳)と、実は中学生時代、同級生だったのです。
岡田くんの同僚の安藤さん(ムロツヨシ)が、惚れる
カフェ店員ユカ(佐津川愛美)の中を取り持つ岡田くんが、
ユカに逆ナンパされた、その上、
同級生の森田正一(森田剛)が、ユカのストーカーだ。
そう言う事で、濱田岳は事件の重要な目撃者というか、
真相に深く関わる男の役です。
この映画を私が「不快だ」と切り捨てて良いのだろうか?
森田正一は、親も居ない。
学歴も無い。
お金も無い。仕事も無い。
恋人も居ない。
何一つ持たない若者です。
暖かい部屋で、暖かい食事を摂り、呑気に映画を観ている私に、
彼を非難する権利があるでしょうか?
森田正一は、中学生時代に、目を覆うばかりの「イジメ」の
被害者なので、そこに岡田くんも深く関与しているのです。
だから殺人者になって良いのだ・・・なんて思ってません。
でも、もう少し「幸せな生い立ち」なら、
こうはらなかったかもしれない。
吉田恵輔監督の「ヒミズ」は、「親殺し」でしたが、
一種、名作でした。
「強者の餌になる弱者」=ヒメアノールの悲しみを、
森田剛は無表情という仮面で良く演じたと思います。
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