陽だまりの彼女

「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」というキャッチコピーが話題を呼び、累計発行部数が60万部を超える越谷オサムの人気小説ですか？
恋愛ものかと思いきや、かなりのファンタジーでした。

恋愛に奥手な冴えないサラリーマン（松本潤）と、初恋の相手を一途に思い続けている美女（上野樹里）という二人が中学生の頃に出会い、そして１０年後に再会。当時の記憶が蘇り、再び恋に落ちます。
上野樹里の中学時代を演じる葵わかなちゃんも同じような雰囲気が良かったです。よく見つけましたね。
真緒は、自分がどんな状況になっても曇った表情を見せません。そこに彼女の浩介を大切に思っている気持ちを感じました。
キャストが醸し出す陽だまり感が心地よく、丁寧な作りで、好感が持てます。
デートで水族館に行った時の発言と、近所の子供を助けるシーン。
後から考えると、あれもそうだったのか？と。やりすぎない伏線と、設定が良かったです。
ぬくもりを感じさせる衣装や小道具、画面から伝わって来る「陽だまり感」も良かったです。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

原作を読んだ後、どう映像化されるのかなと楽しみにしていました。
特に、あっと驚くラストの展開は、どう持っていくのか注目していました。

私は、原作のラストよりも映画のラストの方が
救いがあるかな〜とは思いましたが
ただ、真面目に考えると、何だか主人公がとりつかれているような感じがして
主人公の気持ちを考えると、ちょっと可哀想なのかな・・・と思いました。

ファンタジーの部分をどう演出するか、注目していましたが
夏木まりさんを起用した事が、とてもよかったと思いました。

二人が過ごした中学生時代。
甘酸っぱい初恋。
誰もが経験している、その一瞬。

何だか、観ていて切なくなってしまい涙が出ました。

二人が出会って、再会して、結婚して。
ほんわかと、心が温かくなる映画でした。

最後の方で彼が言う【お前、ブライアン食ったろ！】は
私は、名セリフだと思います。
相手を思いやり、愛しているからこそ出た言葉。
相手の嘘を受け入れて、許したからこそ出た言葉。

演じている二人の熱がこもった演技もとても素晴らしかったと思います。

　原作は全く知りません。主演のふたりと温かそうなタイトルに惹かれて視聴しました。

　ふたりの出会いと再会から結婚に至る恋の物語が、彼女の過去を含めて、あまりにも自然でリアルすぎて、逆にファンタジーが取ってつけたように説明的で物語と乖離して嘘っぽく感じるという、まさかの展開。こんなことになるのなら、熱心に観ていた時間を返してほしいと言いたくなる。

　物語自体はすてきだし、主演のふたりのほんわかとした雰囲気もとても好きなのですが、この作品のアイデア、あるいはトリックは好みではありません。ファンタジーで騙さないでほしい。

全編暖かくて、せつなくてそして懐かしい。いい作品だなと思います。
ビーチ．ボーイズの「素敵じゃないか」も大好きな曲で、この作品を観て
想い出がプラスされました。
夢のようで儚くても思いを貫く気持ちの一途さに涙してしまいます。

そしてやっぱり上野樹里がいい。独特な清潔感とコケティッシュさは彼女
ならでは。松本潤とのキャストもｇｏｏｄでした。

特に松潤が好きでなくとも、いい感じで見れる良いお話です。
これまで3回みたけど、テレビなどで放映されればまた観ると思います。
樹里ちゃんがとてもきれいです。