英国王のスピーチ / コリン・ファース
英国王のスピーチ
/トム・フーパー
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(184)
解説・ストーリー
「シングルマン」のコリン・ファースがエリザベス女王の父にして国民から慕われたイギリス国王ジョージ6世に扮し、その知られざる感動秘話を映画化した伝記ドラマ。共演はジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター。英国王ジョージ5世の次男ジョージ6世。幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え内向的な彼は、苦手なスピーチを克服すべく、何人もの言語聴覚士の治療を受けるものの一向に改善しない。そんな夫を心配する妻エリザベスはスピーチ矯正の専門家ライオネルに最後の望みを託す。その矢先、兄エドワード8世が突如王位を返上、恐れていた国王の座に就くことを余儀なくされ、泣き崩れるジョージだったが…。
「シングルマン」のコリン・ファースがエリザベス女王の父にして国民から慕われたイギリス国王ジョージ6世に扮し、その知られざる感動秘話を映画化した伝記ドラマ。共演はジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター。英国王ジョージ5世の次男ジョージ6世。幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え内向的な彼は、苦手なスピーチを克服すべく、何人もの言語聴覚士の治療を受けるものの一向に改善しない。そんな夫を心配する妻エリザベスはスピーチ矯正の専門家ライオネルに最後の望みを託す。その矢先、兄エドワード8世が突如王位を返上、恐れていた国王の座に就くことを余儀なくされ、泣き崩れるジョージだったが…。
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「英国王のスピーチ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「シングルマン」のコリン・ファースがエリザベス女王の父にして国民から慕われたイギリス国王ジョージ6世に扮し、その知られざる感動秘話を映画化した伝記ドラマ。共演はジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター。英国王ジョージ5世の次男ジョージ6世。幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え内向的な彼は、苦手なスピーチを克服すべく、何人もの言語聴覚士の治療を受けるものの一向に改善しない。そんな夫を心配する妻エリザベスはスピーチ矯正の専門家ライオネルに最後の望みを託す。その矢先、兄エドワード8世が突如王位を返上、恐れていた国王の座に就くことを余儀なくされ、泣き崩れるジョージだったが…。
「英国王のスピーチ」 の作品情報
「英国王のスピーチ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
英国王のスピーチの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
日吹 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
10DRT20569 |
2011年09月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
376枚
|
5人
|
5人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
英国王のスピーチの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
日吹 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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10DRT20569 |
2011年09月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
376枚
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5人
|
5人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
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ユーザーレビュー:184件
さりげない一人の男の物語
本作の主人公は、現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の話です。
王室の厳格なしつけの影響で、吃音症を患ってしまったジョージ(コリン・ファース)とオーストリア出身の言語療法士ライオネル。身分も出身もまるで違う二人が、時にはユーモラスたっぷりに、時には激しくぶつかり合いながら、固い友情で結ばれていく姿が胸を打ちます。
コリン・ファースとジェフリー・ラッシュという演技賞候補の常連二人ががっぷり組み、吃音に悩む英国王と、吃音矯正の専門家の友情物語を、熱すぎずも冷たすぎずもしない絶妙な温度で見せているとことが面白いです。
王室に生まれるプレッシャーなど、私たちには実感しようもないのですが、王室ならではの苦しみや大変さがあるのでしょうね。
普段は外側からしか感じることの出来ない王室を 内側から見て、しかも、ただの一人の人間として注目しています。 その点が好意的に思えるポイントでもあったように思います。
一見地味な素材を王と療法士との二人のやり取りをじっくり描くことで、お互いの人間性を認め合う間柄になるまで昇華させた点がドラマ性を高めたように思います。
国王としての自身の資格に迷い、ふがいなさに打ちひしがれながらも、国民のために粛々と運命を受け入れ、決して逃げ出さない、ジョージ6世を人間味たっぷりに好演し、やがて国民に愛される、強く優しいリーダーへと変わっていく彼は皆の共感を呼び、人と人との信頼関係を、築いていく流れが優しくてほっとしました。
伴侶ティム・バートン作品の変な役の印象が強かったヘレナ・ボトム・カーターも、出しゃばりすぎない助演で演技派の面目を保っています。
国王と療法士、二人が共に臨むラストの壮厳で誇り高いスピーチは、ベートーベン交響曲第7番の高まりと共に、心に響きます。
このレビューは気に入りましたか?
48人の会員が気に入ったと投稿しています
信頼には力があり、信頼できる人の言葉には力がある。
(かなりネタバレ)
あらためてイギリスとアメリカはスピーチが文化として、根づいている国と思います。
シェークスピアにも出てくるし、政治家や有名人の歴史的名スピーチがいくつもある。
教会の説教や社交の場としてのパーティによるものなのか、英語という言葉の特性なのか、国民性なのでしょうか。
この映画は、王室の一員に生まれたが、王になる予定ではなかった、そして王になりたくはなかったのに、王位に就かざるを得なくなった一人の男性の物語。
しかも状況と時期が悪い。
兄のエドワード8世が、王位よりも、2度の離婚歴のあるアメリカ女性シンプソン夫人との結婚を選んで退位。
1936年。 日本では2.26事件が起こった年。
演説と宣伝による扇動のカリスマ・ヒトラー率いるナチス・ドイツが台頭し、ベルリン・オリンピックを成功させたばかり。
内気な性格と吃音と向き合い、苦手なスピーチを克服させたもの。 そして王として国民から勝ち得たもの。 それは自分自身への信頼であり、妻やセラピストら人への信頼。
本作のハイライトは今から72年前の、1939年9月3日。 2日前のドイツのポーランド侵攻に対して、イギリス・フランス両国は対独宣戦布告に踏み切り、第二次世界大戦に突入することになった日、英国王として彼・ジョージ6世が行ったスピーチ。
本作の後の史実として、ジョージ6世一家は、戦時中も空襲が続くロンドンから疎開せず、戦前には必ずしも好感を抱いてたはいなかったチャーチルの挙国一致内閣を支え、常に毅然と冷静な態度を示して、英国民の支持と信頼を得て、戦中・戦後の困難な時期を克服していったと言えます。
王はただ王に生まれるのではない、王になるのだ。
言葉には力があり、信頼が言葉に力を与える・・・・ということがテーマの映画であり、好感が持てます。
これでアカデミー賞の主演男優賞を獲ったコリン・ファースはもちろんですが、ジェフリー・ラッシュとヘレナ・ボナム・カーターの好演がすばらしいです。
他にも、ガイ・ピアース、マイケル・ガンボン、デレク・ジャコビらキャストにも英国映画界の分厚さを感じます。
すでに何回かコメントで書いたことですが、ジョージ5世の王妃で6性の母メアリーを演じたのは、『ライムライト』の主演女優クレア・ブルーム。 今年80歳での健在ぶりが見られます。
脚本はベテラン脚本家ですが73歳にして本作でオスカーを受賞したデヴィッド・サイドラー。
自身も吃音で苦しんできた彼が30年以上温めてきた企画で、ヘレナ・ボナム・カーターが演じたエリザベス皇太后と生前作品化しないと約束していた(皇太后は2002年101歳で死去)のと、サイドラー自身が離婚(妻は共同脚本執筆のパートナーでもあった)とガンを克服しての、渾身の一作での遅咲きの栄冠。
さて本作の評価、とんがったところ、強烈な印象を残すような映像感覚もなく、よくまとまった好感の持てる秀作ではあるが、作品としては「ある意味、普通」というのも否定しがたいところ。
アカデミー賞の監督賞も本作のトム・フーパーではなく、『 ソーシャル・ネットワーク 』のデヴィッド・フィンチャーがふさわしいと思いますし、
作品賞も『 ソーシャル・ネットワーク 』『 ブラック・スワン 』『 ファイター 』『 トゥルー・グリッド 』『 トイ・ストーリー3 』を押しのけての受賞。
保守的なアカデミー賞で、敵の少ない無難な作品が広範な支持を集めた・・・・との陰口もちらほら。
おそらく、そうした声の答えになるのが、この年のアカデミー賞授賞式で作品賞のプレゼンターを務めたスティーブン・スピルバーグが発表直前に行ったスピーチ。
「これから発表する10本のうち1本が、『 波止場 』『 真夜中のカーボーイ 』『 ゴッドファーザー 』『 ディア・ハンター 』などの列に名を連ねることとなり、 残りの9本が 『 怒りの葡萄 』『 市民ケーン 』『 卒業 』『 レイジング・ブル 』などの列に名を連ねることとなります。
いずれにしても素晴らしいことです 」
なるほど、スピーチが文化として根づいている国ならではの、名スピーチでした。
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
ガイ・ピアースが「兄」とは、いくらなんでも!!
アカデミー賞受賞の翌日、しかも映画の日ってことで、かなりキャパの大きい劇場にもかかわらず、8割くらいは埋まってました。
けど、ちょっと期待度が上がりすぎたかな? よくも悪くもオーソドックスな作品で、私は「ソーシャル・ネットワーク」の方がおもしろかったです。
これはこれでよくできた映画であることは確かなんだけど。
幼い頃から吃音に悩む、国王ジョージ5世の次男デューク候ジョージ6世(コリン・ファース)。
何人もの言語療法士の治療を受けるが、一向に成果はあがらない。
妻エリザベス(ヘレナ・ボナム・カーター)が見つけてきたオーストラリア人ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)の治療を、しぶしぶながら受けるようになる。
ライオネルが施すちょっと風変わりな言語療法は笑えますし、ジョージ6世を陰で支えるエリザベスの献身もいいです。(ヘレナ・ボナム・カーターはこういう役をしないとだめだよね、魔女とかばかりやってないで。)
「生まれつき吃音の人はいない。」というライオネルの言葉に励まされ、ジョージ6世が語る子供の頃の思い出。このあたりは王室の内幕暴露という感じですね。
ジョージ6世は次男なので、どこかで自分は国王になることはまずないという気持ちがあったはず。
ところが、父の死後王位を継承した兄は、離婚歴のある一般女性と結婚するために、退位してしまいます。
兄エドワード8世がそこまでほれ込んだ女性というのが、それほど美人ではないことや、上海の娼館にいたらしいとかいう噂がまことしやかに流れたり、このあたりもゴシップ好きの心をくすぐります。
折りしも、ヨーロッパではヒトラーの脅威がせまっており、ジョージ6世は最も難しい局面で王位を継承しなければならなくなる。果たしてジョージ6世は「自分の言葉」を、国民に届けることができるのか?
ジョージ6世が子供たちと一緒にヒトラーの演説をTVで見るシーンがあります。
「何をいってるのかはわからないけど、この男の演説は上手い。」というジョージ6世。
指導者には聞くものに訴えかける言葉をこえた何かが必要なのですね。
そういえば、あまり評判はよくなかったけど、「我が教え子、ヒトラー」というヒトラーに演説を教えた人の映画がありましたが、比べてみるとおもしろいかも。
コリン・ファースは文句なくよかったけど、ちょっと配役が気になりました。
チャーチル役をティモシー・スポールがやってるんですが、ヘレナ・ボナム・カーターとのツーショットには、まさにヴォルデモードの悪の軍団!!その上、ジョージ6世の父はマイケル・ガンボン(ダンブルドア校長)ですよ!!イギリスの主だった俳優はほとんどハリポタに借り出されてるから、仕方ないけど。
いちばん気になったのは、ガイ・ピアース。彼が出てるのは知ってたけど、まさかコリン・ファースの兄役とは!!いくらなんでも年齢がおかしいです。
ジョージ6世の素顔をおさめたドキュメンタリーも同じ日にリリースされるみたなので、もう1度観なおそうかなとは思っています。
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
押しつけがましくなく感動を誘う。
そこはかとないユーモアと端正な展開、あちこちに気の利いたセリフが散りばめられた、とても良い作品です。
英国王室が舞台ですが、政治的な香りは控えめ。ジョージ6世を一人の人間として描いているので、肩の凝るような重厚さはありません。美術とかはとても豪華で、お金のかかった映画だと思うんだけど、むしろ素敵な小品を観たときのような後味が残ります。
決して説明過多にはなっていないのに、登場人物たちの心情がしっかり察せられるのは、脚本や演出、それに役者の演技が的確なんでしょうね。ラストには、やっぱり感動させられちゃいました。
キャラクターみんな魅力的ですが、中でもヘレナ・ボナム=カーター演じるエリザベス妃が良いな。人間臭くて、愛情豊かで。英国王としてのスピーチを終えた夫に、ちょっと軽口を言った後、我慢できずに一瞬表情が歪むところにはジンとしました。
実話に基づいているので、吃音が何かのメタファーになっているわけではないんだけど、観る人それぞれの悩みや苦手なことに置き換えられそうですね。
もしかしたら、それを克服するための、ちょっとしたヒントにもなるかもしれません。
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
感動したと同時に英国王室を知るチャンスにも巡り会えました
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
第83回アカデミー賞で、作品賞・監督賞・脚本賞・そして、コリン・ファースが主演男優賞に輝いた作品です。
実は私はてっきり「ソーシャルネットワーク」が受賞すると思っていました。だって、「英国王のスピーチ」なんて知りませんでしたから・・・。
この作品は英国王室の知られざる実話を描いたものですが、実は1981年にも制作が持ち上がったそうです。
しかし、故ジョージ2世の妻エリザベス王妃が「私が死んでからにして」と言った為に制作されなかったのだそうです。
この映画は、吃音で悩んでいた英国王ジョージ6世(コリン・ファース)と言語療法士ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)の感動の実話です。
ジョージ6世は現エリザベス女王の父です。幼少の頃から吃音(発声障害・どもり)があり無口だったのです。
また左利きなのに右利きに矯正され、足もX脚のため器械を装着していたそうです。性格は内向的で人前に出ることが嫌いだった。
愛称はバーディです。そんなバーディが大人になりエリザベス(ヘレナ・ボナム・=カーター)と結婚し2人の娘を授かります。幸せな家庭生活だった。
そんな時、父であるジョージ5世が亡くなり、兄エドワード(ガイ・ピアース)が国王となります。
しかし、エドワードは2度の離婚暦がある女性と恋に落ち国王の座を退きます。バーディが国王にならざるを得ない状況になるが、拒否し泣き続けた。
時は一刻一刻と迫ってきます。なにしろ人前が苦手な上にスピーチなんて最悪、国王だなんて全く自信がなく恐怖だったのです。
吃音の治療をするため妻エリザベスは言語療法士であるライオネル・ローグの診療所に連れて行きます。
それが縁で、治療に際してはいろいろありましたが(それがメインですが)ライオネルに出会ったことでバーディは変わります。
最後には素晴らしいスピーチが出来るようになるのです。バーディはライオネルを生涯親友としてそばにおいたそうです。
ラストのスピーチには泣かされました。
でも、現エリザベス女王の父が引っ込み思案で吃音に悩んでいたなんて驚きました。
真面目で家族を大事にし国王になってからは国民と一緒になって戦争も乗り越えた。立派な人だったのですね。
52歳でこの世を去り、娘のエリザベス王女が女王となるのですが、父ジョージ5世の面影が重なって見えるような気がしました。
「英国王のスピーチの真実・・・」も観たので、英国王室のことがだいぶ分かりました。
この映画に出会い英国王室を知るいいチャンスにもめぐり合えたことを嬉しく思います。
☆因みに、「英国王のスピーチの真実・・・」では、貴重な実際の映像がモノクロですがいろいろとご覧になれます。
ジョージ6世の実際のスピーチの様子などはもちろん、戴冠式の様子や公務、家族など、第二次世界大戦時やヒトラーの映像など・・・。
そうそうエリザベス女王の戴冠式や生まれたばかりのチャールズが洗礼を受けてるシーもありました。
そういえば、ガイ・ピアース演じるエドワード8世ですが、女たらしのように描かれていますが、実は国民には支持されていたようで
国王を退かないで欲しいと言う声が多かったそうです。
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
さりげない一人の男の物語
投稿日
2011/08/25
レビュアー
ミルクチョコ
本作の主人公は、現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の話です。
王室の厳格なしつけの影響で、吃音症を患ってしまったジョージ(コリン・ファース)とオーストリア出身の言語療法士ライオネル。身分も出身もまるで違う二人が、時にはユーモラスたっぷりに、時には激しくぶつかり合いながら、固い友情で結ばれていく姿が胸を打ちます。
コリン・ファースとジェフリー・ラッシュという演技賞候補の常連二人ががっぷり組み、吃音に悩む英国王と、吃音矯正の専門家の友情物語を、熱すぎずも冷たすぎずもしない絶妙な温度で見せているとことが面白いです。
王室に生まれるプレッシャーなど、私たちには実感しようもないのですが、王室ならではの苦しみや大変さがあるのでしょうね。
普段は外側からしか感じることの出来ない王室を 内側から見て、しかも、ただの一人の人間として注目しています。 その点が好意的に思えるポイントでもあったように思います。
一見地味な素材を王と療法士との二人のやり取りをじっくり描くことで、お互いの人間性を認め合う間柄になるまで昇華させた点がドラマ性を高めたように思います。
国王としての自身の資格に迷い、ふがいなさに打ちひしがれながらも、国民のために粛々と運命を受け入れ、決して逃げ出さない、ジョージ6世を人間味たっぷりに好演し、やがて国民に愛される、強く優しいリーダーへと変わっていく彼は皆の共感を呼び、人と人との信頼関係を、築いていく流れが優しくてほっとしました。
伴侶ティム・バートン作品の変な役の印象が強かったヘレナ・ボトム・カーターも、出しゃばりすぎない助演で演技派の面目を保っています。
国王と療法士、二人が共に臨むラストの壮厳で誇り高いスピーチは、ベートーベン交響曲第7番の高まりと共に、心に響きます。
信頼には力があり、信頼できる人の言葉には力がある。
投稿日
2011/09/03
レビュアー
ロキュータス
(かなりネタバレ)
あらためてイギリスとアメリカはスピーチが文化として、根づいている国と思います。
シェークスピアにも出てくるし、政治家や有名人の歴史的名スピーチがいくつもある。
教会の説教や社交の場としてのパーティによるものなのか、英語という言葉の特性なのか、国民性なのでしょうか。
この映画は、王室の一員に生まれたが、王になる予定ではなかった、そして王になりたくはなかったのに、王位に就かざるを得なくなった一人の男性の物語。
しかも状況と時期が悪い。
兄のエドワード8世が、王位よりも、2度の離婚歴のあるアメリカ女性シンプソン夫人との結婚を選んで退位。
1936年。 日本では2.26事件が起こった年。
演説と宣伝による扇動のカリスマ・ヒトラー率いるナチス・ドイツが台頭し、ベルリン・オリンピックを成功させたばかり。
内気な性格と吃音と向き合い、苦手なスピーチを克服させたもの。 そして王として国民から勝ち得たもの。 それは自分自身への信頼であり、妻やセラピストら人への信頼。
本作のハイライトは今から72年前の、1939年9月3日。 2日前のドイツのポーランド侵攻に対して、イギリス・フランス両国は対独宣戦布告に踏み切り、第二次世界大戦に突入することになった日、英国王として彼・ジョージ6世が行ったスピーチ。
本作の後の史実として、ジョージ6世一家は、戦時中も空襲が続くロンドンから疎開せず、戦前には必ずしも好感を抱いてたはいなかったチャーチルの挙国一致内閣を支え、常に毅然と冷静な態度を示して、英国民の支持と信頼を得て、戦中・戦後の困難な時期を克服していったと言えます。
王はただ王に生まれるのではない、王になるのだ。
言葉には力があり、信頼が言葉に力を与える・・・・ということがテーマの映画であり、好感が持てます。
これでアカデミー賞の主演男優賞を獲ったコリン・ファースはもちろんですが、ジェフリー・ラッシュとヘレナ・ボナム・カーターの好演がすばらしいです。
他にも、ガイ・ピアース、マイケル・ガンボン、デレク・ジャコビらキャストにも英国映画界の分厚さを感じます。
すでに何回かコメントで書いたことですが、ジョージ5世の王妃で6性の母メアリーを演じたのは、『ライムライト』の主演女優クレア・ブルーム。 今年80歳での健在ぶりが見られます。
脚本はベテラン脚本家ですが73歳にして本作でオスカーを受賞したデヴィッド・サイドラー。
自身も吃音で苦しんできた彼が30年以上温めてきた企画で、ヘレナ・ボナム・カーターが演じたエリザベス皇太后と生前作品化しないと約束していた(皇太后は2002年101歳で死去)のと、サイドラー自身が離婚(妻は共同脚本執筆のパートナーでもあった)とガンを克服しての、渾身の一作での遅咲きの栄冠。
さて本作の評価、とんがったところ、強烈な印象を残すような映像感覚もなく、よくまとまった好感の持てる秀作ではあるが、作品としては「ある意味、普通」というのも否定しがたいところ。
アカデミー賞の監督賞も本作のトム・フーパーではなく、『 ソーシャル・ネットワーク 』のデヴィッド・フィンチャーがふさわしいと思いますし、
作品賞も『 ソーシャル・ネットワーク 』『 ブラック・スワン 』『 ファイター 』『 トゥルー・グリッド 』『 トイ・ストーリー3 』を押しのけての受賞。
保守的なアカデミー賞で、敵の少ない無難な作品が広範な支持を集めた・・・・との陰口もちらほら。
おそらく、そうした声の答えになるのが、この年のアカデミー賞授賞式で作品賞のプレゼンターを務めたスティーブン・スピルバーグが発表直前に行ったスピーチ。
「これから発表する10本のうち1本が、『 波止場 』『 真夜中のカーボーイ 』『 ゴッドファーザー 』『 ディア・ハンター 』などの列に名を連ねることとなり、 残りの9本が 『 怒りの葡萄 』『 市民ケーン 』『 卒業 』『 レイジング・ブル 』などの列に名を連ねることとなります。
いずれにしても素晴らしいことです 」
なるほど、スピーチが文化として根づいている国ならではの、名スピーチでした。
ガイ・ピアースが「兄」とは、いくらなんでも!!
投稿日
2011/08/07
レビュアー
パープルローズ
アカデミー賞受賞の翌日、しかも映画の日ってことで、かなりキャパの大きい劇場にもかかわらず、8割くらいは埋まってました。
けど、ちょっと期待度が上がりすぎたかな? よくも悪くもオーソドックスな作品で、私は「ソーシャル・ネットワーク」の方がおもしろかったです。
これはこれでよくできた映画であることは確かなんだけど。
幼い頃から吃音に悩む、国王ジョージ5世の次男デューク候ジョージ6世(コリン・ファース)。
何人もの言語療法士の治療を受けるが、一向に成果はあがらない。
妻エリザベス(ヘレナ・ボナム・カーター)が見つけてきたオーストラリア人ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)の治療を、しぶしぶながら受けるようになる。
ライオネルが施すちょっと風変わりな言語療法は笑えますし、ジョージ6世を陰で支えるエリザベスの献身もいいです。(ヘレナ・ボナム・カーターはこういう役をしないとだめだよね、魔女とかばかりやってないで。)
「生まれつき吃音の人はいない。」というライオネルの言葉に励まされ、ジョージ6世が語る子供の頃の思い出。このあたりは王室の内幕暴露という感じですね。
ジョージ6世は次男なので、どこかで自分は国王になることはまずないという気持ちがあったはず。
ところが、父の死後王位を継承した兄は、離婚歴のある一般女性と結婚するために、退位してしまいます。
兄エドワード8世がそこまでほれ込んだ女性というのが、それほど美人ではないことや、上海の娼館にいたらしいとかいう噂がまことしやかに流れたり、このあたりもゴシップ好きの心をくすぐります。
折りしも、ヨーロッパではヒトラーの脅威がせまっており、ジョージ6世は最も難しい局面で王位を継承しなければならなくなる。果たしてジョージ6世は「自分の言葉」を、国民に届けることができるのか?
ジョージ6世が子供たちと一緒にヒトラーの演説をTVで見るシーンがあります。
「何をいってるのかはわからないけど、この男の演説は上手い。」というジョージ6世。
指導者には聞くものに訴えかける言葉をこえた何かが必要なのですね。
そういえば、あまり評判はよくなかったけど、「我が教え子、ヒトラー」というヒトラーに演説を教えた人の映画がありましたが、比べてみるとおもしろいかも。
コリン・ファースは文句なくよかったけど、ちょっと配役が気になりました。
チャーチル役をティモシー・スポールがやってるんですが、ヘレナ・ボナム・カーターとのツーショットには、まさにヴォルデモードの悪の軍団!!その上、ジョージ6世の父はマイケル・ガンボン(ダンブルドア校長)ですよ!!イギリスの主だった俳優はほとんどハリポタに借り出されてるから、仕方ないけど。
いちばん気になったのは、ガイ・ピアース。彼が出てるのは知ってたけど、まさかコリン・ファースの兄役とは!!いくらなんでも年齢がおかしいです。
ジョージ6世の素顔をおさめたドキュメンタリーも同じ日にリリースされるみたなので、もう1度観なおそうかなとは思っています。
押しつけがましくなく感動を誘う。
投稿日
2012/02/07
レビュアー
ゆういちろう
そこはかとないユーモアと端正な展開、あちこちに気の利いたセリフが散りばめられた、とても良い作品です。
英国王室が舞台ですが、政治的な香りは控えめ。ジョージ6世を一人の人間として描いているので、肩の凝るような重厚さはありません。美術とかはとても豪華で、お金のかかった映画だと思うんだけど、むしろ素敵な小品を観たときのような後味が残ります。
決して説明過多にはなっていないのに、登場人物たちの心情がしっかり察せられるのは、脚本や演出、それに役者の演技が的確なんでしょうね。ラストには、やっぱり感動させられちゃいました。
キャラクターみんな魅力的ですが、中でもヘレナ・ボナム=カーター演じるエリザベス妃が良いな。人間臭くて、愛情豊かで。英国王としてのスピーチを終えた夫に、ちょっと軽口を言った後、我慢できずに一瞬表情が歪むところにはジンとしました。
実話に基づいているので、吃音が何かのメタファーになっているわけではないんだけど、観る人それぞれの悩みや苦手なことに置き換えられそうですね。
もしかしたら、それを克服するための、ちょっとしたヒントにもなるかもしれません。
感動したと同時に英国王室を知るチャンスにも巡り会えました
投稿日
2011/09/05
レビュアー
mikitty.
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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第83回アカデミー賞で、作品賞・監督賞・脚本賞・そして、コリン・ファースが主演男優賞に輝いた作品です。
実は私はてっきり「ソーシャルネットワーク」が受賞すると思っていました。だって、「英国王のスピーチ」なんて知りませんでしたから・・・。
この作品は英国王室の知られざる実話を描いたものですが、実は1981年にも制作が持ち上がったそうです。
しかし、故ジョージ2世の妻エリザベス王妃が「私が死んでからにして」と言った為に制作されなかったのだそうです。
この映画は、吃音で悩んでいた英国王ジョージ6世(コリン・ファース)と言語療法士ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)の感動の実話です。
ジョージ6世は現エリザベス女王の父です。幼少の頃から吃音(発声障害・どもり)があり無口だったのです。
また左利きなのに右利きに矯正され、足もX脚のため器械を装着していたそうです。性格は内向的で人前に出ることが嫌いだった。
愛称はバーディです。そんなバーディが大人になりエリザベス(ヘレナ・ボナム・=カーター)と結婚し2人の娘を授かります。幸せな家庭生活だった。
そんな時、父であるジョージ5世が亡くなり、兄エドワード(ガイ・ピアース)が国王となります。
しかし、エドワードは2度の離婚暦がある女性と恋に落ち国王の座を退きます。バーディが国王にならざるを得ない状況になるが、拒否し泣き続けた。
時は一刻一刻と迫ってきます。なにしろ人前が苦手な上にスピーチなんて最悪、国王だなんて全く自信がなく恐怖だったのです。
吃音の治療をするため妻エリザベスは言語療法士であるライオネル・ローグの診療所に連れて行きます。
それが縁で、治療に際してはいろいろありましたが(それがメインですが)ライオネルに出会ったことでバーディは変わります。
最後には素晴らしいスピーチが出来るようになるのです。バーディはライオネルを生涯親友としてそばにおいたそうです。
ラストのスピーチには泣かされました。
でも、現エリザベス女王の父が引っ込み思案で吃音に悩んでいたなんて驚きました。
真面目で家族を大事にし国王になってからは国民と一緒になって戦争も乗り越えた。立派な人だったのですね。
52歳でこの世を去り、娘のエリザベス王女が女王となるのですが、父ジョージ5世の面影が重なって見えるような気がしました。
「英国王のスピーチの真実・・・」も観たので、英国王室のことがだいぶ分かりました。
この映画に出会い英国王室を知るいいチャンスにもめぐり合えたことを嬉しく思います。
☆因みに、「英国王のスピーチの真実・・・」では、貴重な実際の映像がモノクロですがいろいろとご覧になれます。
ジョージ6世の実際のスピーチの様子などはもちろん、戴冠式の様子や公務、家族など、第二次世界大戦時やヒトラーの映像など・・・。
そうそうエリザベス女王の戴冠式や生まれたばかりのチャールズが洗礼を受けてるシーもありました。
そういえば、ガイ・ピアース演じるエドワード8世ですが、女たらしのように描かれていますが、実は国民には支持されていたようで
国王を退かないで欲しいと言う声が多かったそうです。
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英国王のスピーチ