ハムナプトラ２／黄金のピラミッド

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１９３２年の「ミイラ再生」のリメイクとした始まったシリーズ第二弾の作品である。新たにスコーピオン・キングなるキャラクターを登場させストーリーに奥行きを持たせる事に成功している。この作品のお陰でハムナプトラ外伝といえる「スコーピオン・キング」が制作される。スコーピオン・キングを演じるのはアメリカの人気プロレスラー「ザ・ロック」である。個人的に彼を見ていつも思う事がある。それは若い頃のアーノルド・シュワルツェネッガーにタイプ的に似ているということ（笑）。この作品や「スコーピオン・キング」での彼は、コナンシリーズに出ていたシュワちゃんを彷彿とさせてくれる。

さて、前作から７，８年経過し、リックとエヴリンは結婚し一人の息子、アレックスを設け幸せに暮らしていた。ジョナサンは相変わらず（笑）。ところがエヴリンには変な夢を見るという悩みが最近あるらしく、その夢に従いリック、アレックスの協力の下、発掘作業を進めていた。一方、大英博物館の館長はハムナプトラでイムホテップを復活させるべく発掘作業をしていた。その目的はスコーピオン・キングの復活にあった。彼らが欲しているものはアヌビスの腕輪。その腕輪をエヴリン達がいち早く発掘しイギリスへ持ち帰ってしまう。その一報を聞いた館長ら一味はエヴリンたちから腕輪を奪い取ろうとするところからこの物語は始まる。

館長一味に追われるリック達。二階建てバスアクションはとてもおもしろかったし、二階建てバスに乗らないといけなくなってしまったいきさつも笑えた。ジョナサンとアレックスの息もピッタリとあっていた。８歳のアレックスは生意気な盛り（笑）。その可愛らしさとジョナサンのおバカぶりが何ともいい味を出している。前作同様ドタバタアドベンチャーだが、しっかり、リックとエヴリン、イムホテップとアナクスナムンの愛情描写を忘れずに入れている所がにくい（笑）。今回の目玉はやっぱりスコーピオン・キングに尽きる。ラストキングが復活して大暴れするシーンはとても迫力があってこんなの本当にいたら怖いと思わせた（笑）。このシーンのキングはすべてＣＧである。でもエヴリンが王女ネフェルティティの生まれ変わりだなんて凄い設定である（笑）。今回はエヴリンのアクションも見所かも（笑）。

　スマッシュヒットとなった１作目の公開中にとっとと製作が決定した続編。
　今どき、続編の是非なんて野暮なことは言う気はありません。
　要は作られた続編がおもしろければ大歓迎。
　っていう意味からすると本作は、監督のスティーブン・ソマーズが続編製作決定にびっくりして慌てて脚本を書いたからなのかどうかは分かりませんが、残念ながら１作目のように
　「あ〜おもしろかった」
にはならなかったのでした。

　１作目の設定、結末・・・いろいろなものを一切無視して都合のいいように作られたストーリーはまったくもって面白味なし。
　冒頭に出てきたスコーピオンキングなんて途中完璧に忘れてたし。
　それに、作り手の神経疑うような後半の反則場面には不快感さえ覚えました。あれはアカンやろ、ホンマ。

　映像に関しては、確かに観るべきものがあると思います。
　映像的な見せ場はてんこ盛り。それは認めます。
　でも、それだけじゃ、困る。

そこかしこにB級のにおいがしますが、エジプト秘宝アドベンチャーものが好きな方にはおすすめ。前作を見てなくても楽しめるでしょう。

前作より、全然おもしろかった。
前作で、お人形のようだった、Ｒａｃｈｅｌ Ｗｅｉｓｚが、今回はアクションもこなし、大活躍。
ＳＦＸもすごい。
ＷＷＦのＴｈｅ Ｒｏｃｋも見物です。
これは必見。

前作見てない方は、必ず見てからにしていただきたい。
深いです。

個人的にはこちらの続編の方が面白いし、ストーリーも練れていると思います。
前作では、おぼこの様に幼さを感じさせたレイチェル・ワイズが大人っぽくなってエロくなっていたのが良かった。
好みではありませんが、前作から本作までの間に女優としても成長を感じさせました。

それなりに楽しめるシリーズでした。
これから、ついでに番外編のスコーピオン・キングを見てみようと思います。