ザ・コード／ＴＨＥ　ＣＯＤＥ・暗号

クサい演出ですけど、狙ってそうしているんだと思います。
椎名と宍戸はさらにクサかったです。
これは狙った物ではないと思います。
映画とは関係ないんですけど、椎名と宍戸の年齢差が合わないのも気になりました。

暗号解読ミステリーですが、アクションも少しあります。

稲森いずみがきれいでした。

ストーリーは普通で人間関係の隠している部分もバレバレなんですが、昭和っぽい探偵さんの雰囲気が○です。
時代設定は一応現代みたいですが。。
探偵ものお約束の探偵道具もちょっとだけ出てきます。

ハンドガンで数百メートル離れたところたら額一撃は納得いきませんでした。

評価６８点（１００点満点）
「探偵」という言葉を聞くとやはり明智小五郎や海の向こうでは「サンセット７７」なんかを懐かしく思い出してしまう。今では興信所が一般的で探偵事務所なんて看板もあまり見なくなったが、浮気や家出人調査にその需要があると聞く。
本作はちよっとレトロな感じが漂う探偵事務所がでてくるし、冒頭には時限爆弾の暗号を解読して爆発を食い止める天才が登場する。「解けない暗号を解いてみたい」と天才（尾上菊之助）は言う。
そして舞台は上海へと。上海マフィア、美しい歌姫（お世辞にも歌が上手いとはいえないが）、謎の男、怪しげな情報屋が入り乱れて旧日本軍の隠蔽した財宝を巡っての探偵ごっこがくり広げられる。
残念ながらさして迫力もなくストーリー展開も稚拙で面白くない。
ただ映像はノスタルジックな撮り方でなんとなく懐かしい感じがするところが良かったように思うが。
宍戸錠扮する老探偵、エースのジョーを名乗って腰にガンベルトと拳銃、遠い昔日活無国籍アクション映画で大活躍した勇姿とは違うところが微笑ましい。「枯れた木ほどよく燃える」と言うのはちよっと失礼かなぁ。

　「怪談」での菊之助さんの男の色気に、ファンになりました。
今回は、謎めいた部分の多い探偵の役ですが、難解なコードを解くというので、どう話が展開するのかと楽しみでした。

　全体として、話がまとまっているようで、少し無理なところがほころびとなった感があります。
川崎市で、暗号解読により爆弾解除までは問題なし。この後、見たこともない暗号に、解読したい衝動で上海に舞台が移動します。

まさに、時代錯誤のような感覚が抜けない設定ですが、それもまあとやかくは・・。

一番の問題は、松方弘樹さんが、「坊主、大きくなったな」と、宍戸錠さんに言うシーン、銃で撃ち合うシーン。
どう見ても、坊主のほうが年寄りに見えてて、動きもおたおたしている。これはキャスティングに無理ありと思いました。

台詞、台詞、台詞。
日本映画ってどうして、こういう展開しかないんだろう。
早送りで鑑賞終了。

冒頭１０分で満足の作品。
あとは、眠さとの戦い。
「まさか・・・」が現実になるストーリー展開に、
「してやったり」という感動も無く、
「だろうね・・・」とあきらめの溜息をつくのであります。

それにしたって稲森いずみ！！
歌が、へたすぎるだろぃ！！

吹き替えという選択肢は？無かった？監督の好みで？