ポルターガイスト

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Tobe Hooper監督の「スペースバンパイア 」レビューと若干重複しますがご容赦を。本作はSteven Spielberg監督が「悪魔のいけにえ」を見て感動し、以前に自身がTVシリーズで製作した「SOMETHING EVIL」(日本版ヘキサゴン)をモチーフに映画化。監督を任されたHooperはやる気満々だったが、演出について次第に意見が対立しスタジオのMGMと喧嘩する事態に発展。結局編集はSpielbergが担当し、本作でトラブル・メーカーのレッテルを貼られたHooperはハリウッドから追放されてしまったが、3年後に前出の「スペースバンパイア 」で復活を果たした。因みにSpielbergは本作のロケ地と同じ場所で同時に「E.T.」も撮ってた(だから他人に任せたのだ)世紀の大作を同時に撮れる彼が天才だった事は紛れも無い事実。そんな微妙なニュアンスで作られた本作ですが、しかし出来上がりは「A級ホラー」と言う数少ない称号を与えても良い、格調高いMGMらしいホラー映画に仕上がった。まあ作品の生い立ちからしてHooperファンが物足りないのも当然で、私的にはSpielbergは製作に徹して欲しかった、まあ若気の至り、とでも言う所か。設定そのものは地味なのでHooperが演出してればオカルト色の強い作品が出来た事は容易に想像できる。処が商売を考えたMGMとSpielbergは本作に「家族愛」のテーマを付け加えた。これが2人の喧嘩の元となり評価も真っ二つに分かれる訳だが、私はHooperに一票を入れたい。Spielbergが描きたかった家族愛は、同時進行で作られた「E.T.」で達成されてるだけに、なんだかなぁーと思う。Oscar作曲賞はどう考えても私のフェイバリットJerry Goldsmithだと思うが、受賞はJohn Williamsの「E.T.」なのだから皮肉としか言いようが無い・・・残念。因みに視覚効果賞と音響賞も「E.T.」に取られてる、本作は無冠の帝王なのだ。それでも歴史に残るホラーの名作である事に変わりない、残念ながらTVで放送し辛い場面が有る為に今時の知名度が今一つなのが残念だ。

続編「2」はオカルトからモンスター映画に様変わりして失速。止せばいいのに夢をもう一度と「3」を作り撃沈、更にHeather O'Rourkeちゃんが帰らぬ人に、合掌・・・。

おのおのがた　トビー・フーパー　トビー・フーパー　トビー・フーパー殿でござるぞ　スピルバーグひかええ　ひかええ　ひかええ　ズがたかいは！

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ふいに観たくなりポチっとしたらすぐに届いた。

当時は凄い怖い映画だった様に思っていたのに、今見ると、家族愛が心に響きました。

そして、「ポルターガイスト現象」がメインなので、役者さん達の演技に注目してしまった。

無い物を有る様にして演技しなくてはいけない訳ですよね。
とても難しいと思います。
演技力に関心してしまいました。

「怖い」か、と言われると、今は怖くはないけれど、やはり優れた作品だと思う。

今の今まで忘れていましたが、キャロル・アンちゃんは今は亡き人なんですよね…幼き愛らしい女優に…合掌…

わりと知られた話だが、本作の実質的な監督は製作総指揮だったスピルバーグらしい。なるほど、どこからどう観ても、トビー・フーパーというより、80年代のスピ色が強い。

子供のころ、かなり好きだった作品。今は感性もすっかりスレてしまったけど、当時は未知のものに対する恐怖心と好奇心が刺激されて、観ててゾクゾクしました。
いちばん象徴的なのは、真っ暗い部屋に青白く浮かびあがる、テレビの砂嵐のシーンかな。子供の頃って、あーいうものに対して、別世界と交信できるような気がしたり、何かが潜んでるような怖さを覚えたり、ムクムク想像力が膨らむんだよねー。
普通オトナになると忘れちゃう感覚ですが、スピルバーグはしっかり覚えてて、それを作品に焼き付けている。特に初期にはその“子供センス”が顕著だったから、実際に子供だった自分はズッポリ夢中にさせられました。

今から初めて本作を観る人には、どーなんでしょうね？ホラーというよりアトラクション的な映画で、特段怖いという感じではないですから。
あ、子供の「はじめてのホラー」には適した作品かもしれませんww。残酷な描写もないし。

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「ポルターガイスト（Poltergeist）」とはドイツ語で、polter（騒がしい）+geist（霊）、すなわち「騒がしい霊」という意味の表現だと言う。（by wikipedia）
この作品の監督は、『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパーですが、何とスピルバーグが製作したホラーシリーズの第1作目だそうです。
実は、『ポルターガイスト』製作期間が『E.T.』の公開と重なり多忙だった為、製作側に回ったと言うことです。
さて、本作はとても有名なのでタイトルと心霊現象そして女の子は何となく知っているがストーリーはちょっと・・・と言う方もいらっしゃるのではないのかと思います。実は私もそんな1人でした。

郊外の新興住宅地に越して来たファミリーに不思議な現象が起きます。5才の少女キャロル・アンがテレビに話しかけています。テーブルや物が勝手に動いたりする現象が起きる。
嵐の夜に子供部屋に突風が吹き込み、8才のロビーが庭の大木に襲われる。そして、5才の少女キャロル・アンが光に吸い込まれ消える。何処に行ったのか探すが見つかりません。
その後、テレビから「ここから出してー」と言うキャロル・アンの声が聞こえるのです。そこで、超心理学の研究者3名が色々な機材を持ち込み泊まり込むが、霊は色々悪さをし手に負えません。
そこで、霊媒師を家に招き光る霊に挑むのです。特にママは霊媒師の命令に従い命を懸けます。そしてキャロル・アンを救い出します。・・・霊は去ったのか、静かになった。
その土地は墓場で死体を掘り起こさず家を建てたことが原因だと判明。一家は引っ越そうとします。ここで、終りかと思いきや、ここからが最高に盛り上がるクライマックスシーンに突入します。
キャー!! スゴイです!!　霊が大暴れし骸骨もフラフラとゾクゾク出て来ます。逃げるんだーーーー!!

★なぜか恐怖はあまり感じませんでしたが、とても面白く最後まで目が離せませんでした。ファミリーで、カップルで、お友達同士で、どなたにもおススメのホラー映画です。
続編に、『ポルターガイスト２』1986年、『ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…』1988年が制作されていますが、DISCASではお取り扱いがありませんので、宜しくお願い致します。