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松本清張原作、テレビ朝日開局50周年記念番組として製作されたサスペンスドラマの前編。昭和32年、福岡市の香椎海岸で発見された男女の情死体に疑問を抱いたふたりの刑事が、真犯人探しに奔走する。ビートたけし、高橋克典ほか豪華キャストが共演。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR7968 | 2008年03月21日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 1人 |
松本清張原作、テレビ朝日開局50周年記念番組として製作されたサスペンスドラマの後編。安田が佐山とお時殺しの犯人だと確信する鳥飼だったが、安田にはアリバイがあった。そんな折、産建省の佐々木が石田の代理でアリバイを証言するために出頭し…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR7969 | 2008年03月21日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 1人 | 0人 |
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あまりに有名な傑作ミステリーのドラマ化。五十年前の作品だが、骨太かつ緻密で、一本筋の通った推理ドラマだ。清張氏の作品は「描かれ過ぎていて」そこに何かを足すのが難しい。それほどに完成された作品群である。本作(07.テレ朝)は今時のテレビドラマとしてはなかなかの出来。一部は「空白の4分」編。二部であるこの巻は「アリバイを崩せ」編だ。
博多東署(原作では福岡署)の刑事・鳥飼重太郎をビートたけしが演じ、彼に感化される本庁の刑事・三原紀一を只野…じゃなくて高橋克典。安田交易社長・安田を柳葉敏郎。三原の上司・笠井を橋爪功がそれぞれに好演した。
素晴らしかったのが安田の妻、夏川結衣の演技。全ての思いを飲み込み、夫の為だけに生きた女を静かに演じきった。彼女の部分だけは、原作の表現を超えたと言ってもいいかもしれない。いい女優さんだ。
ベテランのオッサン俳優ばかりで、泥臭い世界観を保ったのも好感。いつも誰かしらアイドルがねじ込まれては、ドラマを軽くしてしまうのが常なので。
原作ではほとんどが三原の単独捜査なのだが、本作で鳥飼をフィーチャーした脚色は正解。鳥飼という男の執念が、周囲の人物を巻き込み、じっとりと濃密な雰囲気のドラマを形成した。たけしの鳥飼は、なんだかおぼつかないセリフ回しなのだが(博多弁は最初から諦めたと見える)これがまた、途中から鳥飼という人物そのものになっていく。彼の演技を見ると、役者はセリフが巧く言えればいいとは限らないのだ、と気付かされる。
前巻で、実際に再現された香椎駅前のオープンセットは、テレビドラマの域を超えた出来だった。(現地を知っていると、その変わりようも実感できる) 東京駅も、大阪の車両基地を使って、実際に線路上にセットを建てたという力作なのだが、CGとのマッチングの悪さのせいで、全体がCGに見えてしまったのが、残念。メイキングで見ると、その労作ぶりが分かる。
私の郷里に建つ松本清張記念館では、以前、アニメーション版の『点と線』を上映していた。この話はそのエッセンスだけで観ても、十分楽しめる作品なのだ。「古臭い」と片付けず、古さをも味わって観て欲しい。
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評価80点(100点満点)
先日テレビのスペシャルドラマとして松本清張の「地方紙を買う女」「黒い樹海」が二夜連続で放映されていたがちよっと物足らなかったので2007年に放映されたビートたけし主演の作品をひっぱりだしてみた。
「点と線」は言うまでもなく松本清張の不朽の名作であり、本格的な推理小説の代表作でもある、
九州で情死心中と断定された事件に、遺品であった列車食堂の伝票から疑念を抱いた所轄署の老刑事鳥飼がなりふりかまわず事件の真相究明に全力を挙げるというもので、そこには昔堅気の刑事の執念や人情が人間ドラマとしても描かれている。
経産省の汚職がらみの事件でもあり本庁の刑事三原も鳥飼と協力するが、上層部からの圧力にも抗い、鳥飼に引っ張られるように事件に向き合うところがなかなか小気味よいところ。
東京駅での4分間の空白、完璧と思われたアリバイくずしなど推理作品の原点を見るような感じ、まだ新幹線もない時代での汽車の旅、今日のスピード感とは全く違う世界がそこにある。
鳥飼刑事が口ずさむ「上海帰りのリル」が物悲しい。
このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています
すっごく期待して見ただけに、ちょっとがっかり。
2巻になってる時点で、長いの分かってたんだけど、
たるさもあって、1.3倍速で見たかったのに、
タケシのカツゼツじゃ、聞き取れないし。
我慢の4時間でした。
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男が一人で食堂車に行ったことだけで心中を疑うなんて、昔の刑事は科学よりも勘をたよりに捜査をするところがかっこいいですね。
単なるサスペンスとしてではなく、刑事の執念、政治腐敗、哀しい夫婦愛まで折り込んでそれらが重奏曲のように響き合って深いドラマになっていると思います。
本当は文庫本をじっくり読んだ方がいいのでしょうがDVD2本でも充分、松本清張の代表作を味わえます。
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地味好きにはたまらない。
時代設定もその当時のようだし、和風コロンボ的なのも良かった。
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ビートたけし×松本清張 点と線
(C)2007 テレビ朝日 ※こちらはイメージ画像になります。
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ユーザーレビュー:12件
投稿日
2008/06/18
レビュアー
ぴよさん
あまりに有名な傑作ミステリーのドラマ化。五十年前の作品だが、骨太かつ緻密で、一本筋の通った推理ドラマだ。清張氏の作品は「描かれ過ぎていて」そこに何かを足すのが難しい。それほどに完成された作品群である。本作(07.テレ朝)は今時のテレビドラマとしてはなかなかの出来。一部は「空白の4分」編。二部であるこの巻は「アリバイを崩せ」編だ。
博多東署(原作では福岡署)の刑事・鳥飼重太郎をビートたけしが演じ、彼に感化される本庁の刑事・三原紀一を只野…じゃなくて高橋克典。安田交易社長・安田を柳葉敏郎。三原の上司・笠井を橋爪功がそれぞれに好演した。
素晴らしかったのが安田の妻、夏川結衣の演技。全ての思いを飲み込み、夫の為だけに生きた女を静かに演じきった。彼女の部分だけは、原作の表現を超えたと言ってもいいかもしれない。いい女優さんだ。
ベテランのオッサン俳優ばかりで、泥臭い世界観を保ったのも好感。いつも誰かしらアイドルがねじ込まれては、ドラマを軽くしてしまうのが常なので。
原作ではほとんどが三原の単独捜査なのだが、本作で鳥飼をフィーチャーした脚色は正解。鳥飼という男の執念が、周囲の人物を巻き込み、じっとりと濃密な雰囲気のドラマを形成した。たけしの鳥飼は、なんだかおぼつかないセリフ回しなのだが(博多弁は最初から諦めたと見える)これがまた、途中から鳥飼という人物そのものになっていく。彼の演技を見ると、役者はセリフが巧く言えればいいとは限らないのだ、と気付かされる。
前巻で、実際に再現された香椎駅前のオープンセットは、テレビドラマの域を超えた出来だった。(現地を知っていると、その変わりようも実感できる) 東京駅も、大阪の車両基地を使って、実際に線路上にセットを建てたという力作なのだが、CGとのマッチングの悪さのせいで、全体がCGに見えてしまったのが、残念。メイキングで見ると、その労作ぶりが分かる。
私の郷里に建つ松本清張記念館では、以前、アニメーション版の『点と線』を上映していた。この話はそのエッセンスだけで観ても、十分楽しめる作品なのだ。「古臭い」と片付けず、古さをも味わって観て欲しい。
投稿日
2016/03/17
レビュアー
こうさま評価80点(100点満点)
先日テレビのスペシャルドラマとして松本清張の「地方紙を買う女」「黒い樹海」が二夜連続で放映されていたがちよっと物足らなかったので2007年に放映されたビートたけし主演の作品をひっぱりだしてみた。
「点と線」は言うまでもなく松本清張の不朽の名作であり、本格的な推理小説の代表作でもある、
九州で情死心中と断定された事件に、遺品であった列車食堂の伝票から疑念を抱いた所轄署の老刑事鳥飼がなりふりかまわず事件の真相究明に全力を挙げるというもので、そこには昔堅気の刑事の執念や人情が人間ドラマとしても描かれている。
経産省の汚職がらみの事件でもあり本庁の刑事三原も鳥飼と協力するが、上層部からの圧力にも抗い、鳥飼に引っ張られるように事件に向き合うところがなかなか小気味よいところ。
東京駅での4分間の空白、完璧と思われたアリバイくずしなど推理作品の原点を見るような感じ、まだ新幹線もない時代での汽車の旅、今日のスピード感とは全く違う世界がそこにある。
鳥飼刑事が口ずさむ「上海帰りのリル」が物悲しい。
投稿日
2010/02/14
レビュアー
Kaviすっごく期待して見ただけに、ちょっとがっかり。
2巻になってる時点で、長いの分かってたんだけど、
たるさもあって、1.3倍速で見たかったのに、
タケシのカツゼツじゃ、聞き取れないし。
我慢の4時間でした。
投稿日
2009/05/30
レビュアー
nurarihyon 男が一人で食堂車に行ったことだけで心中を疑うなんて、昔の刑事は科学よりも勘をたよりに捜査をするところがかっこいいですね。
単なるサスペンスとしてではなく、刑事の執念、政治腐敗、哀しい夫婦愛まで折り込んでそれらが重奏曲のように響き合って深いドラマになっていると思います。
本当は文庫本をじっくり読んだ方がいいのでしょうがDVD2本でも充分、松本清張の代表作を味わえます。